（さやか2話）

あまり公に知られてはいなかったが、実はその倉庫街は地元の
暴走族グループのたまり場だった。
夜景スポットで有名なのをいいことに、不良達は訪れるカップルを
奇襲し、かつあげやレイプを繰り返していたのである。
「お兄さんたち、ちょっと降りてきてくれる？」
リーダー格と思われるの若者の言葉こそ丁寧だったが、車を取り囲む
3人の若者の目はさやかたちを恐怖のどん底に陥れるのに十分な鋭さを
持っていた。
「早く降りてこいっつってんだろ！」と金髪モヒカン風の男が叫ぶ。
孝志はさやかに危険が及ぶことを警戒し、恐る恐る車から出て行った。
「お前もだよ！」
「俺だけで十分だろ。悪かったよ、君たちの邪魔をして。迷惑料を払う
からもう帰らしてくれ」
そう孝志は言うと、後ろポケットから財布を取り出し、1万円札を差し出した。
数秒の間があった後、リーダー格の男は無言で奪い取るようなかたちで
そのお札を取り上げた。
（よかった、これで解放される）
孝志がそう安堵したのも次の瞬間即座に裏切られた。
「お兄さん親切やね～、これはありがたくもらっとくわ。
で、早くお姉さん降ろしてよ」
「何を、、今受け取っただろ！？すぐに立ち去るから帰してくれ！　
警察に通報するぞ！」
「ふ～ん。そうなんだ。じゃ、通報してみたら？　
でも、電話かけれるかなぁ、ちょっとでもそんなそぶり見せたら
こいつら黙ってないよ」
このような修羅場経験がない孝志は凍り付き、膝の力が入らなく
なった。絶望感に指もけいれんを起こしたかのように震えだした。　
「とにかくお姉ちゃんも降りてきなよ」
さやかはあきらめたように車を降りた。
「ヒュー、ミニスカート最高。いいケツしてるやん」
モヒカンが、下から舐めるようにイヤらしい目を向けていた。
さやかは、デート用に露出度の高い服を選んだ自分をこの時初めて
後悔した。
リーダー格の男が車のキーを取り上げるとすかざずポケットに入れ、
「じゃ、行こっか」とさやかの手を引いた。
「どこに行くの！？」
さやかが声にならないような声を発する。
「すぐそこだよ♪」
リーダー格が不気味な笑みを浮かべながらさやかを連れて歩き始め、
他の男たちも孝志の両腕をつかんで二人を廃倉庫へと導いた。

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「さて、二人とも服を脱いで。全部」
空の木箱が散乱した荒廃した空間だった。明かりと言えば月明かり
が天窓から差し込む程度だ。しかし、不良グループがたむろしている
だけあって、パイプ椅子やテーブル代わりに使用していると思われる
木箱が、あたかも小さなリビングのような雰囲気を醸し出していた。
その横にはここでレイプを繰り返したであろうシミだらけのセミダブル
のマットレスが裸のまま置かれていた。

孝志は震えながらも着ていた半袖シャツ、ジーパン、靴下、
ボクサーパンツと順番に脱いで、股間を両手で隠しながら直立した。
孝志の心は完全に恐怖感に支配され、いつも仕事で見せるような
笑顔は完全に消え失せ、彼らの命令に従順な子犬のようになっていた。
さやかは当然脱ぐのをためらっていた。
（こんな人たちに見られるのなんて嫌よ）

「早くしてよお姉さん、聞こえなかったの！？　脱・げ・よ！」
さやかはそれでも自分の服に手をつけるのを躊躇した。
「ふ～ん」
リーダー格の男はそう言い放つと、孝志にゆっくりと近寄り下腹に
パンチを一発食らわせた。
「がっ！」
孝志は苦しみに耐えきれずその場でひざまずいた。孝志の顔から
みるみる血の気が引いていく。
「大切な彼氏が大変な目にあってもいいの？　彼氏もおとなしく
言うことを聞いてるんやから、お姉さんもそうしたら？」
「ところで、お姉さん何て名前？」
そうリーダーが尋ねた時、いつの間にかいなくなっていたモヒカンが
タイミングよくさやかの鞄を漁りながら帰ってきた。
鞄の中に財布もあるし、運転免許証もあった。
「磯川さやかちゃんで～す。1983年生まれってことは28才？　
俺らの10コ上やん」
「へ～さやかちゃんね。28才やったら。相当経験も豊富やろなぁ。
この前犯った女は26才やったな、たしか。最後にはチ○ポ、チ○ポって
懇願しとったわ」
へへへっと卑猥という言葉これほど当てはまらないであろう下品な
笑いが起こる。
「じゃ、そういうことでさやかちゃん、脱ごっか。これ以上、
彼氏を苦しめたくなかったら」

早く続きを書いて！途中で止めないようにして！

さやかは自分達が置かれているどうすることもできない状況に、
覚悟を決めた。
（脱がないといけないのね）
手をふるわせながら羽織っていた薄手のジャケットを抜いだ。
その下はキャミソールのためさやかの両腕、正確に言うと両腕と
肩から首、鎖骨までほとんど露出したといってもよい。
次に、スカートに手をかけた。ヒラヒラのミニスカートの後ろ部分に
手を回しホックを外した。手をホックから離したとたんにするりと
足首まで落ち、さやかのピンクのパンティが衆目に晒された。
「ヒュー。かわいいパンティ～。28才にしてはかわいらしすぎへん？
　へっへ」
モヒカンのヤジが飛んだ。
さやかは泣きそうになるのを我慢し、孝志のためにキャミソールに
手をかけ、一思いに脱いだ。
これでブラジャーとパンティ、靴下とくつ。それ以外は何も着ていない
恥ずかしい姿になった。

「さやか、もうやめろ！」
孝志が最後のあがきと思える声で叫んだ。叫んだといっても
震えて声がほとんど出ていない。
「うるさいなぁ、こいつ」
一番年下思われる童顔でちょっと小太りの男が、背中に蹴りを
一発いれガムテームで手を後ろでに縛り、口も塞いだ。
「お前は、そこで彼女が俺たちを楽しませてくれるのをそこで
見てな」

「俺、毎回このストリップさせる瞬間がたまらへんねん。
やば、もう勃ってきたわ」
「お前はほんま好きやからなぁ、しゃーない今回は一番に
やらしたるわ」とリーダーがモヒカンに言った。
「さて、その前に恒例の撮影会やろか。まずは彼氏から」
一番がたいのいい男、これまで一言も発しなかった男が、
当然のルーティンワークかのように孝志の背後に回り、立たせて
後ろから両腕を羽交い締めにした。
パシャ、パシャと股間を隠すことを許されない孝志に向けて
フラッシュが焚かれる。
孝志の決して他人には見せることのできない情けない姿が
コンパクトカメラに収まっていった。
「あ~あ。縮こまっちゃって。そんなんじゃさやかちゃんを
喜ばせられないよ」
孝志の無惨な姿はもちろん、孝志の股間を初めて目の当たりにする
さやかは、その様子を正視できなかった。
「さて、次はさやかちゃんの番ね」
「おとなしく言う事を聞けば、痛い目に遭わなくてすむからね」
「じゃ、まず第一の指示ね。両手を下ろして、きょうつけのポーズ」
さやかは従った。容赦なくフラッシュが焚かれる。
「次は、後ろ向いて」
「いい子いい子、じゃあ、そのまま前屈で自分の足首を掴むポーズ」
さすがに直立の姿勢とは違い、前屈みでそれも布に覆われているとはいえ、
あそことお尻の穴を突き出すポーズを取るのは普通の女性なら恥ずかしくて
たまらない姿だ。さやかも例外ではなかった。
「はよしろや！」モヒカンが叫ぶ。
急な大声に驚かされたさやかは、前屈を始め、足首を掴む姿勢を
とった。
（孝志、見ないで！）
モデルと言っても誰もが疑わないスタイルを持つ女性が、スラットした足と、
程よくボリュームのある尻を、ためらいくねらせながら恥ずかしい所を
突き出すような姿勢を取る光景は、世の中の全ての男を興奮させるのに
十分なエロスがあった。羽交い締めが解かれ、正座をさせられている孝志も、
初めて見るさやかの下半身に股間が反応することを抑えきれなくなっていた。

「じゃあ、そのままの体勢で、両手でパンティをずらしてTバックにして」
諦めたのだろうか。動作こそ早くはないが、さやかは一つ一つの命令に
従順なっていた。
「ヒョウ！マ○スジ丸見えでやらし～。おい鉄平、後で俺のマグナムが
収まるマ○コをちゃんとアップでとれよ」
モヒカンは小太りの男に言った。一番恐れていることが着々と近づいて
いる様子に、さやかは今にも気絶しそうだった。
「だぁい丈夫ですよ。シンさんの好みはわかってますから」と鉄平は
カメラを縦にしたり横にしたりと忙しくシャッターを切っていく。
撮影会が恒例になっているのもシンの希望であった。
「次は、このマットレスにきて、四つん這いね」
さやかは足取り重く汚れきったマットレスに向かい、四つん這いの
姿勢をとった。
「顔を下につけてケツだけ持ち上げて」
恐怖におののき、単に言われることを嫌々こなしているように
見えるさやかの体に、このあたりから少しずつ変化が生じてきた。
（やだ、何この感覚！？嫌なのに何で濡れてきてるの！？）

もっとですもっと～！最高です！続きが早く読みたい！