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禰豆子は明らかに人間に戻りかけていた。夜、山中にある小さなお堂に泊まった夜のできごとだった。
その夜は満月に近い月夜で、お堂の中にまで青白く月光が差し込んでいた。 俺は昨夜の鬼との格闘での疲れもあって、禰豆子が箱から出て横になるのを見とどけるとすぐに眠ってしまっていた。 俺は夜中に自分のからだに乗りかかる重みに気が付いて目が覚めた。 暗闇の中でもそれが禰豆子であることがすぐに分かった。禰豆子は良い匂いがした。鬼となってから禰豆子の匂いが変わっていた。 何かの花の香りだが、俺にはその花の名前が分からなかった。禰豆子に密着されて、俺はその良い香りに包まれていた。 禰豆子は俺の顔をじっと見つめていた。その口には竹の口加瀬はしていなかった。まさか俺食べようとしているのではあるまいか。 一瞬、鬼に化身したころの禰豆子を思い出した。 「禰豆子、どうしたんだ?」 俺は禰豆子に聞いた。禰豆子は答えなかった。 もう一度俺は禰豆子に聞いた。 「禰豆子、どうしたんだ?答えてくれ。」 「お兄ちゃんがほしいの。」 俺は自分の耳を疑った。だが禰豆子の表情と声から、禰豆子が俺に対して本気で切ない気持ちになっていることが知れた。 「禰豆子、それはいけない。俺と禰豆子は実の兄妹・・・・」 言い終わらないうちに禰豆子の口が俺の口を塞いだ。甘い痺れが俺のからだの中を駆け巡った。禰豆子の口に舌を入れると 禰豆子の小さな牙に俺の舌先があたった。今度は禰豆子が舌先を俺の口に進めてきた。俺が軽く俺が吸うと、禰豆子の唾液も俺の口の中に 流れてきた。俺は自分が禰豆子に恋していることをはっきりと自覚した。股間が固く勃起した。禰豆子は着物の上から軽く俺の股間を擦った。 「兄ちゃんのおチンポもうこんなに固くなっている。」 「禰豆子! お兄ちゃんに禰豆子のからだをよくみせておくれ。」 「うん。」 俺は起き上がると禰豆子が着物を脱ぐの見守った。帯締めを解き、帯が擦れる音とともに解けると、ピンクの着物を左右に開いた。 白い長じゅばんを脱いで禰豆子は全裸になった。明かりはお堂に差し込む月光だけだったが、暗闇に慣れた俺の目は14歳の禰豆子 の裸の隅々まで見えていた。シミひとつない白い肌、それも新雪のようなきめ細やかな肌だった。 「今度はお兄ちゃんも着物を脱いで。」 禰豆子の言葉には何かしら気迫がこもっていた。俺は言う通りに全裸になった。 「お兄ちゃんに禰豆子の大切なところを見せておくれ。」 禰豆子は床に座って細い足首の脚を左右に開いた。禰豆子の女陰は不思議な光を放っていた。紫色の蛍光を放つ液体が女陰から溢れ出ていたのだ。 そこから甘い花の香りがしているようだった。俺は禰豆子の股間に頭を入れて女陰を啜った。 「アーン、お兄ちゃん、だめー・・・・アン、感じちゃうよー・・・」 俺はもう自分が止められなかった。禰豆子、愛しているよ、いつかお兄ちゃんがお前を人間に戻すから、絶対に人間に戻すから・・・ 禰豆子は甲高い声をあげて俺の頭を自分の女陰に押し当てた。 「お兄ちゃん、ウレシイ。お願い、もっと激しくしてエ・・」 禰豆子の愛液が俺の口の中で花火のように光っている気がした。俺は禰豆子を寝かせて胸にキスをした。大人になりかけた乳房は 肌に吸い付くようなきめ細やかさのある弾力だった。ピンクの乳首を軽く吸った。つぼみのような禰豆子の乳首は俺の口の中で次第に固くなっていた。
2020/11/01 19:27:13(C8pn7v09)
「きれいだよ、禰豆子・・・」
「ほんとう?」 「ああ、ほんとうだよ・・・」 俺は今まで禰豆子の容姿を口に出して褒めたことはなかった。毎日の鬼との戦いに懸命で、女としての禰豆子を置き去りにしていたのだ。 だが、俺も禰豆子も明日をも知れぬ命だった。恐ろしい鬼たちにただの一度でも敗北すれば、夜露の如く消え去る命なのだ。 恋のときめきも愛のすばらしさも知らずに若い人生を終わるのだ。兄妹だから恋することをおかしいという人があるかもしれない。 だがこれは俺たち兄妹の人生の問題なのだ。俺は激しく禰豆子のからだにキスをした。薄く生えた陰毛までたどり着くと禰豆子が言った。 「お兄ちゃん、中に入れて・・・」 俺は頷くと自分の肉棒を禰豆子に入れようとした。その時、禰豆子が何かにはっと気づいたようだった。 「鬼が来る!お兄ちゃん、鬼が近くまで来ているワ。」 俺は急いで着物を身にまとい刀を持った。禰豆子も素早く身なりを整えた。お堂の外で声がした。 「若い人間の匂いがする。この家のなかかのう。ひさしぶりの人間の血じゃ。」 俺がお堂の入り口から外を見ると、腰の曲がった老人がひとり杖をついて立っていた。
20/11/01 20:24
(C8pn7v09)
鬼を見かけで判断してはいけない。これは鬼との戦いで俺が学んだことだった。鬼は可愛い少年の姿をしていることもあれば、弱弱しい女性の
姿をしていることもある。屈強に見える鬼がかならずしも強いわけではなかった。だが、俺としたことがどうして鬼の匂いに気づかなかったのか。 こういう時は女の禰豆子の方が冷静なのかもしれない。老人の声がした。 「そこにいる人間、出てくるのじゃ。出てこなければこちらから行くまでじゃ。・・うん?もう一人おるのう。人間か、鬼か、それも女じゃの。 まとめてワシが食ってやる。」 俺は刀を構えるとお堂から飛び出した。(全集中、水の呼吸・・・)一瞬俺のからだが空中に浮き、お堂の近くの木に叩きつけられた。見ると 自分のからだが縄でぐるぐる巻きにされて木に縛り付けられていた。老人の動きは全く見えなかった。あとから出て来た禰豆子も縄で巻かれ、 木と木の間に蜘蛛の巣状に張り巡らされた縄の中央に張り付けられた。その姿はまるで蜘蛛の巣に捕らえられた昆虫のようだった。禰豆子は 必死で身を捩って束縛から逃れようとしたが無駄だった。 「これが(血鬼術、縄の虫)、じゃ。いい眺めじゃのう、若いオナゴが縄に捕らわれ身もだえる姿は。」 老人の手が蛇のように伸びて禰豆子の着物を器用に剥ぎ取った。全裸にされ、縄に吊るされた禰豆子は、月の光に白い肌が照らされて、 縄から逃れようと身動きするたびに激しく揺れていた。 「もっと悶えるがよい。その縄のは毒が染み込ませておるのじゃ。その毒とはのう、オナゴの淫乱な情欲を引き出す毒じゃ。(血鬼術、淫欲縄地獄。)」 禰豆子は毒のためなのか全身から汗をかいて、肌が月明りで鈍く光っていた。禰豆子の目はどこを見ているのか虚ろになり、眉間に小さなしわを 寄せていた。老人の長く伸びた手が禰豆子の乳房に触った。 「やめろー、やめるんだー」 俺は有らん限りの大声で叫んだ。俺はからだを縛る縄のせいで呼吸が十分にできず、縄を切る力を出すことができなかった。 禰豆子は必死で抵抗していたが、その動きがだんだんと弱まってきていた。 「ほれほれ、からだが火照ってきたのじゃろう。じきに気持ち良くなってくるからのう。もう少しの辛抱じゃ。」 ついに禰豆子は抵抗の動きを止め、老人にされるがままになっていた。 「そろそろワシのイチモツを入れてやるとするか。(血鬼術、鰻の雫)」 老人の股間から鰻のようなモノがにょろにょろと伸びて禰豆子の股間に近づくと、そこを上下に動いて撫でまわした。繰り返し撫でるうちに、 禰豆子の女陰の割れ目から紫に光る粘液が流れ出て来た。禰豆子は毒に麻痺させられたのか、もうろうとして苦しげな息遣いをしていた。 老人の股間から伸びた黒いモノは鰻のようにくねくねと動いて禰豆子の女陰に侵入した。 「おおっ。このオナゴ生娘じゃの。えらく締め付けてきおる・・・」 禰豆子は宙吊りにされたままのけぞった。ぬっ、ぬっ、と繰り返して呻いていた。眼球が上に向いて白眼になっていた。 俺はどうすることもできない己の無力さに絶望していた。こんな年老いた鬼に禰豆子を犯されてしまうのか。禰豆子、兄ちゃんを許してくれ・・・ 悔し涙を流している俺に鬼は気づいたのか、 「どうだ、悔しいか、自分の愛する女を他人に取られて。このオナゴはの、もうじきワシの毒が脳と全身の神経にまわって、ワシの虜になって しまうぞ。ワシの奴隷になるのじゃ。悔しいのお。泣け、泣き叫べ。ワシは若い男が女を寝取られて泣く顔がたまらず好きじゃ。ひゃひゃひゃひゃ。」 老人の股間から伸びた黒いモノが禰豆子の女陰から出たり入ったりを繰り返し始めた。禰豆子は半開きにした口からタラーと糸のような涎を 流していた。 「もうすぐワシのイチモツの先から、オナゴのからだの中に雄の精を注入してやるぞ。3月後にはオナゴのからだから新しい鬼の誕生じゃ。鬼の子は 人の子より早く育つでな。さあ、激しくいくぞ。(血鬼術、受胎鬼児、倫断淫楽) ここで設定こぼれ話し この老人の鬼は人間だったころは学校教師でした。教科主任でしたが、自分の立場を利用して教師になったばかりの女教師に次々と手を出し、 結婚をちらつかせては最後に捨てていまいた。落ちこぼれの女子学生を補修授業と嘘をついてドライブに連れ出し、卑猥な行為をした罪で 懲戒免職にされました。昔遊んで捨てた女教師に包丁で刺され瀕死の重傷を負いますが、鬼舞辻無惨に救われ鬼になりました。最初、鬼の顔は イケメンでしたが、かつての同僚の怨念から醜い老人の姿になったという噂です。 その時、月を背にして胡蝶しのぶが舞い降りて来た。 「あれ、あれ。鎹鴉(かすがいがらす)が知らせてくれなかったら、炭治郎君も禰豆子さんも鬼にやられちゃうところでしたね。」 「なんじゃ、お前は。女の鬼殺隊か。おもしろい。まとめてワシの餌食にしてやる。」 「私、女を騙して食い物にする鬼が一番嫌いですの。」 「やかましいわい。(血鬼術、縄車)」 「花の呼吸、女人の雷(いかずち)」 目にをも留まらぬ速さで胡蝶しのぶと鬼が交叉した。 「な、何をした。ワシの縄が全部燃えて灰になってゆく。ややっ、ワシのからだも灰になるぞ。こ、これは・・・」 「藤の花のエキスを剣先から注入したのですワ。あなたのお股から出ている黒いモノに。」 鬼はみるみるからだが灰になっていった。 鬼のまぶたに子供のころの情景が浮かんでいた。 鬼の母親は12歳だった頃、病気の父親を置き去りにして愛人と駆け落ちしたのだった。 肺の病気だった父親は、寝床から殆ど起き上がることができなかった。 大きなカバンを手に玄関を出る母親を少年は必死で呼び止めた。 「母ちゃん、置いていかないでくれよ。父ちゃん病気なんだぞ。俺はどうすりゃいいんだよ。」 「私はもう疲れたの。父さんやアンタの世話をするのにね。もう私のことを母さんと呼ぶのはやめてね。じゃ、さようなら。」 少年の父親はそれから1週間後に亡くなり、少年は施設に入って大きくなった。 少年は大人になって女を陥れ弄ぶ男になっていた。鬼は呟いた。 「ワシはずっと孤独じゃった・・・」 灰になって行く鬼の心に父親が現れた。 「ごめんな、父さんのからだが弱いばっかりにお前に苦労をかけて。母さんもぎりぎりまでがんばってたんだ。 だから女を弄ぶのはやりすぎだ。これからはずっと父さんと一緒だからな。」 鬼のからだは遂にカケラとなり、それもやがて細かな粒子となって空中に消えていった。
20/11/02 18:08
(LwmfZGLv)
胡蝶しのぶさんに助けられた俺と禰豆子だったが、しのぶさんは俺に厳しかった。あの程度の鬼を一人で倒せないようなら、
十二鬼月などとても相手にできないという訳だ。そこで禰豆子をお堂に残し、昼間に近くの林で特訓をすることになった。 しのぶさんが素早く木と木の間を移動するのを、俺が後から追っかけ捕まえるのだ。最初は簡単だと思っていたが、 しのぶさんの機敏さは尋常ではなかった。いよいよ背中を捕らえたと思っても、ふわりと空中に飛び上がって、勢い余った 俺は木に激突してしまった。いつまで経っても追いつけぬ自分に、俺は自らの不甲斐なさを実感していた。そうだ 呼吸だ、呼吸法を使うのだ。そう気が付いた俺は呼吸を整え、息を大きく吸い込むとしのぶさんに飛び掛かった。 しのぶさんと俺はバタンと地面に倒れた。かなりの速さで倒れたのに俺はどこも痛くはなかった。周りに気が付くと、 そこは木がそこだけ生えていなくて、日の光が差し込んだ地面に菊の花がびっしりと咲いている場所だった。 二人は菊の花の上に抱き合って倒れていた。 「ごめんなさい。だいじょうぶですか。」 「だいじょうぶですよ、私は。それより炭治郎君はけがはなかったですか。」 「はい・・・あっ・・・ごめんなさい。いつまでも抱きついていて。」 「いいんですよ、炭治郎君。もうしばらく、このままでいてください。」 「えっ?」 しのぶさんは地面に倒れながらくるりと向きを変えたから、俺は向き合った状態でしのぶさんに抱きついていた。 俺の顔のすぐ近くにしのぶさんの顔があった。しのぶさんの大きな瞳は藤の花のような不思議な色をしていた。 その瞳を見ていると、森の中の深い泉を覗き込んでいるようで、その中に吸い込まれていくような気持がした。 しのぶさんも俺の目をじっとみていた。しのぶさんはゆっくりと瞼を閉じた。俺はしのぶさんの唇に自分の唇を重ねた。 考えてそうしたのではなかった。すべてが自然の成り行きだった。日の光も、地を覆う花も、木の葉の擦れ合う音も、 すべてが自然であるように、俺としのぶさんも自然に唇を合わせたのだった。しのぶさんがポツリと言った。 「こんなところを禰豆子さんに見つかったら怒るでしょうね。」 「えっ?いや・・禰豆子とおれは兄妹ですから・・・それは・・・」 「隠さなくてもいいですよ。禰豆子さんは炭治郎さんに恋をしていますよ。禰豆子さんの目を見ればわかりますから。」 「・・・・・」 「いいんですよ。私たち鬼殺隊は朝は元気で家を出ても、夜には鬼と戦って帰らぬ身となるかもしれない運命ですもの。 兄妹で愛し合っても、誰がそれを悪く言えましょう。炭治郎君、今度は私に大人のキスをしてくれますか?」 俺は再び唇を合わせ、少しづつ舌を出した。しのぶさんの舌がそれに応えてくれた。しのぶさんの舌は花の蜜のような味だった。 しのぶさんがくるりとからだを動かし、抱き合ったまま、今度はしのぶさんが上になった。しのぶさんは俺の胸に顔を押し当てていた。 ゆらゆらと動く葉の向こうに青空が見えた。永遠にこのままでいたいという思いが込み上げてきたが、それは絶対に叶わない願いだった。 今夜も鬼は無垢の人を食らうかもしれない。鬼を倒してその人たちを守らなければならないのだ。そして、その先に、いつか鬼仏事無惨 を倒して、禰豆子を人間に戻す使命が俺にはあった。その使命は誰も代わることはできないのだ。 しのぶさんが俺の着ている服を左右に開けて、胸肌に頬をあててきた。しのぶさんの髪のいい匂いを俺は吸い込んだ。 「炭治郎さん、ここがこんなに固くなっていますよ。」 しのぶさんがズボンの上から俺の股を優しく撫でた。甘く、そして悲しい気持ちになっていた。再び俺がくるりとしのぶさんの上になって、 しのぶさんの着物の襟を開いた。下着をたくし上げると、しのぶさんの美しい素肌がむき出しになった。
20/11/04 19:18
(fahFudP7)
投稿者:
(無名)
いいですねぇ!
是非、禰豆子と添い遂げるまで、頑張ってください!
20/11/10 15:15
(JUrnaS1r)
投稿者:
(無名)
やっぱり止まりましたか。
原作モノって最初はいいけど、途中から難しくなっちゃうのよ。やるなら、かなりの技量が必要。
20/11/24 12:49
(A3sfBmWi)
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