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快楽の目覚め(その3)完
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ロリータ 官能小説   
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1:快楽の目覚め(その3)完
投稿者: ナオトくん ◆85KwSIhXoA
「じゃあ、次は君の番だね。」

その声と言葉は、聞いたときには何のことだか分からなかった小学3年の耳に届き、いま中年となろう男の耳にもしっかりとこびり付いている。その言葉のあとに経験したことが強力な接着剤となっているに違いない。

廃れたアパートの一室で、小学3年の目の前に横座りした、一糸まとわぬスレンダーなお姉さんから出された言葉は、正座して座る私の目をより丸くさせた。はじめてみる母親以外の若い女性の裸に加え、私が触ることで今まで見たことのない反応をした女性は、私の目とは正反対に、確実に私の何かを狙っている目をしていた。

「ふふっ、かわいいね、食べちゃっていい?」

と鋭い目を細め、ニコニコと私に微笑みかけながら語りかけた。もちろん私は、私のなにを食べるのかといった疑問しか浮かばず、その場の正座を維持することしかできなかった。でも、身体の内なるところでは今までしたことがないほど強く鼓動を打っていた。幼いながらもなにか本能に訴えるものが有ったのかもしれない。私は気付かないうちに、コクリと頷いていた。

「じゃあ、ここにたってごらん。一緒に裸になって遊ぼうか。」

そういうと、私のTシャツをまくり上げ、ちょっと頭に引っかかる服を丁寧に脱がせた。母親に脱がされるときの勢いはなく、丁寧に皮をむかれるデザートの果実のような扱いを受けた。Tシャツを脇に畳んでおくと、お姉さんの手はまっすぐ半ズボンのウエストに向かった。ゴムの入ったウエストに両手の親指を入れ、横に引っ張り、そっと下ろしていった。その行為は手慣れていて、手伝うような動きをせずとも、スムースに行われていった。ずっと私の目を見ながら行っていたが、ふと目線を下に下ろすお姉さん。そのとき私の白いブリーフがすべてでている状態だった。お姉さんはそれを確認すると目線だけ私に向け、確かにペロリと舌なめずりをした。

「かわいいっ」

と一言発した後、ズボンをすべて足から抜き取り、Tシャツの上に畳んだ。その瞬間、声にはもならないため息にも似た音で「おいでっ」と言ったのだと思う。私の胸に顔が来るようにしっかりと抱き抱えられた。手のひらは私の背中を感じ取るかのように上へと移動し、同時にわずかに場所が分かる乳首をお姉さんに吸いつかれた。もちろん小学3年の男児である。あっという間にくすぐったい感じになり、緊張のためか、イヒッというような声を上げた。それを聞くとお姉さんはより目を細め、にこ~っと私の顔を見てきた。

「すごい、すべすべのいい身体だね。お姉さんうれしくなって来ちゃった。ねぇ、君。チューしたことある?」

と少ししっかりとした声で質問してきた。小学3年でもチューの行為くらいは知っていたため、もちろん無いことを示そうと、首を横に振ろうとした瞬間、背中を抱きしめていた手が頭にまで達し、目の前にきたお姉さんの口が、私の口に吸いついてきた。無理矢理されたキスだったが、いやな気持ちはしなかった。思い切り抱きしめられてはいるが、心地より力加減だった。

どのくらい時間がたっただろう。離れてはくっつき、頭の角度を変えてまたチューが押し寄せた。魔法のようなその動きは、私の口を緩め、それを察したお姉さんは、ゆっくりと舌を唇の間に差し込んできた。まだ小さな口の私は力を入れて拒むことが分からず、お姉さんの舌の進行を止めることはできなかった。とても柔らかいその舌は、息をするのも忘れるくらい、私の口を満たしていた。しばらくしてお姉さんが離れたとき、お姉さんと同じように私も肩で息をするほどだった。

「へへっ、いただいちゃった。おいしい。もっと食べていい?」

そう言葉を残すと、立たせた私の前に座り、ふくらはぎあたりからゆっくりと足をなで上がっていった。今ならばこの先の展開はすぐに分かるが、当時の私には全く分かるものではなかった。そして太股を通り過ぎたとき、手はぴたっっと止まった。その動きに私は目線をおろし、お姉さんの顔を見たとき、目があった。さっき見た何かを狙っている目だった。

それはほんの一瞬だっただろう。すぐにお姉さんは目線を戻し、私のブリーフの横に手をかけた。ここで脱がされるんだと悟った。でも抵抗することはできなかった。いや、しなかったのだと思う。この先にあるものへの好奇心が私を直立させていた。次の瞬間、ズボンを下ろしたときと同じように、ブリーフに親指をいれ、ゆっくりと下ろしていた。まだ小学3年である。引っかかるものもなければ、飛び出すものもないが、確実にそのポイントをブリーフが越えたことを感じた。

「ふふっ、おいしそっ。」

私はブリーフを下ろすときから、ずっとその行為を上から見ていた。目の前には知らないお姉さんと、パンツを脱がされ露わになった私の小さな突起が同じ高さに見えていた。

「ちょっと我慢しててね」

そういうとお姉さんはゆっくりと、両手で私の突起を覆い、何本かの指先でゆっくりと刺激しはじめた。おしっこをするときにしか触らないあそこをいまお姉さんの指が不定期なリズムで動かしはじめたのである。初めはその光景に呆気にとられ、なにすることもできなかったが、徐々に、触られている部分に熱を帯びるのを感じていった。こんな体験初めてだった。このとき、何かが目覚めたのかもしれない。今まで触られるがままの小さな突起が、包まれた皮の中で確実に膨張し、堅さを帯びていくのを感じた。まだ大人のそれとは異なるが、確実に指のように骨を持ったかのような堅さを得ていた。

「わぁ。変形しちゃったね?今までこんなこと有った?」

と聞かれ、隠すこともなく、首を横に振った。

「ふふっ。初めてなんだね。お姉さんうれしいな。じゃあ、もっと初めてなことしてあげる。目をつぶってみて。絶対に開けちゃだめだよ?」

そういうと、私の顔を上から撫でるように、目を閉じるように促した。アパートの窓から入る日の光も弱くなり、ただでさえあたりが見にくい状態になっていたが、それによって確実に私は闇の中にいることになった。そこから聞こえてくるお姉さんの声。

「目を開けちゃだめだからね。ふふっ。じゃあ、いただきまー

その時だった。最後の「す」を言うだろうタイミングで私はいままでにない感触を小さいながら変形した突起で感じることになった。それは、ねっとりと暖かく、多くの潤いをため込んだものが突起全体を包み込んでいることがはっきりと分かるものだった。「す」と聞こえるはずのお姉さんからは、

「んっ、んふっ、んっ…」

といった、鼻から漏れている息づかいだけが聞こえていた。私の鼓動はその感触から大きく打ち始め、大きく呼吸をさせられるまでになり、目をつむりながらも天井を見上げるようになっていた。突起を大きく下から持ち上げる生き物のようなものが含み込んだものの中を暴れ回っていた。その生き物はぬるぬるを身にまとい、硬直してきた私の突起の周りをゆっくり丁寧に、そして滑らかに動き回っていた。そして次の瞬間、包み込んでいた空間が小さくなり、私の突起を絞り出すようになった。これに我慢できなくなった私は、ついに何かが起きている方を目を開けて確認してしまった。

そこにあったのはちょうど目線をあげたお姉さんがぱっくりとお口で私の突起を加えている状況だった。私は衝撃を受けると共に、なぜか興奮を覚えていた。それはくわえ込むお姉さんの顔が、なによりも性的で本能を感じるものだったからだと思う。私に気付かれたお姉さんは、そっと口を離し、

「もうぅ、見ちゃだめっていったでしょ?もうばれちゃったから見ててもいいよ。初めてのことしてあげる。」

そういうと、またも私の突起にしゃぶりついた。しかし、今までと動きが違った。口の中で暴れていた生き物は消え、固くなった先端にドリルのように迫ってくるのを感じていた。私の何かをこじ開けるかのように、ゆっくりと、確実に入り口を開けるように迫ってきた。そして、突起の付け根にお姉さんの手がきたかと思った瞬間、突起の皮を身体に引っ張ると同時に、ぷるんとした見たこともない突起がお口からでてきた。そう、皮を剥かれてしまった。一般的に痛みを伴うと後から知ったが、どういうことか、全くの無痛だった。それを知ってか、お姉さんは

「君、すごくいいね。ご褒美あげるね」

とういうと、お口から長い舌を出し、たった今生まれたばかりの先端をぺろぺろとし始めた。先ほどまで感じていた生き物をあらためて認識した瞬間だったが、それよりも先端から感じる刺激はすさまじく、背筋に電気が通ったようだった。私は立っていることに耐えられず、背中から畳の床に寝ころんだ。しかし、お姉さんの口は離れることはなかった。私の腰をしっかりと両手で押さえ、股間から顔をなさぬよう、追撃の手をゆるめなかった。そして数秒後だろう。私にとって経験したことのない刺激が走った。

これまでどちらかというとむずくすぐったい、といった感じだった先端は、確実にそれを通り過ぎ、息を吐くことも許されないほど、私の中に快楽というものを詰め込みだしてきた。そしてその刺激が先端から身体を通って頭に達したと感じたその瞬間、小さな突起は脈打つように膨張をし、何かを先端から出そう出そうとぱんぱんになる感じを感じた。数回その状態が続いた後、私は脱力と共にやっと息を吐くことができた。

おそらく精通前のため、いわゆる汁なし脈打ちという状態だろう。だがしかし、確実に小学3年の私は精を放つ快感をその瞬間に覚えてしまった。まさに快楽の目覚めといったところだった。その姿をお姉さんは見ていたのだろう。顔は確認できなかったが、足元から

「ふふっ、ごちそうさま」

という声が聞こえた。それと同時だろうか。立ち上がり、急ぎ服を着るお姉さんの気配を感じ、まだ息が荒い私はゆっくりと起きあがった。あたりを見回すと玄関付近の暗闇に立つお姉さんがいた。

「じゃあね、ありがとう。 これは内緒だからね? ばいばい」

そういうと、ゆっくりと出て行った。今思えば、急ぎ逃げたようなものである。取り残された私は放心状態ながら、いけないことをしたという認識が生まれてきた。きれいに畳まれた服を自らきて、ゆっくりと家路に向かった。

その後は家で気付かれないようにといつもと同じように振る舞い、普通の日常に戻っていった。しかし、一度覚えた快楽は決して忘れることはできなかった。剥けることを知った私は、それから見よう見まねで同じ快楽を得ようと、自慰をするようになった。いろいろな快感を求め、公園の登り棒や、プールから上がるときにこすったりするようになり、徐々に快楽を自分で得られるようになってきた。

しかしながら、自分でするそれとはまるで違っていた。あのときの快楽をもう一度味わいたい。そう幾月も思ううち、いつのまにか、お姉さんに出会った公園で1人遊ぶようになっていた。自分は待っているわけじゃない、ただ砂場遊びしているだけなんだと自分に言い聞かせ、何日も1人で遊んでいた。

そして、運動会も終わったこと、同じように1人で砂場遊びをしていたとき、ふと後ろに気配を感じた。私は気付かない振りをして、砂場の山にトンネルを作ろうとしたとき、後ろからこう聞こえた。

「ねぇ、君。なに作ってるの? また秘密基地で遊ばない?」

おわり。

2019/07/24 19:13:11(GVy.ovp9)
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