体中に衝撃が走りたまらなくなった俺は部屋中を暴れ回った。
その間、物凄い速度で溶けたり形のない変身したりした。
｢な、なんやあ!?｣
男は訳がわからないといった感じで俺を見ていたがやがて治まった俺に
｢大丈夫か？｣
と、声をかけてくれた…

｢ほんまかいな？そんなことがなぁ…でも見てもうたし…否定できんわなあ…｣
男は暫く考えこんで
｢行くとこなかったら家に来いへんか？｣
｢え？｣
胡散臭そうなおっさんの家に行ってもなあ…
怪しげな目で見ていると
｢あ、わいはこういう者やけど…｣
そういって差し出した名刺には[妃型大学助教授　春日大平(かすがたいへい)] と書いてあった…
妃型大学と言えばバイオテクノロジィの研究をしていてうちの大学とも交流していたはずだが…
｢どうや？悪い話しやないと思うし、わいの仕事の手伝いと家事とかやってもらうけどそのかわり少しの金と服を与える条件で、で、あともうひとつ…｣
何かの罠かと思ったが条件は悪くない…
｢わかった、よろしく｣
｢ほんまか!?じゃあ契約成立やな♪｣
助教授先生は歯の抜けた顔で笑った…