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女神
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:女神
投稿者: 茶川
(改題、修正して再掲お許しください)

この春から単身赴任中の健二は

妻の異変が気になっていた。

隔週の土、日には赴任地から自宅に帰るのだが、

次第に妻のセックスがうまくなってきたのだ。

以前から妻はフェラ好きだったが、その仕方は単調なものだった。

口に含んで頭を動かすだけで、自分が飽きるとすぐ次の行為に移ってしまう。

それが明らかに上手くなってきている。

はじめ健二は単身赴任のせいで欲求不満から妻がそうなったのかとも考えたが、

余裕のある表情で夫の反応を確かめながらペニスを刺激してくる姿は、

今までの妻からは想像しがたいものだった。健二が一番感じる場所を

探すように、健二の表情や息使いを見定めながら舌を移動させていくのだ。

健二は妻のテクに油断するとすぐに逝かされそうになっていた。

騎乗位になってからの攻め方も誰が教えたのかと言いたくなるほど

身のこなしがなめらかで、セクシーに美しくなっていた。

貧弱なたとえだが、アダルトビデオの女優にも負けないレベルだった。

こういった動きは、よほど経験を積まないとできるものではないと健二は思った。

妻は浮気していると健二は直感したのだった。

妻の名は里奈、25歳、健二は31歳、結婚3年目だが子供はいない。

里奈は健二の務めている会社に5年前、パートの事務員として勤め始めた。

現在は近所のブティックに昼間だけパートで勤めている。

貯金をするためと、友人から格安で借りている一戸建ての家を管理するためだ。

健二は名の通った大学の卒業生だが、スポーツが苦手だった。

いっぽうで妻はスポーツでは有名だが、受験校ではない高校を出ていた。

高校時代はバレーボール選手だった里奈は健二よりも少し背が高かった。

それで外に二人で出歩くときは里奈はいつもかかとの低い靴をはいていた。

ややメタボ体型の丸顔の健二に対して、美人の里奈は胸も十分に豊かで

均整のとれた体だった。二人並んで歩くと、どうしても健二が不釣り合いな

男に見えてしまう。さらに里奈は健二よりセックス好きであることも明らかだった。

そんな女性であるから里奈は社内でも男の気を引いていた。

たくさんの男にアプローチされ、何人かの男と交際をしたが結婚はしなかった。

そんな女性が不思議なことに、奥手で里奈と知り合うまでまったく女を知らなかった

健二と結婚したのだった。なぜ里奈が健二を選んだのか、会社の同僚たちにとっても

謎だった。里奈が健二と結婚したことを悔しく思ったのは里奈に振られた

独身男性ばかりではなく、妻も子もある中年の社員にもいたのだった。

健二は付き合ったと言えるほど親密な女性もいないし、風俗で遊ぶこともしなかった。

そうかといって性欲は決してないわけではなく、

独身時代はアダルトビデオの購入に結構な金額を使っていた。

健二は妻が過去に複数の男性経験があることは察しがついてはいたが、

素朴な素直さを無くしていない里奈が好きだった。


しかしその妻が浮気しているかもしれないのだ。

妻に限ってそんなはずはないという気持ちと、魅力的な妻がほかの男と

浮気しているかもしれないという不安な気持ちが、健二の中で交差していた。


どうしても真実を突き止めなければならないと健二は思った。



健二は金曜の夜に妻に内緒で突然帰宅した。

本来なら帰らぬ週の回りであった。さらに金曜は赴任地で接待があると

うその情報を妻に言っていた。

その日に妻の浮気の証拠を押さえられる予感がしたのだ。

それは妻の生理が終わって最初の金曜日のはずだった。

電話をかけた時の妻の声の調子で、

以前から金曜の夜が一番怪しく思えていた為でもあった。

健二の家は閑静な住宅地にある白い二階建ての家だった。

それは健二の大学以来の友人が金持ちの祖父に建ててもらった家だったが、

その友人が海外で生活することになって、格安の家賃で借りている家だった。

健二は夜の8時過ぎに家の前に立った。暗い通りには誰も歩いていなかった。

そっと玄関の鍵を開けて中にはいると

思った通り見知らぬ男物の革靴があった。

妻が男を家に入れているとわかると

覚悟はしていたつもりだったが、

健二は心臓の鼓動が高まり、喉から何かが出てきそうだった。

決定的瞬間の証拠を残すために、

健二はポケットからこの日のために購入した

小型のビデオカメラを取り出して片手に持った。

足音をたてぬように廊下をゆっくりと進み

階段を上がって2階の寝室へ向かった。

すぐにベッドのきしむ音に混じって妻の喘ぎ声が聞こえてきた。

自分を突如襲った過酷な現実に絶望的な気持ちになりながら、

震える手でビデオカメラを構えて、健二は寝室に向かって進んでいった。

寝室の入り口は妻と男が、今夜は誰も入ってくるはずはないと思っていたのか、

それとも興奮のあまり閉め忘れたのか、大きく開けられていた。

健二は戸の縁からそっと暗い部屋の中をのぞいた。

壁の間接照明で薄暗く調光された部屋で、裸の妻と男が絡み合っていた。

健二の眼に突き刺さるように鮮烈な光景だった。

夢中でうごめく赤黒い皮膚の男は上になって、

妻の豊かな白い乳房をむさぼるように吸っていた。

妻が苦しげな表情でからだをのけぞらせていた。

その声は辛そうに聞こえて、その実快感を喜んでいるのが健二にも知れた。

健二は冷水を背中に掛けられたような気がした。

今まで積み上げてきた夫婦の暮らしがはかなく崩れていく音がした。

ビデオカメラで証拠を撮影するために戸の縁からカメラを出して、

手の震えを抑えながらズームインして撮影した。

最近のカメラは性能が良く、暗がりでもかなりきれいに撮影ができる。

妻が上になって男の一物を咥えようと体位を変えたとき

男の顔がはっきり見えて、健二はあやうく腰をぬかしそうになった。

その顔はよく知っている人だったからだ。

ど、どうして・・・・上杉部長・・・

その人は健二の会社の直属の上司だった人だ。

実は上杉部長は恩人でもあった。

健二が取引先との契約でミスを犯してしまい、

取引先を激怒させてしまったときに何度も一緒に謝罪に行ってくれて、

事態を治めてくれた人だった。そのミスのために会社は損害を被り、

本来ならクビになっても仕方がないところを、

部長の尽力もあって2年間の地方への単身赴任で許してもらったのだ。

まじめで部下思いの部長には、色恋のうわさも一度も聞いたことがなかったが、

それは健二が知らないだけだったかもしれない。

妻が上杉部長のペニスをキャンディーでも味わうように舌を動かしていた。

ときどき上杉部長が○○のほうも頼むよ、というと妻は素直にそれに従っていた。

部長は時々妻を褒めて、うまいよ里奈さん、上手だよと言っていた。

若手社員を動かすのが上手だと評判の部長だったが、夜伽での

若い女の扱いも上手いようだった。

それにしても50歳過ぎだというのに

上杉部長の立派な一物は硬く大きく天井を向いていた。

上杉部長は以前から社員の里奈のことは知っているはずだ。

そうはいっても特別な交際はないはずで、おそらく最近の関係だと

健二は想像した。一昨年部長の奥さんが病気で亡くなった噂を聞いていた。

そのあたりから妻と部長との関係ができたのかもしれない。

そんなことを思いめぐらしているうちに健二の股間は勃起して、

先から先走り汁が出てきているのが自分でも分かった。

妻は上杉部長に馬乗りになると、自ら部長の肉棒を股間に導いて、

深く奥に挿入させた。そして腰をを上下させながら、

しなやかに体をくねらせ、気持ち良さそうに喘ぎ続けた。

健二の右手はカメラを持って離せぬので、自分の股間を左手で掴んでいた。

妻の汗ばんだ背中が大きく揺れて、ベッドがギシギシと音を立てた。

下から部長の手が妻の乳首を弄んでいた。

部長が体位を変えて、正常位で挿入して腰を動かし始めると、

妻は更に喘ぎ声が大きくなり、時々片足を小刻みにピクピクとさせた。

部長の腰の動きが更に速くなり、ピストン運動に愛液の湿った音が聞こえると、

健二の興奮はいやがうえにも高まって、熱病にうなされるような表情で、

とうとう寝室の入り口に立ったまま、ズボンの中に射精してしまったのだった。



上杉部長は最後は里奈の胸に男の精を放つと、荒くなった呼吸を整えながら、

ありがとう里奈さん、良かったよと里奈に礼を言った。

呼吸が落ち着いてくると、ベッドに座って下着を身に着けながら、

健二君もなるべく早く本社に帰れるように頼んでおくから、

と里奈との約束を確かめるように言った。

健二君が帰ってきても、たまには私とも

つきあってくれるかい、でないと寂しいからね、

などと先のことをこの独り身の中年男は心配していた。

それと、いつも自宅を使わせてもらっているが、

次はホテルにしないかと上杉部長。

里奈は、家の固定電話に健二さんから電話があると困るので、

この次も夜は家の方がよいと言った。

夜に夫から家に電話があって、もしも不在なら

怪しまれると里奈は考えて、自宅で部長と会っていたのだった。


健二は二人に気づかれぬようにこっそり家を出ると、

駅前の安いビジネスホテルに泊まることにした。

11時になっていたが、健二はホテルの部屋から

自宅の固定電話に電話をかけた。

里奈の声はいつもと変わりなかった。

「こんな夜遅くにどうしたの?」

「君の声が聞きたくなってね」

「そうなんだ、帰るのは来週だったよね」

「その予定だけど、どうして?」

「あさって、お友達とお茶することにしてるの、

 お昼から夕方まで留守にするけど、かまわない?」

健二は里奈が上杉部長とデートをしてセックスするのかと疑ったが、

気持ちを落ち着かせて、

「いいよ、でもあまり遅くならないでね」

と、かろうじて答えた。

健二はとりあえず明日は赴任地にかえることにした。

そうして、頭の中を整理して妻の浮気にどう対処するかを

考えることにした。そのために今夜撮影したビデオを見てみることにした。

ところが、再生を始めると、またしても健二の下半身が反応してしまい、

オナニーをしても一度では性欲が静まらず、最後は何も出てこなくなりまで

何度もオナニーをして精液を発射し続けたのだった。


単身赴任先の会社で借りているワンルームのアパートに戻ると、

健二はどうして上杉部長と里奈が不倫関係になったのか

色々と考えてみた。

健二は里奈に会社で自分が重大なミスを犯したことを

話してはいなかった。妻に心配をかけたくなかったからだ。

しかし、里奈は健二の会社に結婚するまで勤めていたから、

会社の中に女友達もいる。そういった人から健二の噂を聞いた

かもしれない。そして夫のために上杉部長に連絡して、自分のからだを

提供するかわりに夫のことを守ってほしいと頼んだのかもしれない。

里奈が上杉部長を呼び出して、

「部長さん、お願いがあります。」

「里奈さん、どうしたのかい。」

「おっとの健二のことなのですけど・・」

「ああ、知っていたのかい、優秀な社員なのに残念なことだった」

「部長さん、お願いです、部長さんは創業家ともご親戚でしょ、

 夫の健二を助けてください。失礼なことはよく分かっています。

 部長さんが助けてくれるのなら、あたし、部長さんと・・・」

「わかった、ここで話す内容でもなさそうだ。これから時間はあるかい。

 この近くにホテルがあるから、そこでゆっくり話を聞こう」

「わ、わかりました。お願いします。」




もう一つは上杉部長から里奈に連絡をとって、

夫の健二を助けたければ言いなりになれと要求されて、

里奈が部長に抱かれた可能性がある。

「里奈君、今日君を呼んだのは健二君のことなんだが・・」

「えっ? 夫が何か? 」

「聴いてなかったのかい、実は会社の仕事で重大なミスがあってね」

「確かに先週すごく健二さん、落ち込んでいました。それでどんな

 ことを健二さんがしたの?」

「取引相手を怒らせてねえ、会社に損害を与えたのだよ。

 このままでは責任をとって辞めらされることになる。

 健二君のキャリアにも重大な傷になるだろう。」

「そ、そんな、健二さん、仕事が生きがいの人なのに」

「いや、それだよ、だから奥さんの君にも協力してもらって、

 なるべく良いかたちにしたくてねえ」

「あたし? あたしがどうすれば良いのですか?」

「君も知ってるかもしれないが、私は創業家とも親戚だ。

 私が会長に口をきけば、少なくともクビにはさせないよ」

「お願いします、部長さんのお力で健二さんを助けてあげてください」

「それでだ、奥さん、私も妻を亡くして寂しい身の上だ、

 私は君が入社したときから君のことを美しいひとだと思って

 いたのだよ。魚心あれば水心て言うだろ。なあ、里奈さん」

「わ、わかりました。部長さんの言うことを聞きますから、

 夫を助けてください」



 そんな妄想に耽りながら、健二は何度もオナニーをして果てた。

 
 健二が取引先のK社を怒らせたのは、K社の注文仕様データの入った

USBメモリーを紛失してしまったのが原因だった。むろん暗号化されては

いたが、K社の持つ特許に匹敵する技術が含まれていたので大変なことに

なってしまったのだ。どこで無くしたのかさえ健二には見当もつかなかった。

バックアップもとっていなかったため、上杉部長と伴にK社に出かけ、

平身低頭の謝罪と再度データを頂戴できないか懇願したのだった。

もちろん金銭的ペナルティも発生してしまった。上杉部長がK社の社長と

懇意でなければ取引を解消されてしまうところだったのだ。

このようなことがあって、この春から健二は単身赴任にされたのだった。



健二は結婚するまでまともに女性と交際したことがなかったし、

男女のゴタゴタした問題も未経験だった。

次々に彼女ができていく同級生や同僚を尻目に、目立たない生活を送って

きたのだ。それが転機を迎えたのは、同じ部署の仲間と社内合コンを

したのがきっかけだった。人数合わせのために一番無難な、つまりモテない

健二が呼ばれた。その場に一番の美女として里奈がいたのだが、

男女の縁はまことに奇妙なもので、里奈が迷わず選んだのが

ブサで小太りの健二だったのだ。

そんな健二だから里奈が上杉部長に抱かれる姿は、言うまでもなく

非常にショックなものだった。ところが妻と部長の赤裸々な痴態を

もっと見たい、聴きたいという劣情が、

それが変態的だと知りながら健二を突き動かし始めたのだった。

すぐに自分の家の盗撮、盗聴をしようと決めたのだった。


健二は休日に自宅に帰ると

里奈に気づかれぬように寝室にウエブカメラを設置した。

寝室には木製の高い棚があって、下段は本や雑誌、中段は人形や置物、

上段は映画やアニメのフィギュアやプラモデルが並べられていた。

その中にうまくカモフラージュしてウエブカメラを設置したのだ。

幸い里奈は機械や電気的なことが全くと言っていいほどわからず

ウエブカメラを見つけたとしても、それが健二が赴任地で

リアルタイムで自分の寝姿を監視するものだとは

気が付くはずも無いのであった。

さらに音声に反応して録画や録音を始める小さな装置も、

僅かな出費で簡単に手に入ったのだ。

夫婦の間でもこのようなことは良くないとは思いながらも、

一度妻の不倫現場を実際に見てしまうと、

もっと見たいという衝動を健二は抑えられなかった。


それらの機材のおかげで、少なくとも週に一度は

妻と上杉部長は自宅の寝室で交わっていることが分かったのだった。

妻は部屋を暗くすることを望んでいたが、上杉がそれをさせず、

部屋を明るくしているようだった。この50男は若い人妻のからだを

目でも楽しもうとしていることは明らかだった。



健二は毎夜、仕事から赴任地のワンルームのアパートに帰ると、

パソコンを立ち上げて、自宅の寝室に設置したウエブカメラを

チェックすることが日課になった。

健二が帰らない週の金曜日は、必ずと言っていいほど上杉部長が

映っていた。

部長と健二のセックスは、まったくの別物といった感じであった。

時間をかけてねっとり楽しむのが上杉部長だった。

たとえて言うなら、フルコースのディナーをゆったりと楽しむような性である。

前菜から始まって見た目を楽しみ、匂いを楽しみ、手で触れ、舌で味わい、

最後は肉汁の一滴も残さず飲み干して満足するのだ。

特にクンニは毎度念が入っていた。上杉は妻の膣穴に舌を突き立てて、

潤沢に出てくる若い愛液を音を立ててすすった。

上杉は里奈の官能から湧き出るエネルギーのすべてを吸収し、

自分の明日からの生きるエネルギーに変えているようだった。

里奈の乳首を味わうときも、上杉は口の中でちょうど良い化学反応が唾液との間で

おこるように舌の動きと力を調整して、味を良くするのであった。

これらは上杉の長年の女性経験から編み出したワザかもしれない。

里奈は生まれつきの豊かな官能と、かつてスポーツ校で鍛えた体力、

そして繊細な感受性で、徐々に上杉部長の性技に劣らない女に成長していった。



上杉部長は色々なメニューを時間をかけて楽しみながら、里奈にも

その楽しみ方、楽しませ方を教えるのだった。その一つはフェラの仕方である。

ソフトさからハードさへ、ある部分から全体へ、視覚的にもセクシーに見える

仕草を里奈に教えていたのである。まるで授業中の子供のように、里奈は

それを学んでいた。そしてその成果を里奈は健二にも実践していたのだった。

上杉部長はゴムを付けないときは、必ず里奈の腹部か胸に射精して果てた。


そのうち安全日だと里奈がいうときは、上杉部長は生で里奈の中で果てるように

なった。一度はバックから里奈の名を呼びながら、彼女の大きなヒップを両手で

掴んで激しく腰を振り、最後は小刻みに腰を震わせながら男の精を里奈の

中に放出して果てたのだった。里奈のほうも、このときはよほど気持ちが

良かったのか、息を荒げ、汗ばんだ背中をピクンピクンと電気にでも痺れる

ように動かして喜びをあらわにした。その光景は最も健二を嫉妬させ、

最も興奮させた。従ってその動画ファイルは健二にお宝映像と命名された。

コトが終わると決まって里奈は、健二のことをお願いします、と上杉部長に頼んだ。

上杉部長もお決まりのように、約束する、必ず健二君を本社に帰すよ、と応えていた。

それはまるで、このことばを交わすことで、健二を裏切っていることがすっかり

許されると二人が思い込んでいるようだった。

健二は単身赴任地のワンルームのアパートで、モニター画面に繰り広がられる

50男と若妻の淫らな性行為を見ては、狂ったように興奮し、嫉妬し、高まって

は射精して果てる行為を繰り返していた。回を重ねるごとに妻と部長の行為は、

肉体だけの交わりから、情のこもった男女の交わりに質が変わっていくような気がして、

健二は強い焦りを感じ始めた。恋人同士のような長いキスから始まって、

中出しで射精しても部長は妻のからだから直ぐには離れず、挿入したままキスをしては、

何かを小声で話しているのだった。その光景は健二の心にボディーブローのように

重く効いていた。そして2週に一回帰宅すると、その映像を思い浮かべながら、

健二は何度も里奈に中だしして鬱積した思いを吐きだすのだった。

里奈は不倫を健二に知られているとも知らず、ましてや上杉部長との行為を見られている

とも思わず、ただただ健二の激しさは単身赴任で離されたためなのかとばかり考えて、

驚いていたのだった。



ウエブカメラを設置して5か月が経過していた。正式な辞令はまだだが、

上杉部長のはからいで、あと2か月我慢すれば本社勤務に健二は戻れる

はずであった。相変わらず健二はウエブカメラを毎夜チェックしていた。

月曜の夜、寝室に設置したカメラに上杉部長が映っていた。

手にワインの瓶と折箱を持っている。

「月曜日に部長さん、どうなさいましたの」

里奈が聞くと、

「今夜は里奈さんにも祝ってもらいたくてね。

 本当ならフランスレストランか料亭にでも誘うのだが、

 ご主人の電話があるといけないから、料亭でおりを作らせて、

 このビンテージもののワインといっしょに持ってきたのだよ。」

「まあ、何のお祝いですの?」

「今日、社長室に呼ばれてね、春から副社長になるように言われたのだよ。」

「それはおめでとうございます。」

「そうなんだが、妻は2年前に亡くしたし、子供はいないし、祝ってくれる家族

 も私にはいないからねー、里奈さん、君だけが親しく思う人なのだよ。

 もっとも、君は健二君のことを思って、私と付き合ってくれてるだけだとは

 知ってるけどね・・・」

「いいですわよ、今夜は私が部長さんの家族になって、お祝いしますわ。」

「本当かい、これ、せっかくだから食べてくれ、あと、ワイングラスも」

そんな会話のあと、里奈と部長はおりの料理を食べながら、ワインを

飲んでいた。そうするうちに妻が色めいてきた。

 「部長さん、あまりお酒を飲むとできなくなってしまいましてよ。」

そんな会話の後、二人はベッドの上で深いキスを始めた。

健二は赴任先のアパートで、部屋を暗くしてパソコンの画面に映る

その様子を食い入るように見つめていた。

部長がゆっくりと妻をベッドに押し倒した。

キスをしながら互いの衣服を脱がせあう二人。

日曜の夕方、つまり1日前まで夫のいたベッドで今夜はほかの

男と妻は交わるのである。多分自分の体臭もまだベッドには残っているだろう。

そのベッドの上で妻は上杉部長に抱かれているのだ。

何度か同じ光景を見てはいたが、健二の気持ちは沈んだ。

裸体になった妻を部長は順に上からキスをしていった。

やがて股間の繁みにまで到達すると、妻の一番感じる部分を探して

舌で刺激した。里奈は次第に声を大きくして、性感のうねりが高まって

きたようだった。溢れる愛液を啜る音がいやらしく寝室に響いていた。

健二はどんどん気分が沈んでいたが、あるところまで来ると別のスイッチが

入って、むくむくと性欲が湧き上がって来るのを感じていた。

「今夜はがまんできない、里奈さん、入れさせてもらうよ。」

部長はそういうと妻の股間に硬くなった肉棒を押し当てた。

ゆっくりと腰を動かしながら、今日は危険日かどうかを里奈に質問した。

「今夜は安全日ですの、部長さんの精子、全部中にだして」

健二は自分の耳を疑った。確か今は危険日のはずだ。一昨日の夜に

妻はそう言っていた。妻の生理周期は健二の頭に入っている。

絶対に危険日だった。上杉部長は嬉しそうな声で

「そうかい、そりゃありがたい、今夜は朝まで付き合ってもらうよ」

妻に覆いかぶさると妻に挿入した腰を動かし始めた。

や、やめろー、里奈、やめてくれー

健二はパソコン画面に向かって叫んだ。そ、そうだ、電話をしよう、

健二はスマホで里奈に電話を掛けた。

ところがスマホはいつのまにか電源が切られていてかからない。

仕方なく固定電話にかけた。ところが固定電話は一階の居間に

あるので、2階には注意して聞かないと呼び出し音は聞こえない。

上杉部長が気が付いた。

「里奈さん、下で電話が鳴っているようだが、健二君じゃないかい。」

「大丈夫よ、後でかけるから、お風呂に入ってて聞こえなかったことにしますわ。」

健二は万策尽きて交尾に耽る妻と上杉部長を虚ろな目で見つめていた。

健二が見ているとも知らず、部長は里奈に覆いかぶさって激しくピストン動作

を続けた。妻の喘ぎ声は波のように揺らぎながら、次第に大きくなっていった。

部長の背中から汗が噴き出しているのが健二にも見てとれた。

今夜、部長は早く絶頂を迎えて、里奈の中に腰をびくつかせ悲鳴に近い声を上げて

射精してしまった。

虚脱して里奈の横に倒れ込む部長。

里奈の股間から大量の白い液体が噴き出してくるのが健二の画面でも分かった。

「気持ち良かった、今夜はいっぱい中に出しちゃったよ。」

と里奈に言うと、里奈はうっとりとした表情で軽く頷いて

「部長さんの精子いっぱい入れられちゃったわ。」

とほほ笑んだ。

今夜、妻は部長の精子で受精するかもしれない・・・

そしたら、里奈は部長の・・・







健二は単身赴任から本社勤務に戻った後も、

結局妻に不倫について問い詰めることができないでいた。

健二のことをヘタレと人は言うかもしれない。

だが、里奈の女としての魅力に益々磨きがかかり、

夜の生活は今まで知らなかった満足感を健二にもたらした。

言い換えれば健二は里奈の性技のとりこになっていた。

上杉というダンディーで完成度の高い男に適切に磨かれて、

里奈の本来持っていた官能の才能が開花したのだった。

日常の仕草や会話、身に着ける服のセンスに至るまで

今までの里奈とは違ってきていた。

健二は、自分ひとりではとても妻を満足させることはできないと

思い始めていた。実際、里奈の美貌と魅力は家庭の枠に入りきれなく

なってしまっていたのである。盗撮してまで確かめておきながら、

上杉との浮気を全く気づかない振りを健二は続けていた。


夜の話を少しすると・・・

里奈のフェラは健二を至福にした。

立った姿勢の健二のブリーフを下すと、

ブラにショーツ姿で跪いた姿勢の里奈は、

フッとペニスに息を吹きかけた。

あたるかあたらないかの僅かな力で、里奈の細い指が

ペニスの元から先まで往復すると、健二はそれだけで

条件反射のように先端からクーパー腺液が出てきた。

その透明な粘液のネバリを確かめるように、

里奈は人差し指を先端に付けたり離したりして、

「あらっ、エッチなおつゆがもう出てるわよ」

と可愛く笑った。そして細いピンクの舌先で

チロチロと亀頭の先を舐めた。すぐに亀頭をパックリと口に含み、

口の中で亀頭をくるむように舌を回した。

思わず健二は

「ああ、すごいよ」

と感嘆した。

亀頭を口から出すとペニスを持ち上げて、ペニスの元から先まで

舌を這わせた。そしてもう一度亀頭を口に含むと、今度は

喉の奥までペニスを出したり入れたりした。

健二が自分の顔を見ている時は、わざと左右の頬のどちらかに亀頭をあてて

頬を膨らませて見せたりもした。

この時点で31歳の健二はもう逝きそうになっていた。

「やばいよ、もう逝きそうだよ。」と健二は呟いた。

そんな時には里奈は口からペニスを抜いて、陰嚢を含んで健二の気をそらせた。

そうかと言えばまた口に含み、今度はさっきよりもっと激しく

ペニスを出し入れし、手で元を握りしめたりした。健二がまた逝きそう

になると、素早く口から出して、口をすぼめて強く息を吹きかけたりした。

健二ののぼせた頭はほぼ真っ白な状態になり、もはや立っていられなくなり、

横にならせてと里奈に懇願するのであった。




健二が単身赴任から戻ってからは、里奈は上杉を自宅には入れていないよう

だったが、昼間に会っている可能性は十分あった。というのは副社長となった上杉は

比較的自由に休みを取って社外に出て行けたからである。

平日の午後に時間をつくっては、里奈とデートを続けているのかもしれなかった。

ある日週末にに里奈が女子会に昼過ぎから出かけたいと言い出した。

怪しいとは思ったが健二は許可した。

それは、里奈のハンドバッグに小型のボイスレコーダーを入れて、

本当に女子会に行くのか確かめようと思ったからである。午後2時に里奈は

めかしこんで家を出た。最近化粧品も高価なものを買っていて、健二の給料だけでは

そんな贅沢はできないはずだった。きっと上杉から小遣いもらっているのだろう。

その頃の健二は、里奈の浮気に抵抗する気力を完全に喪失していたのだった。

哀れにも自分を性的に満たしてくれるなら、上杉副社長と影で何をしようと許すように

なってしまっていたのである。パッとしない男と魅力的でセックス好きの若い妻との

組み合わせでは、仕方のない結末かもしれない。それでも二人だけの時は里奈は

健二に優しい妻だった。女子会に行くと里奈が外出した日、里奈は10時過ぎに

帰宅した。帰るとすぐにシャワーを浴びて、今日は少し飲み過ぎたから寝るね、と

言ってすぐに寝室で寝てしまった。里奈が寝入ったのを確かめると、

里奈のハンドバックから小さなボイスレコーダーを取り出し、

居間でノートパソコンにつないで再生してみた。移動する時の

電車や人ごみの音を飛ばして、30分ほどで何処かで上杉と

出会っていた。さらに移動してホテルのフロントで上杉がチェックインする

様子が分かった。さらにエレベーターで移動し部屋に入っていく様子が

録音されていた。おそらくシティーホテルの上層階の一室と思われた。

里奈と上杉が部屋に入った後、誰かがノックして入ってきた。

年配の男の声で鵜久森と名乗り、里奈が上杉から紹介されていた。

健二は鵜久森という比較的珍しい名前に聞き覚えがあった。

健二がミスを犯した取引先のK社の社長の名前だった。

男二人と里奈は順にシャワーを浴びたようだった。

そして3Pを始めた。

鵜久森と里奈が最初に行為に入り、後で上杉が加わったようだった。

健二はヘッドフォンで盗聴された音声を聞きながら、

衝撃のきつさに耐えられないでいた。

火照った頭を冷やそうと洗面室に行って顔を洗った。

そこは浴室の入り口で洗濯カゴがあった。

バスタオルの下に黒の下着が見えていた。

自然とそれに手が伸びて下着を取り出した。

黒のショーツだった。

広げるとクロッチの部分に白いぬめりが付いていた。

言うまでもなく里奈に吐き出された男の精だった。


健二は寝室に行き、寝入っている妻の顔を見つめた。

美しい妻だと思った。

健二は妻の横に寝ると、妻が二人の中年男に抱かれる姿を想像して、

今まで以上に興奮してオナニーをした。一度では収まらず、

何度も繰り返して朝まで眠れなかった。


次の日曜日、里奈が買い物に行くと外出したあと、

健二は録音の内容をもう一度よく聴いてみることにした。

まず、ソフトウェアで音源のノイズをなるべく除去し、

会話が聞き取りやすいように周波数毎に音量を変えてみた。

その結果、会話の内容がかなり正確に分かったのだった。

場所はS駅の近くにある有名ホテルの上層階だった。

上杉と里奈がいる部屋に鵜久森が入ってきて、

簡単な挨拶を交わしたあと、鵜久森、上杉、里奈の順に

バスルームを使った。

鵜久森がバスルームに入っている間の妻と上杉の会話、

「鵜久森さんはK社の社長でね、わが社の大切な取引先なのだよ。

すまないが里奈さん、鵜久森さんを君の魅力で喜ばせてもてなして

ください。その代わりといっちゃ何だが、近いうちに

ご主人の健二君に、企画をひとつ任せることにしてるのだよ。

それが成功すれば次は課長昇進だからね。」

「まあ、主人にその企画が務まりますかしら。」

「健二君なら大丈夫、それに一人、二人、優秀な部下も付けるからね。
  
 私に任せときなさい。」

「よろしくお願いします。」

「いやあ、健二君は君のような献身的な奥さんをもらって幸福者だよ。」

 そんな会話のあと、鵜久森と交代に上杉がバスルーム入ると、

 鵜久森と妻の会話

「里奈さんでしたかな、お若いようだがお年は幾つですかな。」

「先週26に成りましたの。」

「ほう、お綺麗でお若いですな。まだお一人ですか?」

「結婚してますわよ。」

「ハハハ、そりゃ驚きだ。こりゃよい人に会わせてもらった。アハハハ」

やがて上杉がバスルームから出て里奈が入ると、鵜久森と上杉の会話。

「今聞いたら26歳の人妻だそうですな、こんないい女を上杉さんはどこで

 仕入れなさったのですかな?」

「お気に召されましたですか、実は社員の奥さんでしてね、夫のためならと

 文字通り一肌脱いで貰っているのですよ。今日は彼女のきっぷのよさを是非

 高く買っていただき、例の契約の件をよろしくお願いします。」

「言わなくても分かっていますよ、ハハハ、野暮なお人だなあ。」

 健二はその会話を聞いて、自分のK社へのミスのために、妻がその償いに

からだをK社の社長に提供することになったと確信した。

やがて里奈がバスルームから出てくると、待ちかねていたように鵜久森が始めた。

 長く続くキスの音、上杉は椅子に座って見ているらしい。

やがて、さあ、ベッドに寝て、という鵜久森の声。

再びキスの音、やがて鵜久森が乳首を吸う音、里奈が声を上げる、

感じているのか、確か鵜久森は60過ぎのはず、そんな爺さんに

妻は自分の乳首を吸わせて感じているのだった。

やがてキスの音が変わる、ダメー、と妻が叫ぶ。

「やっぱり、若奥さんのおつゆの味はいいねえ、

 それにいい臭いだ、たまらないよ。」

じゅるじゅると何かを啜る音、

鵜久森は妻の股間に顔を埋めているに違いない。

そういえば最近里奈の愛液は分泌が多く、すぐに濡れてくるようだった。
 
しだいに里奈の喘ぎ声が高くなる。

「里奈さん、今度は私のも舐めてください。」

鵜久森の言葉のあと、身動きする音、

どのような体位かは分からないが、

妻の肉棒を啜る音が聞こえてくる。

鵜久森がうううと呻く。

「こりゃたまらん、上手いなあ、こりゃご主人もすぐ逝っちゃうでしょう。

 ご主人の仕込みですかな?」
 
シュポンと栓を抜くようなあとに続いて

「いいえ、上杉さんに仕込まれたのですわ。」

部屋の奥からか、小さい音量でアハハハと上杉の笑い声。

「上杉副社長も隅に置けませんなー」

と鵜久森。

「いや、もう我慢できない、入れさせて貰いますよ。さあ…」

身動きする音、やがて鵜久森のううっと唸る声、ギシギシと

ベッドの軋む音に続いて里奈の喘ぎ声が高まっていった。

後はベッドの軋む音、里奈の呻き声、肉のぶつかる音、身動きする音が

重なって延々と続き、60男と26の女の交わりが続いた。

最後に鵜久森がうおおおお、と悲鳴を上げて逝ったようだった。

あまり長く鵜久森がコトのあと息切れしているので、里奈が、社長さん

大丈夫ですか、と声をかけていた。

「いやー気持ちいい、本当に死ぬかと思った、ありがとう里奈さん、

いやー極楽でした。まったく凄い。極楽、極楽。」

その後は、次は私がと上杉が里奈と交わったが、

里奈の体力は尽きることなく、上杉も満足させて極楽に行かせたようだった。

すべてのコトが終わって帰る前に鵜久森が里奈に

「取っておきなさい」

と何かを渡していた。おそらく謝礼の現金だと健二は思った。







「ただ今ー、何を聴いているの?」

「うわー、ビックリしたー。」

突然妻が目の前に現れて健二は体を震わせて仰天した。

ヘッドホンでパソコン上の音源を再生して聴いていたために、

里奈が帰ってきた事にに全く気がつかなかったのだ。

「お、音楽だよ、音楽に決まってるでしょ。」

「フーン。私はてっきり健二がアダルトビデオでも見ているのかと思った。」

一瞬里奈の言葉が健二の胸に突き刺さった。

「今日の晩御飯何にするの?」

「お肉にしようかと思って。健二に精力を付けてもらわないといけないからね。」

健二はまじまじと妻のはつらつとした表情を見つめていたのだった。






違う週末のある日、里奈は女子会があると言って再び外出した。

むろん健二は里奈のハンドバッグに小型の盗聴器を忍ばせていた。

夜に帰宅した里奈が寝入るのを待ってハンドバッグから盗聴器を

取り出すと、前回のように居間でパソコンに音源を移して再生した。

やはり上杉副社長と待ち合わせて車で何処かのホテルに入ったようだった。

エレベーターでホテルの何階かに移動し、部屋に入ると既に人が待っていた。

「先生、こちらお話しした里奈さん。」

「黒石です、よろしくお願いします。」

「里奈です、黒岩先生はテレビでよく拝見しておりますわ。」

健二は黒岩という名前の記憶を辿った。確か白鳩党の代議士で

痛烈に対立政党の批判をする毒舌で有名な政治家である。

健二もそのこわもての顔貌は時々テレビで見ていた。

「じゃあ里奈さん、私はこれで失礼するから、後はよろしく。

黒岩先生、里奈さんはとても信用できる人ですから

ご心配なく、ただし無茶は困りますよ、お手柔らかに。」

そう言い残すと上杉は部屋の外に出たようだった。

ホテルの一室には里奈と黒岩の二人だけのようである。

「里奈さん、すまないがこれに着替えてくれないか。」

何かを取り出す音、

「黒岩先生、こういうご趣味がおありになるのですか、いいですわよ、

最初にシャワーを浴びさせてください、そのあとでこれを身に着けますわ」

健二は耳にヘッドホンを押し当てて、懸命に何を身に付けろと黒岩が

言っているのか、聴き取ろういた。

シャワーを浴びる音がしてやがて里奈が浴室から出てきた。

「ほーう、やっぱりよくお似合いだ、里奈さんは肌が白いしスタイルが

良いから、黒のレザーが良く似合うね。」

黒? レザー? 里奈はSMの姿にされているのか? 

衣類の擦れる音、ベルトを外す音、おそらく黒岩が服を脱いでいるのだろう。

「里奈さん、このムチで私を折檻してくれないか、後は君にまかせるよ。」

「いいですわよ、じゃあ黒岩先生、四つん這いになりなさい。」

「黒岩先生は変だから、ヒロシ、と呼び捨てにしてください。」

「ヒロシ、いくわよ」

ピシッ、ピシッと数回鞭が肌を打つ音。

「もっと、やっておくれ」

ピシッ、ピシッ、と更に数回の音。

「今度は仰向け寝なさい」 と里奈。

「パンツの上から里奈さんのハイヒールで踏んでください」と黒岩。

「こうですの?」

「ううっ、いい、里奈さん続けて、気持ちいい。」

「今度は足の裏で直接踏んであげますわ。」

「その前に、私に里奈さんの足を舐めさせてください。」

「いいわよ、さ、ヒロシ、あたしの足をお舐めなさい!」

「はい! うう、おいしい、うう、こりゃ最高だ」

健二はあのこわもてで鋭い論客の政治家が、まさかこんな性癖を

持っていようとは、ましてや自分の若妻がその性欲の相手をしようとは

思ってもみなかった。

「さあ、貴方の足で踏んでください」

「どう?感じてる?気持ちいい?」

「気持ちいいです。」

「ヒロシ、あたしの足の裏でおチンチン踏まれて気持ちいい?」

「はい、女王さま、気持ちいです」

「この豚野郎!」里奈のピシッという鞭の音。

「さあ、今度はあたしのここを舐めなさい!」

「わ
 
2018/02/23 21:10:53(Ekb/YHPL)
2
投稿者: 茶川

「わかりました、女王様。」

健二は盗聴音声を聞きながら頭が熱を帯びてクラクラしてきたのだった。


「どう? おいしい?」

「ハイ、女王様の乳首おいしいです。」

「ううっ、あたしも気持ちいいぞ、さ、左も舐めなさい。」

「ああ、左の乳首もおいしい。」

「よし、じゃあ跪いてあたしを見上げなさい。」

「ハイ、女王様。」

「口を大きく開けなさい。」

「ああああー」

「さ、ヨダレを垂らすぞ、全部飲み込むのだぞ」

「はい・・・あああーおいしいです。女王様のヨダレがおいしい」

「よし、ご褒美にお前のチンコを舐めてやる。嬉しいか?」

「はい、嬉しいです。」

「さあ、床に寝ろ。」再びピシッという鞭の音、今度は床を叩いているのか。

おそらく口で肉棒をすする音、黒岩が時々気持ちよさそうに呻いている。

「もう逝きそうか?」と里奈。

「はい、もう我慢の限界です。」と黒岩。

「だらしないぞ、豚野郎!」 また鞭が肉を打つ音とともに里奈の声。

「許してください、女王さまー」黒岩の野太い声。

健二は自分の妻の豹変ぶりが信じられなかった。一体自分が妻の里奈だと思っていたのは

誰だったのか。有名政治家の黒岩がサディスティックな女王に変身した妻に性の奴隷に

されているのである。

精神的に相当にきつくなって健二は再生を止めると、寝室に行って里奈の横に座り、

妻の寝顔をじっと見つめた。こんなに身近にいながら、妻は健二の手の届かない

遠くに行ってしまったような気がした。明日もう一度録音を聴きなおすことにして、

妻の肩に顔をあて、昨夜までとは少し違う妻の匂いを嗅ぎながら、健二は眠ったのだった。




翌日、会社でのこと、社内のパソコン上の掲示板に上杉副社長の訓示が掲載されていた。

「・・・・・このように変化の激しい時代にあっては、社員の一人一人は今ある能力

 のみならず、潜在的能力を開発し我が社に貢献しなければなりません。そのためには、

それぞれの多様性を認め、それを尊重し、時には大胆に進む必要があります。そのような

人材には、我が社は十分な報酬で報いる用意があります。是非とも従来の常識に縛られず、

自分が何を必要とされているのかを知り、あるいは自分の必要性を他者に知らしめて、

自己の職務に邁進して頂くよう切に希望致します。」

色々な意味で一つ一つの言葉が健二には違う意味に聞こえ、気分を憂鬱にさせたのだった。




帰宅すると里奈が入浴している間に、健二は再び昨夜の続きの録音を聴いてみた。

妻が黒岩に騎乗位になって腰を振っているらしかった。

「どうだ、ヒロシ、、、気持ちいいか」

「、、、、ハイ、女王様、気持ちいいです。」

「さっきより、お前のチンポ、硬くなっているぞ、逝きそうなのか?」

「女王様のオマンコ、きつくなっています、もうダメです、逝きます。」

「いいぞ、逝っていいぞ、出していいぞ、ああっ、ふあああっ、、」

「中に出してもいいですか、うううう、出しますよーうううん、、、」

「ふあああああ、全部、全部、あたしの中にだしてー、、」

激しい動きの音が突然止まり、ハアハアという荒く息をする音だけが聴き取れる。

黒岩が妻の中に射精して逝ったらしい。

その後しばらくはガサゴソと何かをする音、

やがて、黒岩が

「里奈さん、ありがとう、気持ちよかったよ」

「あたしも気持ち良かったですわ、先生ホントにすごいですわよ。」


それから黒岩の申し出で、シャンパンとオードブルのルームサービスを頼み、

ルームサービスのボーイには黒岩が対応、その間里奈はバスルームに隠れていて、

ボーイが去ると再びシャンパンを飲みながら楽し気にSMプレイをしていた。

音源を早送りに聴いていた健二は内容が大体分かるとパソコンを閉じた。

ちょうど里奈が入浴を終えて下着姿で髪をタオルで拭きながら出てきたところだった。

「健二さん、お仕事の方はどーお?」

「うん、新しい企画の担当になってるけど、今のところ順調だよ。」

「そう、良かった。」

「でも、来週からは帰りが遅くなるかも。」

「そう、遅くなる日は教えてね、お食事の用意があるから。」

「わかった。」



「それとね、まだ分かんないんだけど……」

「何?」

「あたし妊娠してるかも・・・」

「ほ、ほんと?」

「まだ検査してないけど、生理が来ないの。」

「し、調べてみないと………」

「明日検査キット買ってくるね」

「う、うん」

「貴方…」

「え?」

「うれしい?」

「き、決まってるじゃないか。」


快活にそう答えながらも健二の心は複雑だった。

里奈が身籠っているのなら、果たして自分の子だろうか。

上杉や鵜久森の子ではないと言えるのか。

結婚して4年経ってようやく出来た子が、もしも自分以外の子種だったら。

その事はDNA鑑定すれば簡単に分かるに違いない。

その結果もしも自分の子ではないと分かったら………。

考えているうちに健二は息苦しさを覚え、

呼吸が早くなるのを懸命に我慢していた。

「明日が楽しみだわ。」

という里奈の言葉がSM姿の里奈のイメージと重なって、

拷問の鞭のように健二の心を強く打つのだった。

次の日、健二は仕事に集中出来ず、何度も企画書の文章を手直ししなければ

ならなかった。早々に仕事を切り上げて、高まる緊張感を胸に帰宅すると

里奈が健二の帰りを待っていた。

「どうだった? 妊娠反応??」

「今持ってくるね。」

妊娠反応キットは横の判定見本通り線が一本出れば陽性である。

里奈がトイレから神妙な面持ちで妊娠反応キットを持ってきた。


判定結果は疑いようもなく陽性だった。

妻里奈は妊娠している。

健二には自分の子だという確信がない。

「これ、俺がパパになったてことなんだよね。」

「そうよ、健二はパパになったのよ。」

「そうか、里奈、ありがとう。」

「あたしも嬉しいわ。」

「女の子かな、男の子かなあ。」

「まだ分からないよ。」

「あ、そうか、そうだよな、アハハハ」

「健二、愛してるわ。」

「俺も愛してるよ。」

健二はこれが自分の運命なのか、と思い始めていた。

美しい妻、順調な仕事、会社で大失敗をしながら、同期入社の誰もが羨む

仕事への抜擢。まだ健二の子でないと決まったわけではなかったが、

里奈が他人の子を宿してもしかたがないと思い始めていた。

実は健二には兄がいたが結婚した後に無精子症とわかり、

精子バンクに頼って子供をつくった経緯があった。

その事実を健二は昨年兄から知らされていたのだった。

兄は健二が結婚後も子供が出来ぬので、秘密にしていたことを健二を

心配して話したのだった。兄は健二に検査を受けるように勧めたが、

健二は病院には行っていなかったのだ。

次の週末に健二は仕事で1泊2日の予定で出張しなければならなかった。

健二は、里奈はその日に上杉に会う予感がして、以前のように自宅の

寝室にウエブカメラを設置し、タブレットで外出先でも自宅の様子が

見ることが出来るようにした。また、里奈が外出する場合も想定して

ハンドバックに盗聴機を忍ばせておいた。

出張先のホテルの部屋でタブレットの画面で自宅を盗撮していると、

やはり健二の予想通り夜に上杉が健二の自宅の寝室に入ってきた。

「この部屋に来るのも久しぶりだな。今夜は話があるって何だい?」

上杉は背広を脱ぎ、ネクタイを緩めながら里奈に聞いた。

里奈はハンガーに上杉の背広を掛けて壁のフックに吊るすと、

「あたし、妊娠したの。」

「あ、そうか、そりゃ良かったよ。で、父親は………」

「もちろん健二さんの子ですわ。」

「……そうだよな、私はバカな事を言ったね。うん、

健二君の子に決まっとる。」

「そうですわよ。それでなんですけど、今までのように上杉さんにも

毎週会うことはできなくなってしまいますわ。」

健二はウエブカメラでその会話を聴きながら、健二が単身赴任から帰って来た後も、

毎週里奈が上杉と会っていたという話に愕然としていた。

上杉は少しがっかりした声で


「そうか、そうだろうな。間隔を空けてでもいいから、また良い時期に

声をかけてくれないか。妻も無く子もいない一人者だからな。

それと、私が里奈さんのために出来ることは、何でも

させて頂くつもりだから、何時でも言ってください。君は家族も同じ

だからね。いや、君さえその気なら家族になってほしいと思ってるんだ。」

「まあ、副社長さん、あたしには大切な夫がおりましてよ。」

「あ、いや、そうだったね。つい調子に乗ってしまったようだ。

里奈さん、今夜はじっくりと君を愛させて頂くよ。」

上杉は立ったまま里奈を引き寄せて深いキスをした。

それからワイシャツのボタンを外し上半身裸になると、

里奈の服を脱がせた。ゴルフ焼けした50過ぎの男のからだと

下着姿の26のスタイルの良い色白の女のからだがもつれ合い、

絡み合いながらベッドの上に倒れた。

深いキスのあと、上になった上杉は里奈の首筋から乳首を吸い、

脇を舐めて味わい、キスをしながら下へ移動し、特に下腹部は

念入りに舐めていた。やがて里奈の陰毛にたどり着くと、

その臭いを嗅いで顔を左右に振って鼻を擦り付けていた。

そして里奈のマンコに舌を這わせ、ここも丁寧に舐め上げていた。

里奈は声を上げて大きくのけ反り、両手で上杉の頭を包みこむように、

持っていた。まるで離別を惜しむ恋人のようだと健二は思った。

やがて上杉は里奈の股間から顔を起こすと、いきり立った自分の肉棒を

里奈のマンコに擦り付けるようにして、ゆっくりと挿入した。

上杉がゆっくり腰を動かすと里奈は首を左右に振って喜びの悲鳴をあげた。

しかし上杉は腰の動きのピッチは上げず、直ぐに里奈の舌を求めてキスをした。

少し腰を動かしてはキスをして、まるで言葉にならない感情をからだで伝えあう

ようなセックスだった。健二は画面で繰り広げられる妻と上杉の交わりを、

激しい嫉妬と興奮で見つめていた。またしても健二の股間は最大限に硬くなり、

パンツの中で跳ねていた。健二はその肉棒を自分の手でなだめてやるしかなかった。

手で擦るとすぐに射精感が沸き上がり、どくどくと精液をパンツの中に出してしまった。

健二の思いとは関係なく里奈と上杉の交わりは画面の中で続いていた。


上杉はその夜、里奈に正常位で射精した。

里奈に射精する瞬間の上杉の腰は密着するために、臀部の筋肉が窪むほど

しっかり力を入れていた。射精したあとも里奈と離れようとはせず、

何かを里奈と話していた。音量を最大にして健二は会話を聞き取ろうと

した。

「私と健二君のセックスとどっちがいいかい?」

「健二さんはあたしの大切な旦那様よ。あたしはだから

健二さんを一生懸命喜ばせたいの。上杉さんは素敵なおじさま。

だから上杉さんが一番あたしを気持ちよくしてくれるのだわ。」

「そうか、嬉しいよ。」

挿入したまま上杉と里奈は長いキスをしていた。





妊娠4か月が過ぎて安定期に入ると、健二は里奈の性欲を

もて余し始めていた。里奈はおそらく胎教を考えて、上杉と

の逢瀬を控えていた。そのために健二が里奈の性欲のすべて

を引き受けることになったのだが、上杉に開発された官能は

もはや健二ひとりの手には負えなくなってしまっていたのだった。

言葉に出してこそ言わないものの、明らかにセックスのあと

里奈が満たされていないのが健二は分かっていた。

健二はコトが終わると仕事の忙しさも関係して、さっさと

眠ってしまう。上杉のように時間をたっぷりかけて里奈と

セックスを互いに楽しむことをしない、と言うよりは、できない。

結果的に妻に不満が堆積しているのは明らかだった。

妻が不機嫌になるのは胎教にも良くない。


その解決策に健二は仕事のための出張を会社に申請して、2泊

家を離れることにした。本来は部下にさせたので十分な仕事だったが、

2泊留守にすることで上杉が里奈を抱き易くなるであろう。

そうすれば里奈もまた満たされるに違いない。そしてその

行為の盗撮は健二の最高のオナネタにもなる。

誰もがそれで満足出来るのなら決して悪いことではないと健二は

考えたのだった。

そして遂にそれを実行に移したのだった。



以前そうしたように健二は出張先のホテルの部屋で、

夜、タブレット上に写し出される自宅寝室のウエブカメラの

映像を見ていた。その夜、健二の予測では上杉副社長が現れる

はずであった。ところが里奈と寝室に現れたのは別の男だった。

健二は最初、その頭の禿げた男が誰か分からなかった。

その男は健二の勤めている会社と提携関係にあるK社の鵜久森社長だったが、

以前盗聴した音声で声は聴いていたが、現在の風貌は知らなかったのだ。

K社のホームページには50代のころの、まだ頭髪のあったころの写真が今も

掲載されていたのだった。鵜久森は小肥りで、下腹部がやや出てはいるが、

引き締まったからだをしていて、たぶんゴルフで鍛えているのだろう。

だが、どう見ても60代半ばの男は里奈と親子ほどの差がある。

「里奈さん、本当にここに来て良かったのですかね。いや、

私は嬉しいのだが、ここは夫婦の寝室でしょう。」

「夫から電話があるといけませんから、ここでよろしいですわ。」

「里奈さん、妊娠5か月ということじゃが、もしやその子は私の子種という

可能性はないのかね。」

「違いますわよ、正真正銘夫の子ですわ。」

「そうかい、そりゃ残念だ、もしや私の子ではと期待しとったのじゃが。

ところで、里奈さん。私の会社で働いてみないかね。秘書が近々1人寿退社

するのでね、秘書課に来てほしいのじゃよ。無論、上杉副社長には許可を

もらっておるので、里奈さんさえ良ければ、という事なのじゃが。」

「今日の昼に上杉さんから電話を頂いて聞いておりますわ。

主人とも相談して決めたいと思いますが、主人に何て切り出そうかと

考えてますの。」

「そうだな、高校の同級生がわが社の社員で、その紹介とか……うーん、

また考えておくよ。今日は久しぶりに楽しませてもらうよ。」

健二は自分が全く知らぬ間に、自分の妻の運命が決められて行くのに驚き、

改めて里奈のお腹の子の父親が誰なのか、疑問を感じ無いわけには

いかなかった。

鵜久森は里奈に言った。

「お風呂に入れさせて頂けないかな。出来れば里奈さんと一緒に入り

たいのじゃが…」

「よろしいですわよ、準備しますからしばらくお待ちになっててね。」

そう言うと里奈は寝室から出ていった。

鵜久森は1人寝室に取り残されると、棚に置いてある健二と里奈の

記念写真を手に取って見たりしていた。それは4年前に新婚旅行で

行ったハワイのワイキキビーチで撮った写真だった。21歳の

スタイルの良い美人の里奈と、冴えない風貌の27歳の健二が

水着姿で満面の笑みで写った写真だった。鵜久森はじっと見ていたが

ふふふふと淫靡な笑いの後、それを棚に戻した。

健二はタブレットに写し出される映像に、激しい怒りを感じながらも、

成り行きを興味津々で見つめていた。

その時里奈が部屋に入ってきた。

「社長さん、お風呂が入りましてよ。」


鵜久森と里奈が寝室から出て1時間近くが経過して戻ってきたとき、

二人とも裸にバスタオルを巻いた姿だった。

「里奈さんはフェラが上手いなあ、危うく逝かされそうだったよ。」

「あら、よろしいじゃありませんの、おもいっきり逝ってしまえば。」

「そうはいかんよ、私も歳だから、一晩に一回しか逝けないからね。」

「そうかしら、社長さん、まだまだ出来そうに見えますわよ。」

「アハハハ、そう言って貰うと元気が出るがね。さあ、ここに座って。」

鵜久森はベッドに腰掛けると、里奈を隣に座らせキスを始めた。

禿げた頭の60過ぎの男が若い里奈を引き寄せて、太い舌を里奈の口に

入れていた。里奈もそれに応えるように小さなピンクの舌をチロチロと

突き出している。鵜久森は里奈の唾液と自分の唾液を絡めるように、

里奈の舌を吸ったり、自分の舌を里奈の口に侵入させたりを繰返した。

里奈から甘いため息がでると、鵜久森はそれを合図に里奈のからだに巻いた

バスタオルをほどいた。スリムなからだの割に豊かな乳房が現れた。

鵜久森は里奈の乳首に口をあて、まだ出ぬ乳を求めるように音を立てて

吸った。里奈は軽く声を上げたあと、自分の乳を吸う鵜久森の禿げた頭を優しく撫でた。

健二はタブレットに写し出されるその衝撃的な妻と鵜久森の行為を、

出張先のホテルの小部屋で見ながら、いきり立つペニスを切なくしごいていた。

里奈は鵜久森のバスタオルの下に手をいれて鵜久森の肉棒をしごき始めた。

鵜久森はベッドに里奈をゆっくりと押し倒した。

からだをずらせて里奈の両足を開かせると、彼女の股間に顔を埋めた。

犬が皿のミルクを飲むようにペチャペチャと音を立ててそこを舐めると、

里奈の喘ぎが次第に激しくなった。里奈は両手で鵜久森の禿げた頭を股間に

押し付けると、小刻みにからだを震わせて軽く逝ったようだった。

鵜久森はその様子をみて、里奈の恥丘の上あたりを優しく撫でながら、

「本当はここに私の子がいるのじゃろ。」

と言うと、里奈は首を左右に振った。

「さ、今度は私のおちんちんを舐めておくれ。」

里奈と入れ替わるように鵜久森が寝て、里奈が鵜久森の開いた両足

の間に顔を埋めた。里奈がじゅるじゅるとイヤらしい音を立てて鵜久森の

肉棒をしゃぶると、鵜久森は口を半開きにして呆けた面持ちになった。

肉棒を口から音を立てて抜くと、里奈は今度は鵜久森の陰のうを舐めた。

健二は、妻が鵜久森にするその光景に耐えられなくなって、

しごいていた手の動きを速めると、

ウオーとケモノの咆哮のような声を上げた瞬間、射精した。

ホテルの小部屋の黒い床に、行き先を失った精液が無惨に飛び散った。

鵜久森は、そろそろ入れさせて貰うよ、と起き上がると里奈を

四つん這いにさせ、里奈のフェラで硬くなったペニスをバックから

挿入した。白肌の傷ひとつない丸く大きなヒップに、鵜久森の黒光りする

肉棒がゆっくりと突き刺さった。鵜久森は大きく感嘆の息を吐いた。

ゆっくりと腰を動かしながら

「お腹の赤ちゃんが驚くといけないから、今夜は後ろからさせて貰うよ。」

鵜久森が気遣うように言うと、里奈は、すみません、と返していた。

やがて肉を打つリズミカルな音を立てて腰の動きが速くなると、

「おお、すごい、里奈さん、行くよ、里奈、里奈、里奈、、、おお、、、」

「きてー、きてー、中に出してー、精子いっぱい頂戴。」

汗をにじませて、禿げた中年男と若い女が官能の高みに向かって突き進んでいた。

やがて

「逝くぞ!!」

と気を込めて鵜久森の腰が深く打ちやむと、里奈がガクガクとからだを震わせて

逝ったのだった。鵜久森が男の精を里奈に出し終えて肉棒を引き抜くと、

里奈は硬直したからだの力が抜けたように、うつ伏せに伸びて行った。

鵜久森は額の汗をバスタオルで拭きながら、

「里奈さん、気持ち良かったよ。ありがとう。」

と礼を言っていた。

「凄い、鵜久森さん、凄く感じちゃった。」

里奈が笑顔で応えた。

その様子を遠く離れたホテルで見ている健二はというと、オナニーをして2度目の

射精で床を汚していた



俺と言う男は何なんだ、と健二は自分が分からなくなっていた。

他人の肉棒を妻が受け入れる姿に嫉妬し、怒り狂うと同時に、

その淫靡な姿に興奮し、性欲を異常に駆り立てられて射精し満たされる。

若く、美しく、官能的で、鵜久森や上杉などの社会の成功者から愛されている

妻が正直、自慢でもある。対立するはずの感情が、今の自分の中で

バランスを取って収まってしまっている。

俺は入ってはいけない土地に入ってしまったのかもしれない、と

健二は思った。普通の人は「危険! 立ち入り禁止。」と書かれた

看板の立つ土地には入っては行かない。ところが自分はそこに入ってしまった。

そして、そこで禁断の土地の快楽を知ってしまった。


この先俺と里奈はどうなってしまうのかと、考えあぐねる健二だった。





里奈が無事に女の子を出産して6か月が経過した。

名前は健二が由奈と付けた。

健二から見て、里奈似の美人に育ちそうなきれいな顔立ちの子だった。

しかし自分に似ているかというと分からない。上杉や鵜久森にも似ていないようだ。

そもそも、健二には6か月の赤ん坊はみんな同じような顔に見えてしまう。


健二の会社での仕事はというと、重要な企画が優秀な3人の部下のおかげもあって

大成功。社内での評価が一気に上がり、特別昇給もあった。

来春の昇進は確実だろう。

健二の会社と鵜久森のK社との合弁事業も順調で、経常利益は

過去最高になると予測されている。

噂では偏屈で疑り深いことで有名な鵜久森社長に、上杉副社長が

信頼された事が合弁事業の成功に繋がったという。


ある日曜日の昼下がり、里奈は居間で椅子に座って赤子に母乳を

与えていた。新聞を読んでいた健二に里奈は、

「ねえ、聞いて、昨日昔なじみの子から電話があってね、K社の

秘書課に来ないか、ていうの。その子、来年でK社を寿退社するの。

それで上司から誰か知り合いでいい子いないかって聞かれたらしいの。

そしたら彼女、あたしと一緒に写したスマホの写真見せたら、

是非一度面接に来させて、て上司の人が言うんだって。来春からだから、

まだ先なんだけど。会社のすぐ近くに保育園があって、K社が出資していて

社員は優先的に安い料金で子供を預けられるらしいの。どうかなあ。

いずれこの家から持ち家の一戸建てに住みたいし、もう少し貯金が必要でしょう。」

健二はこの話が出ることを予測していたので、

「いいんじゃない。里奈がそうしたいなら。」

と新聞から目を離さず、ややクールな口調で答えた。

「健二さんに見てほしいものがあるの。」

里奈は子供用のベッドに由奈を寝かせると、タンスの引き出しから

何やら取り出してきた。預金通帳だった。

「健二さん、いま家にいくら預金があるか知ってるの?」

健二はお金の管理が苦手で、全部を里奈に任せていたので、

「うーん、2百万くらい?」

「そんな金額じゃないわ。」

「じゃあ、百万?」

「見て!」

里奈の渡す通帳を開くと、健二は思わず声を上げた。

「こんなに!!」

詳細な金額については個人情報であるからここでは書けないが、

健二の予想を良い意味ではるかに裏切る額であったことは間違いない。

「どうやって、こんなに貯めたの?」

健二は心の中で、誰からこんなに貰ったの、と聞きたいところだったが、

必死で言葉を飲み込んだ。

「友達に投資を教わってちょっとやってみたら、何となく儲かっちゃって。」

もはや里奈には何もかなわない、と健二は思った。


その夜健二は里奈を抱き、久しぶりに3度果てた。

里奈は出産してもいっこうに性欲は低下しなかった。

天然のセックス好きであった。

乳房は子に吸われなければパンパンに張って、

健二が揉むと噴水のように母乳が吹き出た。




ある日健二は会社でのこと、新規事業の企画書を持って副社長室の上杉の

部屋に行った。秘書に聞くと上杉は外出中とのことだったが、健二が書類

を持ってきたら自分の部屋に入れて机の上に書類を置くように言って出かけた

とのことだった。ふと、上杉は里奈に会いに健二の家に来ているかもしれない、

という気がした。何となくの予感である。副社長室に入ると机の上に書類

を置こうとしたが、不用心な気がして机の引き出しに入れようと思った。

なぜ健二がそう思ったのか健二にもわからないが、誰かに重要な書類を

盗まれると困るからというのが一番近い理由だった。もっとも、健二は

他人の机の引き出しを開けるようなことはそれまで一度もしたことはない。

しかし、その日何かの力に引かれて健二は上杉副社長の引き出しを開けた。

そして整理された引き出しの中に健二はある物を見つけたのだった。


それは黒いUSBメモリーだった。

キャップだけが赤かった。

そのメモリーには見覚えがあった。

健二がキャップを無くしたので、

別のUSBメモリーのキャップを当てて使っていたのだ。

健二はそれを手に取ってみた。

間違いなかった。それは以前K社の重要情報を入れたまま紛失し、健二の

単身赴任、妻の寝取られに至った健二のUSBメモリーだったのだ。

(どうして、これがここに・・・・・)

混乱する頭で健二は副社長室を飛び出した。

(どうして、副社長があれを・・・わからない・・・

   俺はいったい今まで何を・・・・)

朦朧とする頭で健二は社外に出ると、タクシーをひろって自宅に向かった。

(わからない・・・・俺はいったい今まで何を・・・・)

自宅のドアを開けたとき上杉の靴を玄関に見つけた。

二階からはかすかに里奈の喘ぎ声が聞こえていた。

健二は気力を亡くして玄関に力なく手をついてしゃがみこんだ。


その姿は哀れな男が女神に救済を求めて祈る姿のようであった。
         
                     (おわり)


18/02/23 21:27 (Ekb/YHPL)
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