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黒い下着2の8
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:シナリオ 官能小説
ルール: エロラノベ。会話メインで進む投稿小説
  
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1:黒い下着2の8
投稿者: まさ ◆72/S7cCopg
 僕の中学校の修学旅行のときと同じように、最終日の朝は、みんなひどい
顔をしていた。午前中は練習があったが、ほとんどの者は眼を閉じて、眠り
ながら歌っていた。僕も、結局夜明け近くまでゲームをして遊んだり、雑談
にふけったりしていたから、落ちてくるまぶたを持ち上げるのに全力を注が
ねばならなかった。白井も、やはり修学旅行のときと同じく、目の下にクマ
を作って、美しい顔を台無しにしていた。練習の休憩時間中、僕は白井に近
付き、話しかけた。
「由紀も夜更かししたんだ?」
「ん? うん」
 白井は一瞬僕を見ると、何故かすぐに目を逸らして、頷いた。
「部屋で何してたの?」
 と僕が言うと、白井は再び僕に顔を向けた。寝不足で疲れている顔であっ
た。が、僕には、寝不足どころでないくらいに憔悴しきっている顔に見え
た。さらにその眼は、何かを訴えかけるような、弱弱しい光を放っているよ
うであった。
「唯ちゃんの相手をしてたの」
 白井はそう言った。水谷の相手。僕は、白井の言動にも態度にも、なにか
不吉なものを感じた。しかしそれははっきりとしたかたちをしておらず、そ
の感じの正体をつかむために行動することはできなかった。考えすぎだと思
えば、そう思えた。
 水谷を見ると、彼女は同じ一年生女子たちと何か話をしていた。やはり、
寝不足らしい顔をしていた。
「あの水谷の相手をしていたんじゃ、疲れたろ」
 僕は白井に目を戻して、言った。白井はようやく微かに笑った。
「そうなの。唯ちゃんてば、私を捕まえて、なかなか放さないものだか
ら…」
 と白井は言うと、また目を逸らし、伏し目になった。僕は、昨晩水谷と何
をしていたのか、具体的に訊いてみたかったが、訊くまでもなく、白井のそ
の態度に表れているような気がした。はっきりとしない、もやもやとしたな
にかが、徐々にかたちを明確にしようとしている気がした。いや! 僕は考
えすぎだと、邪推のしすぎだと思った。なんでもない、仲の良い、先輩と後
輩の戯れにすぎなかったはずだと、本心は疑念に満ちているのに関わらず、
そう思い込もうとした。
 僕の言葉は終始白々しかった。白井もまたそうであった。僕も白井も、騙
しあいみた様なことをしているに過ぎないことに、気付いていたのかも知れ
ない。認めなくなかっただけで。
 練習を終え、民宿のオーナーに部員全員で挨拶をして、そこを後にした。
昼頃は、顧問の先生の計らいで、付近を観光した。西湖とか、こうもり穴と
か奇妙な名のところへ行った。僕は富士山へ行きたいと思ったが、それはで
きなかった。いつか、白井と二人で来たいと思った。自宅の近所の、井の頭
公園の景色さえ、白井と二人でなら深い感慨を味わえるのだから、日本一高
い山に登って、白井と並んで、眼下に広がる風景を眺めたら、どれだけの感
動を味わえるか、想像もできなかった。
 観光中、白井は女友達と雑談しながら歩いていた。いつもと変わりのない
笑顔を見せていた。僕はそれを見ていくらか安心し、やはり僕の不安など、
杞憂に過ぎないのだと思った。
 観光も済ませて、東京へ帰った。学校に着いたのは四時頃であった。旅の
疲れがあるので、大半は前夜の夜更かしの疲れであったが、その日はもう練
習せず、それで解散となった。僕と白井はいつも通り一緒に自転車を走らせ
た。
 帰宅の途中、合宿は楽しかったねというような話をした。が、やはり白々
しさが拭えなかった。僕がいらぬ想像をしてぎこちなくなるのが、白井にも
反射するのだと思って、何事もなく振舞おうとしたが、そうすればするほ
ど、全てのしぐさがわざとらしくなっていくようであった。僕は、悶々とし
ているのがいやになって、思い切って、昨晩何かあったのか、あったとすれ
ば、それは何か訊いてみようと思った。しかし、なかなか思い切ることはで
きなかった。僕は、決断を必要とするときに、いつも優柔不断になって、迷
う。自分でもそういう性分はいやなのだが、なかなか勇を振るうことができ
ない。このときもそうで、そうしているうちに、白井が口を開いた。
「俊くん」
 信号待ちをしているとき、白井は横から僕のシャツの袖を引っ張った。顔
を見ると、恥ずかしそうに紅い顔をしていた。久しくそんな顔は見なかった
気がする。その仕草といい、やけに女の子らしくしているので、僕は、これ
また久し振りに、胸を高鳴らせた。
「これから、俊くんちに行っていい?」
「いいけど。どうした?」
「合宿中は、全然一緒にいなかったじゃない? だからなんか、急に、ほ
ら、ね?」
「したくなった?」
 白井は無言で頷いた。あんまり可愛くって、その場でキスしてやりたくな
った。こんな少女を疑っている自分は愚かだと思った。
 夏休み中でも、平日だったので、我が家には誰もいなかった。家の者が帰
ってくるまでに少し時間があるはずだったから、僕らはすぐに抱き合った。
あるがままの姿で。
「俊くんのちんちん入れて。私のここに、おまんこに入れて!」
 前戯もそこそこに、白井は自ら足を開き、濡れきったまんこを両手で拡げ
て見せ付けた。よほどしたかったと見える。僕とて合宿中はオナニーもせ
ず、溜まっていたのだから、そのようにされては興奮するのが当たり前で、
猛り狂うちんこを一気に挿入した。白井は悲鳴に近い喘ぎ声を挙げた。
「気持ち良いよ。俊くんのちんちん気持ち良いよ」
 白井はいつになく激しく乱れていた。隠語をたくさん口走った。僕も最高
の快楽を得た。けれども、白井はいつも欲情しているときの様子と違って、
どこか切迫したようなところがあった。気違い染みた、と言ってもよさそう
なくらいであった。いつもは澄んでいる美しい瞳などは、血走って、惨たら
しいまでに濁っているように見えた。僕はまた不安な気持ちを湧き上がらせ
た。望むべからざる何かがあったに違いないと確信した。
「私の体は、俊くんのものだよ。私は、俊くんだけのものだよ」
 白井はそう言いながら、性交を続けている僕の体に細い脚を巻きつかせ
て、キスをして、遮二無二舌を入れてきた。白痴に似ていた。
2006/10/24 21:42:35(ppfOUL66)
2
投稿者: ぼぼ ◆yHSiLEH7lA
水谷…気になる…気になるぞー!
06/10/25 15:43 (kDt3EjlC)
3
投稿者: まさき
水谷と!?

06/10/25 16:14 (xZB5GA0s)
4
投稿者: (無名) ◆KnFHojOWaA
きた!
きたねぇ~♪
06/10/25 22:56 (a7GN4Iez)
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