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1:淫獣達の艶かしき戯れ23
投稿者:
彩未
◆sPqX4xP/g6
性愛教は解散された。
ラブホテル性愛館を含め、施設全体が閉鎖された。 教祖を初め、ウラマー・皇后・女御は全員逮捕された。 ひと夏の悪夢が終わった。 夏が過ぎ秋も深まってきた。 茜は平日は白由の森学園高校の寮で過ごし、週末には柬大の大学院生宅へ通った。 相変わらずの性生活を続けていた。 純も平日は学校へ通い、週末には女教師麻優美の家に転がり込んだ。 終日、官能的な性行為に耽った。 柬大院生や小学校教師は成人だ。 これに対し、茜は高校生、純は小学生だ。 この場合、院生や教師は何らかの罪に問われるのか。 刑法第177条――。 「暴行又は脅迫を用いて13歳以上の女子を姦淫した者は強姦の罪とし、3年以上の有期懲役に処する」 「13歳未満の女子を姦淫した者も同様とする」 茜や純の場合は暴行又は脅迫によるものではない。 児童買春禁止法第2条――。 「児童とは18歳に満たない者をいう」 「児童買春とは次の各号に掲げる者に対し、対償を供与し、又はその供与の約束をして当該児童に対し性交等をすることをいう」 1.児童 2.児童に対する性交等の周旋をした者 3.児童の保護者(親権を行う者、未成年後見人その他の者で児童を監護するものをいう)又は児童をその支配下に置いている者 ここでいう「性交等」は……、 「性交若しくは性交類似行為、又は自己の性的好奇心を満たす目的で児童の性器等(性器、肛門又は乳首をいう)を触り、若しくは児童に自己の性器等を触らせること」を指す。 さらに、児童福祉法第34条――。 「何人も、児童に淫行をさせる行為をしてはならない」 茜や純の場合、相手側との金銭の授受はない。 自ら求めて性交している。 成人側が一方的に性的好奇心を満たす目的で茜や純に触れているわけではない。 また、各都道府県には条例がある。 例えば東京都青少年の健全な育成に関する条例第18条の6――。 「何人も青少年と淫らな性交又は類似行為を行つてはならない」 警視庁HPには、淫行処罰規定について、 「淫らな性交又は類似行為とは、青少年を誘惑し、威迫し、欺罔し又は困惑させる等その心身の未成熟に乗じた不当な手段により行う性交又は類似行為」 「青少年を単に自己の性的欲望を満足させるための対象として扱っているとしか認められないような性交又は性交類似行為」 とある。 ただし、「婚約中の青少年又はこれに準ずる真摯な交際関係にある場合は除く」とある。 茜と純の場合、やはり自ら求めて性交している。 柬大院生側や教師側から一方的に誘惑されているとは言い難い。 「威迫」「欺罔」「困惑させ」等々も認められない。 性的に未成熟な子供を性的虐待する場合と異なり、茜や純は既に性的な知識は豊富で性的快感を自ら得るほどの能動性が見られる。 従って「心身の未成熟に乗じた」云々も適合しない。 同様に成人側の一方的な「自己の性的欲望を満足させるため」云々も適合しない。 「婚約」はしていないが、院生や教師をこれだけで罪に問えるか。 上記文面によれば「婚約」さえしていれば「自己の性的欲望を満足させるための対象として扱」うことは許されると解釈できる。 上記文面に限らず、これが結婚に対する一般的な解釈とも言える。 「結婚」とは「誰に遠慮することもなく毎晩堂々と性交に耽る関係となることを公的に承認する社会制度」だ。 と同時に、「結婚」とは「一生涯、互いの肉体のみを性欲の対象とする関係となるよう束縛させ合う社会制度」でもある。 徹と加奈子は茜と純の性交の実態の全てを把握しているわけではなかった。 が、以前に見られたような姉弟近親相姦や同級生や年上の者との不純異性交遊については、互いに傷つけ傷つけられる関係さえ回避できるならば、行為自体を制限することはしなかった。
2021/03/20 06:53:29(rhMdEHLB)
投稿者:
彩未
◆sPqX4xP/g6
徹と加奈子の2人には以前のような平和な日々が戻っていた。
性愛教事件の後、鎌倉の自宅に戻った夜から毎晩の欠かさず性交に耽った。 性愛教では、徹と加奈子は互いに別の男や女と性交で悦び悶えた。 それは無理のないことだった。 結婚制度は人間が集団としての社会生活を潤滑に円満に営めるように調整された制度だ。 確かにその効用は大きい。 夫が仕事に行っている間に妻が別の男の射精を受け、自分の子供が殺された上に妻が他の男の子供を妊娠しているようでは、夫は安心できない。 それは妻の側から見ても同様だ。 妻が子供の世話をしている最中に夫が他の女を孕ませてその女と暮らすようになれば、妻は安心して子供を産み育てられない。 が、自然界即ち本能では男女共に複数の異性を求める傾向がある。 常に特定の異性と性交を営むと次第に情欲は減退する。 次々の自分の好みの異性を新たに見出して性交する方が情欲は昂ぶる。 種々の環境に適応する種を後世に残す為には様々な異性との生殖行為に励む方が理に適っているからだ。 徹と加奈子は性愛教で他の異性と性交することで、そのことを身をもって体験した。 徹は以前と同様、普段は読書や映画鑑賞を楽しみ、時々は地方への講演旅行に赴いた。 加奈子も以前と比較して執筆ペースをかなり緩めた。 書きたいことはほぼ書き尽くしていた。 徹も加奈子も、「性愛教」事件をヒントに、執筆活動に代わる活動領域を考え始めていた。 が、それを実行するのはまだまだ先のことだ。 それまでは、講演したいときに講演し、書きたいときに書く。 既にひと財産を稼いでいる徹と加奈子は、齷齪と働く必要はなかった。 来年度、純は開威中か麻存中を受験することを決めていた。 鎌倉からだと通えない。 徹と加奈子は鎌倉の自宅を売却して都内に転居することを考えた。 純は成績は優秀であった。 が、茜のような天才的な能力ではなかった。 四茶大塚やSARIXや目能研などの予備校や塾に通わせる方が受験への近道だと考えた。 が、純は転校をしぶった。 理由は簡単だ。 麻優美と会えなくなるからだった。 麻優美と性交できなくなるからだった。 純はその理由を徹と加奈子に隠さず明かした。 純は肉体的精神的両面で麻優美に強く依存していた。 受験を乗り越えるのに不可欠な存在に思えた。 徹と加奈子は純の意向を無視する気はなかった。 無理やり転居して純が精神的に不安定になるのでは意味がない。 徹と加奈子は純の意向をもう少し見守ることにした。
21/03/20 06:55
(rhMdEHLB)
投稿者:
彩未
◆sPqX4xP/g6
ある土曜日。
純は麻優美の家へ出かけた。 純は麻優美の躰を夢中で掻き抱いた。 凄絶な快楽に溺れながら麻優美の膣に大量の淫液を注ぎ込んだ。 純は麻優美に受験の為の転居について相談した。 が、意外にも麻優美の方から純に別れを切り出して来た。 麻優美には実は婚約者がいた。 婚約者は外資系商社マンで年明けからニューヨーク勤務が決まっていた。 それで年内に結婚し、渡米することになったのだった。 年度途中だが年内いっぱいで小学校教諭も辞めるという。 これを聞いて純は諦める決心をした。 と同時に都内への転校を決心した。
21/03/20 06:56
(rhMdEHLB)
投稿者:
彩未
◆sPqX4xP/g6
3月下旬、徹達は鎌倉から港区のマンションに転居した。
高輪ゲートウェイ駅が新設され、高輪区域の地下は高騰している。 徹達が実際に購入した部屋は「最高級億ション」の中でも最上級クラス、300平米の‘LDKで価格は10億円超だった。 それでも海外の高級マンションに比べればかなり廉価な方だ。 高級賃貸マンションに居住する者が「特秘性」を求めるのに対し、高級分譲マンションに居住する者は「良質なコミュニティ」を求める。 徹達の場合は無論後者だ。 二層吹き抜けのレッドカーペットが敷かれたエントランス、フロントコンシェルジュ、中庭の緑とせせらぎの聞こえる水盤が広がり、脇には庭と一体となったラウンジがある。 セキュリティは5層システム、室内は天然大理石の玄関、シーザーストーン仕様のキッチン、洗面の天板にもこだわりをもつ贅沢な空間。 マンション内には、スポーツジム、プールがあるほか、屋上には居住者のみ利用できるルーフガーデンがあった。 壁や床には御影石、大理石、内廊下から部屋への共用部分は大理石とタイルカーペットと、上質な素材が惜しみなく使用されていた。 鎌倉宅のような別邸がないため、これまでの使用人達は雇えない。 料理・洗濯・清掃を担当するハウスキーパーを派遣する会社は都内では簡単に見つかる。 転居後、数名を新規採用した。 徹と加奈子は新たなベッドルームで毎晩官能的な性交に耽った。 防音構造だから加奈子の喘ぎ声が部屋の外に洩れることはない。 夕食後、午後8時過ぎから入浴、午後9時頃には徹と加奈子はベッドルームへ行った。 そこで茶菓と共に会話を楽しんだ。 午後10時前にベッドに入る。 全裸になって他人には到底見せられないようなあられもない姿で破廉恥極まりない淫戯淫交に耽る。 加奈子は十数回は絶頂し、徹も複数回射精する。 加奈子の膣や尻や口を精液まみれにする。 午前0時を回る頃、2人は泥のような眠りについた。
21/03/20 06:56
(rhMdEHLB)
投稿者:
彩未
◆sPqX4xP/g6
純は転校先ではあまり学校に馴染めなかった。
が、目的は中学受験だ。 程度の低い学校の授業は不要だった。 週に2日以上は学校を休んだ。 登校してもクラスメートと話すことはほとんどなかった。 が、体格が良く学力も高い純が苛めに遭うことはなかった。 どちらかというと周囲から一目置かれる存在だった。 夕方以降は目能研やSARIXに通った。 能力の高い純は著しく学力を向上させた。 が、麻優美の躰を想い出すと勉強が手に付かなくなった。 自室のベッドで激しい自慰に耽った。 加奈子はそんな純の様子を心配しながら見守っていた。 麻優美を想い出しながら自慰行為を繰り返す純を心配した。 何とかして純の躰を慰めたかった。 徹が講演会の打ち合わせで外出している折を見計らって加奈子は純の部屋に入った。 「何か悩みがあるんじゃない?」 加奈子が尋ねた。 「最近、あまり勉強に集中できないんだ」 純が答える。 「ママにできることがあった言ってみて」 「麻優美先生に会いたい、麻優美先生の躰が恋しい」 「……」 純が本音を明かしてくれたことは嬉しかった。 が、麻優美をここに連れてくるのは不可能だった。 「オナニーじゃダメなの?」 「オナニーとセックスは全然違うよ、ママも知ってるでしょ?」 「誰かとセックスしたいの?」 「誰でもいいというわけじゃないよ、受験は精神的にもキツいから、その辺の女の子をナンパしたからって簡単に癒されるわけじゃないんだ」 純の表情には切実さがあった。 「麻優美先生のように優しく包み込んでくれる人でなきゃ……」 「……ママじゃだめ?」 加奈子は思い切って純に提案してみた。 純は驚いた表情で加奈子の目をじっと見つめた。
21/03/20 06:57
(rhMdEHLB)
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