そんなある日、宏樹にばったり会った。
「あれ?宏樹?」
約10年ぶりの再会で、お互いに42歳になっていた。
俺の心臓は何故かドキドキしていた。
「あー。まさき、久し振り」
宏樹もビックリした顔をしていた。
「久し振りだからちょっと飲むか。
」と誘われ、近くの店に入った。
久し振りの再会で、俺はお酒に酔いいつのまにか寝ていた。
「まさみ、まさみ…」
(まさみって誰だ?)言ってる声に合わせて俺の身体を揺すっていた。
俺は目を開けると目の前に宏樹の顔が。
「良かった。まさみ、久し振りだからって飲みすぎだよ」
(宏樹は俺にまさみって言ってるのか?)
「俺はまさみって名前じゃない」って声を出すと女性のようなこえが。慌て下を見ると胸の膨らみが、更に目の前のガラス越しに、四十路の綺麗な女性の驚いた顔があった。
「女になってる…」俺は慌ててトイレに入った。服の上から胸の膨らみを触り、スカートの中に手を入れてアソコを触るとあるべきものがなかった。