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八月の熱く熟れた夜 - 続編
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:女性向け官能小説
ルール: 女性目線のエロス、恋愛要素を含むなど、女性向けの小説をご投稿下さい
  
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1:八月の熱く熟れた夜 - 続編
投稿者: 七海 航
第3章 - 好奇心


狭いシャワー室の中で女性とふたりきりで居ること自体が恥ずかしかったのに、鈴木さんが起こしたハプニングによって頭の中で様々な思いや妄想が駆け巡った。

『なんかかっこいいこと言わなくちゃ。でも、何て言えば? それにしてもなんでシャワーを出す必要が? やばい、顔が赤くなってないかな』

「藤田くん、ごめんね」

「大丈夫です、それより鈴木さんの方がひどいことに」

『しまった、胸元を見てることをアピールしたみたいに受け取られる』

鈴木さんはハンドタオルで濡れたポロシャツの肩口拭き続けた。見ないようにしていても濡れて制服にぴったりと貼りついた胸元が槌揺れている。

『やばい谷間が透けてるよ。なんか言わなきゃ』

「鈴木さん、もう大丈夫です。鈴木さん、濡れたままだと風邪引いてしまいます」

「お顔にも水が掛かっていたのね」

そう言うと鈴木さんはハンドタオルを肩口から額や頬に移し優しく拭い始めた。身長差を補うためか一歩近づいたため、より鈴木さんとの距離が近い。

「ごめんね、顔まで濡らしてしまって」

「あっ多分汗だと思います」

『いい匂いがする。柔軟剤かな、それと少し香水の匂いも混じってるかな?』

「鈴木さん、着替えた方がいいですよ。濡れた服が体に」

『しまった、余計なこと言ってしまった。見てるのがバレる』

鈴木さんが近づいたから、鈴木さんの顔や髪の毛も少し濡れていることに気付いた。ポケットからハンカチを取り出すと鈴木さんの頬のあたりを拭いてあげた。

「ありがとう、優しいのね」

鈴木さんは嬉しそうに微笑みながら言って、手を止めてハンカチの動きに身を任せてくれた。

『やばい、あと一歩前に来られたら完全にばれてしまう、エッチですぐ勃起する男は軽蔑されないか?』

「ありがとう、もう大丈夫よ。藤田くんも大丈夫かな?」

「はい、大丈夫です」

そんな会話をしている最中に現場事務所のドアが開き、女性の会話が聞こえて来た。

「鈴木さんいるの? おかしいわね、おかよちゃんどこ?」

『おかよちゃん? 鈴木さんはかよって名前か。でも、このタイミングでは出にくいな。でも勃起はばれずに助かった』

「はぁい、今行きます」

「あら、いたのね」

鈴木さんの返事に探していた女性の声が重なった。

「藤田くん、着替えてくるからソファで待ってて、書いてもらいたい書類があるの」

「はい、わかりました」

「あとね、おばさんたちにからかわれても気にしないこと。口は悪いけどいい人たちよ」

「大丈夫です、ご近所のおばさんたちに鍛えられてますから」

「じゃあ、大丈夫そうね」

『おばさんたちは、どんな風にからかってくるのか楽しみだ。まあ度が過ぎるようなことがあれば鈴木さんが助け舟を出してくれるだろう』

「あら、あんた高校生だって? なんでこんな所でバイトなんか」

「時給が相場より良かったし学校からも近いので」

「それより、あんたどこにいたの?」

「8階のフロアでビルの様子を見学して、この事務所の中を案内してもらってました」

「おかよちゃん、鈴木さんはどこ行っちゃたの」

「今、着替えに。制服を濡らしてしまったので」

「なんでまた? あんた襲ったんじゃないわよね」

「何を言ってるんですか、そんな訳ないじゃない」

「そう? ひょっこり出て来たときおっきくしてたからてっきり」

そう言うと母親よりは歳上だろうおばさんに股間を触られてしまった。

『嘘だろ? いきなり槌そう来たか、でもおっきくしてたってばれてたのか? 鈴木さんにも気付かれてたか?』

「ほら、まだ少し硬いじゃない」

よく喋るおばさんより少し歳下に見えたおとなしいおばさんも何の躊躇もなく股間に手を伸ばして来た。

「どれどれ、あっ本当だ」

『なんなんだ、このおばさんたちは? 挨拶も無いままいきなり触ってくるのか? まあ、揉めてバイト初日を迎える前に首になるのもごめんだし、こんなノリのおばさんたちでも鈴木さんはいい人たちと言っていたな』

「藤田くん、お待たせ。じゃあ書類用意するから立ってないで座って」

鈴木さんの『立ってないで』の言葉におばさんふたりがどっと沸いた。

「勃ってるから立ってるんだよ、このお坊ちゃんは」

おしゃべりなおばさんが笑いながら言ったことを鈴木さんはまったく理解しなかった。

「えっ何?」

おしゃべりじゃない方のおばさんが追い討ちを掛けて来た。

「この子があんたに反応しておっきくしちゃったんだよ」槌

「もう何言ってるの、そんな訳ないじゃない」

「本当なのよ、だってあたし触って確かめたんだから」

おしゃべりなおばさんが留めを刺してくれた。

『もうだめだ、鈴木さんにばれてしまった』

戸惑いの表情に気付いてくれた鈴木さんが助け舟を出してくれた。

「ほらほら、ふたりとも休憩の時間は終わりよ。藤田くんもそこに座って」

『やばい、口調が変わってる、でも書類を書くってことは首にはなってないな』

槌下ネタ攻撃を仕掛けて来たおばさんコンビは名残り惜しそうに事務所から出て行った。

自らもソファに座ると、鈴木さんは真剣な表情のままソファ用のローテーブルに書類を広げペンを差し出した。対面に座り顔の表情を見ていたが、ふと視線を下に下げると鈴木さんの制服のボタンがさっきより余計に外されて谷間がくっきりと浮かび上がっていた。それ以上に驚いたのはノーブラで乳首を突起させていたことだった。

『なんなんだ、さっきのシャワーはハプニングなのか、替えのブラジャーが無いからしないだけ? それともわざとか? わかんねぇよ! やばい、またあそこがムクムクと反応しだしたよ』

「どうしたの藤田くん、顔が赤いわよ」槌
2019/01/07 21:48:27(7TcWbtz.)
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