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雪菜19 〜【矢と稲妻の書】その12〜
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:魔法使い体験告白
ルール: 私は魔法使い、そんな私の空想H体験告白
  
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1:雪菜19 〜【矢と稲妻の書】その12〜
投稿者: 液男 ◆p.LufJKJx.
・・・・・・。

 俺とローザは、控え室でただじっと、雪菜の帰りを待っていた。
 舞田夏子は、ソファの上に寝かせてある。ローザは鏡台の前の椅子に腰掛け、なんか携帯ゲー
ムをやっている。俺は、待っていた。何もせずに、ただ、待っていた。
 何か遠くで、歓声のようなものが聞こえる気もするが、それが何を意味しているのかはわから
ない。
「……雪菜は、上手くやってるかな」
 俺は、誰に対してかもわからないが、そう問いかけていた。
 とりあえず部屋の中にいるのは、幼い金髪の魔法使い、ローザただひとりだ。
 舞田夏子は寝ているから、勘定には入れない。だが、だからといって、ローザに対してそう聞
きたかったのかと聞かれると、たぶんノーだ。
 しかし、それでもローザは返事を返してくれた。ゲーム機から顔を上げずに、そっけない声で。
「上手くやるに決まってるわよタコ。成功する見込みのないことはやんないし、やるからには成
功させる、ユキナはそういう女よ」
 たぶん、それはローザの言う通りだ。
 でも……やはり、不安だ。ここでこうしている以外、彼女を助けることはできないのだろうか。
「できないわよノータリン。できることあったら、ユキナは言ってるわよ。力のない一般人が、
ナマ言ってんじゃないっつうの」
 力がない……頼る価値が、ないのか。
 俺、雪菜の彼氏なのに、そんなことでいいんだろうか……? アイツの彼氏として、もしかし
てふさわしくないんだろうか……?
「ふさわしいわけないでしょーがこのホーケイ野郎。力もない、頭も切れない、特徴もない。力
があって頭が切れて美人で個性的な雪菜とどう釣り合おうってのよ。頭沸いてんじゃないの?」
 辛辣かつ率直なローザの言葉。それはいちいちもっともで、だから俺としては反論の仕様もな
い。(包茎という部分は除く。そこは断固として反論する)
 しかし、いざ言葉にされちまうと、情けないなぁ。
 雪菜はそれだけすごい奴だ。俺は、まあ確かに何も持っていないが、低すぎるということもな
いはずだ。たぶん、パラメータ的には、世の男の平均ぐらいだと思う。それなのにやたら低く見
えてしまうぐらい、雪菜は高いところにいる女だ。
 釣り合うようになりたい、というのは、高望み過ぎるかもしれないが……彼氏として、多少頼
られるぐらいの甲斐性は持ちたいなぁ。あいつの後ろについていくだけだったり、守ってもらう
だけだってのは、もう、嫌だ。
 何もせずに、ただこの控え室にいるだけの数分間で、俺は強くそう思うようになった。
「なあ、ローザ。君はどうやって魔法使いになったんだ?」
 その問いに、ローザはすぐには答えなかった。
 しかし、ゲーム機から顔を上げて、こちらを見ていた。その空色の目が、静かに、冷たく、俺
を見ていた。
「聞いて、どうする気?」
「雪菜だって、魔法使いになる前は普通の女の子だったはずだ。他の人の持っていた魔法の書の
魔法が、雪菜に使えたんだからな。君もそうじゃないかと思う。魔法の書を手に入れて、魔法使
いになったんだ。
 どこで、どうやって魔法の書を手に入れた? どうやったら、魔法使いになれる? 俺は……
雪菜に気を使われなくても済むくらいの、力が欲しい」
 それなりの決意を込めて言った言葉。普通の世界から、魔法使いの世界へ入門したいという覚
悟。今回の事件のことからもわかるとおり、それは危険な道で、もしかしたら普通に生きるより、
遥かに苦しいかもしれない。
 だが、俺なりに考えて口にした言葉だ。もう、後戻りする気はない。雪菜と同じ場所に立つた
めに、それは絶対に必要なプロセスなのだ。
 ローザの目を見返す。バカにしたような雰囲気はない。ただ、冷たく見つめられている。
 感情を感じられないということは、彼女も真剣に俺の言葉を聞いてくれたのだろう。その上で、
受け入れてくれるのか、それとも突き放されるのか。彼女は、どういう結論を出すのか?
 数秒後、一言だけ言葉が返ってきた。
「……安易ねー」
 バカにした雰囲気は、やっぱりない。
 真剣に、真摯に、幼女に安易だと思われた俺は、もしかしたら立ち直れないかもしれない。
(´・ω・`)

・・・・・・。

 ライブは続く。雪菜の戦いも、同じだけ続く。
 ナメクジは相変わらず、彼女の肌にしがみついている。唯一の救いは、動く速度が遅いため、
そうそう簡単には服の外へ出て行かないということぐらいか。舞田夏子の服から、ナメクジが出
てきたとなると、前列の観客は気付くだろうし、きっと犯人も魔法が正常に作用していると気付
いてしまう。
 だが、それに気付かれていないうちは、雪菜の計画は壊れない。敵の攻撃を耐え続けていれば、
きっとチャンスもやってくる……。
(――――!?)
 しかし、敵の新たな攻撃は、雪菜のその忍耐力をもへし折りかねないものだった。
 口の中に突然現れた、ぶよぶよとした塊。ナマ温かくて、ほのかな塩味があり、海産物のよう
な臭みを漂わせている。その上、ビクンビクンと脈動しているそれが、命なき物体でないことは、
雪菜は瞬時に気付いた。
 また何か生き物を送り込んできたのか? そう思ったのだが、何か違和感があった。この味、
どこかで味わったことがあるような……? それもかなり、慣れ親しんだ味のような……?
 歌いながら(あごの下に作ってあった第二の口のおかげで、本物の口の中に異物が現れても、
問題なく声が出せる)、口内に現れた異物を、舌で撫でる。
 直径三センチぐらいの太さで――長さが十センチぐらいの、棒状の形。キノコみたいに先端が
矢型に膨らんでいて、先端に小さな割れ目がある。そこから、臭くて塩味の粘液が、じわじわと
しみ出しているようだった。
(これって、まるで、…………っ!)
 その正体を察した時、雪菜は思わず吐きそうになった。それは、彼女がほぼ毎日のように舐め
ているものだった。しかし、この世にたくさんあるそれの中で、彼女はたった一本しか舐めたこ
とはなかった。彼女の愛する恋人の股間についている、たった一本しか。
 彼女は内心で青ざめながら、観客席に目をやった。すると、最前列に陣取ったファンの男……
太ったニキビ面の、いかにも女性から気持ち悪がられるような容姿のヲタク青年が、股間に手を
やり、うっとりとした表情でもじもじしているではないか。
 その視線は、舞田夏子(=雪菜)の方を向いてはいるが、歌に集中しているようには見えない。
ファンたちが合いの手を入れる場面でも、彼はもじもじしているだけで動かなかった。
 雪菜は確信した。今、自分の口の中には、あの男のチンポが、空間を超えて入り込んでいるの
だ。
 物理的には、時間と距離とは同じものであるらしい。空間が伸び縮みすれば、その中の時間も
伸びたり縮んだりする。ならば、時間を操る【矢と稲妻の書】は、時間から時間へモノを移動さ
せるのと同じように、ある場所に存在するモノを、同じ時間の別の場所に移動させることもでき
るはずだ。
 知らない男の(しかも、どちらかというと嫌悪を感じるようなタイプの男の)チンポを、むり
やりフェラさせられている……これは酷い屈辱であった。大好きな彼のモノであれば、何時間舐
めていても幸せでいられるのに、まったく他人のモノとなると。味が大して変わらなくても、怖
気立つような汚いことをしている気分になる。
(でも、ビニール袋は満タンだし、体内に取り込むわけにはいかない。体外に排出するわけにも
いかない……ステージ上に男性器にしか見えない肉塊が落ちてたら、きっと大騒ぎになる。
 やっぱり、これもナメクジと同じように、出てきた場所に留めておくしかないわね)
 他人のチンポになるべく舌で触らないように、口腔を広げて保持するが、何の支えもなく単独
で存在しているチンポは、雪菜の口の中で転がり、舌や頬肉、のどちんこにニチャニチャと触れ
合う。
 その刺激に、ついつい唾液が出てしまい、チンポは雪菜の口腔の中、温かいツバを浴びながら、
柔らかい肉によって表面をこすられるという、ちょっとした天国を味わうことになった。
 そんな刺激に、女性とろくな関わりのないアイドルヲタクの男が耐えられるわけがなかった。
 雪菜の視界の隅で、男がビクンと震えて脱力すると同時に、彼女の口内に、ニガいものが広がっ
た。
(…………! 出し、たの……? この、早漏っ……)
 口から鼻に、青臭いオスの香りが抜ける。急に粘りを増す唾液……いや、唾液に混ざった濃厚
な精液が、舌にへばりついている。
 放尿した直後のように、幸せそうにたるんだ顔をしている男が、ひどくムカついた。この男は
別に何も悪くはないのだが……ただ、雪菜の口を、何も知らずに精液便所として使ったというだ
けで。
 出すだけ出すと、雪菜の口の中から、男のチンポはさっと消え失せた。おそらく、あるべき場
所――男の股間へと戻ったのだろう。
 ただし、雪菜の口内の精液だけは、そのまま放置された。どこにも持って行きようのないそれ
を、ガムのように口の中で転がしながら、雪菜はどうしようか迷っていた。ビニール袋には送れ
ないし、かといって飲み込んで、本物の胃に流し込んでやる気にもならない。
 歌い、踊りながら、考えに耽っていると、新たな一手が彼女を襲った。
 別の男のチンポが、また彼女の口の中に転移してきたのだ。唾液と精液でグチャグチャの雪菜
の口に現れたそれは、みるみるうちに口腔内で膨れ、男臭さを放ち始めた。
(ま、まさか……これを繰り返す気? ここにいるファンたちを利用して、私が吐くまで……口
の中に、精液を……!?)
 雪菜の目は、観客席にとろけた顔をした男を発見していた。先ほどの男とは、別の人物だ。
 この二人目の人物が射精したら、更に別の人物のチンポが雪菜の口に送り込まれるのだろう。
それが、延々と繰り返される。
 この勝負、【矢と稲妻の書】の使い手に、圧倒的に分があった。コンサート会場には、実に千
人を超える男がいたのだから……。

・・・・・・。

「【矢と稲妻の書】は、きちんと作動している……それは間違いない」
 魔法書でできたライフルと、画面の中のコンサートの映像を交互に見ながら、犯人はつぶやい
た。
「この観客どもに、魔法の効果が出ていることは、表情でわかる。舞田夏子にフェラしてもらえ
て、さぞ幸せだろうよ。テレビに映ってるのに、バカ面を晒すぐらいにな……。
 しかし、舞田夏子の方が涼しい顔なのはどういうことだ? 観客どもが気持ちよかったんなら、
舞田夏子も男どものチンポをしゃぶる体験をしてなければおかしい。なのに、そんなことがなかっ
たかのようにふるまっている。
 どうなってるんだ? わからない、本当にわからない……唯一の解釈は、こちらの魔法の影響
を受けているのに、それを顔に出していないということだが……どうやったらそれができる?」
 銃口を舞田夏子に向け、男はまた引き金を引く。これで、五十人の男のチンポを、彼女の口内
に送り込んだことになる。
 それでも、舞田夏子は変わらない。元気よく、口に何か入れているようでもなく、歌い続けて
いる。
「これはもはや、魔法による防御が行なわれていると考えなければならないだろう。
 しかし、それがどんな魔法なのかわからない……魔法使いである以上、魔法書を身につけて、
その力で奇跡を起こしていると見るべきだろうが……そうか!」
 犯人は、ついに思いついた。
 舞田夏子が、どんな魔法を使っていようと、それを無効化できる方法を。
「ふふふ、散々てこずらせてくれたが、これでお前も終わりだ、舞田夏子。世界中に対して、恥
を晒すがいい……!」
 銃口が、再び画面の中を向く。そして犯人は、状況を終わらせる最後の一弾を放つべく、引き
金を引いた……。


つづく。
2011/07/06 19:49:53(a/EQ0vi1)
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