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―ああ、今日もなんて暑いんだろう―
いつもの時間、いつもの満員電車。 何の変哲も無い一日の始まり。 蒸し暑い満員電車の中は普通のOLにとっては苦痛以外の何者でも無いはずで す。 タバコ臭い背広と安っぽい香水の匂い…そしてその匂いから逃げることも出 来ないほどに詰め込まれた人、人、人。 しかし、法子はある期待を抱いて毎朝そんな満員電車に乗っていました。 法子はいつも体の線がはっきりとわかる服装で電車に乗ります。 今日は白いブラウスと短い黒のタイトスカート。 ブラウスの襟元は大きく開けられ、白い胸元を不必要な位に露出させていま す。 ブラの線がくっきりと見える薄手のブラウス。 そしてミニスカートから伸びる、男を挑発するような生脚。 一見地味でも露出が多い格好は痴漢の絶好の標的であることを法子は知って いました。 ―あ、課長さんだ― 法子は1mほど離れた所にいる会社の上司を見つけました。 ―課長さん、この路線だったかしら― 50歳位の、脂ぎった額に薄くなった髪を垂らし、醜く出っ張った腹を突き出 して上司の課長は同じ電車に乗っていました。 法子の視線を感じたのでしょうか、課長が不意にこちらを向き、目が合いま した。 法子が目礼した、その時です。 生脚の太ももに温かい男の手の感触…。 ―あ、あの人だ…― 法子はこの男にはすでに何度か触られていました。 ―やだ、今日は課長さんがいるのに― 男の手は法子の太ももからお尻を後ろからさわっと撫でました。 その男の独特の触り方は法子の体に一瞬で鳥肌を立たせます。 ―あ、あたし触られちゃってる、こんな人混みの中で感じちゃってる― じゅん…法子はそれだけで熱く溢れ、パンティに染みができるほど濡れてし まいます。 男の手はスカートを捲くり、パンティの上から法子のお尻を柔らかく撫で回 しました。 そしてパンティ越しに愛液が溢れる割れ目を指でなぞります。 法子は男の指をに意識を集中させました。 ―もっと、ああ…もっと触って。あたしを弄って…― この男に何度も触られている法子は、この男はこれ以上の事はして来ないと 信じ込んでいました。 いつもここで終わり…のはずでした 男の手がお尻からパンティの中に…。 ―何?え?今までと違う。あ、この男…手に何か持ってる― 冷たく硬い異物がヌルヌルと割れ目を擦りました。 法子は不安と快感に体を硬くします。 ―あぁ、何?それ。あ、入れないで、イヤ、やめて…― 男は手に持った異物を法子の割れ目にゆっくりと押し当てました。 ―イヤぁ、だめ、ああ、入っちゃう…― すでに恥ずかしいほどに濡れた法子の割れ目はそれをヌルリと飲み込みまし た。 次の瞬間、法子は電車の騒音に混じってかすかに低いモーター音が聞こえた ような気がしました。 ―いやぁあ!!― 法子に深々と挿されたローターが膣の奥で小刻みに振動しています。 ―あっ、ああっ、こんなのって…あぁ― 声を出すことが出来ない法子は歯を食いしばって快感に耐えます。 ―あ、課長さんが…お願い、見ないで― 男の手が割れ目に沿って前へと移動しました。 そして2本の指で軽く法子のクリトリスをつまみ、揉みしだきます」 「…ぅっ」 法子は小さく声を漏らし、少し前かがみになってしまいました。 右隣のサラリーマンが法子の顔をのぞき込みます。 ―いや、見ないで…ああっ― 法子はクリトリスへの刺激に無意識に腰をくねらせてしまいます。 無論、まわりの男たちは法子の様子にすでに気づいていました。 そして法子のいやらしい反応は、男たちの欲望に火をつけてしまいました。 …1本、2本、3本…法子の体に何人もの男の手が伸び、胸を、お尻を、太もも を、そして割れ目を這い回ります。 ローターの振動と男たちの冷たい乱暴な愛撫は法子を容赦なく絶頂へと導き ました。 法子の手は固くつり革を握りしめ、腰が大きくガクガクと動いてしまいま す。 「あうぅっ、くぅっ」 法子は絶頂の快感に無意識に呻きました。 間もなく法子が降りる駅です その駅でこの電車に乗っている人の半分ほどが降りるはずでした。 男はローターのコントローラー部分を法子のパンティに挟め、手を引きまし た。 スイッチが入ったままのローターは、なおも法子を責め続けます。 電車が止まり、人の群れがどっとホームへと流れました。 周りにいた男たちもそ知らぬ顔でホームへ降りていきます。 法子は再び快感の渦に押しつぶされそうになりながらトイレに向かいます。 ―トイレで取らなきゃ、あぁ、また…いっちゃう― 「大丈夫かい?顔色が悪いよ」 声をかけたのは一緒に電車に乗っていた課長でした。 「あ、いえ…何でもありません」 膣にローターを挿したまま、礼子はトイレに向かいます。 「僕が付き添ってあげるよ」 課長の顔にはゲスな笑顔が張り付いていました。 ―課長さん、やっぱりずっと見ていたんだわ― トイレに向かう途中、法子は2度目の絶頂を迎えました。 「あはぁ、うっ…くぅ」 壁に片手を付いて体を震わせる法子。 通りすがりの何人かが振り返って法子の顔を見ます。 「大丈夫かい?何か変な音がするけど」 ニヤニヤと笑いながら肩を抱こうとする課長を押しのけ、法子はやっとの思 いでトイレに入りました。 トイレから出た途端に課長は法子に話しかけました。 「僕もね、君の体を触っていたんだよ。君ってあんなにいやらしい子だった んだね」 「…失礼します」 「いいのかい?そんなにつっけどんな態度で」 法子の胸に絶望感が渦巻きます。 「黙っていてあげるからね、だから、だから一回だけ僕の言うことを聞いた 方がいいよ」 ―ああ、よりによってこんな男に…― しかしこのご時勢、30歳手前のOLの法子は、この恵まれた職場を失うわけに はいきませんでした。 法子はこの醜い、小ずるい男に従うしかありません。 「…わかりました、課長」 「じゃあ今日の仕事が終わったらデェトしようね、うふふ、楽しみにしてる よ」 課長はそう言い残し、体を揺すりながら会社の方角へと歩いていきました。 法子にとって忌まわしい、長い長い一日の始まりでした。
2007/07/25 11:37:47(LMRXG5/7)
投稿者:
由夏
課長とその後どうなったのですか?
12/11/11 11:12
(DCLVT40x)
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