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1:心の隙間に
投稿者:
黄泉
「あなた、さっちゃん、いってらっしゃい」
玄関で夫と娘を送り出す美人妻、青山翠33歳。 郊外の住宅地によくある朝の風景。町のあちらこちらで繰り広げられる何の変哲もない光景だ。 玄関に鍵をかけ、キッチンに戻ると朝食の後片付けを始める。夫の皿は娘の皿よりも汚い。食べ方が下手なのだ。しかも左利き・・・悪い訳ではないが左利きが食事をしてるとどうも美味しそうに見えない。誰から植え付けられたのだろう?ひどい偏見だ。そんな取るに足りないような小さな不満はいくつか有るが周りから比べたら相当幸せな生活をしている、いや、夫にさせてもらっている。 「専業主婦でこんな生活をさせてもらってバチが当たるわね」小さな不満を持った時、自分に言い聞かせる言葉だ。 手際よく片付けると紅茶を淹れリビングのソファーに座りテレビをつけた。 相撲業界が・・・女優と俳優の不倫が・・・毎日同じような事を手を変え品を変え垂れ流している。 サイドボードに置いてある雑誌がふと目に止まった。たまたま読みたい事が書いてあった女性誌を珍しく購入した。その時は読みたい所だけを開いてそのままにしてあったがなんとなくページを捲ってみる。 紅茶をすすりながらページを進むと『すぐ会える』『理想の男がそこに』『もう女として終わっていいんですか?』出会い系の広告が多いこと多いこと。 うんざりして雑誌を戻すとテレビを消して着替えを始めた。 贅沢をさせてもらってる生活・・・その一つにスポーツジムに通っている。最近流行りの24時間営業型のスポーツジム。もちろんこの時間から行ってもやっている。むしろ男性客は少なく、定年を迎えたような男性はいるが、同じ主婦仲間がいるかもしれない。 翠は部屋のカーテンを閉めると服を脱ぎ始めた。 33歳の女盛りの肉体。髪は肩甲骨よりも少し長く黒々として艶がある。翠は髪を掻き分けるとブラのホックを外した。 締め付けられていた胸が溢れ出す。89センチGカップの胸が露になった。垂れることもなく美しいお椀型をしている。ジムでのトレーニングの賜物だろう。 通販で買ったスポーツブラを着ける。ちょっと締め付けられるが多少動いても胸の位置がずれないお気に入りのブラだ。これを着けると圧迫感はあるが胸の位置が固定され体の線が綺麗に保たれる。 鏡を見ながら体を斜めにして胸を見る。 「大きいなぁ・・・これは肩凝るわ」 そんな事を呟きながらスカートを脱ぎ、下着も外す。 翠はもともと陰毛が少ない体質なのか、下の毛がほとんど生えていない。直立すると正面から割れ目が見えてしまうほどだ。 箪笥から白いTバックを取り出すと素早く身に付けスパッツを掃き、短パンをはいた。ジムではいろんな体勢になるため普通の下着ではラインがくっきり出てしまう。 いくら現役を引退しているような男性に、とはいえ下着のラインを見られるのは恥ずかしいものだ。 翠はTシャツ、短パンの上にスウェットを着るとブラウンのダウンコートを羽織り玄関を出た。 駐車場に回り白のアウディに乗り込みスポーツジムを目指す。 数分で到着しジムの中を見回す。 離れた所でエアロバイクを漕ぐ女性を見つけた。 冴子だ。 「冴ちゃん」 後ろから肩に手を置き声をかける。 ビクッとして驚きの表情で冴子は振り返る。 「やだ~翠ビックリさせないでよ!」 驚きから安堵の表情に変わった冴子が答える。 翠の柔和で上品な顔とは違い、キリッとしたきつめの美人の冴子。このジムの現役引退選手たちの人気を二分している。 「ねぇ冴ちゃん、このあとどっかでお茶しない?」 呆れた様な顔で冴子が答える。 「あのね、私は来て暫く汗を流してる訳ね、あなたは今来たばかりでしょ?まずは動いて汗を流しなさい。」 「そうよね、じゃあ隣、いい?」 「どうぞご自由に」 二人並んでエアロバイクを漕ぐ。 周りにはまだ時間が早いせいか三人程の男性客が汗を流してる。 「それでね冴ちゃん、この後ケーキ食べに行かない?」 「え~?さっきお茶って言ってたよね?ケーキ食べることになったの?」 「じゃあ冴ちゃんはお茶だけでいいから。私はケーキ食べるけど」 思わず吹き出す冴子。 「なになに?私はケーキを食べる翠をお茶だけ飲んで見てるわけ?拷問じゃない」 笑いながら横目で翠を睨み付ける。 「私、今日はこれから用事があってダメなんだ?」 「えっ?用事があるのにジムで汗を流すってまさか・・・」 「鈍感な翠にも気付いた?秘密にしてよね」 ニヤリと冴子が笑った。 冴子はエアロバイクから降りると翠の横に来て耳元で囁いた。 「このまま女を終わりたくないの」 その瞬間、冴子の右手が翠の胸を下から持ち上げた。 「これ、このまま腐らすの?もったいないな~。翠がその気になったら周りの男がほっとかないぞ」 持ち上げた胸を細かくブルブルッと揺らす。 「ちょっ、やめてよこんな所で。人が見てるでしょ!」 「ねっ、ほら、見られてるの翠は。こんな体だから男の視線釘付けなのよ」 周りの男たちが二人に好奇の目を向けている。 「じゃああたし帰るね、あと頑張って~」 冴子は脱いだジャージとタオルを持ち、Tシャツ、短パンのスレンダーな後ろ姿を揺らしながら更衣室に消えていった。 暫くエアロバイクを漕いでいたがどうも周りの目が気になり翠も更衣室に向かった。 シャワーを浴びながら冴子との会話を思い出した。 (冴ちゃん、今頃男の人と会ってるのかなぁ。でもそれって浮気よね・・・冴ちゃん、モテるのよね・・・いいなぁ) ボディーソープで泡立つ体をシャワーで流しながら手のひらで体を擦る。 胸にきた時に乳首が痛いほど硬くなっている事に気付いた。 シャワーの水流が当たるだけで気持ちいい・・・ 試しに指先で軽く摘まんでみる。 上半身にビリッと刺激が走る。 「んんっ・・・」 続いて手は下半身に向かう。 割れ目に指を這わせる。 ボディーソープの滑りではない湿り気が体の奥から溢れている。 割れ目を後ろから前にゆっくり動かす。 体から溢れる滑りを指に絡ませ前に運ぶ。 小さな突起を乗り越えた瞬間「あっ・・・」形のいい唇から声が洩れる。 (やだ、どうしちゃったのかしら・・・) 急いでシャワーを切り上げた。 下着を身に付けるとき、ふと思った。 (いつものブラじゃなくてスポーツブラにしてみたら・・・) 翠はさっき脱いだスポーツブラを着けた。その上から白のニットを着て下は膝丈のスカートを履いた。 (やっぱり・・・) ニットからはいつもより胸のトップが高く、上と中心に寄せられいつもより大きく見えた。 (これはすごいな・・・) 自分でも驚く程の巨乳である。 翠はちょっとした出来心で車をジムに置き、近くのショッピングモールに向かった。 モールの中に入るとコートのファスナーをすべて外した。 するとどうしたことか、すれ違う男達の目線が自分の胸に集中している。 (凄い!何これ!) 試しに翠はコートを脱いでみる事にした。 片手にはバックを、もつ一方にはコートを腕に掛け、ノースリーブの白のニットの翠は嫌でも男達の目についた。 ウィンドウに写る翠。白のニットからは大きな胸が張り出し、細いウエストから丸く大きいお尻は綺麗なシルエットのスカートに包まれ、そこからは白く長い長い足が伸びている。 「こんにちは」 突然の声に驚く翠。 「えっ?あっ、はい?」 「あの、お買い物ですか?」 サラリーマン風の若い男が立っている。 「えぇ、ちょっと」 ウィンドウに写る自分を見ていた恥ずかしさからしどろもどろになってしまう。 「もしよかったらこのあと・・・」 「ごめんなさい」 そう言うと男の言葉を遮り歩き始めた。 (うわ~久しぶりのナンパ・・・ビックリした) その後も翠は数人の男に声を掛けられたがすべてをやり過ごした。 家に戻ると荷物を下ろしコートを脱いで鏡の前に立った。 「すごいな・・・スポーツブラ(笑)こんな形で固定出来るんだ」 自分の胸を両手で下から支えながら左右に体をひねり胸の大きさを確認する。 「しかもあんなにナンパされるなんて・・・ビックリだわ」 (まだまだ自分も捨てたもんじゃないのね) ニットを脱ぐとスポーツブラも外し、上半身裸になった。 硬くなっている乳首を指で優しく弾く。 「はっ・・・」 うっすら開いた唇から吐息がこぼれる。 スカートの裾から下着の大事な部分をそっと撫でる。 「んんんっ・・・」 閉じた唇から声にならない声が洩れる。 指を立てて布の上から破れ目に指を這わせる。 「あっ・・・」 ドクッ・・・体の奥から熱い蜜が溢れる。 ジワリと下着に染みを作る。 指を這わせる速度が上がる。 速く・・・押し付けるように強く・・・ 体の奥から熱い蜜が止めどなく溢れる。 「アッ・・・んんんっ・・・」 先ほど声を掛けてきた男達の顔が頭に浮かぶ。 それと同時に破れ目を擦る指にも力が入る。 下着がヌルヌルになった頃、翠の細い太股と引き締まった腹は痙攣した。続く
2018/02/06 08:47:13(O2r0aNY3)
投稿者:
黄泉
真夜中、眠れずに二階の寝室から一階のリビングに降りてきた。
結局昨夜はそれとなく夫を誘ったものの見事に先に寝入られてしまった。まさに欲求不満とでも言うのだろうか、悶々として眠れないのである。 テレビをつけてもつまらない番組ばかり。ふとサイドボードにある雑誌が目に入った。 ペラペラとページをめくる手が止まった。 「すぐ会える」「もう女として終わっていいんですか?」朝には何事もなくやり過ごしたページに目が釘付けになった。 つい自分のスマホを開きこのサイトにアクセスしてみる。 自分の住んでる地域を探してメッセージを載せるか、人のメッセージを読む。 翠はメッセージを読む事にした。 「神奈川県っと・・・」数百の書き込みがある。 「へぇ~こんなにたくさん・・・」 『欲求不満の奥さんいませんか?』『割りきった関係いかがですか?』更に直接的な下品なモノまで。 いくつ目を通すと『幸せなはずなのにどこか満たされない方、私もそうです。お互い心の隙間のお話をしませんか?』というメッセージが目に止まった。 『こんばんは。33歳既婚者です。私もちょうどこんな感じで』送信・・・ しばらくつまらないテレビをぼんやり眺めているとスマホの画面が明るく光った。開いてみると『メッセージがあります』と表示されている。人差し指でそこを押すと相手からメッセージが届いていた。 『こんばんは、メッセージありがとうございます。こちらは○○線の△△駅近くに住んでます。42歳既婚者会社員です。お互い心にすきま風が吹く者同士気楽にお話しましょう』 「ふ~ん、わりと近い所に住んでるんだぁ」 冷蔵庫から缶ビールを取り出すと半分ほど一気に飲み干した。 △△駅は翠の最寄りの駅から快速で二つ目の場所にある。 『意外と近くに住んでるんですね。私は□□駅です。最近夫がぜんぜんかまってくれないのでついついこんな所に来てしまって・・・』更にビールを飲むと顔が赤くなっていくのが自分でも分かった。 『自分ではなかなかイケてると思ってるんですがそうでもないのかも・・・このまま女、終わっちゃうのかなぁ(涙)』送信。 酔いもあって女としての終わり、を考えると脈が早くなる。思わず胸を押さえる。胸・・・パジャマの下、ブラを着けてなくても綺麗な形を保っているGカップの胸・・・つい乳首を刺激してしまう。 んんっ・・・上半身に刺激が走る。胸を持ち上げるように揉むと時折ピンクの乳首を刺激する。「あっ・・・」思わず声が洩れる。 その時、再びスマホが光る。 『なかなか自信がおありなんですね、それなのに夫から相手にされないなんて。女を終わらせるなんてもったいないですよ。良かったらお茶でもいかがですか?旦那さん以外とお茶を飲むなんて最近無いんじゃありませんか?急なんですが明日なんていかがですか?場所、時間はそちらの都合に合わせます』 「ふ~ん、まぁお茶位なら・・・」 普段なら絶対にあり得ないと言い切れるのだが今日はアルコールの酔いと欲求不満もあって『いいですよ、じゃあ××駅の改札で11時とかどうですか?時計の下で待ち合わせで。こちらは髪が長くて黒のロングコートを着て行きます』送信。 『ありがとうございます。時間帯的にランチもしましょう。ご馳走しますよ。もし心配ならドタキャンとかしても大丈夫ですから。11時お待ちしてます』 「こんな約束しちゃった・・・」胸を刺激しながらスマホをいじる。体の奥からの粘液が下着を汚しつつあった。
18/02/06 16:11
(O2r0aNY3)
投稿者:
黄泉
結局その後はほとんど朝まで眠れない時間をベッドで過ごした。そして夫と娘をいつもと変わりなく送り出すと大急ぎで家事を終え風呂に入った。
「今日はお茶だけだから・・・でももしかしたら。なんて(笑)無い無い。会うだけだし」自分に言い聞かせるように浴槽の中で呟いた。 風呂から出て着ていく服を選ぶ。「下着はこれにしようかな」青のTバックと青のブラのセットを引き出しから引き抜き身に付ける。そして水色のワンピースを出すと身に纏った。 胸元が大きく開きウエストが絞られたそのワンピースは男達の視線を独り占めするには十分過ぎる程の魅力を翠から引き出した。 身支度を整えると翠は黒のロングコートを手に持ち、アウディに乗り込んだ。荷物を助手席に奥とエンジンをかけ静かに動き出した。 「今からならちょうどいい時間かな」 ××駅の近くのコインパーキングのなるべく目立たない奥に車を停めるとコートを羽織り駅の改札に向かった。 約束の5分前、時計の下に目をやるとスーツ姿の男が辺りを気にしながら立っている。翠はゆっくりと近づく。男は翠を見つけるとニコリと微笑み自己紹介をした。田辺と名乗る男は48歳でサラリーマンをしてるという。今日は家には仕事だと言って出ているので今まで時間を潰すのに苦労したらしい。 「だったらもっと早い時間を仰ってくれたらよかったのに」そういう翠に「いえ、こちらは会って頂く立場ですから・・・」と控えめに答える。 (この人、ずっとこうやって相手に合わせながら生きてきたのかなぁ)翠の頭にそんな考えが浮かんだ。 「それじゃお食事でもしましょう。美味しいパスタを出す店があるんですよ、量は少ないんですけど」 男の案内で駅から程近い店に入った。お昼時というのもあってそれなりに混んでいたがなんとかテーブル席に着き量の少な目なパスタを食べた。 「この量だったらこの後、ケーキも食べられますよね?」「えぇ、美味しいケーキなら」「もちろん。私、甘いものは苦手なんですがそこのケーキは美味しくて食べられるんですよ」レストランを出てすこし歩くと目当ての喫茶店に入った。 二人ともケーキセットを頼むと少しの沈黙が訪れた。 「あの・・・」田辺が口を開いた。 「今日のお洋服、凄く素敵です。まるでモデルか女優みたいで」褒める事に慣れていないのだろうかうつむきながら小さな声で呟いた。 「そうですか?ありがとうございます。ちょっと大胆かなって思ったんですけど」うつむく田辺の顔を覗き込むように翠は上半身を少し前に倒す。 胸元から谷間が丸見えになり青のブラが田辺の目に入った。 「あの・・・凄く素敵なスタイルされてますね・・・それでご主人とは・・・その・・・回数があまり無いって事だと・・・」目線を合わせず田辺が小声で言う。 「そうですね・・・いい人なんですけど。仕事が忙しい人で。やっぱり自分もまだ女でいたいし・・・」(あぁ、言っちゃった。これはこの後誘われるかなぁ・・・) 「そっ、そうですよね、そんなに素敵なのにもったいないですよ。もっと女であることを楽しまないと」 その後、少しの沈黙が訪れ、運ばれてきたケーキと紅茶に口を付けた。 「私、手相を見るのが趣味なんですよ、翠さんの手相見せて頂けますか?」そう切り出した田辺に「そうなんですか?ぜひ見て下さい」と右手を差し出した。 「手相ってのはどっちの手を見るかって諸説あるんですが私は出してくれた方の手を見るんですよ。この手相は・・・」男のわりには柔らかい手で翠の右手を優しく包む。 「見事に欲求不満線と浮気線が出てますね。ほらここに」田辺の人差し指が翠の手のひらの皺を指す。 「えっ、ヤダッ、嘘でしょ」驚きの言葉が翠の口から飛び出す。 「手相は全てが出るんですよ。これはおそらく・・・ご主人と回数をこなしても満足しないなぁ・・・ご主人じゃ翠さんを満足させられないでしょう?行為をすることで心は満たされても肉体は満足してないんじゃないですか?」 図星だった。 翠は心は満たされても肉体が満足することはほとんど無かった。 「そんなの手相に出るんですか?なんだか怖い」 「詳しく見ると・・・結構性欲は強い方ですね。自分では気付いてないかな?ただ自分から誘うには抵抗がある。そういう女だとは思われなくないんですね?」 翠は力なく頷いた。 「出会い系を覗いてしまう位ですから相当溜まってますね?」 「いえ、そんなつもりじゃ・・・」慌てて否定する翠に「いいんですよ、翠さんが悪い訳じゃない。周りの男が悪いんですよ。女性を満足させるのは男の務めですから」 「そんなこと・・・」 「あなたは美しくて賢い女性だ。石鹸の香りはするのに香水の匂いがしない。風呂には入ったけれど相手に匂いが移らないように香水は控えたんじゃないですか?」 「えぇその通りです」(へぇ~そこまで気付いてるんだ) 「こんなに素晴らしい女性を満足させられないなんて・・・情けない男もいるもんですね。私なら・・・」 「えっ?」笑って翠は聞き返した。 「満足させてくれるんですか?」 思わず笑ってしまい口を隠しながら言った。 「えぇ、いやどうでしょう、そういうのは相性がありますから・・・って逃げ道を作っておかないと」ばつの悪そうな顔をして田辺が答える。 「ただ・・・」 「ただ?」翠が胸の谷間を見せるように再び田辺の顔を覗き込むと田辺も顔を近づけて囁いた。 「20センチぐらいあるんです」 二人の時間が一瞬止まった。 「えっ?えっ?」訳が分からないような翠の腕に田辺が人差し指を立てる。 「中指の先からこれぐらいですかね」 「そんな・・・そんなに?」 「えぇ、ただ私とした女性が皆満足してくれてるかどうかは分かりませんけど。ただね・・・」 「ただ?」 翠が田辺に顔を近づけると「その・・・女性はみんな痙攣してオシッコを漏らしちゃうんですよ」一瞬田辺のいやらしそうな顔が見えた。 「中には根元まで入らない人もしますし、旦那ではもう満足出来ないって方もいます」 翠は話を聞きながら体の奥が熱くなるのに気付いた。 「最初は皆さんゴムを着けてって言うんですがそのうち生で入れてくれって。やっぱり粘膜に直接擦れる方が気持ちいいみたいですね。私の上に跨がって髪を振り乱して狂った様に腰を振るんですよ。私も胸の大きな女性を上に乗せるのが好きですね。特に翠さんみたいな美人なら最高だろうな」 手相を見るために握っていた田辺の手がイヤらしく翠の手を撫でる。 「翠さん、子宮口をつつかれるの好きですか?」 顔を赤らめて翠が答える。 「いえ、そういうのは・・・」 「本当は経験したことが無いんでしょう?」 ズバリ言い当てられた翠は黙って頷く。 「これは・・・本当に女の喜びを知らないんですねぇ・・・もったいない」 二人のペースは完全に田辺のものになった。
18/02/08 00:38
(mi.Mb.UW)
投稿者:
黄泉
「そうそう、太さの方なんですがね・・・」
翠の視線が宙を泳いだ。 田辺は翠の手首を軽く握って「これぐらいはあるかなぁ?」とっさに翠は手を引っ込め今まで握られていた右手を左手で擦った。 「経産婦はまだいいんですよ、子供を産んでない人だと入れるのも一苦労で。でも一旦入ってしまうとそれはもうたまらないらしいです。翠さんはお子さんがいるから濡れてしまえば簡単にはいりますねぇ」 (手首・・・こんなの私だって入らないわよ)手首を握った左手が翠に男根の太さを連想させた。 ケーキと紅茶をあらかた平らげた二人、しばらくすると翠がトイレに席を立った。 「中でブラだけ外してらっしゃい」田辺が小さい声で呟く。翠は聞こえなかったフリをしてバッグを持ってトイレに入った。 個室に入ってワンピースを捲し上げ用を足すと田辺の言葉が頭の中で繰り返された。トイレットペーパーで局部を拭くと尿とは違う液体がベットリと紙に付いている。翠の体は会話だけでこんなに反応していたのだった。 (今帰れば何事もなく無く今までの生活に戻れる。でも・・・)疼き出した体の欲求を翠の理性は止めることが出来なかった。 個室の中でブラ外し、バッグに仕舞った。 シンクの前に立ち鏡を見るとブラをしていたときと変わらない位置にGカップの胸があった。ブラを外しても垂れない胸・・・翠の自慢の胸。ただ微かにワンピースから乳首だけが突起し小さな自己主張をしている。 席に戻ると田辺が「どうですか?」と声をかける。 「ええ、外してきました」翠が恥ずかしそうに答える。 「それではそろそろ出ますか。このあと時間はまだ大丈夫ですよねぇ?」 翠は言葉無く頷くと椅子に置いてあったコートを手に取った。 田辺は会計を済ますと翠と並んで店を出た。まだ肌寒い道を住宅街に向かって二人は歩いた。 「翠さん、体が火照ってるんじゃないですか?トイレで自分の体が反応してるのに驚いたでしょ?」 翠の体がビクッと動いた。 「なんでそんなこと・・・」驚きの表情で尋ねる翠に「いやね、手のひらが汗ばんでましたから。翠さんは濡れやすいタイプなのかなぁ」イヤらしい顔で笑いかける田辺。 「そんな事で分かるんですか・・・」 「翠さんは分かりやすいですねぇ。もう少し感じてみますか?」 赤く上気した翠が潤んだ目で小さく頷く。 「じゃああそこにある公園に行って見ましょう。そこまで腕を組んでくれませんか?」 翠は一瞬考えた。(こんな昼間から男と腕を組んであるいても・・・でも家から離れてるから大丈夫かな) 翠は男の腕を取ると自分の体に密着させた。 「凄いですね翠さん。コートの上からでも胸の大きさが伝わってきますよ。これは・・・満足出来なかったら辛いでしょう。」 「そんな事言わないで下さい。恥ずかしい・・・」 どこから見ても訳ありの二人は公園の人気の無い場所まで歩いてくると物陰で止まった。 「もっと気持ち良くなりたいんですよね?翠さん」 頷く翠。 田辺はポケットから小さなピンク色の楕円の玉を取り出した。その玉には白い線と小さな四角い箱が付いている。 田辺は周りを見渡すと素早く翠のワンピースをめくり上げピンク色の玉を翠の割れ目に埋め込んだ。 手慣れた一瞬の出来事に翠は「いやっ」と反応する以外出来なかった。 「ほら翠さん、このコントローラーを僕が持ったままじゃ変に見られますよ。翠さんのその布地の少ない下着に挟まないと」ニヤリと田辺が笑う。 「えっそんな・・・」しかり翠のワンピースの裾から白い線が飛び出しているのは誰が見ても異常である。 翠は田辺に向き合いコートを開いた。 「翠さん、ほとんど毛が無いんですねぇ。剃ってるんだすか?イヤらしい体だ」そう言いながら下着に四角い箱を挟んだ。 カチッという音と共に翠の体の中でピンクの玉が振動を始めた。 「ヤダッ!何これ!」翠の体がビクッと身震いした。 「知らないんですか?女性に人気があるオモチャなんですよ。少し試して見ましょう」 今まさに翠は未知の世界に足を踏み入れた。
18/02/08 05:03
(mi.Mb.UW)
投稿者:
黄泉
翠の体の中でピンクの玉が振動を続ける。下半身がジワリと熱くなる。
「なんか・・・変な感じ・・・」 「そうですか、もうすぐ気持ち良くなりますよ」 田辺は翠の腕を掴んで歩き始めた。 「少し歩きましょう」腕を組んで歩く二人。心なしか翠の歩幅が小さくなる。 「これはね、ピンクローターって言うんですよ。小さいから隠しやすくてね。女性に人気なんですよ」 前を向いたまま田辺が言った。 人目の無い場所で田辺は翠のワンピースの中に手を入れた。翠は黙ってそれを受け入れる。 耳を澄ますとビーっという音が微かに聞こえる。 田辺はスイッチを『強』に切り替えた。 「アッ・・・」翠の艶っぽい唇から吐息が漏れる。 「ほう、やっぱり刺激が強い方がいいんですねぇ。色っぽい顔になりましたよ」 再び翠を歩かせる田辺。 「ちょ・・・ちょっと・・・歩けません。これじゃ」 翠は不自然に体が前屈みになっている。 「そんな格好じゃおかしな人だと思われますよ。ちゃんと背筋を伸ばして」 確かに翠の格好は歩くにしては不自然だ。 翠は唇を噛みしめ背筋を伸ばす。 「んんんっ・・・」真っ赤な顔をした翠は周りを気にしながらゆっくりと歩く。 しかし翠の思い通りにはならなかった。 翠の体が不規則に痙攣を始める。 太股、尻、お腹、突然に痙攣が始まる。 「んぐぐっ・・・なんか・・・体が・・・力が入らない」潤んだ目で田辺に訴えかける。 翠の息づかいが荒くなった。 「もうダメ・・・外して下さい・・・」 「そうですか、外しますか・・・分かりました。じゃああそこにある公衆トイレで外しましょう。それにしてももったいない。これからなのに・・・」 潤んだ目を見つめながら田辺が言う。 内股でゆっくりと歩く翠。時折体をひねり痙攣させながらゆっくりゆっくりと歩を進める。 人目が無いのをいいことに田辺は翠のコートな下に手を忍ばせた。 太股や尻の割れ目をなで回す。 「凄くいい体だ」 ワンピースの後ろから直接擦れる手を侵入させる。滑らかなしりを撫で回し割れ目に指を滑り込ませる。 「こりゃすごい濡れてるって言うよりも・・・漏れてるって言った方がいいんですねぇいいなぁ。まるでお漏らしだ」 「そんな・・・言わないで下さい」 真っ赤な顔で俯いた翠が懇願する。 田辺はもう片方の手で服の上から胸をまぐさる。 「こっちだってほら、こんなに反応しちゃって。体が喜んでますよ・・・」 痛いくらいに硬くなった乳首を田辺の指が摘まみ、弾く。その度に翠の体もビクンビクンと反応する。 トイレまでの短い距離で翠の体は完全に快感の波に飲み込まれていた。 一人では立てなくなる頃、トイレの入り口にたどり着いた。 田辺は男子トイレの中を見回すと翠に手招きした。外では翠が周りを見回し、人目が無いことを確認すると男子トイレに入った。 一番奥のトイレに翠を入れると田辺は鍵をかけた。 汚れて悪臭の漂うトイレ。 その中でピンク初めて会った男と二人きり・・・そんな状況が翠の気持ちをいっそう高ぶらせた。 「もうダメ・・・立ってられない・・・」 ワンピースの裾をみずからめくり上げる翠。 「おや、自分からこんな格好をするなんて、スケベな奥さんだ」 田辺は下着の上から翠のクリトリスを刺激する。 「アッ・・・もうダメです・・・もう・・・」 田辺は下着の横から指を忍ばせると直接クリトリスを擦り上げる。 「ここが感じるんですか・・・こっちはどうかな?」 田辺は割れ目の更に奥にある穴に中指を押し込んだ。 目を閉じて必死に声が出るのを堪える翠。 田辺は指を奥まで挿入すると膣壁の腹側にあるザラザラした部分を強く擦った。 「アアァ・・・」半開きになった翠の唇から堪えきれずに声が洩れる。 「こっちも感じるんじゃないんですか?ほら・・・」田辺はは擦り上げる指に更に力を込めた。 翠の呼吸が荒くなる。 「ハァハァ・・・んんんっ・・・」翠の体が今までに無い程の痙攣を始める。 「ほら、イッていいんですよ」翠の耳元で田辺が囁く。 目を瞑って頷く翠。田辺にもたれ掛かり翠の体は激しい痙攣のあと硬直した。 「気持ち良くなってくれましたか?」 「はい・・・こんなの初めて・・・」 「そうですか、それは良かった」 田辺はトイレットペーパーを巻き取ると翠の溢れ出た淫液を優しく拭き取った。 翠の体内で振動を続けるローターのスイッチを切ると紐を引っ張った。 「翠さん、力を抜いてくれないとローターが抜けませんよ」 無意識に膣を締めていた翠、力を抜くとヌルっという感触と共にローターが飛び出した。 「これは翠さんにプレゼントしますね。一人の時に使って下さい」 田辺はローターも綺麗にトイレットペーパーで拭くと翠のバッグに押し込んだ。
18/02/10 08:39
(3gaB4T7X)
投稿者:
通りすがり
久々に良いものを読ませていただきました。是非とも続きを読ませてください。
18/02/10 10:13
(0wGZNj9P)
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