一瞬言葉を失った。
とはいってもそういう自分が性転換した人間なのでそういうこともあるのかなぁと思ったり…
｢相沢拓海て知ってるやろ？性転換の研究してる人、あれなぁ…ウチの従兄弟やねん。そんでな小さい頃から男の子になりたかったからしてもらったん。｣
別にぼくは女の子になりたかった訳じゃないから優希くんの気持ちはわからなかったけどそういうひとはそうなのかなぁ…
｢そんでな、一人にお願いがあるんやけど…｣
｢何？｣
｢ウチまだ男の子になってから女の子としたことないねん。せやからさせて欲しいなあ思て…｣
｢させて…って、え…えっち？｣
｢うん…あかん？｣
まるで何かをねだる子供のようにこっちを見ている優希くん…こういうの弱いんだなぁ…ぼく
｢…いいけど、内緒にしといてね｣
｢ほんま!?おおきに～!!｣ぼくらはお兄さんと二人暮しの優希くんの家に行くことにした。
｢狭いトコやけど入って、まだ兄ちゃん帰ってこんやろうから｣
｢あ、うん…お邪魔します…｣
その部屋はワンルームマンションで二人がなんとか住めるような感じだった。
｢ほ、ほな始めよか…｣
元女の子とのえっちってどんなのだろう…

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