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1:禊の性交は同窓会の後で
投稿者:
彩未
◆sPqX4xP/g6
敦は地元の高校の同窓会に出ることにした。
卒業以来12年ぶりの同窓会だった。 専用サイトに参加の旨を返信してあった。 敦が参加を決めたのは、サイトの参加者一覧で栞里の参加を確認したからだった。 同窓会は土曜の夜6時に始まった。 地元の駅前ホテルのバンケット、立食形式だった。 土曜の夜で、学年全体の7割ほどの人が集まっていた。 参加者はそれぞれ恩師や同級生と近況報告や思い出話に花を咲かせていた。 敦も旧友たちと歓談しながらも会場内にいるはずの栞里をそれとなく探した。 栞里は奥の方のテーブルにいた。 スーツ姿で女友達と楽しそうに談笑していた。 敦は話し相手を変えつつ、さりげなく栞里のテーブルに近づいていった。 栞里と目があった。 栞里はハッとした表情で目をそらせた。 「久しぶり」 敦は近づいていって声をかけた。 周囲の者に不自然さを感じさせないようにしていた。 「ええ、お久しぶりね」 栞里はぎこちない笑顔を作って小声で返した。 栞里との会話はそれだけだった。 ただ、敦は栞里の左手薬指にはめられた指輪の確認を忘れなかった。 他の者に悟られぬよう、栞里の左手に紙きれを手渡した。 そこには、敦が宿泊する予定の、このホテルの708号室の番号を記してあった。 敦と栞里は、高校在学中つきあっていた。 敦が剣道部の主将、栞里は剣道部マネージャーだった。 部活が休みの日は地元の遊園地や公園でデートをした。 初キス初ペッティングを経て、卒業時に初性交に及んだ。 将来、結婚することを約束しあった。 卒業後、敦は京都の大学へ進学した。 栞里は一家で仙台へ移り、栞里もそこの短大へ進学した。 遠距離恋愛が始まった。 最初の1年目は夏休みに2人で沖縄旅行に行った。 トロけるような甘いセックス旅行だった。 その後はメールでのやりとりが続いた。 だが遠距離恋愛はそう長くは続かなかった。 栞里はバイトや短大の卒論準備を理由に敦の誘いを断るようになった。 2年が過ぎた。 栞里は短大を卒業して就職したと報告してきた。 その2か月後、栞里から手紙が来た。 短大卒業後、勤め先からの縁談で断れなくなった、ごめんなさい、とあった。 敦は驚いて仙台の栞里の自宅へと駆けつけた。 栞里はよそよそしかった。 田舎に住んでいるからか、あかぬけない姿だと思った。 栞里は、もう会えない、ごめんなさい、と泣いて繰り返すだけだった。 口約束だけで正式な婚約をしていたわけではなかった。 短大を卒業して勤めに出るうちに職場の男に乗り換えたのだと思った。 フラれたのだ。 敦は失意のうちに京都に戻った。 その後、栞里からハガキがきた。 簡単な結婚報告と新居の住所だけが活字で書かれていた。 数年後、敦は仕事で仙台へ出張に出向いた。 気になって栞里の実家にこっそりと様子を見に行った。 折しも春で、入学式直後のランドセル姿の娘らしき子供を連れた栞里を見かけた。 敦は驚愕した。 このとき敦は25歳だった。 当然、栞里も同い年だ。 小学校に入学する娘がいるとすれば、その娘は現在6歳のはずだ。 逆算すると栞里は19歳で娘を産んだことになる。 敦が栞里にフラれた時には産まれていたことになる。 敦は悶々として京都に戻った。 納得がいかなかった。 確かめるチャンスを伺っていた。 そこへ今回の同窓会の通知が来た。 同窓会が終わったのは午後8時半すぎだった。 仕事で明日早く京都に戻るからと二次会を断った。 敦は会場を出て708号室に入った。 栞里が来るかはわからない。 後ろめたさがある筈だからだ。 一方、その頃、栞里は女友達への口実を考えていた。 今夜は栞里の親友宅へ泊ることになっていた。 だが敦に会いたい気持ちが強かった。 会って詫びたいと思った。 親友には、親戚に不幸が生じたので今夜中に仙台に戻らねばと嘘をついた。 栞里が敦の部屋を訪れたのは午後9時すぎだった。 敦は栞里を優しく出迎えた。 最初は、同窓会の感想、友人達の現況、かつての部活での出来事など、楽しく思い出話をかわした。 ひと通り話がすむと、つかの間の沈黙が訪れた。 敦はおもむろに例の件について切り出した。 今でも栞里を思い続けている。 結婚を考えていたのに何でフラれたのかわからない。 仙台への出張時に、栞里と娘が一緒にいる姿を見かけた。 今の生活を壊す気はないが娘の存在は腑に落ちない。 正直に話してほしい、と。 栞里はうつむいて話を聞いていた。 だが急にワッと泣き出して敦に抱きついてきた。 「ごめんなさい、私がいけなかったの」 栞里はしばらく号泣しつづけた。 敦は、栞里が落ち着くまで、栞里を抱いて髪をなで続けた。 愛しい女だった。 栞里の話は次のようなものだった。 短大在学中、アルバイト先で知り合った大学生とつきあい始めた。 相手には敦との遠距離恋愛のことは伏せてあった。 敦君に会えなくて寂しかったの、と栞里は言い訳をした。 大学生とつきあい始めてすぐ、2人は肉体関係をもった。 敦には精神的な癒しを、大学生には肉体的な癒しを求めていた。 短大卒業前、栞里は妊娠にきづいた。 中絶できない時期にきていた。 それが、敦が目にした娘だった。 両親の合意のもと、大学生と籍を入れた。 栞里は専業主婦になった。 大学生だった夫は卒業後、地元の企業に勤めているという。 栞里の夫はだらしない性格で、やがて外に女ができた。 今は栞里の夫への愛情は冷めていた。 けれども娘のために離婚はできないと言った。 私がバカだったのと、栞里は涙ぐんだ。 敦を裏切った女だったが敦は栞里に同情した。 栞里を慰めたいと思った。 栞里にキスを与えた。 そのまま栞里をベッドに押し倒した。 栞里も敦の背中にしがみついた。 互いに夢中になって唇と舌をむさぼり合った。 洋服の上から乳房を揉んだ。 12年ぶりの栞里の肉体だった。 だが、それは既に他の男のものだ。 栞里は人妻なのだった。 自分のものになる筈の女が他の男のものになっている。 自分の子供を産むはずの女が他の男の子供を産んでいる。 やるせない思いがわき起ってきた。 敦は栞里のスーツスカートを剥いだ。 パンティーとストッキングも荒々しく剥ぎ取った。 「ああっ、いやっ」 栞里が叫んで股間を手で隠す。 敦は栞里の手を払いのけた。 12年前にくらべて栞里の太ももや尻には肉がついていた。 股間には黒々とした陰毛が生えていた。 小陰唇がピッタリと縦長に口を閉じていた。 12年前の女子高生時には鮮やかな桃色だった陰唇。 それが以前よりやや黒ずんで見えた。 これが人妻になった栞里の股間なのだった。 敦は栞里の股間に顔を近づけた。 「いやっ、敦君、やめてっ、お願いっ」 栞里が身をよじった。 敦は栞里の太ももを両腕でしっかり押さえた。 「だめだ、栞里、お前の体をもう一度よく見せるんだ」 敦は荒々しく言い放った。 指で小陰唇を押し開く。 「ああ……だめっ、いやっ」 栞里は両手で顔を覆った。 恥ずかしかった。 だが、敦に詫びるには、敦の気が済むまで自分の体をさし出すほかはなかった。 栞里の小陰唇の中は綺麗だった。 桃色のクリトリスは半ば勃起して皮が剥けていた。 尿道が小さな口を開けている。 今にも潮を吹き出しそうな尿道口だった。 膣も色あざやかな桃色だった。 パックリと口を開けて繊細な襞が奥まで見える。 「栞里、きれいだよ」 敦が感嘆の声を漏らした。 「全然変わってない」 栞里にとってこの上なく嬉しい賛辞だった。 敦は栞里の陰部に口をつけた。 「ああ……」 栞里が喘ぎ声を漏らす。 敦はクリトリスや尿道や膣に舌と唇を優しく這わせた。 愛しい栞里の陰部。 結婚していれば毎晩のように愛せたはずの陰部だった。 「いやん、だめ、……あたしの体、汚れてるわ……」 恥ずかしそうに栞里が言った。 シャワー前だからの汚れか、人妻の身としての汚れか。 「栞里、おいしいよ」 敦は栞里の陰部の匂いや感触を堪能していた。 「ああん……いやん……」 栞里がよがり声を漏らしている。 敦はスボンを下ろし、パンツを脱いだ。 栞里に跨るようにしてベッドの上に立つ。 黒光りした逞しい男根が栞里の目の前に現れた。 大量の陰毛の茂みからそびえ立つ太い男根が天を突いてピクンピクンと脈打っていた。 栞里は一気に欲情した。 夫のモノとは比較にならなかった。 栞里は弾かれたように上半身を起こし、男根を口に含んだ。 両手で睾丸を揉んだ。 栞里は、敦君、ゆるしてね、と心の中で詫びていた。 敦への詫びは敦の男根への奉仕しかなかった。 敦がその様子を見下ろしている。 栞里の後頭部の髪を優しくなでている。 2人だけの静かな時がゆっくりと流れていた。 「んぐ……むふ……んむ……」 栞里の口から呻き声が漏れている。 敦が腰をつかい始めた。 腰を前後させ、栞里の唇と舌とで男根をしごかせた。 やがて敦は腰を引いた。 栞里をベッドの上に四つん這いにさせた。 上半身はスーツ姿、下半身は丸裸の栞里。 あられもない姿だった。 敦は栞里の尻を抱いて、膣に男根をゆっくり挿入した。 「ああんっ」 かんだかい声を栞里が放った。 敦は根元まで挿入している。 亀頭が栞里の子宮口に到達していた。 敦は今度は男根をゆっくりと引き戻していった。 栞里の膣奥まで沈められた亀頭が再び膣口に現れた。 亀頭には栞里の膣液がねっとりと絡みついている。 敦は栞里の尻を抱えて男根の往復運動をはじめた。 高校生の頃とはやり方が変わっていた。 射精だけを目的とするような激しい性交ではなかった。 女体に豊饒な快楽をじっくりと与えることが目的だった。 敦は腰をつかって栞里の体を責めていた。 「気持ちいいか」と敦が問うている。 「ええとっても……」と栞里が応じた。 「お前のマンコは俺のものになるはずだった」と敦が囁く。 「お願い、ゆるして……」と栞里が泣き声になる。 「どうして避妊しなかった?」 「……してもらえなかったのよ」 「気持ちよかったのか?」 栞里は答えなかった。 敦は腰の動きを強めた。 「ああっ、ああっ」 栞里が喘ぎ声を上げた。 「気持ちよかったんだな?」 栞里は「ああっ、ゆるして……」と泣き出した。 尻を丸出しにして喘ぐ四つん這いの人妻。 背徳の過去に苛まれて泣き出す人妻。 それが敦の情欲を昂ぶらせた。 栞里の尻をつかみしめて激しく責め立てた。 「ああッ、ああッ、もう、カンニンしてぇッ!」 栞里は泣きながらアクメに達していた。 久々に受け入れた敦の男根だった。 以前に受け入れていた感触がかすかに残っていた。 燃え立つような快楽が栞里に襲いかかったのだった。 四つん這いのまま、肩で息をしている。 敦は動きをとめた。 栞里の呼吸が落ちつくのを待った。 男根は挿入したままだ。 敦は栞里の尻を見た。 その割れ目に突き刺さっている己が男根を見た。 愛しい栞里。 敦は栞里とつきあっていた頃を想い出した。 栞里と結婚するつもりだった。 一生、栞里のこの豊かで柔らかな肉に男根を突き立てるはずだった。 栞里の軽率な妊娠でその夢が砕け散った。 許せないとの思いがあった。 敦は再び腰をつかい始めた。 「子供は何人?」と敦が問う。 「2人よ、娘が2人」と栞里が答えた。 「娘を作ったとき、どんなふうにヤッたんだ?」 栞里は答えなかった。 表情をゆがめながら男根責めを受けていた。 「さっきみたいに喘ぎ叫んだんだろう?」 「……お願いよ、もう言わないで……」 栞里が懇願した。 敦の気持ちは痛いほどわかっていた。 敦が栞里をゆるせないのは当然だった。 それで敦に抱かれにきたのだった。 体をさし出すことで敦に償おうとしていた。 だが、それだけでは済まなさそうだった。 敦は栞里の旦那に嫉妬している。 旦那との性行為の様子を聞き出そうとしている。 たしかに結婚した頃は旦那を愛していた。 今は違う。 敦とやり直せるならば、と思う。 かつての旦那との性行為を正直に描写すれば、敦の嫉妬に火をつける。 けれども、それを正直に告白しなければ敦には許してもらえない気がした。 敦の男根が深々と栞里の膣に突き刺さっている。 「子供ができたということは、たくさんヤッたんだな?」 「……ええ」 「何回くらいヤッたんだ?」 「……おぼえてないわ」 「思い出すんだ、そんなにたくさんヤッたのか?」 「ごめんなさい……たくさんしたわ」 「そうだろうな、お前みたいな可愛い女、男なら誰だってヤリたくなる……」 敦は腰の動きを速めていた。 「ああ……ああ……」 栞里が再び喘ぎだした。 「娘を作ったとき、気持ちよかったか?」 「……ええ、とっても……」 「今みたいに、よがり声を上げたんだな?」 「ええ、そうよ、気持ちよかったの、ゆるして……」 「旦那も興奮したろうな、お前みたいな可愛い女が喘ぎ声を上げて……」 「ああ……もう言わないで……ゆるして、お願い……」 「娘2人を作ったとき、どんなふうに気持ちよかったのかを言えっ」 「ああっ、旦那にいっぱい突き立てられて……」 「前から? 後ろから?」 「前からも後ろからも……いっぱい……」 「気持ちよかったのか?」 「……ええ、だって……どうしようもなかったの……」 「何回もイッたのか?」 「……ええ、何度も何度も……ゆるして……、女は男にヤラれたらどうにもならないのよ」 敦はそれを聞いてカッとなった。 情欲に火をつけたのだった。 栞里の尻肉をつかんで激しく突き立てた。 「ああっ、ゆるしてっ、ああっ」 「ゆるさん、お前は俺の女だ、俺の……」 敦は栞里の尻を押し広げて男根を荒々しく突き立てた。 栞里の膣は相変わらず気持ちよかった。 膣襞が男根にまとわりつく。 精液を濾しだすように締めつけている。 敦は思わず射精しそうになった。 栞里の膣が卑猥な音を立てながら愛液を洩らしている。 「ああッ、いいッ」 栞里がよがり声を放った。 「ああッ、あッ、あッ、イクッ、イクわッ、ああッ!」 栞里は再び強烈なアクメに達していた。 体を小刻みに激しく痙攣させている。 燃えさかる快楽の炎が栞里の体を焼き尽くしたのだった。 敦は動きをとめた。 再度、栞里の呼吸が落ちつくのを待った。 敦は腰を引き、栞里の体の向きを変えて仰向けに寝かせた。 栞里の両足を大きく開かせた。 栞里に覆いかぶさって正常位で挿入した。 「ああ……」 栞里が喘ぐ。 思い切って広げた体を敦の逞しいものが貫いている。 敦は栞里に唇を重ねた。 ゆっくりと腰を動かし始める。 上下、前後、左右に大きく腰を動かした。 卑猥な動きだった。 「あ……ああ……いい……」 栞里が敦の体にしがみついた。 両太ももで敦の腰を挟んでいる。 両足首を敦の尻の上で絡ませている。 栞里は敦の体が愛しかった。 敦の情欲を体内に注ぎ込んでほしかった。 「ああっ、お願い、敦君、あたしの中に……出して……」 栞里はそう言うと敦の唇を貪った。 敦は栞里がたまらなく可愛くなった。 敦の腰の動きがにわかに激しくなった。 「ああっ、ああっ」 栞里が甲高いよがり声を放つ。 敦は情欲を燃え立たせていた。 栞里は俺の女だ。 栞里は俺が征服するのだ。 他の男に抱かれる栞里は許せなかった。 敦は激しく男根を突き立てた。 「ああっ、栞里っ、気持ちいいぞっ」 栞里もたまらなくなっていた。 「ああッ、敦君、あたしをあなたの女にしてッ、ああッ」 「栞里っ、お前は俺の女っ、俺だけの女だっ」 「ああッ、嬉しいわっ、あたし、敦君だけのものよっ、ああッ、もうどうにでもしてッ」 敦と栞里はたちまち強烈な快感の嵐に包み込まれた。 「あッ、あッ、ああッ、ああッ、ああッ!」 2人の喘ぎ声が二重唱となって部屋中に響き渡った。 2人は同時に果て、全身をガクンガクンと震わせた。 敦の情欲で煮えたぎった精液が栞里の体に勢いよく注ぎ込まれていた。 2人はその後も愛欲の限りを尽くして交わり続けた。 空白の12年間分を一気に埋め尽くそうとしているかのようだった。 敦は栞里を前からも後ろからも抱いて責め立てた。 「この淫売っ、他の男のザーメンで孕んだドスケベ女っ、オマンコにお仕置きだっ」 栞里は敦に詫びながら絶頂しつづけた。 「あッ、ああッ、あたしの淫らな体にお仕置きしてッ!」 敦は栞里を言葉と男根で責め立てて何度も射精した。 栞里の膣と子宮をおのが精液で満たさねば気がすまなかった。 栞里も敦にゆるしを乞いながら何度ものぼりつめた。 己が膣と子宮を敦の精液で満たさねば気がすまなかった。 旦那に汚された体を敦の愛液で浄めたかった。 すべての行為が終わったのは午前2時頃だった。 「敦君、あたしを許してくれる?」 栞里は敦の胸で泣いた。 敦は答えなかった。 代わりに栞里の髪を優しくなで続けた。 今夜限りでこの女とは永遠に別れようと敦は思った。
2021/02/24 23:38:40(N0ahuKbN)
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