新間さん
いつもの
いつものカレーパンを紙袋に入れいつも訪れる職場の男に手渡す
美千代さんのカレーパンおいしいよ
そういいつつも男の視線は移動販売の女性店員の体つきを執拗に追いかけた
四十路の近い女の体はしかしほてりを禁じ得ない
男の視線を感じて体が反応しているのだ
美千代さん
最近いい人できたんちゃう
紹介して
奪らないから
同僚の女性からも声をかけられた
いないわよ
そんな人
否定はしたものの話はそれで終わりだった
かあさん
シンマって何だい
新間って言ったらうちらの名字やろ
今日隣のおばさんがかあさんはシンマだからって
ああ
それはね、シングルマザーの略なんだよ
親はなくても子は育つ
夫と離婚して引き取った息子はもう二十歳
大学に通っている
今日は早いんだね
暑かったろう
お風呂に入りな
息子は素直に服を脱ぎバスルームへ
母さんも一緒に入ろう
額に汗がにじんだ
実は息子には体を開いていた
そして最後にはいつも中に出させていた
シャワーで汗を流すとベッドへ
息子の若い怒張に愛液が絡みつき合わせた股間からは淫靡な音が響き始めた
まさか息子さんとできてるんじゃあ
同僚の冗談も否定はしなかったが話はそれ以上発展しなかった