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昼下がりの劣情
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:女性向け官能小説
ルール: 女性目線のエロス、恋愛要素を含むなど、女性向けの小説をご投稿下さい
  
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1:昼下がりの劣情
投稿者: 浦島プウ
いずれの時代だったか遠い昔。
 在京の大学に入ったときすでに二十を超えていた私は、学内の掲示板で四月から住むことになるアパートを探していた。
 予算に合わせて見つけたアパートは大学へは電車で30分の閑静な住宅街にあった。
 「4畳間だ」
 引っ越しを頼んだ軽トラックの親父は着いた早々そうつぶやいた。
 そこは西向きで窓は曇りガラス。梅雨時には雨漏りが厳しかった。夏には故郷に帰っていたが9月に戻ってくると西日が容赦なく照り付け部屋は24時間蒸し風呂のようだった。
 ある日北向きの部屋に住んでいたサラリーマン風の男が借金の取り立てでもあるのか寝込みを襲われアパートの前には救急車が来て一時取り込んだ状況だった。
 「インスタントラーメンは沸騰したお湯で作らないとおいしくないよ」
 共同炊事場にあるガスコンロで四六時中鍋のお湯を沸騰させていたその男が居なくなったことで私は北向きの部屋に移りたい旨大家に告げた。
 
 「私もねえ。昔はモガと言われていたのよ」
 モガ。それはモダンガールの略だった。
 大家さんはおばあちゃんでひとしきり亡くなったお父さんの自慢話をした。
 家族は息子夫婦とまだ小学校に入ったばかりの孫娘の4人で建物の1階で暮らし、2階はアパートにして他人に貸していた。
 交渉はあっけなく済み私は北向きの6畳間に移った。
 隣には共同のトイレがあり若奥様が時々掃除をしていた。
 聞けばいい大学を出ていたが主婦稼業。気さくな方だった。
 家賃を払いに行くとお茶を出してくれて、笑うと人を和ませてくれるような魅力があった。
 
 「年上の女性が好きなの」
 黒のミニスカートから覗く美脚から目をそらすのがやっとだった。
 「コーヒーでいいかしら。お砂糖ミルクは」
 とてもいいにおいがする。
 「いつもお世話になっています。あの」
 言葉にならない衝撃でわけのわからないことを言った。
 「かわいいわ」
 目を閉じて唇を近づける若奥様の顔が迫っていた。
 突然のことだったがやむを得ず従わざるを得なかった。
 「今日は誰もいないから大きな声を出しても大丈夫よ」
 テーブルに手をついてお尻を上げる若奥様の下穿きを剥ぎ取りすでに屹立してやまない股間の一物で導かれるまま貫いた。
 「もっと奥まで突いてちょうだい」
 「で、出そうです」
 「いいのよ。中に出して」
 悲鳴のような甲高い声がした。
 同時に溢れ出る愛液のシャワーに呼応して
 「う」
 私も短く呻いて果てた。

 大学生活の4年間もあっという間に過ぎ去り故郷に帰るとき挨拶に行くと
 「東京においでの際はぜひお寄りになってくださいね」
 本当にいい人だ。若奥様はそう言って茶目っ気たっぷりにキスをしてくれた。


2020/11/29 13:46:02(CEooNhPa)
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