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1:浅はかな不倫妻
投稿者:
てんてん
もう昼を過ぎている。
ホテルの鏡の前で衣服を整え、メイクを確認する。 大丈夫、、、完璧、、、なはずだ、、、 自分でも38には見えない。 30前と言っても通ると思う。 その証拠に、とても中学生の娘がいるようには見えないといつも言われるし、街を歩けば声をかけられる。 外見には自信がある。 切れ長の二重のかたちの良い瞳は、いま流行りでは無いが、それだけにかえって印象に残るらしい。 そしてバランス良く整った顔立ちは上品で美しいと誰もが褒めてくれる。 艷やかな黒髪を肩先で揃え、軽いウェーブがかかっている。 カラダにも自信がある。 着痩せするため目立ちはしないが、細身の体型にもかかわらず胸はFサイズだ。 おしりもやや大きめだが、よく持ち上がっている。 プリンとしていて自分でもお気に入りだ。 鏡に映った男が後ろから抱きしめてくる。 「ああん、、、もうダメよ、、、あんなにイッパイしたでしょう?」 「俺、、、もっとユキナを抱きたい、、、」 うなじに口づけされる。 男の気持ちは分かっている。 夫の元へと帰るわたしに妬いているのだ。 自分にだって家庭があるくせに、、、 でもわたしは男の奥さんに嫉妬したことなど一度もない。 夫のコウヘイを愛しているからだ。 夫は普段は口数も少ないけれど、包容力があって優しくて、いつもわたしを大切にしてくれる。 175の身長でそれなりのイケメンだ。 わたし達は高校から交際を始め、大学を出て結婚した。 可愛い娘にも恵まれ、変わることなく愛し合っている幸せな夫婦生活。 それなのにわたしは半年前から不倫をしている。 結婚してから初めての浮気、、、 男がユキナを振り向かせ唇を奪おうとする。 「ああん、ダメよ、、、」 それなのに声が甘く溶けてしまう。 ねっとりとした口づけに自ら舌を絡ませていく。 「いいだろう、、、もう一度だけ、、、」 すごい精力だ、、、 ほとんど眠らずにシタはずなに、、、 それだけわたしが欲しいということだ、、、 すごく嬉しい、、、 でも時間がない、、、 背も高く、夫以上に整った顔立ち、そして逞しいカラダ、、、 アツヤは今年40だがジムに通っているだけあって、タフで何もかも若々しい。 不倫を続けて馴染んでしまったカラダは彼に触れられただけで簡単に疼きだす。 「ダメよ、、、もう、帰らなくちゃ、、、」 服の上からまさぐっていた大きな手のひらがブラウスの下に潜り込んでくる。 ミッシリと実ったF乳がたわみ、包まれる。 大きいに感じやすい乳房、、、 拒みながらも乳首が尖りきる。 「あっ、あーん、、、乳首、いやぁ~、感じちゃうよぉ、、、」 乳首をこねられ声がでてしまう。 「ユキナ、シャブってくれ、、、」 「もう、、、アツヤったら、、、」 それでも満更でも無い表情を浮かべユキナは跪く。 何度も射精したはずなのにギンギンに反り返った男根。 夫よりもひと回りは逞しい。 「アツヤって、、、本当にスゴイ、、、」 チュッ、チュッ、、、 思わず尿道口にキスをする。 このチ○ポがわたしを本当のオンナに戻してくれる、、、 「大っきいよ、、、あぁ、好き🩷このチ○ポ、大好き❤」 露骨な言葉を口にして、ルージュを施したばかりの唇でフェラチオを始める。 丹念にねっとりと、、、 男が端正な顔を歪め、ニヤリと笑う。 人妻を傅かせる征服感がアツヤはたまらなく好きだ、、、 愛する相手から奪い取り、快楽の波にのみ込まれていくオンナに激しく興奮を覚える。 シャブらせながら髪を優しく撫でる。 尖った乳首を指先でなぞり、ひねり上げる。 「あっ!イイッ!」 蕩けた表情で男を見上げながら、オトコに舌を這わせ続ける。 ときおり吸い付き、玉を舐め、袋ごと撫でさする。 こんなにいやらしいフェラは夫にもしたことがない。 「うっ、スゲェ、、、ダンナにも、こんなにスゲェフェラするのか?」 「しないよ、、、、アツヤだけ、、、」 「どうして?」 意地悪く聞いてくる。 でも、、、それがすごく興奮する、、、 「だってぇ、、、アツヤの方がスゴイから、、、このチ○ポが好きだから!」 「俺の方が気持ちいいのか?」 「いいの!アツヤの方がずっと気持ちイイッ!全然違うの!」 「ううっ、、、そこイイ、、、ユキナはカリが好きだなぁ、、、ぁ、おぉ、このスケベ人妻が、、、」 男のうめき声と罵りの言葉にカラダが疼く。 そうわたしは淫らな飢えた人妻、、、 「アアッ、もうダメぇ!オ、、オマ○コ、してえ!」 つづく
2024/08/10 10:00:46(QWo/JkqW)
投稿者:
てんてん
夫にはしたこともない卑猥な催促。
ユキナはスカートをたくし上げ、まっ白な尻をくねらせ挿入を求めた。 男はほくそ笑み、ゴムを装着した。 乱れた衣服を着けたまま、立ちバックで一気に貫かれる。 「デカイぃ!ああっ、アツヤ!スゴイ!」 ユキナは拒んでいたことなど忘れ、裏切りの情事にのめり込んでいった。 結局は再び全裸に剥かれ、ベッドで更に立て続けに二度も交わってしまった。 初めてのお泊りでの浮気セックス、、、 何度イカされたのかも覚えていない。 学生時代ですら、夫とこんなにシタことは無い。 ああ、、、アソコがジンジンする、、、 さすがにもうマズい、、、 もう午後四時を過ぎている。 慌てて化粧をして、男を急き立てラブホをあとにする。 「帰らなくちゃ、、、もう、アナタのせいよ、、、」 拗ねたように男を見つめる。 「タクシーで送っていくよ、、、」 「ダメよ、、、土曜日だもの、、、近所の人に見られでもしたら、、、それに夫だって待っているんだから、、、」 「なんだよ、、、さっきまで夫をほっぽって、俺に夢中だったくせに、、、」 さすがにアツヤも満足したのかシブシブ受け入れてくれる。 それが可愛く思えてアツヤにしがみつき、熱い別れの口づけを交わしてしまう。 「早くまた誘ってくれなくちゃ嫌よ、、、」 甘く耳元で囁く。 「分かってる、、、じゃあ、またな、、、」 恋人のように言葉を交わし、ユキナは一人タクシーに乗り込んた。 さすがに一人になると罪悪感が込み上げてくる。 本当にこれはマズいかも知れない、、、 どうして、お泊りまでしてしまったの、、、 後悔すらも湧いてくる。 しかも昨日は結婚記念日だったというのに、、、 この日は毎年かかさず、二人で外食をして、恋人時代に戻ったように熱い夜を過ごすことにしていた。 元々、ユキナが要求して始めたことだし、もちろん今年もそのつもりでいた。 それに週に三度は抱いてくれていた夫は部長に昇進したこともあって多忙な日々が続き、しばらく夫婦生活から遠ざかっている。 ユキナから誘っても、それとなく躱されてしまうことが続いていた。 普段は淑やかで物静かなユキナは見かけによらず性欲が強い。 浮気をしているとはいえ、愛する夫にはそれ以上に抱かれたい、、、 なかには浮気にのめり込む余り、夫に抱かれることを拒む人妻もいるらしいが、ユキナは全くそんなことがなかった。 浮気をした日にはかえってカラダが熱く燃え、夫のコウヘイに自らムシャブリついてしまうこともあった。 いつになく発情しているユキナに驚きながらも夫は嬉しそうに存分に満足させてくれた。 それが最近は手も触れてくれなくなりつつある。 セックスレスになる前触れのかも知れないと恐怖すら感じ始めているこの頃だ。 そんなことは絶対に嫌だ、、、 あの人との浮気セックスは確かに夫よりも数段も感じさせてくれる。 オンナとしての最高の幸せを感じさせてくれるのはあの人だけだ、、、 けれど夫ともそれ以上にシタい。 これ以上はない愛情に包まれるていると感じさせてくれるセックスは夫しかあり得ない。 欲張りなわたし、、、 その二人を共有出来るわたしは幸せものだ。 それもあって、恒例の記念日には夫に思いきり愛して貰うつもりでいた。 しかし、それにアツヤが嫉妬した。 わたしが得意気に毎年の結婚記念日のことを口にしたのがマズかった。 軽く嫉妬させてやろうと思ったのが間違いだった。 アツヤはその日にどうしてもデートをしたいと言い出した。 しかも、お泊りで、、、 ユキナは当然、誘いをはねつけた。 だが男は執拗だった、、、 初めは困惑していたユキナも、昇進を重ねるほど有能で女子社員に憧れられるほどのイケメンのアツヤが子供のように駄々をこね、自分に執着する姿に可愛らしさを感じほだされてしまった。 オンナという生き物はいけないことだと分かっていても、そんなに求められると、たまらないほど嬉しくなるし、それに応えてやりたくなってしまう。 ユキナは考えた挙げ句、レストランを予約して待っているだろう夫にいきなり電話した。 会社でトラブルが発生したと、、、 パソコンの重要なデータが飛び、明日の土曜日までに復旧させなければならない。 自分を含め担当者たちが全員で会社に缶詰になって作業に当たらなければならなくなった。 申し分ないけれど今夜の予約はキャンセルして欲しい。 この埋め合わせは必ずするからと懇願した。 ガッカリしたのか、夫は言葉少なに分かったと寂しげに応えた。 良心の苛責を感じながらもう一度詫びを入れたユキナは電話を切った。 酷いことをしている意識はあった、、、 でも明日にでも償いを兼ねて記念日をやり直せば済むことだと思う自分もいた。 そして、アツヤと記念日ばりの豪華な食事をしているうちに、よりによって、こんな大切な日に夫をあざむいて不倫相手とお泊りでカラダを重ねる事に胸がドキドキして、異様な興奮を覚えていた。 不安はあったが、夫はわざわざこんな日を選んで、わたしが浮気をしているとは考えも付かないはずだ。 我ながらいいシチュエーションだと思う。 気は咎めるが安心してタップリ楽しむことが出来る。 夫とは出来ない爛れたセックスに身を任せ、互いのカラダを貪り合って存分に満足したら、明日は早めに帰ればいい、、、 そして済まなさそうに謝って、後はいつものようにさりげなく夫に接すればいい、、、 記念日のやり直しで外食して、夜になれば久しぶりに夫に思いきり抱いてもらえば、全てが丸く収まる、、、 そのはずだったに、、、 あまりにも時間が遅くなってしまった。 でも、何とかなる、、、 夫も、そして娘もわたしを信用してくれている。 日頃からそう思われるように十分努力している。 それに心から愛しているのは夫と娘だけだ。 あの男を愛していると思ったことなど一度もない。 でも、、、わたしのオンナはアツヤに恋してる、、、 アツヤを想うだけでオンナが疼く、、、 あんなに抱かれたばかりなのに、、、 本当は夫よりもアツヤが欲しい、、、 もうアツヤとは離れられないかも知れない、、、 それが少し怖い、、、 でもそれなのにドキドキする、、、 もう若くないに、、、 こんな気持ちにしてくれるアツヤがたまらないほど恋しい、、、 それを失わないためにも夫には、いや誰にも気付かれてはならない、、、 そのためには、いつもの自分でいること、、、 大丈夫、、、、 わたしは学生時代だってコウヘイに気付かれなかった、、、 そう自分に言い聞かせてユキナは自宅に戻った。 つづく
24/08/10 20:54
(gmQIL7Zm)
投稿者:
てんてん
「ただいま!」
いつものように明るく声をかけリビングへ入る。 「ゴメンね、、、でも大変だったのよ、、、今までずっと会社にカンヅメ、、、もうクタクタ、、、」 済まなそうに、それらしく繕いながら椅子に腰を下ろした。 なぜかカーテンが締め切ったリビングは薄暗いのに照明は灯されていない。 ソファに夫が座り、土曜というのに珍しく娘も少し離れて腰かけていた。 中2だがユキナ譲りの美少女で体付きも中学生とは思えないほどに大人びている。 二人は沈んた様子でユキナに声もかけてこない。 「どうしたの?ああ、そうだよね、、、大切な記念日だったのに、、、本当にごめんなさい、、、でも仕方がなかったの、、、わたしだけがぬけるわけにはいかなくて、、、そんなに拗ねないでよ、、、よし、そうだ、今晩はわたしが奢っちゃう、、、これから三人で美味しいもの食べに行こ、、、罪滅ぼしに好きなもの何でもご馳走するから、機嫌直して、パーッと行こうよ、、、ねぇ、二人とも、、、」 いつもと違い、二人ののりが悪い。 どういう訳か黙り込んだままだ。 「ねえってば、、、アナタ、早く出かけようよ、、、」 今度は猫なで声で夫に声をかける。 「キモ、、、一人で舞い上がっちゃって、、、あきれる、、、」 えっ、なに、、、 娘の言葉に一瞬凍りつくが、すぐに気を取り直す。 「そんなにへそを曲げないでよ、、、これでも本当にドタキャンのこと、反省してるんだから、、、」 「ユキナ、、、お前、本当はどこに行っていたんだ?」 今度は夫の問いかけにドキリとする。 口調はいつものように穏やかだが、視線には冷たいものを感じる。 まさか? いいや、そんなはずは無い、、、 「ちゃんと言ったでしょう、、、会社にずっといたの、、、本当だよ、、、」 「じゃあ、これはなんだ?」 夫にスマホ見せられる。 そこにはユキナが男と楽しそうに豪華な食事を取っている姿が写し出されていた。 つづく
24/08/11 09:56
(7kjRkAMD)
投稿者:
てんてん
「えっ、、、これっ、、て、、、」
昨夜の二人だった。 日付も時間も刻字されている。 「他の男となにか記念日でも祝っていたのか?」 皮肉めいた言葉に頭がまっ白になりそうになるのをこらえ、必死に立て直す。 「何言ってるのよ、そんなわけないでしょう、、、長くなりそうだから先に食事を取ったの、、、それに他にも会社の人がいたのよ、、、本当に、、、二人きり、、じゃ無かったよ、、、」 耐えきれなかったのか娘が口を挟んできた。 「嘘ばっかり、、、お父さんをドタキャンして、、、それなのに他の人と食事だなんて、、、酷いよ、、、気が引けなかったの!?」 娘の言葉が胸に刺さる、、、 「それは、、、でも、仕方がなかったから、、、」 気は引けていた、、、 けれど、それ以上に浮かれていた、、、 「じゃあ、、、これは?」 力無く画面を操作する。 そこには、もたれかかるようにして男に肩を抱かれ、嬉しそうに言葉をかけながらラブホに入るユキナの姿が写っていた。 「、、、っ、、、違うの、、、どうして、こんな写真、、、あっ、これわたしじゃない、、、違うよ、、、」 頭が混乱して、まともな返事が出来ない、、、 「なに言ってるの?これ、母さんだよ、、、服だって一緒じゃない、、、」 吐き捨てるように娘が言う。 「分かったわ、、、本当のことを言うわ、、、」 「どうして初めから言わなかったんだ?」 「誤解されると思ったからよ、、、とにかく聞いて、、、長くなりそうだったから、まず休憩しようって、、、二人じゃなかった、みんなもいたんだよ、、、」 訳の分からない苦しい言い訳、、、 「ラブホでか!?」 「だって、、、金曜日だよ、、どこもいっぱいで、、、仕方なく、、、」 どんどんマズい言い訳になっていくのが分かっている。 でもなんとしてでも、この場は切り抜けないと、、、 「どうしてホテルにこだわるんだ?他にも幾らでもあるだろう?会社の中に幾らでも、、、」 その通りだ、、、 しかしもう押し切るしかない。 「本当なの、、、みんなで食事をしてホテルで休もうって決まって、、、そんなのわたし一人だけ嫌だなんて言えないでしょう?肩を抱かれたのは悪ふざけ、、、やめて下さいって言ったし、みんなで少し休んで、すぐに会社に戻ったよ、、、だからアナタの心配するようなことは何一つしてない、、、その後は本当に今まで会社にいたの、、、」 「酷い、、、言い訳だね、、、」 娘がぼそりと呟く。 「本当はさっきまで男と二人でホテルにいんだろう ?」 「違います、、、そんな事してない、、、会社にいたの、、、信じて、アナタ、、、」 普段の穏やかな仮面を脱ぎ捨てて必死に弁解を続ける。 このままだと取り返しのつかないことになってしまう、、、 つづく
24/08/11 14:42
(Y5LuAbdT)
投稿者:
てんてん
「もうウソはいい、、、じゃあ、これはなんだ?」
ホテルを腕を組んで出るところ。 そして抱き合って口づけを交わす二人。 「そんな、、、」 思わず夫のスマホを取り上げようとする。 「触らないでくれるか?大切な証拠だ、、、」 証拠? 夫の顔を見る。 今まで見たことも無い冷えた視線、、、 「どうして、、、こんな写真、、、」 「探偵に頼んだ、、、これだけじゃない、浮気の証拠は他にもある、、、」 探偵、、、浮気の証拠、、、 まさか、、、 「わたしは浮気なんてしてない、、、だから、証拠なんてあるはずない、、、」 コウヘイは興信所の報告書をユキナに渡した。 「なに、、、これ、、、」 二人の密会が事細かに書かれていた。 逢った日付、密会していた時間も、、、 そして楽しそうにホテルを出入りするのはもちろんのこと、夜更け公園で互いの体をまさぐり合いながらキスを交わす写真も添付されていた。 ユキナの顔から血の気が引いた。 でも浮気を認めたら、全てが終わる、、、 それだけは絶対にイヤだ、、、 「こんなの浮気の証拠にならない、、、わたしは上司に相談ごとをしていただけ、、、」 「相談って、、、キスしてるじゃない!何言ってるの、、、酷いよ、、、」 遮るように娘が言う。 「無理矢理されただけ、、、ちゃんとこの後、もう二度としないでと言い渡したから、、、これは本当よ、、、」 「まだしらを切るんだな、、、じゃあスマホを見せてくれ、、、」 「断ります、、、スマホには何もありません、、、それに、そんなもの人に見せるものじゃないでしょう!」 「そうか?俺はお前やコユキに見られも構わないけど、、、やっぱりお前には見られたくないものがあるんだな?」 「違う、、、ただ人に見られたくないだけ、、、それだけ、、、」 マズいものがいっぱいある、、、 だから見せられない、、、絶対に、、、 「そうか、、、まあいい、、、もう少ししたら、お前の相手、写真の男が奥さんと家へ来る、、、話はそれからだ、、、」 「えっ、、、ウソ、、、だよね?」 「ウソじゃないさ、、、奥さんに電話して話をした、、、詳しく聞きたいそうだ、、、そいつが帰ったら二人で来るそうだ、、、」 最悪の展開になりつつある、、、 まずはとにかく口裏を合わせなければ、、、 「ちょっとトイレに行って来る、、、」 「構わないけど、スマホは置いていけよ、、、必要ないだろう?」 「いやよ、、、見る気でしょう?」 「見ないよ、俺はお前と違ってウソはつかない、、、それにどうせロックされてるんだろう?それとも誰かと口裏でも合わせるつもりか?」 「そんなことしない、、、分かった、、、」 そこまで言われたら置いていくしかない、、、 トイレでとにかく策を考える。 とにかく肉体関係は無いと押しきって、、、 キスは冗談を言っていたらイタズラでされてしまったことにして、、、 お互いに家庭や仕事のことを相談し合っているだけの仲だと納得させればいい、、、 あの人だって奥さんには絶対に白状しないはずだ、、、 何とかうまく今日さえ乗り切れば、、、 しばらくは関係を断つことにして、、、 ほとぼりが冷めればまた、、、 いいや、、、この際、完全に手を切った方がいいのかも、、、 でもそれも寂しい気がする、、、 すぐにそんなこと言ってる場合じゃない事に気付く。 とにかく今日をやり過ごせば何とかなる。 絶対に浮気を認めてはダメだ。 しかしその決意はすぐに覆されることにユキナはまだ気づいていない。 ユキナはリビングに戻ると腹を括り普段のように平然と振る舞った。 まるで自分は過ちなど犯していないと言わんばかりに、、、 「ねぇ、みんな、お腹減ってないの?何かとりましょうか?」 「随分とスッキリした顔してるな、、、さっきまでとえらい違いだ、、、」 「だって、、、わたし浮気してないもの、、、ずっとアナタ一筋だから、、、恥ずかしいけど、、、はっきり言うね、、、わたし、男はアナタしか知らないからね、、、他の人とシタことなんて一度も無い、、、」 娘の顔があからんでいた。 自分では気づいていないようだが、こんな事を娘の前で口にするような妻ではなかった。 平静を装ってもボロは出まくっている。 「本当にそうだったら良かったのにな、、、それにしても、そんなこと娘の前で言う事じゃないだろう?」 「あっ、、、そうだよね、、、ごめんなさい、、、、ねえ、本当に何かとろうよ、、、」 急に猫なで声になる。 コロコロと口調が変わる。 内心はかなりきているのだろう、、、 「俺はいい、、、食欲がない、、、」 「わたしも、、、」 「わたしはあるわよ、、、悪い事してないから、、、ピザでもとろうかな?」 今度は開き直ったつもりか、、、 無罪だったらただでは置かないってところか、、、 憐れなものだ、、、 有罪なのは自分が一番良く知っているはずなのに、、、 お前はスマホを誤魔化せたつもりかも知れないが、あの男はそうはいかないぞ、、、 なかなか相手はやって来ない。 かなりモメているのだろうか? でも必ず来るはずだ。 電話で話しただけだが、それでも気の強さが伝わってきた。 かなりのものだと思う。 あの男は絶対に普段から奥さんの尻に敷かれている はずだ。 つづく
24/08/11 20:14
(l3DgMqrw)
投稿者:
てんてん
しびれを切らしてユキナがピザを本当に注文した。
しかし実際にピザを目の前にしても、ほとんど口にはしない。 強がっているのがモロわかりだ。 「ねえ、、、コユキも、アナタも食べていいのよ、、、一緒に食べよ、、、」 会話のない雰囲気に絶えきれないのか、再び甘い口調で誘ってくる。 「俺はいい、、、」 本当に食欲がまるでわいてこない、、、 「コユキは食べなさい、、、育ち盛りなんだから、体に悪いだろう、、、ちゃんと食事は取りなさい、、、」 「うん、、、わかった、、、」 「そうだよ、遠慮しないで母さんと一緒に食べよ、、、」 コユキはユキナには身向きもせずに食べ始めた。 俺に気を遣っていたんだな、、、 涙がこぼれそうになる。 中学二年にしては大人びて、ませたところもあるけれど、優しくて美しい娘に育ってくれている。 どんなことになったとしても、この世で一番大切な娘、、、 これからは俺が守ってやらないと、、、 「コユキ、、、食べたら、二階の自分の部屋に行ってくれないか?もうすぐ、相手も来ると思うから、、、」 「イヤだよ、、、わたしも話を聞く、、、」 「それはダメだ、、、これは父さんと母さんの問題だ、、、」 「そうじゃないよ、わたしにも関係ある、、、」 「そうだな、、、でも、ゴメン、、、父さん、あの男に可愛いお前を見られたくないんだよ、、、父さんのワガママだ、、、たのむ、、、」 あの汚らわしい男に娘をイヤらしい目つきで見られたくない、、、絶対に、、、 「わかった、、、でも後で全部教えてよ、、、絶対だよ、、、」 「わかった、、、約束する、、、コユキ、ありがとう、、、」 「大丈夫だからね、コユキ、、、母さん、浮気なんてしてないから、、、」 ユキナに冷たい一別をくれて、コユキは部屋へと向かった。 二人きりになると、更に気まずさが増してくる。 「ねえ、アナタ、、、」 「なんだ?」 「わたし、、、本当にアナタだけを愛しているんだよ、、、浮気なんて一度もしたこと無い、、、他の男とセックスなんて、これからだって絶対しない、、、わたしね、、、、、」 もう聞きたくない、、、 虚しくなる、、、 俺には全部分かっている、、、 その時、チャイムがなった。 つづく
24/08/12 23:27
(3tFGuUWX)
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