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桜吹雪が舞い上がる
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:桜吹雪が舞い上がる
投稿者: 摩天楼
職場の花見の場所取りをする中。桜の木の下で出逢ったピンクの制服を着た女性。突然キスをされたが、酔っていた事もあり私は眠ってしまっていた。遠くから「ほとんど。桜の花ビラ散ってんじゃん」男勝りの女上司の声が聞こえた。目を覚ました時には、周囲は薄暗く女性の姿もなかった。「お前の花ビラなんて枯れてるだろ」嫌味を吐く私に近づく上司。落ちた桜の花ビラだらけの私に「ナニしてたんだ」「いつの間にか眠ってしまって」「あれは夢だったんだろうか」ぼんやりしていると、クーラーボックスを覗く上司。「ビール減りすぎだろ」「すみません。飲み過ぎました」「うぉっ。きゃっ」盛り上がる女性陣。花ビラの無い桜の木の下。「まあ。どうせ酒さえ飲めりゃ良いだけの酒乱の集まり」
花見が終わり解散になると彼女が迎えに来てくれた。「ねぇ。楽しかった」「今日な。不思議な事があったんだ」「ナニッ。ナニッ」彼女に制服を着た女性の話をした。
二人で公園を歩いて小さな池まで来ると、橋の上で大きなバックを持ち、ピンクのワンピースを着た女性が水面を見つめ立っていた。近くまで来た時。「フワッ」被っていた「つばの広い帽子」が空中に舞い上がった。とっさに駆け寄り帽子を掴む。
「はぁっ。間に合ったっ。はいっ」息を切らしながら女性に帽子を渡した。「ありがとうございます」私の顔を見た女性に「あれっ。君っ。てっ」その女性は昼に出逢った制服の女性だった。すると彼女が女性に「今日はありがとっ。お陰で彼の心が確かめられたわ」「これってっ。どういう事なんだよっ」彼女は女性のワンピースの背に手のひらを当て、「この子は私の学生時代の後輩で。桜 吹雪ちゃん。親友で女優の卵なの」「はあっ」「貴方の私に対する愛情を試させて貰いました」「どういう意味だよっ」「貴方は吹雪ちゃんに迫られても手を出さなかった。逆に彼女から強引にキス。そう報告を受けたの」「ナニしてくれてんだよっ」意味の解らない彼女の行動。「吹雪ちゃんと貴方がキスした事には嫉妬したけど。貴方からは何もしなかった。そう聞いて安心したの」私達三人は、公園近くの居酒屋へ入った。
この続きは後ほど書かせて頂きます。






2021/03/23 11:43:36(6Td4adrk)
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