その後半日くらい何人もの男達に姦され中だしされた…
やがて目隠しをされて車に乗せられ着いた先は再びあの独房だった…
しかし今度はゆっくりとしている時間はない。
早く堺田教授を見つけなければ…
俺は服を残し鼠に変身した。この間と同じ牢屋がいくつも続く。
時々女のうめき声が聞こえる、1番奥までたどり着くと女が一人倒れていた。見ると堺田教授だった。元に戻り抱き抱えた。でもこのままだとまずいので覆面男になり牢屋を出た。鍵はかかっていなかった、変だなと思いながら出口に向かい進んでいると別の覆面男に会った。
やばい!と思いながら黙って会釈して通り過ぎようとしていると声をかけられた。
「おい…その女を何処に連れていく?」
「あ、ああ…上の命令でちょっとな」
「命令?ああ、元橋(もとはし)さんか。あのひとを怒らせると厄介だからな、早く行け…」
元橋?そいつが黒幕か?俺はそう思いながら牢屋をあとにした…