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優希のひめごと -女装のHな体験談を脚色・創作しました-
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:優希のひめごと -女装のHな体験談を脚色・創作しました-
投稿者: 優希
3.沙樹
 あの時は今と逆、女の子を連れてくる立場だった。といっても、2つ上の大学の先輩に連れてこられたようなものだったけれど。

 大変だった受験勉強の後、晴れて迎えた入学式のキャンパスはサークル勧誘で満員電車のようだった。その中で考えていたサークルのブースを見つけ、早速その日の夕方、新歓コンパに参加することになった。あの頃は未成年の飲酒も黙認だった。そのコンパで、女性の先輩と映画の話で盛り上がり、次の日曜渋谷に映画を観に行くことになった。

 ベタなハチ公前待ち合わせ、大勢が同じように待つ中、彼女が来るのが見えた。ピンクのワンピースに黒いカーディガン。初めて会ったときはポニーテールにしていた少し茶色い髪は、ゆるいウェーブがかかって柔らかく揺れていた。

 「待った?」「いえいえ、さっき着いたばっかりです。」と話しながら、スクランブル交差点へ歩き出す。歩くたび、彼女からシャンプーのような香りが漂ってくる。男子校育ちだったから、大学に入ってすぐ訪れた夢のシチュエーションに興奮していた。あの映画は何だっただろう? 作品は覚えていないけれど、周りのカップルが手を重ねたりしているのが羨ましかった。映画が終わってから、イタリアンの店へ。飲み始めたばかりだったから苦いばかりのビールを飲んでから、白ワインに変えてピッツァを食べ、映画の感想や、高校時代のこと、サークルのことを語り、やがて彼女の恋愛話になった。半年つき合った相手がいたが、ヴァレンタインでバイト仲間に告白されたのをきっかけに別れてしまったこと。それから2カ月近く、一人暮らしの部屋に帰るのも寂しくバイトに精を出していたこと。新歓コンパで、わたしと話して「申し訳ないけど、かわいいって思っちゃったのよね。すれてない感じで。」と思ったこと…。

 まだ慣れない酒に軽く酔いながら、目の前の彼女のナチュラルメイクな中で少しピンクの唇と、胸元に金色に小さく光るクロスのネックレス、ワンピの花柄の下に膨らんでいる胸に惹きつけられていた。触れたいと思うと同時に、綺麗だな羨ましいなと感じていた。そんな風にちょっと、会話から意識が離れていたタイミングで
 「私のこと、どう思う?」と尋ねられた。

 「えっ、とても素敵だなあって思いますよ。やっぱり大人だし、男子校だったからずっと沙樹さんみたいな人とつきあえたらいいなあっ思ってたんで。」と、少ししどろもどろになりながら答えた。

 「じゃあ、とりあえずつき合ってみない?」という感じだったと思う。
 今晩は一緒にいようという流れで、ラブホテルに行くことになった。店を出て彼女から繋いできた手は柔らかく、ちょっと冷たかった。肩にかかる彼女の髪の香りに、心臓がバクバクして、それまで回っていたアルコールが醒めそうに感じた。そうして少し歩いてから、道玄坂に並ぶホテルの一つに入った。今と同じように、ボードから部屋を選び、お金を入れた後キーをとり、エレベーターの中で初めてキスをした。触れただけの唇に、彼女の舌先を感じると、すぐにするりと入ってきた。包まれる甘い香り、わずかにべたつく唇のルージュ、柔らかく湿って絡み合う舌、首の後ろに回された腕。下半身が強く張りつめていった。

 部屋に入って靴を履き捨て、バッグを放してから、二人はさっきのキスの続きを始めた。彼女のカーディガンを脱がせ、胸に手をかける。それでもキャミワンピとブラの上から触れる乳房は少しかたく、ブラの下に手を潜らせようとした。その無理な体勢に、キスは中断される。顔を見合わせると、互いに少し笑みがこぼれる。

 「初めて?」そう訊かれ、
 「ええ、まあ…。」と、口ごもるように答える。
 「でも、キスはいい感じだね。シャワー浴びてくるね。」と、彼女はバスルームへ向かった。

 残された部屋を見回す。ベッドとソファ、大型TV、間接照明、サイドボードにティッシュとコントロールパネル。コントロールパネルをいじってみると照明が変わっていく。最初の明るさをほの暗く落としてから、ソファに腰掛ける。TVに映るアダルトチャンネルの案内を見ながら、シャワーの流れる音を聞いていた。高鳴る胸を落ち着けようと深く息を吸い、下半身を確認する。こうなるのを期待していたけれど、あまりにすんなり来て不思議な感じがあった。流水の音がやんで、バスルームに視線を向けると彼女が扉を開けようとしていた。

 「…見ないで。シャワー浴びる?」
 「はい、分かりました。」と答え、目をそらしながら立ち上がって、シャツとジーンズ、下着を脱いでバスルームに入る。石けんが甘く匂う湯気の中、さっと体を流し口をゆすぐ。暴発しそうな下半身。それを隠すようにバスタオルを巻き、部屋に戻るとバスローブを着て髪をまとめた彼女がソファで待っていた。

 横に腰掛けると、肩にもたれかかってくる彼女、おずおずと肩に右手を回す。彼女の左手が、わたしの左手に重ねられる。

 「最初のデートでこんな風になる女じゃないんだけど…。」
 「でも、沙樹さんとこうなれたらいいなあって思ってたし、だからとっても嬉しいです。なんか順番逆になってる感じもするけど、沙樹さん好きです。」

 「私も。」彼女はそう言うと、交わされていた目が閉じられて、再び唇が重なった。肩に回していた右手は誘導され、彼女の髪を撫でている。左手で彼女の乳房を触れてみる。しっとりとして、弾力があるのに柔らかい。その膨らみの真ん中に感じる少し固い乳首に指が触れたとき、彼女から吐息が漏れた。

 「ぅ~ん。…ここじゃなくてベッドがいいな。」立ち上がって、また何度もキスを繰り返しながら二人でベッドに乗る。
 「首筋にキスして。」と言われ、従う。抑えているようなのに漏れる吐息。

 「…次、胸お願い。」何度もAVは観ていたけれど、実践は初めてだった。夢中で指示を聞く。彼女の手が、わたしの固い物を確認するようにそっと握ってくる。
 「大きいね。私のもさわってみて。」どっちの手だろう、とにかく彼女の部分に手を伸ばしてみる。濡れた毛に触れた指が、その奥の湿った凹みに入っていく。突起を感じなぞってみると、彼女のあえぎが大きくなる。

 「…そこ、いい。」そして、わたしの物を強く握る。互いの躰がわずかに汗ばみ、彼女の香りに甘く包み込まれる。しばらくそんな風にしていると、彼女の乳首が固くなり、わたしもウズウズしてくる。そう、初めてだったからあまり辛抱できなかったのだ。
 「そろそろ、いいですか?」そんなことをわざわざ訊いてから、サイドボードのケースからコンドームを取り出して着けた。こんなこともあろうかと、着け方だけは前に練習していたのだ。

 「…うん。」と確認してから、彼女の凹みにあてがおうとした。でも、場所がずれているようで入らない。それを分かっているようで彼女は、すぐに導いてくれた。

 快感だった。少し動くとどうしようもなく気持ちが良くなった。同時に抱きしめている彼女の柔らかい肌に恍惚としていた。女の子はいいなと感じた。彼女のあえぎが大きくなり、我慢しきれなくなったわたしは早々に射精せざるをえなかった。初めての体験を終えて、わたしは彼女にのぼせていた。ワンラウンドを終えても飽くことを知らず、コンドームを処理すると横にいる彼女に迫っていた。

 「…ぅん、もぅちょっと待って。」という呟きもよそに、キスをし、初めて知った女の躰をむさぼろうとした。「…もぅちょっとだけお願い。」と言われそっぽを向かれると、さすがにまずい感じがして、髪を撫でるだけにして少しおとなしくすることにした。目の前の白く滑らかな肌に欲情と憧れを覚えながら、くびれたウエストに腕を回す。充足感と占有欲にさいなまれるように、目を閉じてみた。

 …すぐにうった寝返りで我に返ると、目の前で彼女がほほ笑んでいた。二人は早速キスを交わしてからまた躰を重ね、その後はしばらく休んで翌朝ホテルを出た。早朝の渋谷、人通りがなくカラスばかり目につく街を、絡まるように駅まで歩き、それぞれ動き始めた電車に乗って帰った。

 それから彼女とは1年ほどつき合った。映画を観に行ったり、彼女の家でHをしたり、ドライブや旅行に行ったりもした。初めてだから良かったのか、彼女が愛しいのか分からないような感覚でつき合ったが、彼女の就職活動と卒論製作で折り合いが付かなくなっていき、やがて二人は別れることになった。



4.優希2
 そんなことを思い出していた。

 あの時は抱く立場だったけれど、今は抱かれる立場。でもあの頃、いやその前から女の子の方がいいと思っていた。カーヴィーな身体、滑らかで気持ちいい肌、どれだけでも魅力的に変われるメイク、艶やかでセクシーな下着、それに合わせて選び放題のかわいくキラキラと輝く服。あたしはそれに魅せられ、自らを飾りたいと願った。ある物は手に入り、ある物は期待通りにはならなかったけれど、全体としては欲望を満たす程度に装うことはできた。それを認めてもらいたいと思った気持ちが募って、今こうして男に抱かれる立場にいる、そのことに少しの罪悪感と気持ちの高揚を覚えていた。

 「どの部屋がいい?」そう訊かれて、走馬灯のような回想と感懐から、現実に戻った。
 「えっと、どれでもいいけど、できれば大きな鏡とかある所かな。」あたしはちょっとだけ現実に戻って答えていた。

 タッチパネルが選択され、お金が吸い込まれると、ガチャリと大きな音を立ててルームキーが落ちてきた。いよいよ、そうなるんだと他人事のように感じているあたし。彼の腕に回している手が不思議に思えてくる。

 二人はすぐ隣のエレベーターに乗り込み、行先のフロアのボタンを押すとしばらく黙り込む。唇のグロスがべたつき、左手に抱えるバッグがよそよそしく感じる。エレベーターが止まってから部屋の前までは覚えていない。シリンダーに差し込まれ、ガチャリと部屋の鍵が開いて、薄暗い廊下から間接照明の照らす部屋が目の前に現れた。彼、そしてあたしと入ってからスニーカーとブーツの向きを揃え、スリッパに履きかえて部屋に入る。装っている女性らしからぬ下半身の怒張。

 アダルトチャンネルを映しかえていくTVと、片すみに掛けられたメイドの衣装。コートを掛けてから、彼に続いてソファにぎこちなく座る。あたしの甘い匂いに混じる、爽やかなのにシックなメンズ香水の香り。

 「何か飲みますか?」そんな風に尋ねられ、あたしは少し理性を麻痺させたくなった。
 「お酒飲みたいけど、何か悪い感じだし…。」ちょっと遠慮がちに返事すると、
 「いいじゃん。オレはいいから飲みなよ。ビール? チューハイ?」

 ピールと言いたいけれど、少しでも甘い匂いを漂わせたいあたしは「チューハイ。甘そうなのでお願いします。」と答えていた。

 冷蔵庫からノンアルコールビールと桃味のチューハイを取り出し、グラスと一緒にテーブルに持ってきてもらう。開けようとするとプルトップがネイルチップと干渉するのを察し、すぐに開けてくれる彼。割り切った関係なのに、ほんの少し気持ちが舞う。「乾杯」と言いながら、互いに見つめあいチューハイを口にする。両手で持ったグラスで飲む液体に、甘さの奥にとがったアルコールを感じる。一口二口…。アルコールを感じてもまるで酔いを感じない中、彼の操作するリモコンで切り替わるTV画面に意識が向いていく。アダルトチャンネルが映り変わり、AV女優の誘うような姿が次々と現れていく。

 『やっぱり、本物の女の子にはかなわない…』そんなことを何となく感じていると、白いミニスカートから出ているあたしの太腿に彼の手が伸びてきた。網タイツを愉しむようになぞる、温かい手のひら。あたしは片方の手をそこに重ねる。横を窺うと、ノンアルコールビールの缶を持ちながら、ちらりと視線を向けてくる彼が見えた。あたしは重ねた指の一本一本を絡めるようにして、グラスのチューハイを流し込む。唇に触れる液体が冷たい。やがて絡めた指がほどかれ、あたしの方に回されると、缶を持っていたもう一方の手が重ねられ再び指が絡んでいく。グラスを置いたあたしを待っていたかのように、顔と顔が接近する。

 『グロスとルージュが落ちてたらヤだな。』ちょっぴりそんな風に思いながら、あたしは目を閉じる。温かさと少しの息遣いが迫ってくる。唇をほんのちょっとだけ出してみる。変わらない温かさと息遣い、薄く目を開けると、目を開けたままの彼が見えた。

 「…意地悪。」その言葉を言い終えようとしたとき、ぐっと顔が迫ってきて、唇と唇が僅かに触れたのを感じた。女性より少し厚く硬い分だけたくましさを感じる唇。一度離れ、追うようになったあたしの唇が再び重ねられると、すかさず太く激しく舌がねじ込まれてきた。それが嬉しい、心地いいと感じてしまっていた。半ば必死に、彼の舌にあたしのを絡めていた。甘く柔らかいキスではなかった。従属的な受け身のキス、蕩け始める意識。彼の手はスカートの中に入り込んでガーターベルトを探り当て、もう一方の手も肩口から入ってストラップを辿ってブラの上に忍び込もうとしていた。男の下着にはない、吊り下がるストラップを改めて感じる。ネイルに気を配りながら彼になぞらせた手に合わせるように、ブラの上から人工乳房が揉まれ始める。自分のではないから感じることはないけれど、この状況に気持ちが高ぶっていった。

 「…ぁ、ぅん。」少し躰をよじったのをきっかけに、手が背中に回されあっという間にホックが外された。続いてゆるくなったカップの下から、貼り付けていた人工乳房が外され、サイドボードに置かれる。ふくらみのない平らな胸、付いていた辺りが少し湿った胸にまとわりつくブラが何だか物悲しい。今度はモヘアニットの裾から手を差し入れられ、這い上がってきて乳首を撫でそして摘ままれる。

 「ぁん。」摘ままれた所から繋がった躰の芯から湧いてくるような快感。漏れてしまった声に合わせるように、あたしの唇から彼の唇が離れ首筋をなぞり始めた。少し吸われると、くすぐったさが鳥肌の立つような気持ちよさに変わる。男としてのHは、女の子の引き寄せられる香りや柔らかさを全身で重ね合って感じながらも、結局一つの頂点に向かうだけの快楽だと思う。でも本物とは違うのだろうけれど、女としてのHは、からだ中が愛撫されることで次々と悦びを咲かせ、それが快楽として広がり重なってやがてエクスタシーとなるのかなと感じていた。

 首筋から耳へと移って甘く噛まれたりするたびに、あたしは喘ぎそうになり、それも嘘っぽい感じがするから押し殺そうとするのにやはり漏れてしまう。彼の手は胸と、ショーツからはみ出てしまっているあたし自身の物を、反応を楽しむかのように弄ぶ。あたしの手は、快感に漂流してしまわないよう繋ぎ留める場所を求めるかのように、彼の引き締まった身体にすがりつく。そして、つかまる所を見つけるように全身を探っているうち、とうとう彼自身の物に当たったのだった。

 硬く大きくなっているそれに、掴まるためにあるような必然性を感じた。繋がる所を確認して安心するため、彼が昂奮していることを感じるため、してもらっている分を返すため、あたしはそれを触りジーンズの上から握ろうとする。初めて触れた他人の物、でもこんなごわついた布越しではなく直接感じたいと思った。ベルトを外しジーンズのボタンに手を掛けるが、ネイルチップの付いた片手では外すことができない。それを察した彼は少しあたしから離れると、自分でジーンズを脱ぎその下の黒いボクサーパンツを取った。その間にあたしも、愛撫される中でずり上がっていたニットとミニスカートを脱いで、下着姿になっていた。

 
2018/02/25 19:56:08(SJKqhM2w)
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