夏休み最終日、姫学学生寮【瑞穂寮】にﾀﾏちゃんと共に居た。今日からこの寮から学校に通う事になる。
本来、姫学は全寮制なのだが、夏休みが近い事と自宅が近いので免除されて夏休み明けから入寮となった。ちなみに自宅からより若干学校まで近くなった
「はぁ～…みんなとずっと居られるのはいいけど、それが不安でもあるなぁ～」
入り口を開けた途端なにやらﾋﾟﾝｸ色の視線が見えそうな位注目された…
桜「待っていましたわ！入寮おめでとうございますわ！これで貴女も完全に姫学生ですわよ」
いつも通り桜子さんが現われた
「あ、桜子さん…寮長さんはどこですか？」
桜「あ～…あの方は…寝てますわ！彩音さんですわ…ですからﾜﾀｸｼが二人のお部屋に案内いたしますわ」
視線を浴びつつ桜子さんに連れられていった
【205号室】二階の突き当たりから三番目の部屋で一部屋が一般家庭の一軒家位の広さだった…
桜「基本的に一部屋四人で残りの二人は…まぁ合えば分かりますわ…(ｺﾝｺﾝ)入りますわよ？」
桜子さんがﾉｯｸすると中からｶﾞﾀｶﾞﾀと物音がした
『ﾊﾟｰﾝ!ﾊﾟﾊﾟｰﾝ!』
♀「久遠姉妹様いらっしゃいませ～！…あら？…御園さん」
先んじて入室した桜子さんにｸﾗｯｶｰの紙吹雪が降り掛かっていた
桜「(ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ)…貴女達はどうしてそうなのですの！」
桜子さんが猫目の子に爆発すると、その後ろに居た眼鏡の子が申し訳なさそうに言った
♀「ごめんなさい…私は危ないから止めておこうって言ったんですけど…結奈ちゃんが『歓迎にｸﾗｯｶｰは付き物』って…」
結「え～？美帆だって賛成したじゃない」
美「それはそうなんだけど…」
桜「えぇい！何でもいいですわ！そもそも…」
「桜子さん…手荷物下ろしたいんですけど…」
長い説教が始まりそうなので助け船を出してみた
桜「あぁ～失礼しましたわ…まぁ今日は良しとしますわ…こうゆう二人ですけどよろしいかしら？」
「はい、まぁ退屈はしなさそうですし…ね？」
珠「ﾀﾏちゃんもｸﾗｯｶｰやりたいのです♪」
桜「お二人が異論なければ結構ですわ…本来ならﾜﾀｸｼと同室にしたかったのですが…」
結「空きがあるこの部屋に来るのは自然でしょ？」
桜「…夜、遊びにきますわ！では失礼」
桜子さんが出ていくと二人は擦り寄ってきた
結「さっきは助け船ありがとー♪あ！ｱﾀｼは2Cの神尾結奈でそっちが浅川美帆」
美「ｸﾗｽは2Aです…あの、宜しくお願いします」
結「あ、そっちの自己紹介はいいよ？有名人だもん」
美「本当…姫候補と同室になれるなんて…」
「姫候補って何ですか？」
結「知らないの？姫学の文化祭のﾒｲﾝｲﾍﾞﾝﾄのﾐｽｺﾝ？それで優勝した人が次の年まで『豊珠姫』って呼ばれて色々権利が与えられるんだよ？」
美「ちなみに去年は先輩方を押さえて茶道部の麻理乃さんが姫なんですよ？」
結「で、今年は文武両道才色兼備な転入生、貴女が姫に一番近いって事よ？」
とんでもない話だ…そんなに目立ちたくない私には迷惑なｲﾍﾞﾝﾄだ
結「ちなみに全員参加だから拒否できないよ」

まぁきっと今年も麻理乃さんが姫になってくれるだろうと思って手荷物を片付けた…最初の緊張感はどこかに吹っ飛んで既に寮の空気に馴染んでた
日も暮れ、食堂で夕食を採り結奈ちゃんと美帆ちゃんに誘われ風呂に入った。
当然だが他の子も沢山居て隠す事なく裸になっている。結奈ちゃんはｽﾚﾝﾀﾞｰな体にお洒落な下着で美帆ちゃんは着痩せするﾀｲﾌﾟで脱ぐとおっぱいがポヨンと大きく弾ませていた。
結「美帆のｽｺﾞｲでしょ～？大体同じの食べてきたのにこの差ｽﾞﾙｲよね～？欲しい所にだけ巧く栄養行ってるの」
「ﾎﾝﾄすご～い…彩音先輩と同じ位じゃない？ごめんね～？柔らか～い！」
珠「ﾌｶﾌｶなのです！」
三人で寄ってたかって美帆ちゃんのを揉みまくる…美帆ちゃんは堪らずﾍﾀﾘ込む
結「相変わらず弱いね～？触ってって主張してるﾄｺが弱点なんだもんね～」
美「…もう…結奈ちゃんがそうするから大きくなっちゃったのに…でも、久遠さん達にも触ってもらえた…」
結「座り込んでないで入るよ～？」


浴室でも触ったり触られたり…そんなのが普通に行なわれていた。


夜編につづく

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