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一くん。死ぬほど感じさせて(1)
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:一くん。死ぬほど感じさせて(1)
投稿者: ai-美香
一くん。

あなたが私に向けてくれてた好意。

十分すぎるほど、分かってた。

私も好きだったよ、一くんのこと。

でも。あなたと一線を越えてしまったら、あなたと仕事場で普通に会えない。あなたの顔をまともに見れなくなる。普通に喋れなくなる。


だから、私はあなたの気持ちが見えないふりをし続けたのよ。

でも気づいたの。

今の職場を辞めて、あなたとは違うところで働いたらいいんだって。

だから私は辞めました。あなたの気持ちに答えたい。それだけの気持ちで。

それから上手くいくようになったわよね。

そうだ、あなたと一線を越える前。私の家で最初のバーベキューしたよね。

職場の後輩が私の家でバーベキューしたいって目を輝かせていうもんだから、二人で張り切って企画して、食材とかお酒を買いに行ったよね。

その日、あなたは酔っぱらって、ぐでんぐでんになって私に、

「帰るのはしんどいから、雑魚寝でいいから泊めてくれ」って言ってたけど、それは無理だからって断った。

その後、一くん、最寄りの電車の駅まで「しんどい、しんどい」って言いながらふらふらで歩いてたって人から聞いた。

次の日、私の「おはようございます」を無視したよね。そして、お昼、呼び出して、私に向かって初めて不満を言ったよね。

「北新地もそう、天満もそう。そして今回もそう。飲みに呼んでおいて、最後はゴミを捨てるようにポイ。俺はO先生の都合のいい友達ちゃうねん。これから先、俺に飲み会の誘いはしないで欲しい。O先生の誘いは全部断る」

「ゴミを捨てるだなんて、そんなひどい言い方しないで。そんな訳ないでしょ 。それに泊めるなんて無理よ。

Y先生は私に何がして欲しいの?何を求めてるの?」

「俺の気持ちを知ってて、のらりくらりとした態度を取らんといて欲しい。都合のいいように接しないで欲しい」。

「答えになってない。ちゃんと答えて。私にどうしろっていうの?」

「俺とO先生との微妙な距離感。前にAさんとI先生が先生の家に来てたときに、家に飲みにおいで、って誘ってたやろ。あのとき、おれ、断ったやろ。あのとき、俺のこと利用せんかった?」

「利用なんて、そんなことしていない。呆れるわ。

Y先生、私の気持ち、本当に全然わかっていない。

Y先生のこと、もっと知りたくなったし、きちんと私の気持ち伝えます。

だから、今週の土曜日空いてますか?土曜日がだめだったら、来週でもいいです。とにかく、二人で会って、そこで落ち着いて話ししましょう」

****************

沢山、沢山、話をした。

1時間ぐらいって考えてたら、気づいたら3時間、車の中でお喋りをした。

Y先生の気持ちには気づいていること、でも今すぐにその気持ちには応えられないこと。

少し時間がかかるけど、いいですか?我慢できますか?

帰り際、「待って。私の唇が好きなんでしょ。だからキスはさせてあげる。でもここまでよ」。

***************

会う時間こそあまりなかったけど、最初はお喋りするだけの関係。

帰り際にはキスだけして別れる関係。

このままで終わる訳ないと思ってた。

一くんはそれでも何も言わなかった。

あなたの頬にタッチして、キスできるだけで十分って言ってくれた。

でも、私が満足できなくなってきているのは、私自身良く分かっていた。

そして、私は一くんと同じ職場を辞めた。

そこからがスタート。

(続)
 
2022/05/03 21:53:02(6/hc33IZ)
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