確かに死んだ筈だった、殺されたのだ。
大学の研究室の屋上で…後ろから突き落とされたらしいがよくわからないうちに死んでいたという感じだ。
俺の名は仁科宏樹(にしなひろき)
生まれてからずっと男のつもりだったけどどういう訳か気がつくとラブホで男に抱かれていた、しかもオヤジにだ…
｢ち、ちぃちゃん…おじさんのチンポ、気持ちいいかい？｣
キモチいい訳がない。
オヤジのドアップが否応にも目に飛び込んで来てまるで悪夢のようだった…死んだ方がマシだったかも…
どうやら今俺は女になっていてこのオヤジとエッチの真っ最中らしいというのがわかっただけで後はよくわからない状態…とにかく早くこの行為が終わるのを待つだけだった。
｢はあはあ…ちぃちゃん、イクよ！イクよ！｣
オヤジがそういった瞬間俺の中に大量の液体が流れてきた…
いきなりの事で女の身体が気持ちよかったかどうかもわからなかった。
しばらくしてオヤジが俺に万札を何枚かくれてホテルから出た。どうやら俺は援交してたらしい、記憶にないが…
今いる場所は大学から３駅程離れたラブホ街らしい、とりあえず大学に戻ってみることにした。