「あー、もう仕方ない奴だなぁ。こんなに出しやがってよぉ」

志穂の目の前でビショビショになった手を振って滴を払う。

当然ソレは俺にもかかってしまうが、俺の不快感以上に自分にかかった汁って
のは屈辱的だろう。だから俺は嗤って許す。

「クハハハハ、どうした顔が真っ赤だぞ？」

「アン……タ、最っ低！」

「ありがとう。痴漢してるんだからソレくらい言われないとお兄さんは泣いち
まう、ぜ！」

乳首を摘み、捻り上げる。

普通なら痛みしか感じない行為さえ今の彼女は快感に変えるド変態だ。

「い……やぁ、止めてぇ」

「気持良いのに？」

「そんなことない！」

「う～ん、ナイス抵抗だ。まだまだ弄りがいがある」

俺の言葉を聞いて少しでも離れようと身体をよじらせたが、逃げられる訳もない。

「なぁ、君が尤も屈辱だと思う事って何だ？………あぁ、喋らなくて結構だよ。
君には少しばかり実験のお手伝いをさせてもらう」

ぬるぬるになった手もう一度振ってから、人差し指と親指を合わせる。

彼女が小さく息を呑む音が聞こえた。

何をするか分からなくても、自分にとって良くない事をされるのは分かってる
らしい。

「あぁ………良いねェ、本当に良いよ志穂ちゃん。その表情は今まで見た中でも
最ッ高に俺をハイにしてくれる！だからさぁ、俺は君を完全に壊すんだ、中も
外も完全に！」

指を鳴らした瞬間彼女の身体がビクリと震える。

だが、ソレだけで自分の身体が何ともない事に気付いた彼女は驚いた様に俺を
見る。

「クハッ！どうした、俺が何もしてないと思ってるのか？安心していい。そん
な君を裏切るような事を俺がする訳ないだろう」

俺の言葉の意味を考えようとする前に彼女は急に呻き始めた。

「い、いや！声が、アンタの、声が！」

俺以外には訳の分からない事を叫びながら思いっきり暴れる。

それは火事場の馬鹿力なのか、押さえてる男の額に血管が浮き出てる。

「熱いだろ全身が。君の感度は変えず、理性を緩めたんだ。」

「い、いぃいいやぁ」

「今までは俺の理想を相手の思考に上塗りするやり方だったんだ。相手の理性
を飲み込んで操る感じかな？」

がむしゃらに暴れる志穂の"中"で俺の説明が響く。

「だけど、一人だけ例外が現れた。暗示を解いたのにも関わらず俺を愛してく
れる女がいるんだよ。最初は記憶が残ってンだと思ったンだが、どうも違う気
がしてな。」

彼女の心の中は妙な色合いだった。

ピンクに紫。赤に茶色。金と黒。それらがまじりあってる謎の空間。

気が強い上に人を貶めた人間ってのはこんな中身なのかと感心してしまう。

「だからさぁ、俺は思い付いたんだ。あの時俺は無意識のうちに彼女の心を犯
したんじゃねェかってな。だから、俺は君で試す。心と体を完全に俺に隷属さ
せてみせる」

心の中の志穂は素っ裸で俺を出迎えてくれた。

あの子供っぽい下着もない。あぁ、良いねェ嬉しい限りだ。

必死に俺から逃げようとするが、あまりにも無駄というものだ。

「侵入された時点で負け決定だよバーカ」

彼女の足もとがぐにゃりと蠢き足を絡め取り、そのまま全身を拘束する。

その姿はまるでイエスの磔刑のようだが………うん、超エロい。

「良い事教えてやるよ。ここで起きた事は肉体に反映される。つまり、ここで
潮を吹けば君の身体も潮を吹く。だからしっかり我慢しろ。両側から責めてやる」

俺の言葉に絶望する彼女を見て、つい、更に虐めたくなった。

「あぁ、そうだ。君が一回イク度に君の年齢を一か月程下げていこう。じゃあ」

動けぬ彼女の秘部を3本程指を突きさす！

「スタート………クク、はい、コレで君は一か月前の若さを手に入れた。感謝し
てくれよ」

見た目はあまり変わってないが、彼女はソレが事実だと分かるのか絶望そのも
のの表情を作り出す。

だが、ソレは暗さがめだつ訳ではない。

イった瞬間の快感と縛られる事での不自由が彼女の頬を赤く染め上げる。

あぁ、あぁ、ぁあああああ！

なんて楽しいんだろうねェ全く！

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