僕はもう 引き返せなくなってるのか この快楽にずっと溺れていたくて 求めてやまなくて
とうとう ここまで いや この先も どこまで行くのだろう でも どこまでもこのまま行って果ててみたい 果ててもいい
思えば こんなことになるとは思わなかったあのころ
僕と妻は 所謂セックスレスだった 子どもが産まれてからずっとそうだった よくある話だ。セックスしたくない訳ではない 性欲もない訳ではなく ちゃんと機能する ただ虚しく一人で慰めるしかなかった。風俗に行ったこともあったが 金払ってるからしてるくれるんだって思えてもういいやってなって 1人のほうが気が楽になった。
ある日 妻の同僚が遊びに来た 妻より少し歳下だけど落ち着いた感じもする女性だった。ぽってりとした唇がなんとも言えない大人の色気を醸し出していた。
ねえ 今夜は彼女も一緒に夕飯食べていってもらいましょう 妻はそう可愛い笑顔を見せた
もちろん断る理由もないから OKした 思えばこれが 始まりだったのだろう