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雪菜20 〜【矢と稲妻の書】その13〜
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:魔法使い体験告白
ルール: 私は魔法使い、そんな私の空想H体験告白
  
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1:雪菜20 〜【矢と稲妻の書】その13〜
投稿者: 液男 ◆p.LufJKJx.
・・・・・・。

(ま、まだ続くの……? い、いい加減に、しなさい、よ……)
 口の中いっぱいに精液を溜めて、雪菜は心の中で毒ついた。
 さっきから入れ替わり立ち代わり、雪菜の口の中にチンポが転送されては、精液を吐き出して
いくを繰り返していた。
 まるで公衆便所のように、不特定多数の人間の排泄を受け止めた。中には不潔な男もいたらし
く、恐ろしい匂いを放つチンカスをびっちりこびりつかせたチンポが入ってきたこともあった。
唾液と舌の摩擦によって、そのチンポは綺麗に洗浄された上で持ち主の元に返っていったが、こ
そげ落とされたチンカスは、そのまま雪菜の口の中に残された。
 小便をよく切っていなかったのか、アンモニア臭のキツいチンポもあった。真性包茎で、匂い
も味もキツいのに、射精まで時間がかかる最悪のチンポもあった(そしてそういうのに限って、
吐き出される精液は粘りも臭いも強く、雪菜を苦しめた)。
 一人一人が射精する量は大したことがないが、それも何十人も続けば、それなりの量になる。
 これ以上は、もう精液を口に溜めておくことはできない。リスのように頬を膨らませて歌った
ら、さすがに観客も不審に思うだろうから。
 吐き出すこともできないとなると、あとは飲む込むぐらいしか仕方がないが……。
(それは、嫌。彼のでもない精液を口に溜めておくだけでも嫌なのに……飲み込むなんて……)
 しかし、決断の時は迫っていた。また新たに、チンポが口の中に現れた……しかしそれは、不
幸なことに、今まで彼女が咥えた中でも、飛び抜けて大きなチンポだった。
 口腔の内圧が一気に高まる。舌が押し潰され、亀頭によって喉の奥が突かれ、頬肉がみっちり
とサオを挟み込む。
 そこに、精液の留まっていられるスペースはない。押し出された精液の移動できる場所は、唇
の外か、それとも喉の奥か……。
「〜〜〜っ……! ぐ……ごきゅっ……」
 喉が鳴った。何十人ものDNAが混ざった汁が、雪菜の胃へと流し込まれた。
 彼女は、自分自身のプライドより、悪の魔法使いを倒す計画を優先したのだ。
 涙は出ない。そうならないように、肉体を変化させてあるから。笑顔も曇らない。そういう風
に表情筋を固定してあるから。
 しかし内心では、静かに涙を流していた。恋人に、ごめんなさいと謝りながら。
 精液を飲み込む喉の動きに刺激されてか、口の中を占めているチンポも、すぐに射精を始める。
雪菜は、もうためらわずに、出てきた新鮮な精液をも飲み込んだ。
 ぷは、と青臭い息を吐き出して、雪菜は歌い続ける。その表情は、笑顔のまま変わっていない
にもかかわらず、どこか吹っ切れたような清々しさがあった。
(負けないわよ、【矢と稲妻の書】。そして、絶対に許さないわ……最初っからそのつもりだっ
たけど……命の危険を、当然に覚悟することね……!)
 決意を新たにした雪菜に、運命の女神も微笑んだ。
 彼女が待ち望んだ瞬間が、ついに訪れたのだ。
 ぱっ、と。
 瞬間的に、彼女が身にまとう衣装が、全て消え去った。
 ブラウスもスカートも、下着も。靴下も靴も。
 唯一残ったのは、彼女の体の隠れていた部分……服の下にへばりついていた、無数のナメクジ
だけだった。
 舞田夏子が突然裸になり、コンサート会場は静まり返った。さらに、アイドルの体にへばりつ
いているのが、生きたナメクジだと気付いた者たちが悲鳴をあげ始め、場は一気にパニックに陥っ
た。
 夏子に扮した雪菜は、きゃあと絹を裂くような悲鳴をあげて、舞台袖に駆け込んだ。誰が見て
も、突然の怪現象に驚き、恐怖と羞恥を感じて逃げ出したようにしか見えない。
 しかし、この時の彼女の内心を聞ける者がいたとしたら、きっとこういう声を聞いただろう。
 ――『計画通り』と……。

・・・・・・。

「は、はははっ! ついにやったぞ! やはり、どんな魔法かはわからないが、体に魔法書を身
につけていたな!」
 映像の中で裸になった夏子を見て、犯人は哄笑した。
 そう、彼がやったのは、夏子の身につけているものを全て、正のエントロピーによって自分の
いる時間に奪い去る、というものだった。
 こうすれば、彼女がどんな魔法書を身につけていて、それがどんな能力を持っていようと、問
題なく無力化でき、なおかつ確実に恥をかかせられるからだ。
 悲鳴をあげて奥に引っ込む夏子を指差して、ひとしきり笑う。やはり【矢と稲妻の書】は無敵
だ。舞田夏子が魔法使いだとしても、こうしていとも簡単に餌食にすることができたのだから。
 と、そんな彼の背後で、ばさばさと音がした。見ると、映像の中で夏子が着ていた衣装が、山
積みになっていた……過去の世界から、今やっと彼の元に到着したのだ。
「さて、この服を調べさせてもらうか。どんな魔法書を使っていたのか、興味もあるしな……。
 奴の使っていた魔法書を僕のものにすれば、更に広い手段で世の中の女どもをいたぶることが
できる。いや、新しく得た書を、『詩人』様に献上すれば、きっと褒めて頂ける……」
 がさがさと、衣服をひっくり返し、中に何か入っていないか調べ始める。
 すると……スカートのポケットから、ころんと転がり出たものがあった。
「………………え?」
 彼は、それを見て絶句した。何で、こんなものがここにあるんだ。
 それは、小さな金属のブロックがいくつも身を寄せ合ったような形をしていた。大きさは、ちょ
うど手の平におさまるくらい。ずっしり重くて、固くて……一言でいうと、鉄でできたパイナッ
プルのような形をしていた。
 それが何であるのか、彼はわかった。実物を見たことはないが、戦争モノの映画やドキュメン
タリーで見たことがある。
 手榴弾、と呼ばれる、爆発物だ。
 ピンを抜いて投げると、数秒後に爆発する、あれである。
 どうしてこんなものが? 舞台で使う小道具? それにしては、重さがあまりにも本物っぽす
ぎる。
 それに、映画で見た知識だと、これはピンを引き抜いて使うはずだが……そのピンらしきもの
がどこにも見当たらないのが、不吉すぎる。
「ちょ、え、あ」
 ひしひしと感じる、命の危険。漠然としたものではなく、本能的に確信した。これは本物の手
榴弾で、ピンが抜かれた状態でここに存在していて、もうじき爆発する。
(は、早くこれを遠ざけなくては! 窓の外に投げ……だ、駄目だ! カーテンも窓も閉まって
る! 開ける前に爆発する!
 それより【矢と稲妻の書】で、未来か過去に飛ばして……は、早く転送先を設定して、エント
ロピーを照射しなければ! 設定、せって……!
 ――ま、間に合わない! うわ、わ……アッ――!)

・・・・・・。

「自分と、カレシの両方を守れる力を持ったカノジョがいるのに、それでもユキナを守るための
力が欲しい、なんて。
 安易だわ、ん、とっても安易。出来の悪いマンガの、個性のない主人公みたい。需要ってモン
考えなさいっつーのよねー、いらないでしょうに、ワンペアでオフェンス二人なんてさぁ。何で
こんなのがユキナのお気に入りなのか、本気で理解に苦しむわー」
 肩をすくめて、小さな口からつらつらと毒を吐き続けるローザ。
 その言葉に、馬鹿にしている気配や、からかっている様子があったら、俺もきっと怒っていた
だろう。しかし、そこにあったのは、どちらかというと苛立ちの気持ちだった。
 雪菜のカレシが不甲斐無いことを、ローザは本気で怒っているのだ。
「君は、雪菜のことが好きなんだね」
 俺は、ふとそう聞いてみた。それに対するローザの答えは、一瞬で返ってきた。
「もちろんよ。大好き」
「だから、雪菜のカレシも、厳しく見るってわけかい? 娘の付き合う相手を見極めようとする、
パパみたいに?」
 ちょっと意地悪してそう言ってやると、彼女は頬を膨らせて、ゲーム機を俺めがけて投げてき
た。危なっ。
「調子に乗ってんじゃあないわ、一般人。今のあんたは、バラについた虫みたいなもんよ。あた
しがユキナのパパだとしたら、ショットガンであんたのノドを狙ってBANG! よ。
 あんたを今、あたしが生かしてるのは、ユキナのお気に入りのあんたを殺したら、ユキナが悲
しむからよ。ただ、それだけの理由に過ぎないわ。
 ユキナがあんたに飽きたら、そん時はマジでショットガン持って、あんたのタマぁ獲りに……
って、あんたが振られたとしたら、それっきりあんたに関わる必要もないのよねぇ……」
 つまり、手は出せないけどムカつく、手を出せる状態になったら眼中なし、と。
 本当に雪菜に守られてる感がすごいな、俺。
「だから、俺は雪菜に相応しい男になるしかないわけさ。ローザだって、大好きな雪菜にダメ男
がくっついてるよりは、『こいつなら雪菜を任せられる』っていうような、立派な男がくっつい
てる方が、断然いいだろ?
 だとしたら、立派な男になるための第一歩として、魔法の力を求めるのは、そんなに悪いこと
か?」
 俺の言葉に、ローザは再び呆れ顔だ。
「……魔法の力を手に入れるのは、はっきり言って簡単よ。魔法書を持てばいい。
 私たちの連盟に加入して、幹部から、余っている魔法書を渡されれば、それで魔法を使えるよ
うになる。たぶん、使いこなすのはパソコンより簡単ね。それくらいお手軽な力なのよ、魔法っ
て。
 だから、それで力を手に入れたって、単に今までできなかったことができるようになるってだ
けで、『立派な男になる』っていう精神的な目標の達成にはならないわよ。むしろ、力を得たら
調子に乗って、人に迷惑をかけるようなクソ野郎になるかもね。今回の事件の犯人みたいに。
 もしそうなったら……あら、嬉しい。ユキナに遠慮しないで、あたし、あんたに散弾をぶち込
めるようになるわね」
「もしそうなったら、本当に俺を殺してくれていい」
 俺は真剣に言葉をかぶせる。
「雪菜を守れる力を手に入れる。そしてその力で、君にも認めてもらえるような、雪菜に相応し
い男がするような仕事をしてみせる。
 俺は本気だ、ローザ。雪菜のことが好きなら、俺に、立派な男になる機会をくれ」
「…………………………」
 しばし、見つめあう。
 確かに、ローザの言う通り、俺のしようとしていることは安易なのかもしれない。しかし、よ
うやく見出した手掛かりなのだ。今まで漠然と感じていた、献身的な雪菜にただ支えられている
だけ、という、男としての不安感。それを払拭できるかもしれないのなら、俺はためらいなくそ
れをする。
 雪菜に、力をくれと頼むわけにはいかない。それだと、結局彼女にもらった力で、彼女自身を
守ることになる。
 雪菜以外の魔法使い、それも彼女の味方の魔法使いに出会えた幸運……俺は、絶対に逃す気は
ない。
 やがて、根負けしたのか、ローザはため息をついた。
「敵に塩を送るのは、趣味じゃないんだけどなぁ。でもまあ、ちょっとは男らしくさせた方が、
ユキナのためか……。
 一週間待ってなさい、あたしやユキナの上司に当たる連盟幹部に、あんたのことを紹介してあ
げる。
 あくまでユキナのためにやってあげることなんだからね。あんたみたいなのは、むしろ死んだ
方がいいと思ってんだから、その点は勘違いしないこと。いいわね?」
 そっぽを向かれながらそう言われて、俺は嬉しさをこらえきれず、ガッツポーズをしてしまっ
た。
 こうして俺の……俺と雪菜の、新しい未来への扉は開かれたのだ。
「ま、あんたがどんな魔法を手に入れようと、関係ないけどねー。最終的にユキナと結婚式を挙
げるのは、このあたし、ローズマリー・ゴールドシュミットなんだから。
 アンタみたいなイモ助の腕の中から、いつかユキナをぶん取ってやるんだから、覚悟しておく
のね!」
 ………………え。
 ビシッとこっちを指差して、自信たっぷりに宣言したローズマリーさん(ローザって愛称かよ)
に、とってもとっても違和感です。
「えーと、ローザ……? 君のユキナ好きって、ライク? それともラブ?」
「ラブ、よ。決まってるでしょ。彼女ほど、あたしの旦那に相応しい人間はいないわ。
 今はまだ、あたしが子供だから、恋愛対象には見られてないけど……大人になったら、きっと
振り向かせてみせるの」
 あああ、そんなに瞳をキラキラさせて。乙女オーラ全開にされても困ります。
「雪菜は、女だよ? そして君も女だろ。
 結婚とか無理だろ……常識的に考えて……」
「チ、チ、チ。常識に囚われてはいけないのが魔法使いの世界よ。
 ユキナの魔法書、知ってるでしょ。【墓場と地下牢の書】。肉体を自由自在に変化させる魔法
を操る書物……。
 つまり、ユキナはやろうと思えば、完全な男性に体を変化させることも可能なのよ! そうす
れば男と女、あたしたちは問題なく結婚できるわ!
 彼女が女のままでいたいと言うのなら、あたしが男の体になるのも可!」
 えええ〜〜〜〜…………(´・ω・`)
 真性でヤバ過ぎる幼女のぶっちゃけトークに俺がドン引きしていると、敵と戦うために姿を消
していた雪菜が、控え室に戻ってきた。
「ただいまー」
 雪菜は何事もなかったかのような、涼しげな顔でそう言った。
 手には、某有名ハンバーガーショップの紙袋が抱えられており、そのなかのポークバーガーを
かじりながらのご帰還だった。
「その様子だと、敵は無事倒せたんだな、雪菜?」
「ええ、もちろん。楽勝だったわ。……あなたたちも食べる? 魔法を使ったら、ちょっと小腹
が空いちゃって……売店でいっぱい買っちゃったの」
 そう言って紙袋から、二つバーガーを取り出して、俺とローザに渡してきた。俺がチーズバー
ガー、ローザがフィッシュバーガーだった。雪菜自身は、ポークバーガーを食べ終え、別なハン
バーガーを取り出してまたかじり始めている。
 ま、戦いの後に、これだけ食欲があるんなら、本当に腹が減るだけの、危なげのない戦いだっ
たんだろうな。
 ここに来る途中で、米軍基地に寄って手榴弾を譲ってもらったのを見た時は、どんな激しい戦
いが繰り広げられるのかとビックリしたものだが、爆発音も聞こえなかったし、結局あれは使わ
れなかったのだろう。爆弾が使われるような恐ろしい戦いにならずに、本当によかった。
「ローザ、帰りの足もお願い。今度は急がないから、普通の飛行機でもいいわよ」
「オーケイ。それじゃ、行きましょ」
 ローザが、雪菜の手を握って、恋人気分で引っ張っていく。ああして見る分には、微笑ましい
んだけどなぁ。

・・・・・・。

「……大変だったんでしょ、ユキナ? 体、すごく軽くなってるわ」
 コンサート会場から出ていく途中で、ローザは雪菜だけに聞こえる声で、そう問いかけた。
 雪菜は苦笑する。このローザとは、けっこう長い付き合いだ。見破られちゃったわね、と返事
をして、ぺろりと舌を出す。
「意外と粘られてねー……肉とか皮膚とか、かなり廃棄することになっちゃった。でも、安心し
て。ハンバーガー食べてタンパク質を補給してるから、これ全部食べ終わる頃には、完全に体は
元に戻るわ」
 雪菜は、ステージから降りた後、トイレに駆け込み、そこで体内に仕込んでいたビニール袋を、
体外に排出した。
 体表を這っていたナメクジたちも、皮膚ごと取り外してゴミにした。彼女にとって、体を洗う
より、汚れた皮膚を脱ぎ捨てる方が楽だったのだ。
 そして更に、胃と食道と、口の内側の肉と、歯を全部、同じ要領で体から切り離し、廃棄して
いた。恋人以外の精液が触れた細胞など、自分の一部として容認できなかったのだ。
 最終的に、雪菜の体重の十分の一がゴミ箱行きとなり、彼女は体の外から、肉を補給しなけれ
ばならなくなった。それが、大量のハンバーガーを買った理由である。
「手榴弾のピンって、燃えないゴミに入れちゃったけど、よかったかしら。米軍に返すべきだっ
たと思う?
 服のポケットに手榴弾を入れて、ピンを皮膚に癒着させておいて……犯人が私から服を奪った
ら、ピンだけ私の体に残って、ピンの抜けた手榴弾が、時間を超えて犯人の手元に届く……この
仕掛け、きっと上手くいったと思うけど……まったく、いつまでも服を消してくれないから、少
し困っちゃったわ」
「困った、だけ?」
 上目遣いに、ローザは雪菜を見上げる。その目に浮かんでいるのは、純粋な心配だ。
「大変だったんじゃないの? つらかったんじゃないの? 怖かったんじゃ、ないの? あたし
にはわかるよ。ユキナは、人と戦って傷つかない人間じゃないもの。
 どうして、平気そうな顔をしているのよ。全然楽勝でした、みたいなふりしなくてもいいのに。
つらいことがあったら、あそこのカレシに甘えてあげればいいじゃない……きっと、慰めてくれ
るわ」
 別にローザは、雪菜とその恋人との仲を、より緊密にしてやろうと思って言ったのではない。
ただ、雪菜の心にかかった負担を察して、提案しただけだ。雪菜は一人で何でもできる。悪い魔
法使いだって倒せる。
 でも……たまには親しい相手に弱みを見せて、甘えたっていいのだ。そうすればきっと、傷つ
いた心も癒される。
 しかし雪菜は、ローザの頭にそっと手を置いて、小さく微笑んでこう言った。
「いい女は、嘘をつくものよ。終わった問題で人に心配をかける理由なんて、ないわ」
 強い女の台詞だった。だからこそ、ローザはそこに危機感を感じた。
(ユキナ。あたしはあなたが、あなたが思ってるほど強い人間だとは思ってない。
 不本意だけど……あのカレシ。本気でユキナを守れる程度に鍛えてあげた方がいいわね。そう
じゃなきゃ、ユキナはいつか潰れちゃうわ)
 それぞれの思惑が、沖縄の空の下、氷点下の水のように、ゆっくりと固まっていった……。

・・・・・・。

 沖縄から帰ってくると、俺はすぐに雪菜と寝た。
 雪菜に誘われたのだ。彼女はいつも通り、俺の家について来て、俺の部屋に入り、俺のベッド
に俺を押し倒した。
 その夜はやたらと激しかった。特に口で、激しく、長く、チンポを吸われた。何時間もかけて、
亀頭に舌を絡められ、鈴口にキスをされ、精液を搾り出された。
「おいしい……」
「あなたの精液じゃなきゃ嫌」
「もっと、濃いのたくさん飲ませて」
「私の舌に、あなたの味と匂いを染み込ませて」
 飢えた獣のように、精液を求められ、俺はそれに応えて、出せる限りのザーメンを彼女の口に
放った。
 朝になるまでに、何発放ったかわからない。
 だがとにかく、雪菜と抱き合って迎えた朝は、いつも通り最高の満足感に包まれていたし、雪
菜もまた幸せそうな寝顔で俺にしがみついていた。
 いつも通り彼女の作る朝食を食べて、学校へ行く準備をする。
 雪菜との同伴登校にも慣れたもので、彼女が俺の家の鍵をかけるのをぼんやり見ていた時に、
それは起こった。
 ドガ――ンと……凄まじい音とともに、お向かいの道下さん家の二階が吹き飛んだのだ。
 オレンジ色の火炎が飛び散り、もうもうたる黒い煙が、空に向かって立ち昇っていく。
 俺も雪菜も、突然のことに呆然としていたが、ひらひらと落ちてきた紙切れを見て、雪菜は何
かを察したらしく、小さく頷いた。
「あら……意外と、ご近所さんだったのねぇ……」
 爆発とともに巻き上げられ、ひらひらと雪のように舞い落ちてくる、無数の紙片。
 それは、外国語の文章がびっしり書かれた、書物のページのようだった。


――【矢と稲妻の書】編 完


つづくかも。
2011/07/06 19:58:18(a/EQ0vi1)
2
投稿者: 液男 ◆p.LufJKJx.
というわけで、【矢と稲妻の書】編、完結です。
リクエストには正直応えられていない気がするけど、勘弁して下さい。(´・ω・`)
11/07/06 20:04 (a/EQ0vi1)
3
投稿者: (無名)
液男さん更新どうもありがとうございます。
リクエスト云々は別として液男さんの小説が読めた事が嬉しいです。
雪菜が犯されるネタは本当に興奮しますね
次はどんな魔法使いが出てくるのか楽しみです!
相手の身体を変化させる系の魔法使いの登場を期待してますよ!
アイドルも良かったですが、今度は学校の美人教師や女子が
無差別に狙われるネタも見てみたいですね
それではこれからも応援してますので頑張ってくださいね!
11/07/08 07:06 (o1U7TVrZ)
4
投稿者: (無名)
アイドルを狙った攻撃はかなり興奮しました!
雪菜と闘う前にどれだけの一般人が犯されるのかがポイントなので
次は対象同士の立場を入れ替えてしまう魔法や相手のステータスが表示されて
書き換えるとその通りになってしまう魔法、
対象を粘土みたいに形を変えれてオブジェにしてしまう魔法、
対象を何でも新品に戻せる魔法、といったいろんな魔法使いに
一般市民を攻撃させてほしいですね!
液男さん続編楽しみに待ってますよ
11/07/11 09:56 (GRnRmPwX)
5
投稿者: (無名)
他の魔法使いと闘うのもいいけど、初期みたいに主人公とイチャイチャするシーンも増やして欲しいです。
11/07/16 08:24 (01ydJ826)
6
投稿者: 真由美
いつも楽しく読ませていただいてます

私は肉体変化系の魔法が大好きなので

他人のカラダを自在に変えられる魔法使いとかもぜひ登場させてくださいねマ

続き楽しみに待ってますァ
11/08/21 17:55 (vnwZDj95)
7
投稿者: (無名)
液男さんはじめまして
この小説すごく好きなのでまた続きをお願いしてよろしいでしょうか?
12/05/19 22:22 (yS/Svqwg)
8
投稿者: (無名)
液男さんお元気してますか?
雪菜の小説の続きが読みたくてたまりません。
どうか続きをよろしくお願いしますね。
15/02/05 07:39 (tKpuH2Nq)
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