近所の神社の入口を歩いていると、友達の佐藤がカラーコピーした写真を見つめている。
何見てんかな？傍からみてると、女の写真だ。
日焼けしたデカまる子ちゃんみたいだ。
半袖着てる。
佐藤はしばし見つめてたが、いきなりそれをグシャグシャにして、その辺に捨てた。
なんか、落ち込んでる様だ。
俺は、隣に座って声をかけた。
「元気出せよ、佐藤。」
佐藤はやはり下を向いてる。
「他の女なんていくらでもいるぜ、佐藤。」
すると、佐藤はこっちを向いた。

「ホントかよ、尾藤？」
そう、俺の名は尾藤！尾藤イサオと同じさ。
「何がよ、佐藤？」
「他の女がいくらでもいるって件さ、尾藤」
「当たり前じゃねえか、佐藤。」
「どこが当たり前なんだよ、尾藤！第一どうやって新しい女探すんだ？」
「引っ掛けるんだよ、佐藤。」
「うちのあねが、引っ掛けて付いて来るような女は大したことない、て言ってたぞ、尾藤。」
「知るか、俺のせいじゃねえやい、佐藤。」
「具体的に誰と付き合ったらいいか、それを示せよ、尾藤。」
「だから、俺のせいじゃねえ(歌う)　だーれの、せーでも、ありゃしねえ、全ておいらが悪いのさ、な、佐藤。」

バカバカしい。
佐藤は佐方へ目をやった。
向こうから可愛い子が歩いて来た。
「あれは誰なんだ、尾藤？」
「関素子ちゃんだよ、佐藤。」
「ああ、あの四角形マンションに住んでる子だな、尾藤。」
「よく知ってるじゃないか、佐藤。関さんにプロポーズしろよ、佐藤。」
佐藤は躊躇ったが、いきなり、立ち上がって関さんの前に立った。しばし、顔を見つめ合って、佐藤は、関さんの手を握って走り出した。
そして、
「一緒に山に行こう、おかみさぁーん！」
と歌い出した。

関さんは、立ち止まって、佐藤の手を振り払った
「ちょっとー、離してよ！」
「ねえ、関さん、付き合ってくれないか？」
「はあ？なんであなたと付き合わないといけないの？佐藤君！」
「いやあ、実は、女別れてん。だから、次の彼女さがしてるねんよ、関さん。」
「女って、日焼けまる子ちゃんでしよ？佐藤君？」
「え？何で知ってるの、関さん？」
「自分らお似合いのカップルやったやん、佐藤君！」
「そうか？俺ら大喧嘩してん。関さん。
　元に戻れんぐらいの大喧嘩よ、関さん。
　二度と戻れないんだ、関さん。」
関さんは暫く考えた。

「あんた、他にも付き合ってる女おるやろ？佐藤君？」
「そんなのいないよ。」
「FBに証拠写真載ってるよ、佐藤君。」
「これ合成やんけ、俺をはめる気やな、関さん。」
「これ見て合成と分かるって事は、自分もそういう写真作ってる証拠よ、佐藤君。」
「そんなー！」
「あんた、全裸の女性にデカまる子ちゃんの顔をハメた写真作って、下半身出力してたでしょ？佐藤君？」
「だって付き合ってたんやから、彼女の写真くらい持ってるで、関さん。」
「じゃあ、軽い喧嘩だったんだから、復縁しなさいよ。」
尾藤がこっちに来て「元気出して仲直りしろよ、佐藤。」

関さん「私が、デカまる子ちゃんに電話してあげる、佐藤君。」
尾藤が「よかったな、佐藤。元気出せよ、佐藤。」


暫くすると、ホントにデカイ女が来た。
まさしく、デカまる子ちゃんだ。
それを見た佐藤は、
「何しに来やがった、オバハン！」
それを聞いたデカまる子は、
「何言うてんのあんた！照れ隠しなんバレバレやで、佐藤。」
「そうかー、がっかいー(創価学会？)
よっし、今晩は、ちんちん、おめこ、おっぱいもみ、アヌス舐め、鼻しゃぶり、耳たぶ噛み、ヘソ舌入れ、顔面騎乗、デカ女の全身押え、めんたま舐め、でラブホをエンジョイしようぜ、デカまる子。」
「いややー、、けどええよ、佐藤。」

「こんな早く仲直りするか！？」と関さんは笑ってる。
尾藤「名誉挽回だ。元気出せよ、佐藤。」