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憧憬の現実(延発:その後)
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:痴漢 官能小説   
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1:憧憬の現実(延発:その後)
初め、彼女は自分のことだと気づかなかったらしい。
久しぶりに開いた小説サイト。
お気に入りの書き手の投稿。
いつも、この人に触られてみたいなぁ・・・と、
そう思って憧れていた作者だった。
ドキドキしながら読み始める・・・。
しばらく読み進むうちに・・・不思議な既視感・・・。
それでもまさか、自分のことが書かれているとは思いもせず、
だから気づいたときには、すごくビックリしたらしい。
あの二日間の体験が、言葉となってそこにあった。
 
 
 
僕は、
彼女はきっと、このサイトを見ていると確信していた。
ただ、長編小説の板は、そうそう開くものではないし、
投稿が後ろへ流れてしまえば、それまでかな・・・。
とも思っていた。
 
 
 
あの出会いから2週間ほどが過ぎたある日の夕刻。
久しぶりに、あの時間のホームで彼女を見つけた。
運命的な感じがした。
山○線が、また運転を見合わせている。
埼○線のホームには人があふれかえって、電車が遅れていた。
その人ごみの中で、僕は偶然彼女にぶつかったのだ。
「あ、すいません。」
と言おうとして思わず言葉を呑んだ。
彼女は気づいたか?
それを合図のように、人ごみの中を掻き分け、
あの日と同じ、階段下の乗車位置に移動していく。
僕の話を読んでくれただろうか?
さまざまに想いを巡らせながら、
やがて遅れて入線してきた通勤快速に乗り込む。
混んではいるが、山○線の振替客が多いからか、
人の入れ替わりが激しい。
僕たちはいつものように、奥のドア際へ・・・。
その後から、ホームにあふれていた人の群れが、
一気に押し込んできた。
身動きが取れなくなる前に、
素早く理想のポジションに、
そして素早くスカートの中に手を・・・。
今日の彼女は生足だった。
 
そのとき・・・。
激しい混雑でトラブルが発生した。
降車しようとした乗客の紙袋が、
引き千切られて超満員の車内に落ちてしまったようだ。
「紙袋を拾ってください!」
と叫ぶ乗客。
足元など見えない車内では、皆が困惑している。
なかなか見つからず苛つく人々。
 
また・・・延発だね・・・。
 
独り言のように僕はつぶやいた。
そして、、、下着の中に手を進めていった。
 
結局電車は、3分ほど停車したのち、新○駅を後にした。
でもそのとき・・・すでに彼女は・・・、
 
溢れていたのだ。

触り慣れた彼女の秘所・・・。
熱く、濡れて、別の生き物のように、
大きく充血する突起も、
いつものように幾本もの指の中で転がすように・・・。
ドアに手を突き、顔を隠すようにして、必死に耐える彼女。
でも、下半身は耐えていなかった。
僕の指に解放されて、奔放に愛液を流出させていたのだ。
激しい混雑に乗じて、少し身を沈め、
彼女の奥まで指を進めてみる。
一段と強まる反応。
ひときわ激しく、粘液にまみれる僕の手。
赤○までの官能のひととき・・・。
 
赤○駅の階段を下りていく彼女を見ながら、
僕は声をかけようか迷っていた。
僕の話を読んでいてくれれば、
少し話がしたかった。
だけど、、、そうでないとすれば、、、
一時のゲーム、駆け引きを楽しんでいる彼女に対して、
不粋なことはできなかった・・・。
 
 
 
その夜、メールが来た。
彼女からだった。
投稿した話に付けておいたメアドに、
彼女はメールをくれたのだ。
やはり、彼女は読んでいた。
そして、前からこの話し手に触られたいと思っていたこと、
自分がこんな風に書かれるとは思っても見なかったこと、
そして、また触ってくださいと、
そこに記されていた。
 
 
 
翌々日、新○駅。
今日は待ち合わせだった。
ただ、お互い暗黙の了解で、
会話は交わさないように、
いつものようにドキドキしながら、
楽しみたいと思っていた。
18時が近付く。
彼女がやってきた。
二人で階段下の例の位置まで、
彼女は階段の3番線側を、
僕は4番線側を回り込み、
偶然のようにそこに並ぶ。
電車が入ってくる。
今日は定刻どおり、一分の狂いもなく運行していた。
だから、、、。
駅を出発した電車内は、
少し空いていた。
 
用心深く触れていく。
彼女も慎重になっているのか、
いつもより溢れてくるのが遅い。
メールで、濡れる前に乱暴にされると出血してしまう、
と言っていた彼女を気遣って、しばらくは優しい刺激。
やがて池○から車内も混み始め、
彼女も溢れてくる。
集中していく彼女・・・。
 
十○でこちらのドアが開いたとき、
先頭ドアからあぶれて流れてきた、常連らしき痴漢が、
僕と彼女の間に入り込んできた。
彼はきっと彼女を知っている。
迷うことなく彼女の前に、向き合って立った。
わざと彼女の周りを空けて、空間をつくる僕。
赤○までの一駅、彼はほとんど手を出せなかった。
 
赤○駅。
彼女は階段を下りずにホームにとどまった。
中途半端な状態のまま終わってしまったプレイ・・・。
携帯の画面を開き、彼女は「待って」いた。
だからすかさずメールを打つ。
「池○に戻ってネカフェに行きませんか?一時間だけ。」
そのまま上りの電車に乗り込む二人。
・・・いや、十○から割り込んできた常連も乗り込んできた。
「ちょっとまずいな・・・。」
と思う僕。
何かに悩むように、携帯の画面を開いたままの彼女。
早く返事を!
心の中で僕は叫んでしまった。
間もなく池○というときになって、
何かを決意したように、ようやく彼女が返信した。
「一時間もいられないと思うけど、それでよければ。」
電車がホームに滑り込む。
「いいですよ、下りましょう!」
 
 
 
改札を出たところで、初めて彼女と目を合わせる。
ものすごく恥ずかしそうに、、、
「ども・・・」
と彼女。
「改めてよろしく^^」
と僕。
「いざ話すとすごく恥ずかしいよね~。」
とお互い笑いながら、北口のネットカフェに入った。
時間がないとわかっていたから、
雑談もそこそこに、彼女に指を這わせていく。
恥ずかしそうにしているから、
ぎゅっと抱きしめて、胸に顔を埋めさせてあげる。
そのまま、もう十分に溢れている彼女の中へ・・・。
 
「声だけ我慢してね、動いても平気だから。」
彼女の足が開く。
「恥ずかしい?」
頷く彼女。
「恥ずかしいの、、、いや?」
首を振る彼女。
下着を脱がせ、さらに広げていく。
「見えるよ、さっき電車でここ触ってたんだね。」
何度も頷く彼女。
彼女を掻き回す指の水気を帯びた音と、
ソファの軋む音だけが個室に響く。
「舐められたい?」
ぎゅっと胸に顔を押し付ける彼女。
恥ずかしさに意思表示ができない。
舐められたいに決まってるのに・・・。
もう一度、
「正直に返事して。舐められたい?」
「・・・。」
少しだけ彼女の頭が縦に動く。
跪き、開く。
彼女の匂い・・・僕も濡れる。
舌で、彼女の味を確かめるように、
できるだけたくさん、彼女の蜜を掬い取る。
クリトリスを転がし、指を差し入れる。
彼女が息を詰め、硬直する。
そしてまた、、、おびただしい蜜が溢れた・・・。
 
そのあと少しだけ雑談をした。
そして、今度はもっとゆっくりと会いましょう、
と再会を約束して、僕達はネカフェを後にした。
 
池○北口改札前。
これから赤○に戻るの?と聞くと、
これから新○なの、と言う。
デートかぁ?と冷やかすと、いたずらっぽく笑った。
誘いに躊躇した理由はこれだったのか!
 
ちょっといけないことしてるときの女の子って、
どうしてこんなにチャーミングなんだろう・・・?


 
2004/08/06 23:01:20(cQRLQ0Mp)
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