それはある日の朝の事だった。
《ピピッピピッピピッ…》
(ん…朝か…早く母さん目覚まし消してくれないかな…)
この目覚ましの音は母親のだった。
(しかし、やけにいつもより近くで聞こえるなあ…)
俺は目をそっと開けた。
(ん…?ここは母さんの部屋だ…)
俺はガバッと起き上がった。やはり、母親の部屋だった。
(なんでこんな所で寝てるんだ…)
俺は目が覚めてない状態でとりあえず目覚ましを消した。
そして、しばらくボーっとしていたがカラダの違和感に気がついた。
(なんだか胸が重い…)
俺は恐る恐る胸を触った。
(えっ…胸が膨らんでるよ…)
俺はベットから飛び出し、横にある鏡を見た。
(えっ…母さん?)鏡には胸を触ってる母親が立っていた。