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1:ありゃま!<最終章>
投稿者:
庄司
松原さんら三人から、助け出されたような形で、祐美子の会社を辞めるこ
とができた。今夜は、そのお祝いの、飲み会になった。 おれは、三人に、お礼のあいさつをした。 「松原さん、池上さん、相原さんのおかげで、あの会社を出ることができ、 感謝しています。ありがとうございました」 「あー、また「松原さん」なんていってる!」 そうつっこまれると 「あっ」 顔が熱くなり、顔を赤くしたまま、おれは、うつむいてしまった。 「もう、からかうのよしなさいよー」 相原さんが、そういって横を見ると「聖美」もうつむいてしまった。 「お熱いわねー」 池上さんと、相原さんが仲良く同時に茶化した。 おれは、今度のことを詳しく知りたくて、三人にきいてみた。 まず最初は、相原さんからだった。 「う~ん、どこから話したほうがいいかなァ。まず、わたしたちは、三人と も同じ大学の同級生で、わたしが最初に松原さんと友達になったのね」 横から池上さんが、相原さんにひじでつついた。 「ああ、そうね、野田くんの前では、名字で呼んでたけど、わたしが「相原 美奈子」それで池上さんが「池上早苗」で、松原さんが「聖美」って名前 ね。もう解決したからいいかな・・・・・・早苗はサークルで知り合ったの ね。それで、わたし、聖美、早苗ですぐ意気投合しちゃって、それからずっ と今でも親友なの。仲良くなっていくうちに、聖美がわたしたちに全部話し てくれたってわけ。ここまではいい?」 「はい」 「それで、あの「関口祐美子」に近づいていったんだけど、あの人たまた ま、早苗のサークルに、わたしたちの二つ年上の先輩でいたのよ」 「そうなんですか!」 「うん、それで早苗に頼んで、サークルに入り「関口祐美子」を紹介しても らい、いやいやだけど、立ててあげたわ。だって聖美のためだもの、で、卒 業後、それぞれ就職したんだけど、二年くらいしてから「関口祐美子」から 連絡があって、独立するから助けてくれないかっていわれて、わたしたちす ぐに飛びついたわ。それでだんだん会社が大きくなるにつれて、わたしたち を遠ざけたわ」 「なぜです?」 話の途中で、おれが口を挟んで、相原さんにきくと 「・・・・・・邪魔になってきたのね。わたしたちはあの人のこと知りすぎ てるからじゃないかなァ。じゃないと隠れて「不正」なんかできないでし ょ、そうして三年前に「総務課」を新しく作って、わたしたち三人だけがそ こに異動されたわ・・・・・・」 そうすると、ついに聖美が話し出した。 「確かに、ここまでは、美奈子のいう通りなの。それからじゃないかな「あ の人」が変わったのは。わたしたちが移動してから、派遣に行ってる人が (給料が上がらない)とか(ボーナスが減った)とか言い出したのを聞いて、ピ ーンときたの。あっもしかして!ってね。それで、早苗の旦那さんが知り合 いに興信所と関係がある人を頼んでくれたの。そうしたら今回の「脱税と着 服」がわかったのね」 ここまで話してもらって、ようやくおれは納得できた。 ここで、この話は終わりにして、これからどうしようか女三人で勝手にき ゃあきゃあと騒いでいて、おれ一人蚊帳の外だった。 池上さん、相原さんと別れ、聖美と二人で歩き出すと 「うち寄って行ってくれるわよね?もう断る理由ないものね」 「はァ・・・・・・」 「何?何を考えてるの?」 そこで、立ち止まって、おれは考えた。 確かに、三人の話を聞くと、全て理解したつもりだったが、聖美がなぜお れを知っていたのか、どうしておれを愛するまでになったのか、そして両親 と協力してまで、祐美子への復讐をあきらめさせたのか、それだけが疑問に 思い、心のどこかでそれが引っかかっていた。 「あの、松原さん?」 「あっ、また・・・・・・いいわ。何?」 「どうしておれのことを・・・・・・」 「あっ、それね!何もかも話すから、わたしのところへ行きましょう。こん な道の真ん中で話すことじゃないから」 気がつくと、道の真ん中で考えていた。 聖美の部屋に上がると、お茶の支度をしようと、やかんに水を入れ、ガス に火をつけて、お湯を沸かしはじめた。 おれが適当に腰をおろすと、聖美がしゃべりだした。 「あなたが、あの会社にきたのは最初知らなかったわ。社長の知り合いで、 今度、警備員さんが増えるからってことしかね」 おれがうなずくと 「たまたま、備品の交換で三階に行ったとき、あなたの話が出たの。今度の 警備員さん、柔道をやってたらしくて・・・・・・・」 「体格はいいけど、いかつい顔した人だ!でしょう?」 おれが割り込んで答えると 「なんだ、知ってたの」 「三階を警備したとき、陰口いってるの耳にしましたからね」 聖美は、くすっと笑った。 「それで、名前は何ていう人?ときいたら、野田庄司っていうじゃない。ま さかねって思ったんだけど、実際見たら、子供の頃と全然面影が変わってな いし「間違いない!」って思ったわ」 「えっ?子供の頃のおれ知ってるんですか?」 「あなたのお母さんの郷里で暮らしてたのよ、あなたたち親子がくれば会う に決まってるじゃない。覚えてないの?」 「ええ、まったく・・・・・・」 「そう、あなた小学生の頃だったからかな」 「それは、わかったけど、どうして祐美子を復讐しようとしてるの知ったん ですか?やはり・・・・・・あの酔いつぶれた晩ですか?」 「アハハ、あれはウソよ。確かにわたしのことは抱いたけど、そのあとはも うイビキかいて寝ちゃってたわ」 そういうと、聖美が、最初に四人で飲みに行った日に、偶然、祐美子から きいたという。その見返りに雇ったということも・・・・・ 「だから知ってたんだおれのこと」 「そうなの、ウソついてごめんね。でもあの晩居酒屋でごまかすのに、四苦 八苦してわね」 「意地悪よなー」 「本当にごめんね、じゃないと警戒すると思ってわたしのこと」 「祐美子のスパイかも、でしょう!」 「そういうこと。納得できたかな?」 ちょうどそのとき、お湯が沸いて、聖美がお茶を入れて戻ってきた。 おれは、全てを知り、気持ちのもやもやも整理できてほっとした。 「どうぞォ、熱いから気をつけてね」 「ありがとう。聖美、泊まっていいだろう?」 初めて、素直に呼べた、聖美と。 「・・・・・・やっと呼んでくれたね」 「うん・・・・・・」 おれは、聖美にキスをした 「あの、わたしとあなたはどこかで血がつながっているんだよね」 「そういうことになるね」 「じゃあ、血縁者同士だから、近親関係だね」 「もうとっくに関係してるだろう、おれたち」 「あっ、そういえばそうね、アハハ」 そう笑うと、聖美は目をつむった。 おれは、唇を這わせて聖美を抱きしめた。 聖美の下半身に手をやると、うっすらと濡れている。 聖美は、おれに身体をあずけてされるがままにした。 スカートをおろすと、上衣も剥ぎ取ってゆく。聖美は目をつむったまま 「庄司・・・・・庄司」と聖美もまた、初めておれを、庄司と呼んだ。 聖美を脱がし終えると、おれも全部脱ぎ捨てて、聖美に抱きついた。 「優しくしてね」うっすらと目を開けて、聖美がいった。 「あっとてもきれいだよ、聖美」 「恥ずかしいからあまり見ないで」 聖美は両腕で胸をかくし、顔を横にむけている。 その身体は、まるで紅色の赤くなっている。 胸は、ぴんと張り、乳首は硬く立っている。 おれは、キスをしながら、胸に乗っている聖美の手をずらすと、右手の人 差し指と中指で乳首を挟み、ゆっくりと回しながら胸を揉んだ。 「アア、アア」と聖美が、少し口を開くと喘ぐ声が漏れた。 ゆっくり少しずつ身体をずらし、首から胸へと舌先を這わせていく。 聖美は、吐息と喘ぐ声を交互に上げながら、股を閉じたり開いたりしてい る。 右手が繁みへ届くと、聖美の身体がぴくんと浮いた。 指を静かに真ん中へ伸ばすと、じわりと指が濡れていく。 すると、聖美はひざを折り、じわじわと脚が開き始める。 「アーン、気持ちイイ」と声を上げると、わずかに聖美の腰が浮く。 聖美の手は、おれのものをしっかりと握り、上下に動かしていた。 おれも、感じると思わず腰が引ける。 おれは、脚の間に顔をうずめていき、聖美の性器に舌を這わした。 聖美は、おれの頭を掴むと、腰をぐいぐい顔に押し付けた。 「ア、庄司、ガマンできない***きてっきてっ」 おれは顔を上げると、聖美にいった。 「いいのか・・・・・・・」 「うん…いっぱい愛して」 おれは、聖美の繁みに先を押しつけるとすっと聖美の中へ入っていく。 「うっ....アン...アアア」 聖美の中は、滑らかで柔らかくものをしっとりと包んでいる。 「聖美…最高に気持ちいいよ」 「アン..わ、わたしも」 おれは、胸や首筋に舌先を転がすように這わせ、舐めながら夢中で腰を突 いていると限界が近づいてきた。 「聖美、もうだめだ」 「ハァハァア、イイワ、アッィィ」 亀頭の周りのカリ首に快感が走り背中が震えると聖美の中に出した。 聖美もぐったりとしていた。 枕もとのティシュをとって自分と聖美のもきれいに拭くと、聖美のとなり に寝転んだ。 「ねえ、わたしたちって近親相姦なのかな」 聖美が、口を開くとおれにいった。 「親とか兄弟じゃないからね、どうなるんだろう」 「わたし、あなたのお母さんのおばの子供の、またその子供みたいなの」 「ずいぶん複雑だね。じゃあ血縁者といったって、ずいぶんと遠いんだね」 「あら、いとこ同士は結婚できるのよ、知らなかった?」 聖美がにこりといった。 「そんなことぐらいおれだって知ってるさ」 「あなた、女性に疎いから知らないと思った。だって鈍感なんだもの」 「ハハハ、そこまでいわなくてもいいんじゃないの」 そういって聖美に、優しくキスをした。 おれは、もう一度、聖美を抱いた。 翌日、おれの家に聖美を連れていき、両親に同棲することを伝えた。 両親は、よろこんでゆるしてくれた。 その後、聖美は、違う派遣会社に勤めはじめた。 おれはというと、先輩からの紹介で、母校のコーチとして招かれ、四年後 に監督を引き継いだ。 聖美と同棲を始めてから、翌年の夏におれたちは結婚した。 ~完~ PS レスのコーナーにみなさんへのお詫びを書きます。 ご意見何でもかまいませんのでお願いします。
2006/04/22 23:53:53(4rf8w8DX)
投稿者:
庄司
みなさん、初めて投稿しましたが、見苦しい、誤字や脱字、つたない文章
で、申し訳ありませんでした。深くお詫びします。 いろんな展開をもっと丁寧に表現できたらと反省するばかりです。 もし、読んでくださる方がいましたら、遠慮なくご意見ください。 つまらなかったら、それでもかまいません。 読んでくれた方のご意見を参考に頑張りたいと思います。 ありがとうございました。 ハンドルネームは、自分の好きなお笑い芸人、品川庄司からパクリました この話は、フィクションです。
06/04/23 00:03
(TAK6j0m8)
投稿者:
ギル
めちゃくちゃ面白いお話でした♪また載せてくれるのを待ってます!
06/04/23 01:08
(eaoXm7LG)
投稿者:
祐
はやく続きが読みたくて更新されるのを楽しみにしてました。次の作品も楽しみにまってます
06/04/23 01:49
(DTNTvUPZ)
投稿者:
翔
すごくおもしろかったです。庄司さんは作家希望ですか?
06/04/23 08:01
(7bSsdayU)
投稿者:
とら
エロサイトにこのような話はどうかと… エロ話でないと…
06/04/23 16:24
(VDulqVmd)
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