俺はある実験によって透明になる力をてにいれた。この力さえあればどんな大犯罪
も思いのままだが、気の小さい俺にはそんな事はできなかった。或る日俺は友達と
鬼束ちひろのライブにきていた。だいぶはやく会場にきた俺達はひまをもてあまし
ていた。そのとき俺はある考えを思い付いた。友達にトイレ探してくるといい、そ
の場を離れると会場の裏手に回り込み体を透明化すると鬼束ちひろの楽屋へとむか
った。スタッフのあとにすべりこむように楽屋にはいると、そこにちひろはいた。
まだ衣装にはきがえてはおらず、Tシャツにジーパンというラフな格好で