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天使の頃に…  (6~
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ロリータ 官能小説   
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1:天使の頃に…  (6~
投稿者: ロンリーライダー ◆2HHKFjJyPc
大分間が空いてしまったので前回投稿した(6 と新作の (7 を
一気に投稿したいと思います。

前のヤツが大分sagaってしまったので…
申し訳ありません。
(1~(5 は過去ログ参照願います。m(_ _)m
(現在Bn-52nPにあります)

―――――――――――――――――――――――――――――――――
――

6)

「おっはよー!いってきまーーーすっ!!」

「いってらっしゃい」
「いってらっしゃーい」

 朝には母親と一緒に利奈を見送る毎日。
秋久はヒヤヒヤとドキドキを繰り返しながら
こちらもいつもと変わらない日々を送るよう努めた。

 それは。あれからも利奈の態度も母親の態度も
以前と何も変わらないからに他ならない。

 唯一変わったコトと言ったら秋久の自慰の回数が減った事くらい。

「利奈。利奈。りなっ。うっ…」

 以前なら最低でも週に3回。多いときにはこの年齢にして
毎日抜いていたというのに今では月曜日の夜だけになっていた。
 それはもちろん淡く激しい淫らな期待に支配されいるからだ。

『週末に利奈が来るかもしれない…』

 そしてそれは当然。来るかもしれないというだけではない。
来れば間違いなく利奈を。利奈が許す範囲ではあるがその体を
求めてしまうからだ。

 年齢的には一度に一回が限度。
毎日その行為に耽ってしまえば、量も快感も薄れてしまうため
週末への期待を込めて、今は週に一度。
月曜の夜に一回だけに留めている。
来る背徳の世界の為に。

 温泉で利奈を求めた時。
そのあまりに異常な場景と何もかもが初めてという状況で
さらに相手が11才の少女だったという事実が
二度の激しい射精を可能にしたに違いなかった。

 しかもその生々しい感触とその記憶が
一人で用意出来る。今までなら十二分な刺激を与えてくれていた筈の
無修正ロリ画像やムービーでは満足出来なくなっているのもまた
自慰の回数が減った要因でもあった。

 人は時に贅沢なものだ。
知らなければ幸せだった世界を知ってしまった人間の欲望は
果てしなく深く深く。さらに罪深くなってゆく…



 そんな日々を送ること三週間。
あれは夢だったのかと思い始めた頃、それは突然現実になった。

 土曜日18:34
バイクの定期メンテナンスを終えて帰って来た秋久は
玄関で靴を脱ぎ捨てると脱いだ服を洗濯機に放り込み着替えを用意し
シャワーで汗を流した。

 さっぱりしたところで冷蔵庫から牛乳を取り出すと
パックのままラッパ飲みする。
 ビールではないところがまた格好がつかない。
 彼はゲコなのだ。酒は飲まない。ちなみにタバコも吸わないし
ギャンブルも一切やらない。これで女遊びもしないのだから
貯金もそうとう貯め込んでいると思いきや、
浪費癖のある彼はメインの食べ歩きに加え、
言い訳する相手もいないのに何かと理由をつくっては
バイクや車に色々お金を使っていたりするので
実はたいして持っていなかったりもする。

 街灯の明かりがうっすら射し込む室内を
いつもの調子で進んでデスクについた。
 PCを立ち上げると今日の支出を家計簿に打ち込んで
撮影した写真を整理しつつ今回行ったメンテナンスを
ブログにアップロードしたりした。

 なんとなしにテレビをつけると二人の司会と講師が出て
いろいろな授業をとりおこなう番組が映し出された。
これをBGVにしてまたネットサーフィンに興じ始めた。

「この週末も利奈とは何も無いままなのかな~」

「っん~~~」

「嗚呼、利奈の吐息が聴こえてくるなんて
 そうとういかれてるな。オレ…」

 ふと携帯を見ると何かの着信を知らせるように
LEDが定期的に点滅をくりかえしていた。

 そう言えばドライブモードにしたままだったのを思い出し、
モードを解除する為に携帯を開いてみると。
由美からの着信が1回とメールが1件あった。

 留守電にメッセージが無いことを確認してから
由美からのメールを開いてみた。

 読み終えてみて秋久は目を丸くする。
時間を見てみればもう午後8時を40分ほど過ぎている。
そう言えば夕食もまだ食べていなかった。

 急にお腹が空いて来た。

「じゃなくて!」

 思わず叫ぶ。
由美からのメールの内容はこうだ。

・同僚が急に来れなくなってその代わりに徹夜になること
・本来なら娘と夕食となるところだったがそれが叶わなくなったこと
・せめて夕食と、その後就寝までの間娘の相手をして欲しいこと
・もしなにかあったら遠慮なく電話をしてほしいこと

 こんな時間なのに利奈の姿は無い。
シャワーの時にたずねて来ていたとしたら?
それにしてもバイクもあるし玄関の明かりはついていた筈だから…

 その後は部屋に居た。明かりこそ点けていなかったが
デスクで手元を照らすための照明はつけているから
窓からは明かりがもれているから自分が居ることは判るだろう。
いろいろな考えが脳裏を走り抜ける。

「なら利奈はどこに!?」

「んー。あー。秋久さん帰ってたんだぁ」

そんな声と共に上から髪をだらぁんと垂らしながら
利奈の顔がにょきっと現れた。

「うわー!」

 秋久の部屋はデスクの上にベッドがあるつくりになっている。
これは部屋を少しでも広く使うための工夫だ。
一般的な部屋に比べれば天井が少し高いこの部屋ならではで、
窓を背にした机の配置で、出入りに無理が無い程度、
そしてベッドで起き上がった時にやはり無理が無い程度の位置の高さに
ベッドを配置していた。
 その為ベッドに居た利奈は下のPCデスクに居る秋久を見止めるため
顔を下に出したという訳である。
 そして一つの疑問が秋久の頭の中に浮かび上がった。

「どうして利奈が居るの!どうやって入ったの!?」

 当然の疑問だ。

「ちょっと待って。今下りるから」

 一旦頭を引っ込ませて脇にあるハシゴに足をかけた。
ピンクと黒の、ちょっと広めのボーダー柄ソックスに包まれた足が
見え、反対側の足を下ろしてくるとそれがニーソックスだと判った。
続いてデニムのタイトミニスカートが見えてきた。
これは世に言う“絶対領域”という組み合わせ。
 当然それだけではない。すかしハシゴだしこちら側を向いて
下りてくる。タイトなミニスカートなのでこれまた当然のように
スカートの中が見える訳だ。秋久の視線は利奈のやわらかそうな
下着の膨らみに釘付けになっていた。

『薄いブルーと白のシマシマ…』

 だがその光景もすぐに机の向こう側に消えてしまった。
もう利奈は片足を床につけハシゴにつかまったままひょっこり
顔だけ横に出して「へへ」とか可愛い笑顔をのぞかせていた。

 完全に下りた利奈は秋久の正面に来ると両の手を握って
腰にあて、胸を張った。『えっへん』てなもんである。

 すると右手だけ秋久の前に突き出すと人差し指だけをピンと立て、
急に表情が険しくなった。

「あ き ひ さ さ ん っ」

「あ、ひゃいっ!?」

 その勢いに秋久は情けない声を上げてしまった。

「あんな判りやすいトコロに玄関のカギをかくしておくなんて
 いつでもドロボーさんに入ってくださいと言ってるようなもんだよ?
 もうちょっとかんがましょうね」

 今度は腕組みなんかしていっぱしの講師気取りだ。

「でも利奈…」

 以外に冷静な秋久の声に今度は『あれ?』ってな感じで
小首をかしげ、表情はキョトン。

「だからって勝手に人に家に入ったらダメじゃないか」

「んー。ごめんなさい」

 以外に素直だ。

「だって。最初は自分の部屋で待ってたんだけど、
 秋久さん中々帰ってこなくて…
 食べ歩きならいつも5時前くらいには帰ってきてるから。
 でも6時になっても帰ってこなくて…。
 もしかしたら事故でもって。心配して…。
 でも秋久さんの携帯の番号知らないし、
 お母さんに訊くのも良くないなって思って
 どうしたらいいか判らなくて。
 お夕飯のこともあったし、ホントにどうしようって。
 もしかしたらカギあるかなって見てみたら本当にあって。
 だから……」

 シュンとしてしまった。
自分のことを心配してくれていたのは嬉しかったけど
やはり今回の行動は行き過ぎているとも思った。

『まぁ利奈だから良かったけど』
「それにしても玄関のカギはちゃんとかかってたなぁ」

 自分が部屋に入ったときのことを思い出した。

「あったりまえじゃない」

 また胸を張ってみせる。

「もしヘンタイロリコン男に襲われちゃったら大変だもん!」

「りぃなぁ~」

 秋久はベッドの下から飛び出した。

「きゃ~!ヘンタイロリコン男に襲われるぅ~~~」

 身を縮こませた利奈の肩を掴むとそのままソファに押し倒した。
逃げたりしないところは判っててのことなのか。
期待していてのことなのか…
誘っていてのことなのか…
秋久はまんまと誘われてしまったのだろうか。

「悪い子には お し お き が必要だな」

「やん。痛いのはヤダよ?」

「約束は出来ないな…」

「おねがい。やさしく シテ」

 これが11才の少女の表情なのかと思わず疑いたくなる。
大人だってしろと言われて出来るようなものではないだろう。
 ほんのりとうつろな眼差しの中に妖艶な光をたたえた瞳。
 今か今かと接触を待ち焦がれうっすらとひらかれた唇。
 その口の中で舌が、チロチロと動き回り秋久を誘っていた。

 本物だった。そして本当だった。
自分は三週間前。本当にこの少女と卑猥な行為に耽ったのだと。
いま鮮やかに全てが蘇った。
 そして今これからまた。この少女との行為に耽るのだと。
秋久の興奮は股間の肉棒とともにおおきく膨れ上がった。
 夢ではなかった。

『これからだっていっぱいえっち出来るんだから』

 利奈の言葉もウソではなかったのだ。
だって今の利奈は確実に誘っている。期待している。
誰が見たってそれは間違いなかった。
 なら男としてそれに答えない訳にはいかない。

 ゆっくりと顔を近づけると、利奈はそっと瞳を閉じた。
唇が触れ合うと、利奈の方から抱き付いて来て
吸い付いてくるような激しいキス。
 二人の舌は口の中で出会いお互いの体液を絡めあった。

 秋久も利奈の肩に手を回ししっかりと抱き締めて
もう片方の手をスカートとニーソックスの間の絶対領域に置くと
素足の感触を楽しむように撫でまわしつつ、這うように上へ上へと
進んでいく。
 秋久の手が上に上がるたびに利奈の息がまた少しずつ
大きく荒くなってゆく。

 『ああ!秋久さんっ。もっと。もっと上だよ』

 利奈の吐息がそう言っているように聞こえた秋久の手は
それに答えるがごとくゆっくりと。本当にゆっくりとでも確実に
利奈の一番敏感な部分を目指していた。

 指先をフトモモのあいだへと滑り込ませ。手の表と裏
全てで利奈の感触を楽しんだ。

 少しそこで内モモの温もりを味わうとまた前進を開始。
スカートをめくらないように手を這わせる。
 スカートなんていつだってまくれる。なら見えないようにして
手の感触だけであとは想像して楽しむのだ。
 秋久は自分で自分に抑制をかけて、その中で最高の興奮を味わう
方法を見つけていた。

 芋虫が這うように足の間を這い上がる秋久の手に
利奈の興奮と期待も膨らんで行った。

『あとちょっと…もう少し……
 ああ。来て!触って!!秋久さん!!!』

 不意に唇が離れた。

『えっ』

 利奈が思った瞬間それはやってきた。

「ふぎゃうっ!」

 秋久の手が到達したのである。しかも利奈は大切な部分を
思いっ切り鷲掴みにされ、いきなり強い刺激がクリトリスを通して
脳髄を直撃したのだった。

「あ『あああああああああああああああ!』」

 叫びたかったのにそれを邪魔したのは秋久の唇。

『ダメ!ダメダメ!!そんなにしたら…私!!!』

 クチをふさがれたと思ったら下半身からまた強い刺激が
太鼓を激しく叩くバチのごとくお腹の底と脳みその深い深い部分を
何度も叩いた。

 ソファの上で暴れる利奈の頭を秋久は頭で押さえ。
仰け反ってけいれんを繰り返す利奈の体を左手でしっかり抱え。
右手は利奈のふくらみを包み激しく揉みしだいた。

『ダ、ダメーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!』

 いっそう激しく震えた利奈の体からは全ての力が抜けたと同時に
全ての支えを失って重力に逆らえなくなりソファに堕ち沈んだ。

「はっ…あっ…あっ…うっ…」

 息すらまともに出来ない利奈の頭の中は本当に真っ白で
目の焦点もあわず瞳までもピクピクと痙攣していた。

『利奈、利奈…』

 遠くに秋久の声が聞こえる気がした利奈。
続いて頬にかすかな痛みが走る。
 誰かがペチペチと頬を叩いているようだった。
その誰かというのはもちろん秋久なのだが。

「利奈。大丈夫か?」

 心配そうに覗き込む秋久の顔。

「あ、あきひさ さん?」

 まだ目がうつろだ。

「やさしくしてって 言ったのに。
 ヒドイ   よ」

「ごめんごめん。でもほら。おしおきだから。
 やさしくしたら意味が無いだろ?」

「ヒドイ…」

 ちょっとだけ睨まれた。

「それにしてもすごい感じ方だったね」

「だって…」

「だって?」

 しばしの沈黙。秋久は利奈の次の言葉を待った。

「秋久さんが帰ってくるまでヒマだったから
 秋久さんのベッドに入ったら布団から秋久さんの匂いがして、
 それで秋久さんのこと考えてたら。手が…」

「人の布団でオナニーしてたのか!?」

「オナニーとか言わないでよ!恥ずかしいっ!!」

「まだまだおしおきが足らないみたいだね?利奈」

「うそっ。ダメだよ。これ以上は本っ当にダメ。
 お願い許して。もうしません!だから許して!!」

 まだ力が入らない利奈に覆い被さって
さて今度はと思った瞬間だった。

   グゥ~~~

 下の方からお腹の虫の二重奏が聞こえてきた。

「・・・・・」
「・・・・・」

 二人は見つめ合ったまま動かない。いや動けなかった。

「ふふ…」
「うふふ…」

「ふはははははははは!」

「もう!秋久さんってばぁ!?」

「オレだけじゃないだろ。利奈だって!」

「私は女の子だよ。そんなはしたなくないもん!」

   グゥ~~~

 体は正直だった。

「お腹減ったね」

「お腹減ったな」

 時間を見れば午後9時半を少しまわっていた。
二人とも夕食はまだである。お腹もすくはずだ。

「なに食べる?」

「何があったかなぁ」

「またロクなもの冷蔵庫に無いんでしょぉ?」

少しよろけそうな利奈を秋久が支えつつ
二人の姿はキッチンへと消えていった。

二人の夜はまだ終わらない…
2011/05/08 16:44:02(NPbu9MDQ)
2
投稿者: ロンリーライダー ◆2HHKFjJyPc
7)

プルルルルルルル・・・   プルルルルルルル・・・

プルルルルルルル・・・   プルルルルルルル・・・


 スピーカーからは相手を呼ぶ音がただ続く。


プルルルルルルル・・・   プルルルルルルル・・・

プルルルルルルル・・・   プルルルルルルル・・・


 どのくらいだろう。スピーカーは呼び出し音だけを伝え続ける。
 もう結構な時間同じ音が繰り返されていた。
 曇り行く面差し…
 これ以上つづくと不在扱いになると不安になる心を察してか

『もしもし…』

 やっと相手に繋がった。
どんよりと曇っていた表情は聴きなれた声に一瞬でパァっと
赤みがさし。一気に晴れ渡る。

『やっぱりちょっとかなわないよな』
 そんな感傷についつい耽ってしまう秋久。

「もしもしお母さん?わたし。利奈」

 声までも春の装いだ。

『利奈。どうしたのこんな時間に。それも沢木さんの携帯から…』

 利奈はチラっと視線を上げた。秋久も利奈の視線を追うと
それは時計に注がれていると判る。
 時刻は午後9時を少しばかりまわっていた。

「お仕事中ごめんなさい。いま大丈夫?」

『少しだけなら大丈夫よ。なぁに?』

「今お夕飯が終わったところ。沢木さんがなんの連絡も無く
 遅く帰ってきたらこんな時間になっちゃったんだよぉ」

 確かに夕食はいまさっき終わったばかりだが
まさかその前に食事も忘れてえっちなことをしていたなんて
間違っても言える筈もなく。
 言い訳しながらチラっとナナメ上目遣いの利奈に秋久は
今更ながらドギマギしてしまう自分がなんだかちょっと可笑しかった。

 言い訳の原因が秋久にあると訴える利奈の視線に
頭の後ろに右手をあてて苦笑を浮かべて首だけをヘコヘコと動かした。
 きっと【済まないねぇ】と言いたいのだろうそれを
ジェスチャーで伝えた。

『仕方ないわね…』

 利奈の耳にあてられたスピーカーから漏れてくる母親
由美の言葉は秋久にも届いている。
 改めてこの親子の信頼関係がここからうかがい知れるというものだ。

 少女というにはまだ少し幼い女の子がこんな時間に
近所というだけのまったく赤の他人の男の部屋に上がりこんでいる
ことを、娘の言葉。声だけで許してしまう母親も少ないだろう。

「お母さんはまだお仕事終わらないの?」

 語尾のトーンが堕ちる。それが素なのか演技なのか。

『夜勤だった人が急に来れなくなっちゃったからね。
 夕方に電話でも話した通りで、明日の朝9時までは
 仕事場に居ないとならないの』

「そっかぁ…」

 やはり淋しそうだ。この辺はまだまだ11才。
小学6年生の女の子なのだろう。
 由美もその声色から察したらしい。

『どうしたの急に。もしかして淋しい?』

「うん。ちょっとね。お母さんが夜に居ないって
 あんまりなかったし…」

『ごめんね。利奈』

 母親も淋しい。というか済まなそうな声。

「ううん。いいの。私なら大丈夫だよ。
 お母さん明日はお休みでしょ?家のことは私が全部するから
 お母さんは心配しなくていいよ。明日は寝てたっていいからね」

『ありがとう。助かるわ。でも無理しないでいいからね』

「お母さんこそ無理しないでね。私、出来ることはやるから」

『それじゃ明日は利奈に任せちゃおうかな?』

「うん!まかせてまかせて!!」

 母親に頼られたのがよほど嬉しかったのか、まるで飛び跳ねる
かのように体全体で喜びを表現していた。
眩しすぎる笑顔はこの親子が本当に仲が良く信頼しあっているんだと
判りすぎるくらい伝わって来るというものだ。

『でも利奈』

「ん。なぁに?」

『あんまり遅くなるんじゃありませんよ?
 沢木さんに迷惑だから』

「はい。でもこれから後片付けしなきゃ」

 沢木としては全然迷惑じゃないし、むしろまだまだ
利奈と一緒に居たい。出来れば明日の朝までずーっと
二人で居たいて、朝までずーっと…

「その後ちょっとだけ遊んでから帰るね。
 帰ったらお家からまた電話します」

 やはり帰ってしまうようだ。秋久としてはガックリだが
ここで無理に引き止めて二人の関係が壊れてしまう訳にはいかない。
 というか二人の関係が母親の由美に知られれば、その先どうなるか
想像するのも恐ろしいことになりかねない。

『そう。判ったわ』

 由美もその言葉に安心したようだった。

『ちょっと沢木さんに変わってもらえる?』

「はい。」

 利奈が携帯を差し出す。

「はい。沢木さん。お母さんが変わってって」

 自分の携帯なのに受け取るのに何故かドキドキしてしまうのは、
やはり利奈との関係があるからだろうか。

「はい。沢木です…」

 何故か嫌な沈黙が沢木の携帯のスピーカーから流れる。
たぶん、時間にすればほんの数秒の間。
 鼓動が高鳴る。沢木には嫌な間だった。

『沢木さん』

「あ、はいっ」

 なんとなく冷たさを感じた由美の声に
変に早口であせった返答をしてしまった沢木の緊張が伝わったのか
かるく失笑されてしまう。

『ふふふっ』

 この笑いで沢木の緊張はやわらいだ。

『娘がご迷惑をおかけしてます。違いますね。
 娘を押し付けてしまってごめんなさい。
 親類が近くに居れば頼るんですけど…』

 この二人には近くに頼れる親戚が居ない。
それはそれで大変なのだろうことは想像に難くない。

「そんな。いいんですよ。どうせ一人ですから。
 困った時にはお互い様です。遠くの親戚より近くの他人って
 言うじゃないですか」

 本当に他人だけど。と心の奥底で思いながら
その赤の他人の大切な一人娘と口外出来ない間柄だなんて
嬉しくもあり。
 しかしその相手が未成年も未成年の小学6年生だということが
恐ろしくもあり。

『今回はお言葉に甘えさせて頂きます。
 このお礼はいずれ必ず…』

「そんな。気にしないでください。ホント」

 すると電話の向こうからなにやら声が。

『あ、長くなってしまってごめんなさい。
 そろそろ仕事に戻らないとならないので…』

「あ、はい。それでは失礼します」

『失礼します』

 電話を切ると傍らに居たはずの利奈の姿はすでに無く。
台所からは食器を洗う音が聞こえてきていた。
 その様子を覗くと鼻歌まじりで食器を片付けている利奈の
姿がなんだかとても楽しそに見えた。

「どうしたの秋久さん」

 秋久の視線を感じたのか手を止めて振り向いた。
笑顔だ。

「もうちょっと待っててね。片付け終わったら
 ちゃんとお相手してあげるから」

 肩をすくめてクスっと笑う。

「りぃなぁ~」

 戒めようとする秋久に「あはは」と笑って視線を戻した。

「またお仕置きぃ?今度は私の番だからね。んん?
 えーっと。秋久さんの番…じゃなくて」

 手が止まる。台所の蛍光灯を見上げて少し考え込んだ。

「私が秋久さんにお仕置きする番ね」

 言葉の後ろに音符が付きそうな言い回しで
多分いまの状況は利奈にとって本当に楽しいのだろう。

 蛇口から水の出る音が消えると利奈の姿が部屋に戻った。
先ほど利奈を押し倒したソファに座る秋久の横に腰を下ろすと
両手をパーカーのポケットに入れてさすっていた。

「どうしたの利奈。寒い?」

 春先とは言え水仕事の後だ。やはりまだ少し
冷えるのかもしれない。

「うーん。それもあるんだけど、冷たい手で秋久さんにさわるの
 可哀相かなぁって思ってあっためてるの」

「優しいんだな利奈は」

「あ、でも。それじゃぁおしおきにならないよね?」

 イタズラっ子っぽい表情で見上げてくる仕草が可愛くて
またソファーに押し付けようとすると、利奈は秋久の胸元から
するりと下へ逃げて目の前に仁王立ちになった。

「利奈?」

「だぁーめ。今度は私が秋久さんにおしおきするんだから」

 頬をほんのりと染めて笑顔の利奈は本当に楽しそうだ。
 しかし何故おしおき?気になった秋久は訊いてみる事にした。

「なんでオレがおしおきされなくちゃならないんだよ。利奈」

「帰ってくるの遅かったし、それに…」

 急に顔が真赤になってうつむいてしまう。
 続きを急かしたかったが秋久はあえて待つことにした。

 もじもじとしながら利奈は小さな声で言葉をつむいだ。

「さっきムリヤリ犯されたから…」

『っ!』

 いや、無理矢理ではないが。確かに利奈の思いを無視して
攻め立てたことは間違いない。
 それよりも“犯された”という言葉が何より刺激的だった。

「もっとやさしく。ゆっくりシテ欲しかったのに…」

 温泉で全てをさらけだして、お互いに快楽を求め合った
間柄であってもそこはやはり女の子。恥じらいがあるのだ。
 そして利奈も秋久と同じ。あるいはそれ以上に二人の時間を
少しでも長く大切に過ごしたいと思っているに違いなかった。
 それを思うと確かにさっきはちょっと自分本位だったのかもと
秋久も思い直した。そう思うと自然と手が伸びた。
 抱き締めて頭をなでてあげたくなった。
 しかしその手を利奈はまたするりとよけた。

「利奈…」

 嫌われたかと思って焦ったがそうではなかった。

「ダメだよ。今度は私が秋久さんにおしおきする番なんだから」

「オレはどうすればいい?」

 そう言った瞬間、利奈の表情が一変した。
 真赤だった頬は元に戻って、やさしい目元に対して
口元が少し上がって、ちょっとゾクっとするような。
 これから何が始まるのか。利奈はどのようなおしおきを
考えているのか。期待と不安が入り混じり、妙な高揚感が
秋久の中枢神経を支配した。

「そのソファーに寝て。仰向けだよ…」

 言われたままにさきほど利奈を押し付けたソファに
仰向けで横になると、次の指示が飛ぶ。

「今度は私が秋久さんを犯すんだからね。
 秋久さんは抵抗したらダメなんだからね。
 私にさわるのもダメだよ。
 ただ黙ってじっとしてなくちゃダメ。約束、出来る?」

 約束というよりそれはもう強制だ。
否定することは許されない。

「ああ、約束するよ…」

「まずはズボンをおろして」

 言われるままスウェットを腰からおろした。
 ボクサーパンツに包まれた下半身はあらわになる。

「いやらしい。もうこんなにして…」

 利奈の右人差し指が指し示す先にあるのは
黒いボクサーパンツに隠されていても判るくらい
完全に脹らみ切って形までも浮き出ているように見える股間。

「さわってほしいの?」

 利奈の顔が秋久の股間に近付く。
 期待に脹らみ切ったそこは、ときよりヒクヒクと反応を見せる。
 もう少しで唇が触れるところまで来たところで利奈は
秋久を見上げるように首をまわした。悪女っぽい笑顔を浮かべて。

「ふふふふっ。そんなに硬くならなくてもいいよ…」

 確かに秋久は硬くなっていた。股間以外も。
 利奈のニヤニヤが少し怖い。すると太股の間に
突然冷たい感触が伝わり背中にゾクゾクと悪寒が走り
股間も大きく反応してしまい、利奈の頬を軽く叩いた。
 すぐに利奈が右手を足の間に差し入れたのだと判った。

「ふふっ。びっくりした?それとも…」

「うっ・・・」

 差し入れられた手が秋久の太股をゆったりとなでまわす。

「り、利奈…」

「なぁに?」

 表情を変えないまま利奈の右手は螺旋を描きつつ
秋久の股間に近付いていく。

「あっ。利奈・・・」

 もっとも近付いたところで利奈の手は秋久の太股の付け根を
深く潜り込んだり抜き出されたりを繰り返す。

「利奈。こんな、こんなに。ああっ・・・」

 秋久からも。そして秋久の顔を見詰める利奈からも見えないけど
股間は激しく反応している。それはきっと股間と共に
ピクピクと反応を見せる太股に手をおいている利奈にも
伝わっているはずだ。

『で、出そう……』しかし声には出さない。

 押し寄せる射精感を必至に抑えるために上半身を反らせる秋久
を見てまた利奈は小さく笑った。

「ふふ。秋久さんもう出そうなの?私はこれで何回か
 少しイってたんだよ……」

 利奈の手が止まると秋久の緊張も和らぎ
仰け反っていた体から力が抜けた。 

「り、利n」

 何かを言おうとするとまた利奈の手が動き出した。

「こういうのはどう?秋久さん」

「ああっ!利奈!!」

 利奈の手はついさっきと同じ動きしかしていないが
今度は親指の爪がパンツの上からではあるが肛門から袋の中心、
陰茎の裏側の中心を軽いタッチで往復を繰り返す。
 引き上げる時より差し込むときに爪がひっかかるような
感覚が陰茎の裏を強く刺激した。

「利奈、どうせなら握ってくれっ」

 ゆっくりと近付く利奈の顔。

「だぁめ。秋久さんは命令できないんだよ。
 今は私がおしおきしてるんだから…」

「そ、そんなっ」

「そんな生意気なことを言う口は塞がなきゃだよね」

「利nんんっ」

 利奈の左手が秋久の後頭部を優しく抱き締め
利奈の唇が秋久の唇に押し付けられた。
 もうこれ以上の発言を許す積もりは無いという意思表示だ。

 二人の荒い息遣いだけに支配された部屋。
 利奈の右手はまだ秋久の股の間で同じ動きを繰り返していた。

 どのくらいそうしていたか。利奈の唇が開き秋久の唇を包むと
舌が差し入れられ秋久の歯と歯茎を舐め回すように動く。
 秋久も利奈の舌を受け入れようと口をあけようとするが
首の後ろから回された利奈の左手が顎を押さえてそれを許さない。

 秋久は自分の意思で利奈を受け入れることは出来ないのだ。
 全ては利奈の意思でコントロールされている。

 そんな口づけが続く中、利奈の右手の動きが変わった。
 手のひらの全てを使って秋久の股間全体を撫で始めたのだ。

 直接触られていないにも関わらず、少しでも気を許したら
下着の中で射精してしまいそうになる。
 だがもういつでも発射してもおかしくないくらい
射精感は高まっていた。下半身の反応でそれを悟ったのか
利奈は秋久の顎を抑えている左手の力を抜いて舌を秋久の口内へ
進入させつつボクサーパンツの中から秋久の陰茎を大気の中に
開放した。

 まだまだ小さな手で陰茎をくるむように掴むと
無遠慮に上下にしごき始める。

 同時に秋久の口内では利奈の舌が秋久の舌を求め、絡め。
ネチネチといやらしい音を立てていた。

 自分でするオナニーなら自分のタイミングでイクことが出来るが
今は最後の瞬間を自分でコントロールすることは出来そうに無い。

『嗚呼利奈、気持ちいいよ。気持ちよすぎて我慢出来ない!』

 そう思ってもこんなに早くイクのも悔しい。出来るだけ我慢する。
 するとその我慢を感じ取ったのか利奈の右手は単調な上下運動から
変化を見せた。亀頭に達した時に親指を曲げて亀頭の割れ目を
まるで飛行機の操縦桿の上にあるボタンを押すように刺激して
そのまま亀頭をさするように下へさげるのである。
 それも毎回ではない。不定期に。時に強く。ときに
優しくなでるように。

 流石にこの攻撃には態勢が保つことが出来なかった。

 我慢していたことも手伝ってか殆ど噴火に近い感覚が
秋久の陰茎を襲う。塞がれた口をモゴモゴさせて
その瞬間が来たことを必至で訴えると
突然利奈は唇を離した。
 利奈の右手が加速する。

「出しちゃっていいよ秋久さん。
 いって!いっちゃって!!」

「あっあああーーー!」



 勢い良く放たれた精液の一部は利奈の髪を汚し
残りは秋久のシャツと、顔面まで飛散した。

 今回も長い射精だった。それはまるで尿意のように
ビュルルルー という表現がお似合いの放出。
 未だにドクドクと脈打つ陰茎の先からは
出し損ねた精液が溢れている。

「こんなに汚しちゃって。秋久さんの、えっち・・・」

 また近付いてきた利奈の顔。口付けをすると
秋久の顔面についた精液をなめ取って、今もまだヒクつく
亀頭を咥えると軽く吸った。

「あっうぅ」

 その感覚にまた少し射精してしまう。
 もう何も出なくなるまで亀頭に吸い付いていた利奈は
秋久の股間から顔を上げるとまた口付けを交わし立ち上がった。

「シャワー借りるよ?」

「あ、ああ」

 脱力の中でやっとそれだけ返事をした。

「覗かないでね?」

「ああ」

 シャワーの音が部屋まで聞こえてきた。

『犯されるのも悪くないなぁ』

 そんなことを思いながらふらふらと立ち上がって
風呂場の前まで行く。
 脱衣カゴの中にある小さなボーダー柄の布を拾い上げると
それを持ったまま部屋に戻ってソファに座る。
 改めてその布を広げてみる。広げても小さかった。

「利奈・・・」

 中を見ると中心にシミが広がっていた。

「利奈も感じてたんだな」

 その布。利奈の下着を左手に丸め鼻先に押し付けると
右手で今射精したばかりの陰茎を握った。

 あれだけ出したにも関わらずむくむくと起き上がる陰茎を
激しくさすった。

 利奈のシャワーがどのくらいかかる判らないので
2回目に時間をかけるわけにはいかなかった。

 利奈の股間を覆っていたそこは軽い尿の匂いと、
幼いクセに女の匂いがして次の爆発までそれほど時間は
かからなかった。

「利奈、利奈、利奈!」

 いつかこの下着に包まれた秘部に自分の醜い槍を
突き立てる日が来ることを思いながら、秋久は
今日2度目になる激しい放出を迎えるのであった……
11/05/08 16:46 (NPbu9MDQ)
3
投稿者: (無名)
待ってました
イイです
11/05/09 01:15 (DT1WsW9c)
4
投稿者: (無名)
携帯からでは探すのが大変だ・・せめて前回書き込んだ日付を教えてほしい。それにしても、検索機能を付けてもらえないものかな。
11/05/12 17:49 (RsHu8jr1)
5
投稿者: ロンリーライダー ◆2HHKFjJyPc
>>4様
>前回書き込んだ日付を

前スレッドの最終投稿は 2011/04/02 21:53:35(res) になります。
初投稿は 2010/09/16 21:09:26(本編) となります。
気が付きませんで申し訳ありません。
次に新スレッドで投稿した際には
前スレッドの投稿日時も添付いたします。
ご指摘有難う御座います。
11/05/13 23:47 (RyNMmdt7)
6
投稿者: ×
できれば、ですますを整えて書いて頂ければ・・・
11/05/22 03:56 (/zuh8s3V)
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