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タイトル 「義母の誘惑」
(AVシナリオ) 3人家族の夕食風景。父親の健一、父親の再婚相手の結衣、高1の隼人。 隼人は黙りこくって夕食を食べ終わると、自分の部屋にさっさと戻ってしまう。 困った表情でそれを目で追う父親。 「君には嫌な思いをさせて済まないなあ。隼人の奴、難しい年ごろなんだろうか。」 「いいの。私も母親が再婚したから、隼人さんの気持ちはよくわかるワ。 時間をかけて少しづつ私のこと、分かってもらうようにするワ。」 「そう言ってもらえると嬉しいよ。」 その日の夜、寝室で夫婦の営みをする健一と結衣。結衣は最初、なるべく声をださないように セックスをしていたが、健一のピストンが激しくなると、つい嬌声を出してしまう。 隼人の勉強部屋。数学の宿題をしているが、微かに聞こえてくる結衣の嬌声に勉強が手に付かない様子。 引き出しの奥からエロ雑誌を取り出すと、ヌード写真のページを開けてオナニーを始める。 画面左は健一のピストンに乱れる結衣の姿、画面右はオナニーに耽る隼人の姿。 やがて結衣の逝く声に合わせるように隼人は射精してしまう。 場面は変わって昼間、家の掃除をしている結衣。隼人の部屋を掃除している時に、少し開いている 机の引き出しの奥にエロ雑誌を見つける。取り出してパラパラとそれを見る結衣。ふと机の下に 丸めたティッシュを見つける。ボーとした視線でそれを見つめる結衣。 居間にもどると結衣はソファーに座ってオナニーを始める。結衣のオナニーシーン。バイブを使う。 朝の玄関。結衣に見送られながら出勤する健一。 「今夜は出張で留守にするから、何かあったら携帯にかけてくれよ。」 「そうするワ。行ってらっしゃい。気を付けてね。」 家を後にする夫に手を振る結衣。 夜の隼人の勉強部屋。数学の問題集とノートの上にはエロ雑誌のヌード写真。 ズボンの中に手を入れてゴソゴソと動かしている。そこへ部屋のドアのノック音。 慌ててエロ雑誌を数学のノートの下に隠す隼人。結衣が盆の上にケーキとジュースを載せて入ってくる。 「勉強ご苦労様。隼人さん、なに勉強しているの。数学かあ。私、数学苦手だったなあ。 へえ、こんなにいっぱい勉強してるんだー・・・」 結衣が数学のノートのページをめくろうとした瞬間、その下からヌード写真が出てくる。 慌ててそれを隠す隼人。隼人の後ろめたそうな表情。 「いいのよ、男なんだもの。エッチに興味があって当然なんだから。ねえ、オナニーとかしているの。」 黙ってうつむいている隼人。 「いいのよオナニーしても。私だってすることあるんだから。」 驚いた顔で結衣を見つめる隼人。 「ほんとう?ほんとうにママもオナニーすることあるの?」 「初めてママって言ってくれたね。嬉しいワ。ほんとうよ。ママが隼人のオナニー手伝ってあげよっか。」 そう言って隼人のズボンの膨らみに手をあてる結衣。 「もう、こんなに固くなってる。さあ、我慢してたらからだに悪いわよ。ママにまかせなさい。」 結衣は隼人のズボンをチャックを下しペニスを出すと、握った手でしごき始める。 「さあ、立ってごらんなさい。」 隼人を椅子から立たせるとズボンとパンツを脱がせる。 「パパには内緒よ。」 そう言って隼人のペニスを口に含みしゃぶり始めた。隼人は眼を閉じて呼吸が荒くなっている様子。。 「苦しいの? 脈拍が速くなっているの?」 手でしごき、口でしゃぶり、やがて結衣の口の中で射精する隼人。 「いっぱい出たわね。どーお? すっきりした?」 「うん。」 「じゃあ、勉強がんばってね。」 にっこり微笑む結衣。モジモジしながら隼人が聞く。 「ねえ、今度はママのあそこに入れちゃだめ?」 「それはダメ、絶対にだめ。そのかわりママのオナニー手伝ってくれるかな?」 場面はソファーのある居間。結衣が下着姿で手に何かを持って入ってくる。バイブレーターだ。 「これ、何か知っている?」 「知ってるけど、実物を見るのははじめてだよ・・・」 隼人は渡されたバイブレーターをいろんな角度で眺めているが、スイッチのある場所を見つけて、それを押す。 急にバイブが動き出し一瞬ビクッとする。 「隼人・・・私のアソコが見える?・・・結衣のオマンコだよ・・・」 下着を脱ぎソファーの上でM字開脚して隼人を促す。 「バイブでママを気持ち良くしてェ。」 バイブで結衣のマンコを攻める隼人。最初は浅く、やがて深々と挿入する。結衣は自分の胸を揉みながら逝ってしまう。 場面は変わり街の歩道。制服に学生カバンを持って歩く隼人。学校の帰り、一緒にケーキを食べようと結衣と 待ち合わせているのだ。道に立つ結衣が手を振り、隼人がそれに気付く。小走りで隼人に近づく結衣。 「ケーキのすごくおいしいお店なのよ。一緒に食べよう。」 結衣と隼人は手を繋いで道を歩く。その姿は仲のいい恋人同士のようだ。 それを後ろから見ていた3人の男子学生。隼人の高校の不良グループだ。見るからに悪そうな身なりと顔つきの3人。 「おい、見ろよ。あいつB組のやつだぜ。あんな年上の女と付き合ってるのかよ。」 「あの女Dカップ、いやEカップはあるなあ?」 「お前に女の胸のサイズが分かるのかよ。」 「分かるよ、俺の母ちゃんDカップて言ってたもん。」 「お前の母ちゃん太ってるだけだろ。それより黒の網タイツ履いてたぜ。」 「たまんねえ。黒の網タイツ、匂いてえ。」 「あいつ許せねえ。西浦隼人て言ったっけ。いっちょ、締め上げてやるか。」 「おう、やろうぜ。」 場面は校舎の裏の細い道。隼人が3人の不良に囲まれて道に倒れている。顔には殴られた跡。 「昨日手つないで歩いてただろう。あの女俺たちに紹介しろよ。」 「そんなんじゃない、あれは俺のママだ。」 「ママ?どう見たって25、6だったぞ。」 「パパの再婚相手だ。それに32歳だ。」 「へー、若く見えるな。」 「そんなのどっちだっていいぜ。今からお前んちへ俺たちを連れて行けよ。」 「嫌だと言ったらもう一発ぶん殴るぞ。」 不良たちに脅されて隼人はしぶしぶ3人を家に連れて帰る。 家に入ると結衣が出迎える。 「お帰りなさーい。」 3人の不良学生を見て 「この人たちは?・・・お友達?・・・」 不良の一人が答える。 「マブダチです。」 「・・・どうぞ上がって・・・ジュースでも用意するわね・・・」 居間のソファーに並んで座る4人。不良たちに挟まれるように隼人は座っている。 最初隼人がうつむいていたので結衣は気づかなかったが、隼人の顔に殴られた跡があるのに気づく。 「どうしたの、その顔?」 「こいつ、さっき自転車とぶつかったんです。」 「違う!」隼人が大声を出す。 不良たち3人が一斉に立ち上がる。 「あんたがいい女なんでやりたくなったんだよ。」 不良3人が結衣に飛び掛かり、結衣は床に押し倒される。 「やめろ!やめてくれー!」 隼人が絶叫すると不良の一人が隼人の腹を殴り、隼人は床にうずくまる。 結衣はブラウスのボタンを引きちぎられ、履いていたパンストを脱がされる。 少年は自分のペニスに唾液を塗りつけ、結衣に挿入する。 「嫌ー、嫌よ。抜いて、中に出さないでー。」 お構いなしに少年は腰を動かす。首を左右に振りからだを捩らせようとするが、少年二人に肩を押えられ 身動きができない。 「だめー、妊娠しちゃう、中に出さないでー」 興奮した少年にはその言葉は届かない。ついに中だし射精してしまう。 少年がペニスを抜くと、精液が逆流して出てくる。 「オバサン、嫌がってたけど、乳首立ってるし、途中から腰も使ってたじゃねえか・・・」 別の少年が交代する。 「ほら、後ろ向きになって腰浮かせろや。俺の高速ピストン見せてやるからよ、時計の秒針見てろや。」 バックから挿入し、両手で結衣の尻を掴んでパンパンパンパンと激しく肉を打つ少年。 「どうだ、早いだろ。」 「130くらいかな、まあまあだ。次は俺にさせろ。」 再びパンパンパンパンというリズム。 「おう、138くらい出てたわ。・・・・あれ・・おばさんもう逝っちゃったの・・・だらしねえ女だなあ。」 少年がパチーンと結衣の尻肉を叩いた。
2020/10/14 18:27:28(aHLg71Lp)
「お前ら、遊んでないでそろそろ終わらせろや。隼人パパが帰ってきたらまずいことになるぜ。」
「よっしゃ、ラストスパートじゃー、おりゃーー」 それを聞いた結衣が絶叫し 「うわーやめてー、中に出さないでー、妊娠しちゃうよー、赤ちゃんができちゃうよー、中だけは、中にだけは出さないでー」 バックから少年に激しくピストンされながら、結衣は頭を左右に振ったり床を平手でバンバン叩きながら激しく嫌がる。 だが、それがかえって少年の興奮を高めるようだ。 「お、俺、もうガマンできねー・・・・うううっ!」 興奮を止められず、少年は結衣に中だしして果てる。もう一人の少年はその光景を見てビビったのか 「やべーよ、早くずらかろうぜ。」 そう言ってズボンを履いてしまう。 「何だ、おめー、根性なしだな。」 別の少年が蔑むように言う。 「おい、スマホで写真撮っとけよ。もしも警察に言ったら、写真をネットに晒しゃいいからな。」 少年の一人がそう言うが 「あなたたちバカなの。そんな自分の犯罪証拠残をずっと残して、いつか捕まりたいの。」 結衣の一言でスマホ撮影はせず、言うんじゃねえぞ、誰にも言うなよ、と口々に言いながら少年3人は帰って行く。 隼人は腹を殴られたあとはうつ伏せになって、ずっと部屋の隅で泣いている。 床に倒れていた結衣はゆっくり起き上がる。汗ばんだからだ。髪が汗で額に張り付いている。隼人に 「隼人、ちょっとそこにあるティッシュの箱取って。」 と言う。隼人が頭をあげるとすぐ近くにティッシュの箱。それを持って結衣に渡す。 「だいじょうぶ?」 蚊の鳴くような声の隼人。 「私はだいじょうぶよ。それより隼人は?」 「だいじょうぶだけど・・・・ママ、妊娠しちゃうんじゃないの?」 結衣は急に笑い出す。 「ああ、あれ?・・あれはぜんぜんだいじょうぶだから。」 隼人はきょとんとした表情。 「私、妊娠はしないから。・・・そういうからだなの。昔、病気して子宮取ってるから、妊娠はしないのよ。」 「だって、どこにも手術の跡ないよ。」 「それはね、内視鏡手術だったからなの。ほらよく見て。ここと、ここと、そしてここにも、小さな傷があるでしょ。 内視鏡手術の跡よ。隼人のパパはね、私が子供ができないからだだって知ってて結婚してくれたんだよ。」 「そうなんだ・・・・だったら何でさっき妊娠するから止めて、て言ったの?」 「さあ、何でだろうね。言ってみたかったのかな。まあ、気にしないでね。それより、あの子たち一杯中だし してくれたわね。シャワー浴びてこよっと。それと、今日のこと、パパにはもちろん内緒ね。聞いたらショックで 発狂するわ。」 裸の結衣はティッシュのかたまりを股間に挟んだまま歩いて浴室へ行く。隼人はポカンとした表情でそれを見送る。 浴室でシャワーを浴びる結衣のシーン。上半身を洗い股間を洗いだす。指が股間を擦ると感じ始める。 怪しげに指を挿入し出し入れするうちにその動きが速くなり、カクカクと痙攣しながら逝ってしまう。 日曜日の家の玄関。ゴルフバッグを肩に掛け、出かける夫を見送る結衣。 「日曜だというのに家族サービスもできず、ごめんな。夕食までには帰るから。じゃ、行ってきます。」 「行ってらっしゃい。」 その日の昼下がり、勉強部屋に結衣が入ってくる。 「ねえ、しよっかー。」 結衣と隼人はベッドの上で絡み始める。深いキスのあと隼人の耳元で結衣が囁く。 「今日は中にだしてもいいよ。」 服を脱ぎ捨て愛し合う二人の姿は互いを激しく求めあうようだ。 中だしフィニッシュ、結衣の股間に流れ出る隼人の精液。再び抱き合い見つめあって微笑む二人。 隼人が結衣に問いかける。 「この前の三人組さ、あいつらのこと前から知ってたの?」 「知らないよ。知らないけど、隼人と喫茶店に入った時、あの三人が少し離れた場所から私のことじっと見ていたの。 私、一人の子の目を見たの。あの目は何かあるのかな、て思ってた。ああいう奴らのこと、私、けっこうカンが働くの。」 「そうなんだ・・・」 「家に来た時、ピンときたわ。やっぱり来たか、て。」 窓ぎわの花瓶に生けた二本の花が風に揺れている。そこに徐々にピントが合ってエンディング。 義母の誘惑 おわり
20/10/15 18:19
(dbghBOJq)
タイトル「AV 鬼滅の女」 主演女優 にしうら結衣
今から一世紀前の事、世界は不況に喘いでいた。 その時代に日本の滅亡をもくろむ悪魔のような集団がいた。 日本人の孤児を海外に連れ去り、そこで特訓をして、破壊活動をする工作員を育てあげるのだ。 それらの者たちはやがて日本の政界や報道機関、軍部、警察組織などに送り込まれ、 ある男の命令で国家崩壊の破壊活動をするのだった。 その男の名前はマッド・デビルと呼ばれていた。 彼の背後には世界的な富豪がいて糸を引いていると噂されていた。 その富豪がアジア支配をするためには、日本の国家転覆とその後の日本支配が必要だったのだ。 その悪の集団に立ち向かうために秘密に組織された集団があった。それは鬼滅隊と呼ばれていた。 国内に送り込まれた工作員とマッド・デビルを見つけ出し、処刑するのが彼らの仕事だった。 だが反対にマッド・デビルの策略にはまり、命を落とす隊員も後を絶たなかった。 ある戦い(のちに三津度宇衛の戦いと呼ばれる)で鬼滅隊は大敗し、隊員たちは散り散りになっていた。 岸次郎と根津子は鬼滅隊のメンバーだったが、実の兄と妹でもあった。 二人は敗北した戦いの後、深い山中の山小屋に逃げ込んだ。 夜の小さな山小屋は一本のロウソクだけが部屋の灯りだった。 「兄ちゃん、あいつらまた襲ってくるよ。」 「そうだな、根津子、今度は俺たちも覚悟せんとならんな。」 「もしかしたら今度は私たち、やられちゃうの?」 「ああそうかもしれんな。でも何とか生き残らにゃならん。」 「わかんないだろう。生き残れるかどうか戦ってみないと、わかんないんだろう。」 「ああ・・・・」 「だったら兄ちゃん、今夜私を抱いて。」 「な、何を言い出すんだ根津子。俺たちは実の兄弟だぞ。」 「でも私は処女だよ。兄ちゃんも童貞だろ。これで人生が終わるのなら、今夜抱いてくれても・・・・ 私を抱いてくれても・・・・」 根津子は岸次郎に抱きついた。自然の成り行きだった。岸次郎は根津子の肩を抱きしめると、唇を合わせた。 根津子を押し倒し着物の前をたくし上げ、両脚を勢いよく開かせ、その奥の秘部にキスをした。 根津子が小さな悲鳴を漏らした。岸次郎は根津子の秘部を丹念に舐め始めた。鬼のような工作員に命を絶たれて、 妹は明日はもうこの世にはいないかもしれないと思うと、岸次郎は根津子がいとおしく、たとえ自分の命を捨てても、 根津子を自分が守ってやらねばならないと心に誓うのだった。根津子の幼い女陰からは愛液が溢れていた。 岸次郎はそれを啜った。根津子は嬌声をあげのけ反った。岸次郎は根津子の女陰に少しずつ指を挿入した。 処女の女陰は狭く、指一本が通るのがやっとかと思えたが、時間をかけるうちに馴染んでくるようだった。 「痛くないかい?」 岸次郎が聞くと 「うん。」 と根津子が答えた。岸次郎が指を動かすと中から粘り気のある愛液が溢れ出てきた。岸次郎のペニスは 固く勃起していた。 「根津子、兄ちゃんが入れるぞ。」 「うん、来て。」 岸次郎は根津子の着物を脱がせ、自分も着物を脱いだ。岸次郎は根津子の濡れた女陰に亀頭をあてると、 少し入れてみた。根津子が目を閉じて痛そうな表情をした。ゆっくりとさらに進めてみた。ううっ、と 根津子が呻いた。 「痛いのか?根津子。」 「ちょっと待って、これを咥えるから。」 根津子はそういうと小さな竹筒を口に咥えた。苦痛を我慢するために思いついたようだった。 岸次郎は態勢を立て直し、今度は思い切って一気に入れた。ううううーという悲鳴をあげて根津子が岸次郎の肩にしがみついた。 ずるっという感覚がして岸次郎のペニスが根津子の膣奥に進んだ。しばらく休んだ後、岸次郎はゆっくりと小刻みに腰を動かした。 例えようもない快感が岸次郎のからだの奥から湧いてきた。根津子は、うっ、うっ、というからだの奥から絞り出すような うめき声を出していた。だがその表情は苦痛から徐々に快感へと変化してゆくようだった。岸次郎が腰を動かすうちに、 竹の筒が根津子の口から取れて床に転がった。根津子は半分開いた口からよだれを頬に流していた。根津子の陶酔した表情を見て 岸次郎の興奮は一気に高まった。腰の動きが速くなり、それに呼応して根津子の喘ぎ声も大きくなった。 「出るっ!」 岸次郎はペニスを引き抜くと根津子の腹部に射精して果てたのだった。見ると根津子の白い長じゅばんに赤い血の染みができていた。 岸次郎の肩には根津子が爪でひっかいた跡ができていた。処女と童貞の完璧な喪失だった。 だがこの薄幸の兄と妹に魔の手は着々と忍び寄っていた。 一か月後のある夜、二人のいる山にマッド・デビルの手下の二人がやってきた。その名は月鬼、星鬼といい、二人は兄弟で、 月鬼が兄、星鬼が弟だった。追手の気配を感じた岸次郎は根津子にそのことを告げた。根津子は何か考えがあるらしく 「作戦があるの。今度は私の言うとおりにして。」 と岸次郎に言うのだった。深夜だった。月鬼と星鬼が山小屋の前に現れた。中からはロウソクの灯り漏れていた。 「この中にいるに違いない。」 二人は中に突入した。だが、そこには全裸の根津子が縄で縛られて横たわっていた。口には竹筒で口枷がしてあった。 「兄貴、俺たちより先に誰か来たようだぜ。」 「そうだな。そいつはどこに行ったんだろう。腹が空いてふもとの村でも襲いにいったのか? わからねえが、俺たちも楽しまねえか。」 「そうだな、楽しもうぜ、兄貴。」 二人の兄弟は根津子を犯し始めた。口の竹筒を取り二穴攻めにしたのだ。二人が夢中になって腰を振っているとき、一瞬の隙を突いて 岸次郎が刀を持って飛び込んできた。刃の動きは弧を描いて、その軌道上には月鬼と星鬼の首があった。二人は首を刎ねられると悟った。 数百分の1秒だったかもしれないが、月鬼と星鬼の脳裏に子供時代の記憶が飛来した。二人が5歳と3歳のころだった。貧しい漁村に 生まれた二人は浜で遊んでいた。そこへ見知らぬ男が現れて、二人をむりやり船に乗せ連れ去ったのだ。言葉も通じぬ異国で毎日厳しい 訓練を受けた。殴られ、打たれ、悲しく苦しい日々の連続だった。同じように連れて来られた子供の中には病気になったり、逃げようとして 命を落とす者もいた。だが兄弟は励ましあい生き残ったのだ。しかし、それも今夜までの命だった。「兄ちゃん、俺たち今日で終わるね。」 「ああ、終わりだ。もう悪事をしなくて済むんだ。」「兄ちゃん、ありがとう、今まで世話してくれて。」「弟よ、ありがとう。」 二人の首は胴体を離れ、床にころがった。すべては一瞬の出来事だった。
20/10/16 18:02
(34Mp51Jj)
(この作品は大ヒットしている「鬼滅の刃」とは無関係ですので、よろしくお願いします。)
岸次郎と根津子は山を下りて東京に行くことにした。それは大勢の人中に居る方がマッド・デビルの追手から身を隠すにも良いし、 反対にマッド・デビルの動きを探るにも好都合だと思えたからだった。仲間からの情報ではマッド・デビルは偽名を使い、木沸字と 名乗っているらしかった。東京に行くと様々な情報が得られた。売春宿が集中する色町に木沸字の部下が頻繁に出入りしていて、 そこに木沸字も現れるかもしれないというのだ。岸次郎は根津子を芸者に仕立て、自分は専属の太鼓持ちということで色町に 潜入した。お茶屋の女将には大金を払い買収して、根津子を木沸字の部下であることが疑わしい者のお座敷に出させた。 それは軍参謀の赤口と朝毎通信の青城のお座敷だった。根津子はお菊さん、お園さんという古株の芸者と一緒に、駆け出しのおバカな 芸者のふりをして二人に酒を勧めた。 赤口「新聞の方はどんな感じですか。」 青城「大日本帝国がアジアの覇者として、西欧の植民地支配からアジアを開放しなければならないと書き立てていますよ。 地方紙にもウチが配信していますから、大衆の意見が反米・反中に傾くのは時間の問題でしょう。ところで 軍部はどういう雰囲気ですか?」 赤口「世論に背中を押されてだいぶ好戦的にはなっていますが、いまひとつ腰が引けているようです。」 青城「そうですか。何か起爆剤となる事件でも起こればいいのですがね。肝心かなめの軍部がそれでは・・・」 赤口「木沸字様が何か次の一手を打たない限り、始まらないでしょうな。まあ、この話はこれで・・・」 二人は酒を酌み交わし赤口は用事があると言って帰ったが、青城は夜伽の相手に根津子を指名したのだった。 お茶屋の二階には行灯の灯りが照らす天井の低い座敷に錦の布団が敷いてあり、青城が根津子が来るのを待っていた。 「入りますね。」 白い長じゅばん姿の根津子が襖を開けて入ってきた。 「おお、待っていたよ。根津子と言ったな、齢はいくつだ?」 「はい、16です、」 「そうか、若いな、こっちへ来い。さあ、ここへ横になれ。可愛いなあ。」 青城は根津子の襦袢の襟を左右に開けると、露出した白い乳房の赤い乳首を吸い始めた。 青城は行為の最後に根津子の腹の上に射精すると、タバコに火をつけて吸った。 「さっきは、何やらぶっそうなお話のようでしたねえ。」と襦袢を着ながら根津子が言った。 「ああ、いずれ日本は米中と戦争になる。バカな国民と政府がそれを選ばされるのだよ。全てはあのお方の采配だよ。」 「木沸字様というお方ですか?」 「むやみにその名を口にしてはいかんよ。木沸字様は大変な力をお持ちだ。私らはコマにすぎん。新聞、ラジオ、政治家、軍人、 今はみんな木沸字様に操れれておる。いずれ日本は米中と戦争し大敗し木沸字様の背後の組織に牛耳られる。それが運命なのだよ。」 「そうはさせるものか!」 突然声がして岸次郎が戸を蹴破って入ってきた。 「なんだお前は。さっきからこの女怪しいと思っていたが鬼滅隊だな。返り討ちにしてやる。」 青城は布団の下から隠していた日本刀を取り出した。
20/10/17 18:50
(niqNwoWf)
「そうはさせるものか!」
突然声がして岸次郎が戸を蹴破って入ってきた。 「なんだお前は。さっきからこの女怪しいと思っていたが鬼滅隊だな。返り討ちにしてやる。」 青城は布団の下から隠していた日本刀を取り出した。 「根津子! 俺の後ろに隠れていろ!」 岸次郎が叫ぶと、素早い動きで根津子は岸次郎の背後に隠れた。ピタリと息の合った動きだったが、青城はニヤリと笑うと 「おもしろい、俺の剣がお前たちにかわせるか見てやろう。俺の剣は木沸字流血鬼の剣というのだよ。」 青城は片足を立て、反対の膝を床に付けて、岸次郎めがけてまっすぐに剣を向けた。刃の先はピタリと空中に止まり、 スキのない構えには恐ろしいほどの殺気が漂っていた。岸次郎は刀を左下に引くと一歩足を大きく踏み出し、刃を 右上に切り上げた。刃と刃がぶつかりあう音がした次の瞬間、岸次郎の目の前を風を切って青城の刃が通り過ぎた。 岸次郎の頬がわずかに青城の切っ先で切れて血が流れていた。強い、それも圧倒的に強い。岸次郎は青城の強さを直感した。 落ち着け、そして考えろ、考えるんだ、岸次郎は自分に言い聞かせた。ここは、お茶屋の二階、天井が低く手が簡単に届くほどだ。 「根津子、暗闇だ、暗闇に目を慣らせろ!」 根津子は兄の意図を瞬時に理解し両目を閉じ手で目を覆った。 「根津子、行くぞ!」 瞬間岸次郎は行灯を刀で切りあたりは真っ暗闇になった。 「兄ちゃん左っ!」 刀がぶつかり合い暗闇に火花が散った。 「兄ちゃん上っ!」 青城の振りかざして上から切りつけようとした刀が天井の板を切り裂く音がした。ううっ、という青城の唸る声がして青城のからだが 崩れ落ちた。青木の刀が天井に刺さり、下から斜めに切り上げた岸次郎の刀が青城の腹を切り裂いたのだ。大量の出血でもはや青城は 動けなかった。遠のく意識の中で青城はかすかに母親が自分を呼ぶ声を聞いた。そうだ、自分にも母親がいた。まだ物心つかぬころ、 誰かにさらわれて見知らぬ世界に連れてこられたのだ。だから自分は親を知らずに育ったと思っていた。今、腹を真っ二つに切られ、 血を流し、鼓動が止まりかけている時に、母の顔が現れた。こんなに若くこんなにきれいな人だったんだ。母さんにやっと会えた。 涙が頬を伝わったとき、青城の鼓動は静かに止まった。
20/10/18 14:36
(UqTh1Jg1)
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