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少女の名は千春。都内の公立小学校に通う、5年生だ。
両親ともに勤め人の、一般家庭。当然学校には、徒歩通学だ。 なのに、今日は何故か、通勤通学時間帯の電車のホームにいる。 今、彼女の学校の母親達の間で、娘にダンスを習わせるのが流行っている。 彼女の町から電車で30分程の都市にある、ダンススクールだ。 そこは、以前から美形の少女が集まる事で有名で、千春の学年の少女たちも、顔立ちの美しい子はほとんどそのスクールに通わされていた。 すると、逆に、美少女なのにそのスクールに行っていないと「何か事情があるのかしら?」と、母親達に噂されてしまう。 千春は特にダンスに興味があった訳ではないのだが、いわば、そうした流行に付き合わされる形で、母親からそのスクールに通うように言われた。 元来おとなしく、親に逆らうことなど考えもしなかった千春は、週に2回、放課後ひとりで電車に乗って、スクールに通うことになった。 ダンス自体は楽しく、インストラクターからも筋がいいと誉められる事も多かったので、苦痛では無かった。問題は、この電車だ。 スクールが終わって帰宅する時間になると、どうしてもサラリーマンの帰宅ラッシュの時間になる。 スクールでは、髪の長い少女は、後ろに一つにまとめて来るように言われていた。激しく動く時、髪が邪魔にならないよう、キッチリとまとめ、ポニーテールかお団子にするようにと。 しかしそうすると、鼻筋が通った少女だと、美しさがいっそう際立つ。 そのせいか千春は、スクール帰りの電車で、かなりの頻度で痴漢にあった。 母親にその事を訴えると、彼女の母は、ワンピースやスカートといった女の子らしい格好をやめさせ、夏はTシャツと短パンなど、ボーイッシュな服装をさせた。 母親と言っても所詮は女性。そうした髪型とのアンバランスが、ロリ男たちをいっそう萌えさせる、ということには思い至っていないようだった。 男の名は山崎。45才、独身、無職。ロリ痴漢師だ。 親にそこそこの財産があったこともあり、就職しても長続きせず、またロリコンであるが故に、同世代の女性と交際することもなく、この年になっていた。 生活には困らず、時間だけはうんざりするほどある中で、彼は数年前から定期券を購入し、朝晩のラッシュ時に、電車に乗るようになっていた。 自宅の最寄り駅からターミナル駅までを、朝晩2往復ずつ。目的は、乗り合わせた少女たちを痴漢することだ。 彼のターゲットは、JS高学年からJK1まで。それ以上は急速に処女率が下がるので、相手にしなかった。 好みのタイプは、とにかく大人しそうな子。触られていると気づいたとたん、恐怖と羞恥心で、動けなくなってしまうような子がいい。 高学年以上になれば、どんなに大人しい、オクテな子でも、性的な歓びを受け入れる能力を備えている。ただ、本人がそれを自覚しているか?受け入れているか?それだけの違いだ。彼はそう考えていた。 そして、そうした自らの性欲を自覚していない、あるいは拒んでいる少女に、快感を与え、受け入れさせ、トロトロにさせる。それこそが、山崎にとって最高の喜びだった。 その日千春は、目の前に向かい合わせに立った男の、人差し指を気にしていた。 片手でスマートフォンを持つ場合、普通は背面を指4本そろえて支えるはず。なのにその男は、人差し指だけをスマホから離し、千春の方に向けている。その指の指す先には彼女の胸が、左の乳首がある。 『偶然…だよね?』 千春は自分に言い聞かせた。 ところが… カーブに差し掛かり、車両が大きく傾いた時だった。 男の体が彼女に大きく接近し、スマホを持った右手が、そのまま彼女の乳房に触れてきた。 『んっ!』 敏感な所に指が触れ、背中を電流が走った。彼女は反射的に眼をつむり、軽く顎を上げてしまった。 乳首を触られたショックより、今の自分の表情を誰かに見られなかったか? 千春はそれを心配して周囲を見回したが、幸い彼女に注目している者はいないようだった。 『今私、エッチな顔しちゃったかな?…』 この時はまだ、男の指がそこに触れたことも、偶然と思っていた。いや、思いたかったのだ。 しかし… 電車がやや大きな駅に到着し、新たに数人の客が乗り込んできた。 その人並みに背中を押され、再び男の指が近づいてくる。 『あっ!?』 今度は、乳首の少し下に着地し、そこから上へ、弾くように撫で上げて来た。 しかも今度は、なかなか離れない。 それどころか、千春が身をよじって避けようとすると、彼女の胸の動く方向に付いてくる。 『違う!この人わざと…痴漢だ!』 千春がそう確信した時には男は、人差し指の背ではなく、先端を乳首に引っかけ、円を描くようにそれを捏ね回し始めていた。 『やだ…どうしよう… 乳首勃っちゃう…』 何とか男の攻撃から身を守ろうとするが、ひどい混雑でほとんど逃げるスペースがない。 自分の手で胸を隠して守ろうにも、左手は、男が右肩をピッタリ寄せて来ているため、胸に近づける事ができない。 右手には… 大事な、レッスンで使う衣装の入った、バッグを握っていた。 今手を離したら、バッグは下に落ち、他の乗客に踏みつけられるかも知れない。できればそれは、避けたかった。 『私が… 何をされても反応しなければ、詰まらなくなって、止めてくれるかも… 反応しちゃダメ!』 しかし、そんな千春の決心とは裏腹に、男の指が、左乳首を完全に勃起させ、右の攻略に掛かると、彼女の白い肌は首筋までピンクに染まり、眼はうつろになり、次第に呼吸が荒くなって行った… 山崎は、今日の獲物の少女を無事発情させることができ、満足していた。 少女を痴漢技で篭絡するには、初期の段階で発情させられるかどうかが、事の成否を左右する。 スイッチが入ったからと言って、全ての少女がすぐに抵抗を諦め、身を任せてくれるものでもないが、発情した状態で抵抗しようとしても、思考力が鈍り、身体には力が入らなくなる。 更にはこの状態になった少女は、ほぼ例外なく、罪悪感を感じてしまう。 男の愛撫に身体が反応していることで、この淫靡な行為を男と共有しているような錯覚に陥り、周囲に悟られたくない、との思いから、助けを求めるどころか、一緒になって行為を隠蔽してくれるのだ。 そうなればもう、成功したも同然だった。 電車が次の駅に着き、男は新しい乗客に背中を押され、更に身体の前面を千春に密着させて来た。 と同時に、胸を弄っていた手が、下に降りてゆく。 千春には、その手がどこを目指しているか想像がついた。 当然、そこを触られることは、彼女にとって、乳首以上に恥ずかしいことだった。 でも幸いその日は、固い生地のジーンズの短パンを履いていた。 ジーンズというのは、男物も女物も、ファスナーが前面にあり、そこの部分は生地が二重になっている。 それは、男にとっては陰茎を外に出す窓だが、女の場合丁度、陰裂の縦筋と位置が重なる。 男の手の目指す先は、そこだろう。ジーンズ越しに、股間をなで回される。しかしそれでも、Tシャツと肌着の薄い布地越しに乳首を弄られるよりは、ずっと増しだ。 千春は少しだけ、ほっとした。しかし… 男の手は、彼女の脇腹からへそをなぶるように撫でながら、ベルトのバックルまで下りた。 そして、それを乗り越えると、そのすぐ下で止まった。 『…?』 なぜか、それ以上下に降りて来ない。バックルの下で、モゾモゾと何かを探している。 『…! まさか、そんなことまで?』 千春が男の魂胆に気づいた時には、男はファスナーのツマミを探しあて、ゆっくり開け始めていた。 『いやっ!そこは… それはダメぇ…』 彼女は慌てて、ついに大事なバッグから右手を離し、男の右手を押さえようとした。 ところが彼女のその動きを察した男は、開いている左手で彼女の右手首を捕まえ、身体の後ろへ押しやってしまった。 何とか男の手から右手を振りほどこうと、また、左手を男の背後から前に出そうともがいたが、男は千春の動きに合わせて社交ダンスを踊るように巧みに妨害し、それをさせなかった。 そうしている内に、男の指はファスナーを下まで下ろし、Tシャツの裾を捲り上げると、パンツの腰ゴムを捉えてファスナーの下端まで引き下げた。 そして、左手を彼女の手首から離し、中指をパンツと陰裂のすき間に深々と挿し入れてきた。 千春は自由になった右手で男の手首を掴み、引き離そうとするが、少女の力ではビクともしない。 『やっ!やだぁ! やめてぇ… 』 ついに女の子の一番大事な、恥ずかしい所を直に触れられ、千春は天井を仰いで涙を流し始めた。 山崎に取って、ターゲットが泣き出す、というのは何度も経験したことのある場面だった。 勿論、憎々しい顔で睨み付けられたり、舌打ちをされたりするより遥かに萌えるのだが、泣かれると周囲に気づかれる確率が格段に上がるので、喜んではいられない。 早く泣き止まさせる為には… 山崎の経験で、一番効くのは《快感で頭をいっぱいにしてやる》ことだった。 しかし実際、何をされても羞恥と嫌悪が先に立つ少女を、泣くのを忘れる程感じさせるには、かなりのテクニックが必要だ。 手練れの山崎にとっても、それは簡単なことではなかった。 彼の指と掌は、女性のように細く、長かった。それが、一度生マンに辿り着くと、蛇のように少女の恥部に絡み付く。 ファスナーを下ろした小さな隙間から、3本もの指を挿し入れ、人差し指と薬指ですばやく大陰唇を掻き分けると、中指で膣口を探り当てた。 予想通りそこはすでに、"密壺"になっていた。 そこから蜜を指の腹で掬い取り、小陰唇に塗りたくりながら、上を目指す。 クリトリスのあるべき所まで昇ると、爪先でそこをカリカリと掻いて勃起させ、豆になるとそれを、円を描くように撫で回す。 気が付くと少女はしゃくりあげるのを止め、顎を上げ、眼に涙を溜めたまま、ビクッビクッと反応している。 『ここまで来ればこっちの物だ』 山崎は今日のプレイの成功を確信した。 千春は、この男のたった1本の指に支配され始めている、自分の身体をおぞましく思った。 『ダメ!感じちゃダメ! …気持ちよくなったら、負けなんだから…』 そう自分に言い聞かせていても、気がつけば涙は止まり、眼を瞑ってしまっている。端から見たら、陶酔しているようにも見えるかも知れない。男の手首を掴んだ右手は、添えているだけになっている。 『やっ!いやっ!そこ… なんでそこばっか… クリクリされると、何も考えられなくなっちゃう…』 彼女は、今攻め立てられている場所に、女の子の一番感じる器官があるという知識を持っていなかった。 オナニーは、したことがある。と言ってもそれは、入浴時のシャワーによるものだった。 初めは偶然、そこを洗って流す時に、微妙な所にお湯が当たり、ゾクゾクッとした。以来そこを洗うとき、身体の他の場所より長く、シャワーを当てるようになった。 後になって、友達との会話の中で、それがオナニーという行為であることを知った。しかし、そうした友達とのエッチな会話でも、主に聞き役になり、積極的に入って行くことはなかったので、どこが一番感じるか?などそれ以上の知識を得ることはできなかったのだった。 山崎は、少女が泣き止み、抵抗もしなくなったので、 『さて、次はどうするか…』 と思案した。 このままクリ攻めを続ければ、少女はエクスタシーを迎えるだろう。それはそれで、一つの成功ではある。 しかし彼としては、やはりできれば膣内を味わいたい。 幸い、今日の子は前付きのようだ。 成人男性にしては背が低く、人より手が長い彼にとっても、身長差のあるJSの、尻穴近くの膣穴に指を挿入するには、かなり不自然な姿勢になる必要があった。その点相手が前付きなら、肩を落とさなくても辛うじて指が届く。 しかし一方、指挿入には大きなリスクが伴った。 彼の、まるでロリ痴漢をするために生まれてきたような細い中指。 JS高学年以上なら、処女膜を破壊せずに、先端をGスポットに届かせる自信があった。 問題は、挿入の時の痛みだ。 こればかりはかなり個人差があり、彼の経験でも《見かけによらない》事が多々あった。 痛みがひどい場合は、かなりトロトロに仕上げたつもりでも、反射的に「痛い!」と叫ばれ、肝を冷やしたり、そこでプレイを終了して逃げたりしたこともある。 …この少女はどうだろうか? トロトロになり、陰部の肉もかなり解れて来ているのは間違いないが… 山崎は躊躇いながらも、再び人差し指と薬指で襞の下端を大きく寛げ、中指の腹を丸い膣口に当て、その形を確認するように円を描いた。 すると、殆ど無意識のまま、まるで吸い込まれるように、第一関節までが 『ヌルッ』と入ってしまった。 瞬間、少女の瞑っていた両目がカッと見開かれ、続いてきつく眼を閉じ、苦悶の表情に変わった。 挿入の瞬間があまりに滑らかで、なんの抵抗もなかったので、そこに苦痛など存在しないのではないか?と疑ったが、裏腹に、少女の表情からは、その苦痛が相当な物だったことが想像できた。 山崎は、少女が悲鳴を上げず堪えてくれたことに感謝した。 千春が最も恐れていた事態。ついに男の指が、膣内に侵入してきた。 いつか好きな男の子と結ばれる時、その子のぺニスを迎え入れる大切な場所。 赤ちゃんを産むときに、通ってくる道。 そんな神聖な場所を、ただ自分を性欲の対象としか見ていない男に蹂躙される。 さらに、挿入による苦痛。 自分の指さえ挿れたことがないのに。 『あまりの痛さに、反射的に悲鳴を上げて、周りの乗客に、この情けない状態を見られてしまうかも…』 千春はそれが恐ろしかった。 挿入の瞬間、細い刃物をそこに突っ込まれたかのような鋭い痛みが襲ってきた。 あまりの痛さに一瞬呼吸をすることもできず、息を飲み、強く眼を瞑り、歯を食いしばった。 しかしそのお陰で、何とか声を出さずに済んだ。 男の中指は、入り口から少し入った所で止まった。 千春のイメージでは、指がそこに入ったからには、一番奥まで一気に挿しこまれ、膣内を乱暴に掻き回されるものだと思っていた。覚悟していた。 しかしそれは、時間をかけてゆっくりと沈められた。 そして、第二関節まで入った所で、膣のおへそ側の内壁に指の腹がピッタリと添えられ、そこに細かい振動が与えられた。 すると、挿入による痛みや違和感はみるみる引いて行き、代わりに、クリトリスを攻められた時とは違う、甘やかな刺激が立ち上って来た。 『えっ?何これ?なんでこんな所が… あっ! さ、さっきのと違う… さっきのより…』 千春はまさか、膣の中を刺激されて、快感を与えられるとは予想もしていなかったので、軽くパニックを起こした。 『いやっ…いやっ…そこ、だめ… 気持ちよく… なりたくないよぉ! 誰か助けて…』 彼女は男の手首に添えた右手に力を込め、引きはなそうともがいたが、自分でも嫌になるくらい、力が入らなかった。 するとなんと男は、彼女に密着させていた右肩を離し、右手中指一本を左手とファスナーの上端の間に差し込み、クリトリスをも攻めて来た。 千春は慌てて自由になった左手で、男の右手首を掴んだが、こちらも力が入らないことは、右と大差なかった。 Gスポットとクリトリス、2か所を同時に攻められると、千春の身体の奥から、経験したことがない熱いものが急速に込み上げて来た。 『何か…何か来る! なに?私の身体、どうなっちゃうの? 怖い!』 彼女は、生まれてはじめてのエクスタシーを迎えようとしていた。 『もうトロトロだな… よし、あと少しで…』 山崎は、少女の2か所を容赦なく攻めた。 彼は元来、人と争ったり、傷つけたりすることが嫌いだ。しかし、相手が《気持ちよく》なっているのだから、遠慮する必要はない。これが、彼の理屈だった。 無論、まだ蕾のような性欲を、無理やり開花させられた少女としては、堪ったものではないのだが。 やがて、少女の顔がますます紅潮し、息が弾んできた。 それを隠すように、少女は彼の両手にしがみつき、うつ向き、肩で息をしていた。 そして… 山崎の左中指を、少女の膣が、ちぎれるかと思うほど強く3回締め付けたかと思うと、一気に脱力して彼に身体を預けてきた。 彼は、ファスナーから両手の指を抜き取り、ポケットからハンカチを取り出して大量に付着した愛液を丁寧に拭うと、自分の胸にもたれ掛かる小さな身体の腰に手を回し、抱いてやった。 『き、気持ちよかった…こんなの…でも、知りたくない。まだ、知りたくなかった…』 千春は、立っていられないほどの衝撃からすぐには立ち直れず、憎いはずの痴漢男に寄りかかり、まだ荒い呼吸をしている。 『は、早く離れなきゃ… でも、力が入らない…』 このあと、どうなってしまうのだろう?彼女はそれが不安だった。 間もなく電車は自分が降りる駅に着く。だが、この状態で男に、たとえばトイレの個室などに連れ込まれたら、抵抗できないかも知れない。そうしたらもっと酷いことになる… しかし千春の心配をよそに、電車がホームに着くと、男はあっさり彼女の腰に回した手をほどき、電車から降ろしてくれた。 『よかった…これでやっと…』 彼女は一刻も早く駅を出て、家に帰ってシャワーを浴びたかったが、安堵感から放心したようになり、しばらくホームのベンチから動けなかった。 山崎は、自分に身を預ける少女を抱きながら、少しだけ妄想に取りつかれた。 『もうすぐ駅に着く。そこで大勢降りるし、この子もそこで降りるのかも知れない。リリースするか… だがもし、降りる人並みに紛れて、後ろのトイレに連れ込んだら、どうなる?』 彼が乗っていた車両には、大きめなトイレが付いていた。 そこは彼が立っていた場所からは、斜め後ろだったが、少女を抱いたまま降りる客をやり過ごせば、次が乗ってくるまで一瞬車内が空く。 その時強引に、少女を個室に押し込めば、黙って従うかも知れない。 そこで短パンとパンツを下ろし、尻を突き出させて、後ろから… しかし、山崎はこれまで、リアルに女と交わったことがなかった。 女性と交際したことがなく、また、真性のロリなので、風俗に行って大金を払い、汚い女を買うのも馬鹿馬鹿しい。 以前一度だけ、ネットで知り合った仲間経由で、JCを買うチャンスが訪れたが、当然相手は処女ではない。 それでも構わない。抱きたいと思ったが、痴漢師として、ずっと少女に対してイニシアチブを取ってきた彼が、リードされ、教わり、もしうまく行かなければ蔑まれる… その屈辱にはとても堪えられそうもなくて、結局断ってしまった。 今日の少女にしても、同じことだ。もちろんこの子なら、個室でいざその体制になったとき、彼がうまく挿入出来なかったからといって、安堵することはあっても、笑ったりはしないだろう。だが、カッコ悪いことには変わりない。プライドが傷つく。そんなことになるくらいなら… 結構彼は、少女をリリースした。 彼女の処女膜は、この男のこうした自信のなさにより、紙一重で保たれた、と言っていいだろう。 少女を見送ると、彼は空いた座席に座ると、スマホを取りだし、今の体験を、ロリ痴漢専用の掲示板に投稿し始めた。 彼の投稿は、非常にリアリティーがあるとして、評判が良かった。 電車内で少女を凌辱し、その体験をこの掲示板でレポートし、称賛を受ける。 それが今や、彼の唯一の生き甲斐のようになっていた… 千春が痴漢被害に遭ってから、1か月。 あれ以来、あの痴漢男には会ってない。 二度と同じ車両にならぬよう、彼女が電車に乗るたび、周到に気配りしていたからだ。 電車の時間をずらし、車両を変え、乗るときには周りをよく確認し… 今日もレッスンが終わり、満員電車で帰ってきたのだが、あの男にも、他の痴漢にも、遭うことはなかった。 家に着き、シャワーで汗を流し、一休みすると、母親が帰ってくる。 夕食の仕度を手伝い、一緒に食卓につく。千春は今日のレッスンの様子などを、問われるままに、にこやかに母親に話した。 食事が終わると、自分の部屋に行く。そこには小さなテレビがあり、宿題があったり、定期試験前の時以外なら、それで好きな番組を視ることが許されていた。 千春は部屋に入るとテレビを点け、母親に怒られない程度までボリュームを上げた。しかしテレビの画面には目もくれず、すぐにベッドに潜り込んだ。 …やがて、布団の中で、モゾモゾとパジャマのズボンとパンツを脱ぎ、脚を大きく広げた。 開脚してもまだ、外側の襞はピッタリ閉じたままだ。その一本筋に沿って中指をあてがい、円を描くようにゆっくりと揉むと、たちまち奥から蜜が涌き出て来るのが分かる。 そこは、もうとっくに、電車に乗る前から火照っていた。就寝前の、このひとときを思い描いて… やがてそこが、クチュクチュと、千春に似合わないいやらしい音を立て始める。 『そろそろ…』 右手の人差し指と薬指で、大きく襞を広げ、膣穴に左手の中指をそっと挿し込む。 『んっ!』 あの激しい痴漢被害から数日後、彼女は初めて、ベッドの中でのオナニーを経験した。 そこに、おそるおそる中指を挿れてみた。まだ挿入時には痛みがあったが、それはすぐに、めくるめく快感に変わった。 それ以来、レッスンがあり、電車に乗った日の夜は、指入れオナニーをするのが習慣になっていた。 膣内で指を曲げ、他とは少しだけ感触が異なる、その場所を探す。 『…ここ…かな?』 指の出し入れはせず、あの日男にされたように、そこに細かい振動を与える。 「あっ… あっ、あっ… くーっ!」 かすれた小さな声で、彼女はあえぐ。 テレビのボリュームを上げたのは、あえぎ声が階下の母親に聞こえないようにする、配慮からだった。 次第に左手の動きが激しくなって行くと、千春は右手中指で陰裂の上端を探る。 自然に体積を増し、内側からワレメを押し開こうとしている"おまめちゃん"を、細い指先で捏ね回すと、もうひとつの波が、身体の奥から込み上げて来る。 『あ… これ… やっぱり違う…』 布団の中で、幼い白い肉体が妖しくうごめいている。 気がつけば千春は、あの日男にされた行為を忠実になぞっていた。 決して、あの男のことを許したのではない。 男がしたことは、最低だと思う。 けれどなぜか、あの時と全く同じようにするのが、一番感じるのだ。 やがて彼女を、"今日一日のごほうび"が、優しく貫いた。 …彼女は肩で息をしながら 『しょうがないよね。もう、覚えちゃったんだから… ずっと我慢だけしてるなんて、ムリ…』 と、心の中で呟いた。 千春は、真面目でおとなしい、良い子である。親に従順で、重大な隠し事も、したことがない。 ただひとつ、この《ひとりあそび》を除いては…
2015/08/21 08:10:46(pCJQos5u)
投稿者:
じんかた
設定がとても良くて面白いです。続きが楽しみです。
15/08/26 23:10
(ZzK8uB5A)
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