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はぁーい!先生
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:はぁーい!先生
投稿者: 家出少年タクト
この駅に来たのは3日ぶりこと。仕事が嫌になり、財布片手に無我夢中でこの県まで逃げては来たのだが、やはりスマホのない生活は困難だと分かる。
仕方なく、地元の駅の地下駐車場に停めてきた自分の車へとそれを取りに戻るのです。

うちの町よりは都会だとは言え、やはりここも田舎町。コロナの影響で電車の数は激減し、実質2時間に一本しか地元へ帰る電車は出ていない。
スマホもなく、何も調べないままに駅へと飛び込んだ僕だったが、その駅で1時間以上も電車を待つはめになってしまうのでした。

行く宛はなく、早くにホームへと降りた僕。やはりやることもなく、そこにあるベンチに腰掛けて時間を過ごします。
誰もいなかったホームに、数人の人が現れました。更にそこに学生が混じり、ホームは賑やかになります。
『こんなに電車に乗るのか~?』と思う僕でしたが、彼らが乗ったのは別の電車。それが出発をすると、ホームはまた静けさを取り戻すのです。
ホームには僕の他に男性が4人ほどいました。彼らは僕の乗る電車に乗り込むようです。コロナの対策として、席を1つずつ空けてベンチに座っています。

到着まで15分となった頃、また一人階段を降りて来ました。茶色のワンピースか見え、手にハンドバッグを持った中年の女性です。
その感じが、どこか小学3年の時に担任だった大林先生を思わせます。女性はホームに降りると、すぐに僕の方へと向かって来ます。
知らぬ顔をしていると、なんと彼女は僕とおじさんの間に1つだけ空けてあるベンチに腰掛けてしまうのです。そうなると僕も気を使います。
コロナ云々ではなく、女性がテリトリーに入ってきたから。男性も同じことを考えたようで、先に立ち上がったのはおじさんの方でした。

おかげで僕は席を立つチャンスを逃してしまいます。すると、『気を使わせちゃったかしら?』とおばさんが呟きます。
僕はすぐさま、『大丈夫でしょ?』と言っていました。彼女は『そう?よかった。』と言い、それがきっかけで電車到着までおばさんと話し込むのでした。

15分後、僕は電車へと乗り込みます。三両編成の3号車。そこそこ乗客は居て、みんな二つの席を一人で独占をしているため、僕も空いている席を探します。
目の前にそれを見つけると、安心したように座り込みました。
電車が走り始める頃、3号車の扉が開きます。茶色のワンピースが見え、あのおばさんだと分かりました。
彼女は通り過ぎ、前に席を求めているようです。しかし、先にはなかったようです。また探しなから引き返して来ています。
そこで僕と目が合いました。おばさんの顔を見ただけで、気持ちが分かります。

『よかったら、ここ座ります?』

僕は隣の席を空け、おばさんを隣へとむかえいれるのです。地元の駅まで約1時間半、名前も知らないおばさんとまた一緒に過ごすこととなります。
『よかった。今日、少し混んでるねぇ?』と言われたましたが、この電車に乗るのは二度目の僕ではそれはよく分かりません。

そして、初めておばさんの顔をここで見たのです。ホームではとなり過ぎてよく見えませんでした。
大林先生の雰囲気はありましたが、全くの別人。そもそも、大林先生ならもう65歳を過ぎているはず。彼女はまだそこまでは行ってはいないようです。
それに気になったのは目。正確には目の上に塗られたシャドウ。青と言うより、派手なスカイブルー(空色)でした。
うちの田舎のおばさん達では、まず見ない化粧です。ここはやはり少し都会、住んでいるおばさん達も少しアカ抜けをしているみたいです。
 
2020/05/25 23:11:47(BpP.ko5n)
2
投稿者: 家出少年タクト
電車が走り出しました。他の乗客もスマホを握ったり、雑誌をめくったり、さっさと目を閉じたりとそれぞれに過ごし始めます。
僕とおばさんと言えば、小さな声でですが、もう雑談を始めていました。そこであることを聞きます。
おばさんはよくこの電車に乗っていること。それは、一人暮らしをしている母親に会いに行っているそうです。
そして、それは僕の住んでいる隣の町。つまり、おばさんの目的地は、僕がいま向かっている地元の駅だったのです。
おかげで会話は更に盛り上がりました。退屈をしない一時間半を過ごせたのです。

駅に着き、お互いに『ありがとう。』と言って別れます。彼女はタクシーへと乗り、ぼくはここの地下駐車場へと走ります。

車は3日前と変わらぬ場所にありました。ドアを開け、頭に来て足元に投げ捨てたスマホを手に取ります。
電源を入れると、バッテリーはほとんど減ってはいません。そして、心配したみんなから着信が多く入っていると思っていたのにそれもない。
一件もないのです。しかし、その理由はすぐに分かります。スマホの画面に『SIMカードが挿入をされていません。』と表示をされているのです。

開くと、本当にカードがありません。そこで3日前をよく思い出します。スマホを投げ捨てる前、確かに僕はカードを取り出した覚えがあります。
もしものためだったのでしょう。しかし、そのカードをどこに置いたのかがわからない。
結局、探し回ったけどそれはどこにもなく、『僕はここへなにをしに来たんだろう…。』と一人嘆くのでした。


次の日。僕はまた駅のホームにいました。あることを思い出し、『最後の賭け。』とばかりにSIMカードを求めて、再び地元の駅へも戻ることにしたのです。
結果、その賭けには破れ、また無駄な時間を過ごしてしまうことになります。しかし、それは意外と無駄な時間ともならなかったのです。

ホームの階段からは、ワンピースを来た一人の女性が降りて来ました。女性は僕の顔を見つけると、『あれ?また~?』と声を掛けて来ます。
電車は出発をすると、彼女が昨日言っていた『今日少し混んでるねぇ?』の意味が分かりました。普段はそんなに乗ってはいない列車のようです。
しかし、今日もとなりにはおばさんが座っていました。また二人で会話をしながら、一時間半を過ごすのです。

20/05/25 23:44 (BpP.ko5n)
3
投稿者: 家出少年タクト
おばさんとの二度目の帰省。電車の中での会話により、旦那さんとは熟年離婚をし、一人息子は結婚して家を出ているらしい。彼女はお祖母さんなのだ。
いろいろと自分のことを語ってくれる彼女に、僕は本当のことを告げていた。家出をしているという事実を。
それには彼女は素早く反応を見せる。『お母さんに連絡した?』『電話だけでもしてあげて。心配してるこら。』と母親のことばかり気にかけていた。
きっと、自分自身と重ね合わせているのだろう。彼女も一人の息子を持つ母親なのだから。

『ほんとは昨日、電話しかけたんだけど、お袋の泣く声を聞くのが怖くて、掛けられなかった。』
『うん、わかる。わかるけど、電話だけしてあげて。』
『なんて言えばいいかなぁ~?』
『改まることないよ。普通に電話して、話してあげればいい。それだけで分かるから。お母さんやもん。』

その時のおばさんは先生だった。僕がここまで彼女に話してしまったのも、どこかそういう存在に思えてしまったからなのかも知れない。

電車は地元の駅に着き、彼女はタクシーへ、僕は地下駐車場へと足を向ける。その時、『あの~、帰りは何時の電車ですか?』と聞いてしまっていました。
おばさんは、『遅いよ~?4時間後。』と言いますが立ち去りません。僕の次の言葉を待ってくれているのです。
『そうですか。じゃあ、時間があえば。』と言って別れるのでした。

家出少年です。町に出る訳にも行かず、地下に停めてある車もいつ探されるかも知れません。結局行くのは駅のホーム。そこが一番安全なのです。

いったい何本の電車を見送ったかも分かりません。乗れば帰れる電車までスルーをしてしまいました。
何度もベンチで眠り、気がつけばおばさんが乗るであろう電車の時間が迫って来ています。
辺りを見渡しても彼女の姿はなく、そろそろアナウンスもされそうな頃でした。ホームにおばさんが現れたのです。
彼女は躊躇なく、僕に近づいて来ます。『もしかして、待っててくれたの?』と聞いて来ますが、『いえ。僕もすることありました。』とウソをつきます。

帰りの電車も空席が目立ちましたが、もちろんおばさんと並んで座っています。他愛もない話しをしながら、電車は戻って行くのです。

向こうに着くと、おばさんの方から電話番号を教えて来ます。そして名前も『河原さん』だと教えられるのです。
しかし、頭の中では『SIMカードないから掛けられないのに。』と思っていまうのでした。
別れ際、彼女が言ったのは、『お母さんにちゃんと電車してあげてよ。約束よ。』と母親を心配した言葉でした。
20/05/26 00:34 (njimb7US)
4
投稿者: 家出少年タクト
2日後。僕はドコモショップに来ていた。スマホを復活させるため。そして安全を考え、番号の変更をするために。
1時間後。ようやく生き返ったスマホを手に持ち、僕は河原さんへと電話を掛ける。もし母親のところなら、彼女は僕の地元ということになる。

『お兄さん?』、彼女の第一声だった。咲くや母親に電話をしたことを伝えると、自分のことのように喜んでくれる。
そして、『今日もお母さんのところですか?』と聞くと、『そんなにしょっちゅうは行ってないのよ。』と笑って返事をしてくれる。

河原さんとの待ち合わせは1時間後と決まった。昼食をご馳走してくれるらしい。待ち合わせ場所まで歩いても10分程度。
僕はこの時間を利用して、初めてこの町をウロついてみるのである。

二本の商店街。路面電車がその脇を走り、県道までの 道は左右お店が並んでいる。こんなにお店があったなんて初めて知った。
すれ違う女子高生はアカ抜けをしていて、オシャレである。そして、歩くおばさん達。みんなそれなりのオシャレをしていて、マダムって感じか。
そういう町なんだろう。だから、50代後半の河原さんも平気で濃い目の化粧が出きるのだ。やはりうちの町とはワンランク違うようだ。

駅を抜ける。この先に彼女が言っていた月極めの駐車場があるはずだ。町の様子はガラッと変わり、田んぼや畑か見え始めた。
その先に駐車場が見え、一人の女性が立っている。間違いない、河原さんだ。僕は近づくが、そこにはいつもとは違う彼女がいた。
いつもの地味なワンピース姿ではなく、洋服を着てちゃんとオシャレをして来てくれている。そして、化粧もナチュラルてはない。
しっかりと化粧を施し、真っ青なアイシャドーも塗られていた。それは先生とかではなく、まるっきりのマダムに変身をしていました。
20/05/26 01:09 (njimb7US)
5
投稿者: ちゃ太郎
続きを楽しみに、待ってます。
20/06/06 16:58 (n1iLRMDe)
6
投稿者: ちゃ太郎
タクトさん
続きを楽しみに、待ってます。
20/06/14 18:14 (EQOR/VDp)
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