一年前の事だった。「健司もいよいよ明日結婚式かあ」
「兄貴が出席出来ないのは残念だけど…」
「仕方ないよ。突然海外赴任だからなあ。」
弟の健司は明日結婚式だったが、俺は突然海外赴任が決まり出れなくなってた。（そろそろ結婚式始まったかな？）
飛行機の中で俺は考えていた。すると突然飛行機が急降下しだした。
「当機は故障により急降下中です」
飛行機の中はパニック状態だった。気圧も下がり始め俺は意識を失った。
「美穂ちゃん、早く起きなさい。」
（美穂ちゃん？って確か健司の嫁さんの名前だぞ…）
俺はゆっくり目を開けた。
「やっと起きたわね。結婚式場で居眠りするなんてどう言う事！」
「美穂って俺は美穂じゃないよ」
「何寝ぼけてるの！鏡をよく見なさい」そう言われ俺は横にある鏡を見た。
（えっ…美穂ちゃんになってるみたい…）
そこには唖然とした顔をした美穂が写っていた。
「早くウェディングドレス着ないと時間に間に合わないわよ」
そう言うと俺の手を引っ張り着替え室に行った。
「よろしくお願いします。」
美穂の母親の合図で係員は俺の服を脱がし始めた。
「ちょっと待って下さい」
俺は慌てて言ったが、あっという間に下着姿になった。
（うわっ…美穂ちゃんって意外と巨乳だなあ）
俺の胸元にはあるはずがないおっぱいが豊かについていた。（とりあえずこのまま任せといていずれ成仏できるだろう）俺は呑気に係員に身を任せた。
「お待たせしました。これで準備出来ました。」
俺はゆっくり目を開けた。
（すごい…キレイだぞ…）
そこには美しい美穂のウェディングドレス姿があった。