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1:ある超常とそれを愛した男の日記とそれを見た少年
投稿者:
蟹
◆AU/OjWxByc
これはある超常の愛の記録の話が別ルートに分岐した物語。
奇妙な白い空間で黒い怪物と戦っている者がいた。2人の鎧の戦士だ。 もう一人は黒い弓と赤い剣を持った鮮血のごときザクロと黒い蔦が絡まったような赤いオレンジの鎧の戦士。 もう一人は槍を持った紫色の鎧の戦士。 前者は西洋、後者は東洋の鎧といった感じのデザインだった。 2人は黒い怪物の大群を蹴散らした後、互いの手を合わせて黄金に輝く果実のようなものを生み出した。 その果実が生み出す金色の輝きにすべてが包まれた。 それから時は流れ・・・ 澄み切った青空、蝉の泣き声、軽い風でなびく木々。ノスタルジックな気分にさせるところに少し都会に近づいた村があった。
2021/12/20 23:13:13(M6A4ZKXk)
投稿者:
蟹
◆AU/OjWxByc
僕は萩谷コウタ。小学6年生だ。僕は今、親戚が住む村に向かっている。村と言っても都会と変わらない普通の家々があるところだ。
しかし、僕の住む親戚がいるところは違う。その土地の由緒正しき神社で僕はそこの掃除の手伝いも兼ねてそこに来ていた。 湖の上に突如、出現した巨大な山のような島。その島と本土を繋ぐ橋の道路を僕たちは車で走っている。 しばらくしてそこに着いた。僕は両親と共に親戚の家で少し休むと神社の掃除、整理をはじめた。 この掃除と整理は1年に1度やっているため、埃が堆積するということはあまりない。何より僕は綺麗好きだった。 この時の季節は6月だった。早くも様々なセミたちが鳴き始めている。 瑞垣と数本の木々に囲まれた神社に僕は向かっていた。境内に入るとさっきまでいた家と雰囲気が変わる気持ちになると僕はワクワクした。 神社の境内に入るという事は異界に入るという事になるのだ。現在、神主は掃除と整理のすべて僕に任されていた。
21/12/20 23:50
(M6A4ZKXk)
投稿者:
蟹
◆AU/OjWxByc
神社の本殿の中は整理も兼ねて空っぽだった。僕は木の板でできた床もしっかり丁寧に雑巾で拭いた。その時だった。
本殿の一番奥の床の一か所に小さな隙間を見つけた。隙間はよく見ないと見つけられないほど小さい。僕は神社の事にあまり詳しくないが、位置的に何かしらのご神体などが置いてあるはずの位置だ。神社の床に何かがあると思う人もそうそういないので見つかりにくいはずだ。 隙間は長方形の木の板の上に横長の穴を形成していた。こちらから下になる隙間の左右には丸い角があり、明らかに人工的だ。穴の縦は大きさからして人差し指がやっと入るサイズだ。何かを隠すための木の板。僕は宝物探しか、それに繋がる地図でも見つける気になり、さきほどよりもワクワクした。 覚悟を決めて隙間に人差し指を突っ込む。上に引っ張ると板はかなりの大きさになって外れた。その大きさは縦に長い長方形の木の板5枚分。 そこにあったのはチャック付きのポリ袋に入ったノートだった。表紙にはマジックで書いたのか、世界の秘密の日記と題されていた。 世界の秘密。その題名を見た僕は金銀財宝以上の価値があるものを見つけた気がした。 ノートは右開きで左手の親指に表紙を当ててページを捲った。 表紙とページの紙の感じからしてノートはつい最近書かれたものだった。文章からして毎日書いたというより、記憶を頼りに1日で書いたという感じだ。そしてその文章を書いたのは一人だけではない。一人称の使い方からして男女の二人だ。
21/12/22 14:23
(XY8dbELZ)
投稿者:
蟹
◆AU/OjWxByc
これを見ている者は誰かな? とりあえず誰でもいい。非常に恥ずかしい話とこの世界の秘密について記す。
俺は狗道一郎太。いや、より厳密にはそう名乗っている者の中にいるどこかの誰かだ。一応、一朗太と名乗っておく。 俺は幼い頃から妄想とも自分じゃない誰かの記憶ともつかない夢に悩まされていた。周囲にも相談してみたが、何かの物語の影響か、さもなくば前世の記憶ではないかと返された。俺としては正直、そのどちらでもあると思う。 一番最初に見る夢では俺は赤い鎧の戦士として戦っていた。顔も何かの仮面で覆われている感じがした。目覚めてもはっきり覚えているなどそれほどリアルなのだ。夢の中で俺は白い空間にいる黒い怪物の群れと戦っていた。白い空間は世界のどこともつかぬ場所だった。 そこで戦っているのは俺一人だけではない。紫と金の槍を持った鎧の女の戦士もいた。彼女はどうやら俺と深い仲にあるらしい。 俺と彼女は手を合わせて黄金のリンゴとも言える果実を生み出した。その果実の眩い光がすべてを包み込んだ。 夢はそこで途切れる事が多かった。しかし、しばらくするとまた違う夢を見た。 俺はどこかの田舎道を歩いていた。田園風景が広がる一本道。季節は夏。どこか懐かしい気分になった。 しばらく歩くと深い森に来た。近くには神社もあった。夢の中の俺は子供だった。いやより正確には俺の幼少の頃の記憶だ。 両親から後から聞いたが、俺はある田舎の水辺で溺れたらしい。しかし、その時に助けてくれた女性がいたそうだ。 俺は深い緑の森の奥へ行くと滝壺から流れる清流と見つけた。俺はそこで素っ裸で川に潜り、泳いだ。裸の身体に纏う冷水が気持ちいい。 俺はふと滝壺に向かった。しかし、俺は誤って底が深い方へ入ってしまった。溺れる!このままじゃ・・・両親の事や小学校のみんな、そしてあの戦いの記憶。口からごぼごぼと空気の泡が逃げていく。もうダメだ。意識が薄れ、そう思った時だった。 ザッパーン! 水の中にいる俺の耳にそんな音が聞こえた。何かの生き物が俺を狙ってきたのか? そう思っても俺には逃げる気力がなかった。 それは確かに俺を狙ってきたのは確かだった。でもそれを見た時の記憶ははっきり覚えている。なぜならあれほど美しいものは見たかったなかったから。それは女だった。黒い髪の10代のくらいの少女だ。しかし、体つきが素晴らしかった。少女は裸だった。 長い黒髪を揺らし、両手で水を掻き、足をバタつかせながら彼女は俺に向かってきた。水の中で少しぼやけているが顔はかなりの美人だ。 胸はかなり大きい。白い肌に長い四肢、無駄な肉がない括れた腰、綺麗なおへそ、そして股間で揺れる黒い海藻・・・ 短い人生でこんなの見れるなんてラッキー・・・などと本気で思っていた。そんな事を考えていた一瞬、口に何かの感触を感じた。 少女が俺の口に自身の口を押し当ててきたのだ。俺は少女によって太陽の光が照らす水上に浮上させられた。 「ぷはあっ!」 そんな声を聞いた。 少女は俺を近くの岩場に乗せた。俺は人工呼吸を受け、水を咳込みながら吐いた。再び少女の、いやお姉さんの口が俺の口を塞ぐ。 「もう・・・ダメじゃない。無理しちゃ・・」 心配そうに俺に話しかけるお姉さん。水滴を垂らすずぶ濡れの白い肢体は今でも覚えている。その時に見た胸もお腹も股間も。
21/12/22 15:50
(XY8dbELZ)
投稿者:
蟹
◆AU/OjWxByc
それから俺は下着とズボンをはかされ、近くの村人に森を歩いていたところを発見されて病院に搬送されたと両親から聞いた。以来、俺は戦いの夢、お姉さんに助けられる夢を何度も見た。
そして10年の時が経った。俺は久しぶりにX県Y市のZ村、思い出の田舎に来ていた。 俺はかつての森を歩いていると森の横道から出てきた女子高生と出くわした。女子高生は赤い蝶ネクタイに半袖の白いブラウス、青いスカート、裸足にローファーだった。少女ながら大人びた雰囲気がある。髪は黒く、やや長いセミロングだ。 しかし、顔をよく見ると見覚えがあった。この顔、そしてかなりの膨らみがある胸・・・ かつてこの森の奥であった出来事を思い出して俺は勃起してしまった。 今度は彼女が俺のズボンの膨らみに気付いた。俺は彼女の巨乳、彼女は俺の勃起を凝視した。 しばらくして俺と彼女は互いの顔を見つめ合った。気まずそうな、恥ずかしそうな雰囲気が俺達を包む。 すると女子高生は滝壺と清流がある方向へ足を向けた。そう思った途端、走り出した。 俺もそのあとについていく形で走る。彼女は時折、大きすぎる胸を揺らしながら俺を確認するように振り返った。 蒸せ返るような草葉と土、清々しい水の匂いがしてきた。あの滝壺と清流に辿り着いた。 女子高生は平らで岩の上にあがり、俺に向き直った。持っておいたカバンを左に置くと、彼女の両手の指がブラウスの白いボタンに触れた。 プチプチとボタンが穴を通り、外れていく。赤い蝶ネクタイも外し始めた。それを見ていた俺も謎の期待を胸に服を脱ぎ始めた。下着まで脱ぐと、勃起状態のペニスが反り返り、突き上げた。子供の頃とは違う亀頭丸出しの、いや、あの時俺のペニスは大人のモノになっていた。 俺はずっと思っていた。もしかして彼女が俺のペニスを・・・ 彼女は両足のローファーを脱ぐとカバンの近くの岩に置いた。白く長い生足にホックもジッパーも外されたスカートが通る形で落ちる。 ブラウスと赤い超ネクタイ、スカートを重ねて置くと、彼女は下着姿になった。だがまだ終わらない。 刺繍が施された白いブラのホックに両手を向かわせた。カチッと言う音と共にブラのカップが胸から離れていく。本来の胸が大きさを取り戻すかのように一瞬、ブルンと揺れる。最後に残った白いショーツもスルスルと交互に左右の足から脱ぎ下ろすと彼女は自身のすべてを俺に見せつけてきた。 白い雲が流れる青空、照りつける太陽、セミの泣き声、揺れる木陰の中、彼女の白い裸身が神々しく輝いた。 彼女の割れ目、膣から愛液が垂れ落ちてきた。俺のペニスの鈴口からも先走り汁が垂れてくる。 白く浮き出た鎖骨、長い四肢、豊満すぎる乳房、白に近いピンク色の乳首、乳輪の大きさ、色の濃淡、括れた腰、縦長の菱形のようなおへそ、逆三角形を形作り、割れ目を覆う艶やかな陰部の陰毛の生え具合があの少女とそっくりだった。 お姉さん。君はあの時のお姉さん!? 俺は思わず叫んだ。 その問いに彼女は妖しく微笑んだ。
21/12/22 19:16
(XY8dbELZ)
投稿者:
蟹
◆AU/OjWxByc
私は彼を助けたお姉さん。名前は・・いや、この世界では意味がないか。とりあえずシルフィーと名乗っておこう。
これを読んでいる君へ。信じられないと思うけど私はこの世界の裏側で戦う女だ。 はっきり言ってしまうが、私は人間ではない。私はこれまで異界の果実の鎧と仮面の戦士として戦ってきた。 また信じられない事を言うが、今君がいる世界はかつて宇宙ごと壊れたことがある。 壊した者は世界と宇宙のどこでもないどこかにいた存在。言ってしまえば神とも悪魔と言える存在だ。 私もまたその存在に近い超常の存在だ。と言っても私の力は彼らに少々劣る。 仮面の戦士は他にもたくさんいる。中にはただの人間もいれば神になった人間もいる。 私は果実の鎧と仮面の戦士のカテゴライズされる。こちらは確認できる限り、数多ある仮面の戦士の中で人数が豊富だ。 私達は神とも言える存在の1人と戦っていた。そして、私と男は仲間達からはぐれた。 男もまた果実の鎧と仮面の戦士で元人間から私に近い存在となった者だ。 私と男は神に等しい存在が使役する化け物の集団と戦い、男と力を合わせて作り上げた黄金の果実の力で破壊された世界を宇宙ごと修復した。しかし、それに伴い私達はその世界に飲まれ、私と男は離ればなれになった。 どれほどの月日が流れたか、私はこの世界における地球の日本のX県Y市Z村の森に棲む妖精とも神とも言える存在に収まっていた。
21/12/22 21:14
(XY8dbELZ)
投稿者:
蟹
◆AU/OjWxByc
私の存在はこちらから干渉しない限り、人間には見えない。私は自分にできる範囲のことをやろうと心に決めた。
この世界に来てしばらくして私は、私と同じく見えない存在が人間に悪さをしているところを目撃した。 そいつらは人間の負の感情から生まれた者もいれば動植物の念から生じた者もいた。その存在には覚えがあった。 どこでもない白い空間で魔の蛇と名乗る者が使役していた黒い化け物。そいつらと同一の気がある事を私は見抜いた。 力には強弱、大小の差異があり、幽体であっさり倒せる個体もいれば変身して戦う必要があるレベルの個体もいた。 もちろん、私の戦う姿は誰にも見られない。それでも私は孤独に戦い続けた。 いつしか私は奴らに名前を付けた。陰に隠れる魔物、魔獣、鬼の名の由来となったオヌと悪魔の魔、オヌマと。 オヌマがやってくる場所も突きとめた。奴らは人間には見えない『門』から出入りを繰り返していた。 私はその門の向こう側にも行ってみた。そこは地球に似ているだけのこの世あらざる異界だった。 そこにも名前を付けた。虚像のカクリヨと。
21/12/22 21:41
(XY8dbELZ)
投稿者:
(無名)
こんばんは
私物ないですけどダメですか? よろしくお願いします 973150
21/12/22 22:19
(XY8dbELZ)
投稿者:
蟹
◆AU/OjWxByc
オヌマは虚像のカクリヨから現れては人間に大小の悪さをしていた。場合によっては人の命を奪い、災いをもたらし兼ねなかった。
だからこそ私は孤独に戦えた。どれだけ何をやっても感謝も称賛もないが、私はそんなもののために戦っているわけではない。 こいつらオヌマが気に食わずムカつくから戦っているのだ。安い考えと貧しい哀れな心を持つ勘違い野郎と断じて一緒にしないでほしい。 さらにこいつらは善悪のどちらでもない幽霊や妖怪達も毒気を浴びせるなど人外の存在にも悪影響を与えていた。 オヌマの吐く黒い毒気を浴びすぎれば彼らもオヌマにされてしまう。だが短時間の間に戦えば何とか元に戻せるのだ。 奴らは人間のマイナスエネルギーを好んで餌にしていた。よほど美味なのだろう。喰えば喰うほど奴らの力は増していった。 私はすべての人間をオヌマからは守れなかった。それでも私は善良の幽霊や妖怪の助けもあって今日まで挫けず、戦ってきた。 そんなある日、私は男の生まれ変わりと出会った。彼はこの世界で狗道一朗太と名乗っていた。 偶然か運命か、私は彼との再会が果たせた。彼は私がいるこの田舎の清流に遊びに来ていた。はしゃぎすぎた彼は滝壺の深い方まで来て溺れかけた。私は久しぶりに実体を持って彼を助けた。 恥ずかしいことに私は彼に裸の私を見せてしまった。無我夢中で服も実体化させる事を忘れてしまったのだ。
21/12/22 22:20
(XY8dbELZ)
投稿者:
蟹
◆AU/OjWxByc
彼もまた裸だったか。私は水中を急いで泳いで人工呼吸を施した。水上に浮上すると近くの岩場に彼を乗せた。
再び人工呼吸を施す。しばらくして彼は水をゲホゲホと吐き出した。私はそのまま、彼のそばに居続けた。 ふと下半身に目をやる。そこには可愛らしい彼の分身があった。まだ皮も被っている。 私の心にちょっとした悪戯心が芽生えた。私は彼の分身を両手の指で弄くり回した。そんな事をしていれば皮が少し剥けてくる。 まだ誰も、彼自身も見たことがない自身の一部が見えてくる。濡れた身体で私はしばらく「それ」を見つめていた。 我慢できなくなった私は彼の分身を口に含んだ。舌を回転させるように彼の分身をあやす。舌の表面と裏に彼の分身の感触が伝わる。次の段階として私は分身の皮の口に舌の先を入れた。当然、気絶している彼も少し反応している。無意識なれど少し痛いのだ。 舌で攻め続けると分身の本体が私の口の中で現れる。誰も見たことがない彼の分身の素顔、そしてまだ誰も触れたことがないピュアな部分。一番最初に私の舌が触れたと思うと私はさらに分身を責めた。彼の身体が痙攣をはじめた。そして・・・ ドピュッ という感じに私の口の中に独特の味がする液体が広がる。おそらく彼の初めての精だろう。私は尿道に残るすべてを一滴残らず啜った。すべてを口に含むとゴクッと喉に通した。 しばらくして私は彼に下着を履かせてその場を去った。それから数年後、私はこのあたりに住む女子高生として実体を持った。
21/12/22 22:52
(XY8dbELZ)
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