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人妻課長 美樹
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:人妻課長 美樹
投稿者: ミキ
ノートパソコンを睨みながら、溜息を一つついた。

それに目敏く気づいた社員が同僚たちに目配せをすると、彼ら彼女らは決して課長と目を合わせようとはしない。

そんなときに目が合おうものなら、いらぬお小言をもらいかねない。

わりと目鼻立ちがはっきりしていて瓜実顔の美樹は派手な顔立ちではないが、嫌味のないすっきりとした美人といった印象を持つ。

何かに集中してる時の表情は無表情で冷たい印象を人に抱かせることもあるが、彼女の微笑みは見る者の緊張を解かせるほど柔らかい。

髪の毛は真ん中から分かれて緩いカープを描いて富士額が美しい。
眉毛は太くもなく細過ぎず、程よい形の唇が彼女の知的さを物語るように見える。

美樹はふと顔を上げ部下たちを見た。
勤勉に仕事に励む彼らを見ると、時の流れを感じる。

自分が新入社員だった頃は今よりもずっと、古臭い価値観が蔓延る会社だった。
それがどうだろう、今は新社屋で福利厚生が充実した会社に生まれ変わり、時代に沿った職場になった。

彼らにこの会社に入社して良かったと思ってもらいたいと、切に願う。
その為に自分は良い上司でいなければならなが、部下たちにどう思われているか、自信はない。



美樹は結婚して5年、まだ5年なのかもう5年というべきなのだろうか。
夫との間にまだ子供は授かってはいなかった。

どうしても子供が欲しい訳ではないが、幸か不幸かその兆しはまだない。
これが良いのか悪いのかはわからないが、夫も深く望んでこないのは美樹には救いだった。

美樹はセックスを長い事遠ざけていた。
だから男性も遠ざけていたのだ。
それは自分の体に、コンプレックスがあったから……。

美樹は生まれつきある部分が人とは違っていた。
体質というよりそれは障害といったほうが、いいのかもしれない。

副腎という臓器に問題があり、ホルモンが過剰に分泌するせいでクリトリスが異常が生じたのだ。
はっきりいえば陰核が肥大するという、女にとって負の遺産になりかねない障害が出たのだ。

薬の服用で体はコントロールが出来たのだが、その部分は元に戻ることはなく、指の第一関節程の姿を残したまま年齢を重ねた。

やがて年頃になると、それがネックになった。
それでも拙い恋を成就させ、初体験を迎えることが出来た。

通常でも包皮から露出をし男性のペニスをコンパクトにしたようなそれを見て、きっとびっくりしたことだろう。

常に下着に触れていることからある程度の耐性があるものの、やはりそれなりの器官だけあってか深い快感をもたらしてくれた。

膣のほうは初めて貫通するときには激しい痛みがあり、その後の数回はやはり痛かった。
はっきりとは覚えてはいないが、恐らくは20回も経験はしていないだろうと思う。

ある時からなんとも言えない快感を感じるようになっていた。
それは何物にも代え難くあまりにも強烈で、そこから逃げ出したくて何かにすがりたくなるほどだったのだ。

後に自分が感じやすい体質であることを知った。
美樹は自分が怖くなり、セックスから遠ざかろうとしたが、したい盛りの彼を拒絶しきれなかった。

体を重ねるたびにベッドの上で歓喜をし、耐え難い快感に身悶えた。
若かったこともあり簡単には終わらず、何度も彼のペニスに耐えなければならなかった。

彼はデートのたびに、事あるごとに体を求めてきた。
避妊はしっかりとしてくれたから応じてはいたが、体は毎回クタクタに疲れた。

彼との関係が終わりを告げた理由は友達に情事のことを密かに漏らし、コンプレックスでしかないクリトリスのことまで事細かに喋っていたことだった。

悪気はなく優越感に浸り、己を誇示したかっただけかもしれないが、セックスに溺れるだけのバカな男は見切りをつけた。

それからも数人の男性が通り過ぎていったが、やはり体とセックスに溺れる様に失望を隠せなかった。

やはり大きいクリトリスは珍しいらしい。
舐めるというよりも唇を窄め、女性が男性にするようにそこを愛撫を受けた。

耐性をもってしまったそこは痺れるような過激さを伝えてくることはなかっが、代わりに恐ろしく強烈な快感をもたらす性器官となって我を忘れさせた。

それは無理もなく、勃起を果たしたクリトリスはカリ首まで容易に唇に包み込まれて、あの柔らかい粘膜に限界まで刺激を受けるのだ。

そのうえでペニスの洗礼を受けたら………。

だが最終的に真実の愛を感じられず、どの男性とも別れることになった。
だから今の夫と出会い、こんな男性がいるのかと思ったのだ。

夫……当時の彼は己をしっかりと持ち、良識をもって良いものは良い、ダメなものはダメと気持ちがいいくらいはっきりてしていた。
それは今も変わらない。

夫はセックスは強くない。
でも美樹は回数よりも身も心満たされる一回が得られれば満足だから、それで良かった。


就業時間になった。
部下の各々が帰り支度をして、席を立つ。
そのまま帰っていく者がほとんどだなのが、社内に併設されたジムやマッサージ室に向う者も少なくない。

美樹は後者なって久しい。
どうもここ数年というもの、眼精疲労からくる疲れが顕著になったのだ。

少なくとも週に一度は通っている。
社員なら誰でも利用できるとあって気軽に出向いたのだが、初めてマッサージ師を見たときにはびっくりした。

中高年男性をイメージしていたのに、どう見てもせいぜいが20代後半にしか見えない。
それとなく聞いてみたら27歳、33歳の自分と一回りも違わない。
それにおよそマッサージ師に似合わない良い男だなんて………。


彼が自分の体に触れると考えるだけで、失礼ながら嫌だった。
だが今更それも出来ず、仕方なくTシャツと膝丈の短パンに着替えてベッドに体を横たえる。

結論からいって、彼の施術は素晴らしかった。
凝りが酷かった首元から肩が嘘みたいにすっきりしたのだ。

美樹は彼を絶賛し、以来そこに通うようになってしまった。

いつの間にか会話をするようになり、マッサージ師になった理由を話してくれた。

彼は学生時代はテニスをしていたのだそうだ。
アスリートにありがちの怪我でテニスは出来なくなったが、復帰を目指して針や鍼灸、マッサージを受けるうちに気が変わったのだという。

アスリートの寿命は短い。
それに父親が他界して裕福ではなくなった家庭では、いつも母親が疲れていた。

その母親を癒やしてあげたくてこの道を目指したのに、志半ばで母親も他界してしまった。
一時期は辞めようかとも考えたけれど、母親を癒やしてあげられなかった代わりに辛い体を抱えた人を癒やすマッサージ師になろうと思ったのだという。

美樹は話を聞いて感銘を受け、同時に彼に拒絶感を抱いた自分が恥ずかしくなった。

一年半もここに通ううちに、彼の施術に素直に従う自分がいた。
それほど的確な施術だったから。

初めのうちは首と肩だけだったのが、運動不足だの冷え症だのを彼が聞くにつけいつしか全身をくまなくマッサージしてくれるようになっていた。

美樹はお世辞なく温泉意外で、天国気分を味わった。

……………天国。

天国といえば一日中を外回りで歩き回った日は、正にそうだ。
足首から膝まリンパを流すマッサージは格別で、翌日はまったく浮腫みがなくて快適な朝を迎えられる。

それでも完全という訳ではなく、あれこれと彼に相談するうちに口籠りながら彼は方法がないわけではないという。

それは内股までのリンパマッサージだというのだから、彼が口籠るのも頷けた。
美樹はちょっと考えたが、思い切って彼にお願いをした。

それは彼を信用しているからに他ならない。
ゆとりのある膝丈の短パンがずり上がり、中に彼の手が入ってくる。

瞬間やっぱりやめておけばよかったと瞬時に後悔
の二文字が頭に浮かんだが、後の祭りでしかない。

百歩譲って外側はまだいい、内腿はさすがにキツい。
指が付け根までくるたびに羞恥心が募る。
夫にしか触れさせない所なのだから。

もう片方の施術が終わる頃には体がすっかり火照ってしまっていたが、その効力はびっくりするほどだった。

翌日も下半身の重怠さが一切なく、通勤の脚が軽くて快適だったのだ。
やっぱり彼はプロだと思った。

それからこの下半身のリンパマッサージは美樹のスタンダードとなっていく。
上半身が終わると、当たり前のように肝心要である下半身のマッサージに移行する。

これがいけなかったのかもしれない。

いつしか彼の指がショーツの縁に触れるようなっても、今更引けなくなっていた。
一旦頭が性的な思考に切れ変わると、マッサージの心地よさよりも彼の指に僅かな性的興奮を覚えるようになってしまった。

何を考えているの?……マッサージじゃないの。

彼に失礼よ………でも、スリルがある。

年下じゃないの!………でも触り心地が優しい

マッサージじゃない!……じれったい感じがいいわ


施術を受けながら美樹は理性が許す背徳感に酔いながら、密かに羞恥心に身を焦がしていた。

その時、彼の指が一瞬だけショーツの縁を越えた気がした。
気のせいだろうかとも思ったが、今度ははっきりとそれが分かった。

一気に緊張する。
目には証明の明かりが眩しいだろうとタオルが被せられ、かろうじて美樹の動揺に気づかれなくて済んでいた。

どうなることかと思ったが、それで終わってしまった。
ほっとしたのと同時に、悶々とした気持ちが残る。


美樹は頭を冷やす為に一週間、間を開けた。
夫がいる身で、何を考えているのかと。
彼は一線を越えては来なかった。
否、あれは偶然だったのかもしれない。

社内の人を何人も相手に施術をするのだから、少しくらい手元が狂うことは仕方がない。
きっとそうなのだ、それなのにアタシときたら一人で勝手に盛り上がってしまって、はしたない。


間を開けたから、彼はどうしたのかと思っているかもしれない。
今日こそは彼の所に寄っていこう。
彼の施術は格別なのだから……そう思った。


9日ぷりに顔を見せると、ほっとしたしたような彼の笑顔に迎えられた。

マッサージ師は彼を含めて3人いるが、女性社員には彼はその甘いマスクで圧倒的に人気がある。

恥ずかしくて彼を敬遠する女性社員もいるようだが、どうせ同じマッサージを受け体に触れられるのなら絶対に彼、という女性社員は実は少なくないと美樹は思っている。
女は現金な生き物だから。

相変わらずのうっとりするような施術を受けて、下半身のマッサージに移る。
今日はなんだか気をつけないといけない、体がそう反応を示すのが分かる。

毎月やって来るあの日が迫る時期と重なる時に来ると、体が過剰に反応するから分かるのだ。
勿論のこと、そんなことは彼が察しないようにしているけれど………。

彼の手が下から上がってくると、体がぞくぞくとする。
意図的ではないにしても手が下がる瞬間に人差し指から順番に薬指まで、脚の付け根を上に跳ね上げるように触れてから手が下へと移動していく。

そしてまた上まで上がってくる。
膝を越えた辺りから危険な香りに感じ、彼に分からないようにそっと息を吐く。

今日はいつもよりもショーツに指が乗る頻度が多いような、そんな気がする。
脚の付け根に触れるだけでもかなりのことなのに、なんだか今日は際どい所まで指が来ている。
そう思っていた。

不意に彼の指が越境した。
間違いでは済まされない、そこに触れたのだ。
溝を刻むそこを駆け上がり、ショーツ越しにでもはっきりと分かる山の上を通過したのだ。

びっくりした筈だ。
通常では考えられないほど大きく飛び出していて、勃起もしていたのだから………。

知られてしまった羞恥心、何よりも性的興奮を覚えていることまでバレてしまった。
普通なら目に被せられたタオルを弾き飛ばして彼を糾弾するところなのに、恥ずかしくて出来なかった。

彼がどう考えたのかは分からない。
後で問題になるのは理解出来ない筈はないのに、クリトリスに触れてきたのだ。

ショーツ越しに擦られる感触に、堪らない快感が迫り上がる。
明らかなセクハラなのに、混乱する頭で懸命に考えた。
声を上げるべき、そう思うのに体を起こせず声も出せない。

ショーツの縁を潜り入ってきた指が漏れ出た分泌液を絡め、大きさを確かめるように塗りたくる。
そして小刻みに流線を描くクリトリスを擦ってくる。

もう口を手で覆わないと、激しい吐息を抑えられない。


禁断の扉を開けてしまったことを、美樹は自覚しなければいけなかった。






 
2024/11/15 11:54:29(V7Ousv9N)
2
投稿者: ミキ
いつもと変わらない朝、変わらない部下たちの顔ぶれ。

ふぅ~っと一つ息を吐いたところでノートパソコンの画面から顔を上げると、若い男性の部下と目が合った。

んっ、なぁに?

美樹は彼に声をかける。
周りの同僚たちは机に向かいながらその顔に、こう書いてある、バカだなぁと。
用もないのに上司に小言を言わせる切っ掛けを作る、そんなまねをするのだから無理もない。

しまった……そんな心の声が聞こえてきそうな顔で美樹に向き直る、そんな部下が言った。

………いえ、何でもありません。

美樹 何でもないのにアタシの顔を見るなんて、そんなに貴方は暇なのかしら?

………いえ、あのう……なんか課長、このところ綺麗だなぁと思いまして。

これには彼の同僚たちは、みな呆れて吹き出す者もいた。

美樹 なるほど、上司を馬鹿にするするくらい暇みたいね。

………いえっ、本当です、あっいや、いつもお綺麗ですが、なんか最近、より綺麗になられたなぁって。

美樹 はっ?貴方、何か変なものでも食べたの?
   もういいから仕事をなさい。


このやり取りを聞いていた彼の同僚たちは、さすがに不味いと思っていたらしくて顔を引き攣らする者もいたが、上司の逆鱗に触れなかった奇跡に胸を撫で下ろしたようだった。

危ない橋を渡ったこの新人は、隣に座る教育係の先輩に後でキツいお灸を据えられるに違いない。

実のところ上司である美樹の変化には、部下の大半は気づいていた。
特に女性の部下は敏感に。

女性が綺麗になる理由は、そう多くはない。
だが触らぬ神に祟りなし、上司のプライベートには関わらないほうが身のためだと皆知っている。

ただ残念なことに、大人の恋愛というよりはもっと生々しい愛欲そのものだったけれど。

もうあのマッサージルームに行くのはやめようと思うのに、また足を向けてしまう。

あの彼の笑顔、彼の声、そして…………あの魅惑の快楽。

どうしてこんなことになってしまったのだろう。

彼のマッサージを受けているとき、簡易的な衝立の隣から気持ち良さげな唸り声が聞こえてくる。
あの声は隣のセクションの中年課長なのを美樹は知っている、あの人もここの常連だから。

彼の手がお腹から侵入、ショーツの中に入る。
暫くした後に自らの指を噛み、敏感になった部分を指で優しく揉みしだかれて悶絶しなければならない。

挿入された指の危険で甘い刺激に酔い、動かされるたびに快感の波が打ち寄せる。
隣に声を聞かれるわけにはいかない、両手で必死に口を抑えて猛烈な甘さに耐え続ける。

そろそろアレが欲しいという欲求と、それだけはダメだという最後の理性がせめぎ合う。

もうこんな危険でバカげた遊びはやめないと抜け出せなくなりそうで、恐くなる。

我慢出来なくなった彼がペニスを取り出した。
見惚れるほど反り返った男らしいそのペニスを、受け入れられたらならどんなにいいか。

彼が暴走を始める前に、そのペニスを口に入れる。
少し蒸れたような臭気と尿の匂いが鼻から抜ける。

惚れ惚れするくらいカリ首が立ち、張りのあるそれに対して首を前後に振る。
溢れ出る分泌液が口の中を満たし、窒息しそうな苦しみに涙目になる。

そして、射精された精液を飲み込むのだ。
あの臭いは誤魔化しようがなく、証拠隠滅の為には飲み込む他はないから。
もう何回、彼のものを飲み込んだかは数えるのをやめた。


今日も彼の切なげな顔が、美樹は心が痛かった。
24/11/15 15:08 (V7Ousv9N)
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