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1:妄執 亡夫の愛に狂う女 続編
投稿者:
熊髭
◆OQJdZRTLq.
2019/11/25 10:00:31(CCVH9m8F)
投稿者:
熊髭
◆OQJdZRTLq.
昨夜とは違い、裕美子は能動的だった
不能の夫に奉仕し続け、男性器以外の部分を愛撫する術を、自然と身に付けていた 「タカちゃん、ここ、気持ち良い?」 自分の尻穴に中指をぬるりと刺し込み、グリグリと円を描くように練り上げる 先程射精したにも関わらず、陰茎はすぐに内側から熱い疼きを感じ始める 「裕美子さん…ヒデさんと、いつもこんな…」 「うふふ…主人はね、このまま乳首を舐められるのが大好きなの」 脳裏に秀之の顔が浮かぶ あんな髭面の強面の人が… 「タカちゃん、生のオチンチンて、まるで生き物みたいに勝手にビクビクするのね…」 不能の夫しか男を知らなかった裕美子は、珍しいものを見るような目付きで、陰茎を観察していた 「裕美子さん…お尻、気持ち良いです…」 再度怒張し始めた陰茎を口淫しながら、裕美子の指先が肛内を弄ぶ… 「タカちゃん、また、中に頂戴…」 口を外すと、裕美子は自分に馬乗りになり、自ら中心部に陰茎をあてがった 「は、あぁ…」 深く息を吐きながら、ズブズブと陰茎を飲み込んでいく 豆球の薄暗い橙色の灯りの下、ひとつの肉塊に溶け合った二人 衣擦れと荒い息遣い、肉と肉が擦れ合う湿った音… このまま、裕美子に飲み込まれて溶け落ちてしまいそうな錯覚に陥っていた
19/11/25 10:34
(CCVH9m8F)
投稿者:
熊髭
◆OQJdZRTLq.
「あの…明日もまた、出掛けるんですか?…」
行為の後、二人共に暫く荒い息を整え 少し落ち着いた頃、恐る恐る 裕美子に尋ねてみた 「分からない…昨日は朝方に主人に起こされて行ったけど、私が先に起きていれば、主人にお願いしていたと思う…」 心の不安定な少女期に暴漢に襲われた裕美子は、恐怖感と性的興奮の区別が付かなくなり、周期的に襲われた当時の場に訪れては 秀之の歪んだ愛情を具現化した玩具で慰められていた 「そうですか…」 「ごめんなさい…タカちゃんにこんな異常なお願いをして、いっぱいして貰っているのに…身体は満足しているのよ?でも…」 裕美子の瞳から、一滴、二滴と露が零れた 「謝らないで下さい、でも、出掛けるなら自分が寝ている間に行って下さい…じゃないと引き留めてしまうかも…」 絞り出す様な小さな声でそう告げ、裕美子に背を向ける 自分はただの子種、二人の間に割り込む様な立場では無いと、頭では分かっているのに、何故こんな馬鹿な言葉を吐いたのだと、自身を責めた 翌朝、やはり裕美子は傍らから消え、布団も綺麗に畳まれていた 仕方ない、どうしようもない、と自分に言い聞かせ、甚平を着たまま表に出た 「お、早いな」 秀之が離れの作業場からのっそりと現れた 徹夜でもしていたのか、身体中に何かの切り屑を纏っていた 「あ、おはようございます…あれ?裕美子さんと一緒では?」 秀之は首を横に振る どうやら裕美子は一人で沢に出掛けたようだ 「ちょっと、出掛けてくる、タカは待ってろ」 秀之は作業着のままウェーダーを身に付け、沢へ降りて行った あの岩陰では、裕美子が独り 狂った様に自慰を繰り返していた 「あっ、ああ…イク、イク、…タカちゃん…」 秀之ではなく、タカ、と呟きながら何度も果てる裕美子を、秀之は岩場の上から仄暗い表情で眺めていた 間違いなく、裕美子は秀之を愛している、だが、歪んだ心は秀之ではない誰かを求めていた… 本当に裕美子が求めている相手は、もしかしたら、あの暴漢なのかも知れない
19/11/25 13:01
(Qa3HahDh)
投稿者:
熊髭
◆OQJdZRTLq.
「?」
秀之が覗く対岸に、人影の様な物が動いた 誰か見ている… そう悟った秀之は裕美子の元に駆け寄った 「あ?貴方?…裕美子のおまんこ気持ち良いの…タカちゃんのオチンチンに襲われて狂っちゃうのよ…変態おまんこ狂っちゃうっ…おまんこ、おまんこしてっ…!」 裕美子は白目を剥きながらガクガクとイキ果て、普段は口にするのも憚られる四文字を連呼しながら失神していた 秀之は裕美子の身体を支えながら対岸を睨み付けたが、影は見当たらなかった 「…子…裕美子…」 「はい?なんでしょう、貴方?あれ?何処?」 裕美子が失神から目覚めた時には、正気に戻っていた 恐らく自ら沢に出向いたことも、記憶から抜け落ちているのだろう 「戻ろうか…」 秀之は憔悴していた 今までの夫婦の秘め事が、誰かに知られた…或いは以前から見られていた… 辺りの住人の顔が、スライド写真の様に脳裏に浮かんでは消えて行った 「タカちゃん、おはよう」 屈託なく、ふんわりとした、愛らしい笑顔で裕美子は自分に微笑みかけてきた 「あ、おはようございます」 沢から戻ってきた二人は、対照的な顔付きだった 秀之の瞳には光が無く、まるで白紙のような顔色を見せていた 「今日は店を閉める」 秀之は一言だけぶっきらぼうに告げると、裕美子の肩を抱いて古民家に戻って行った 「はあ…」 店を閉めるなら、今日は沢で釣り 出来るかな などと、呑気に考えていた 「タカ、後で話が有るんだ…とりあえず店の物で朝飯食ってくれ」 店の鍵を放られ、慌ててキャッチした 「はい…ヒデさん達は?」 「飯食ったら作業場に来てくれ…ちょっと裕美子を休ませたいんだ」 いつもと変わらぬ裕美子に見えたが、違和感を覚えた 裕美子の右手が、自身の中心部を捕らえ続けている… 時折、ガクガクと震えながら秀之に支えられ、二人は古民家に消えて行った
19/11/25 22:22
(5kXCQPHg)
投稿者:
熊髭
◆OQJdZRTLq.
裏手から店に入り、ガスの栓を開く 業務用の鈍色に光る冷蔵庫から、昨夜秀之が仕込んだうどんを一束掴み、長葱を刻む
鰹出汁に薄口醤油を合わせ、沸々と煮えた湯にうどんを放り込む ふと思い立ち、秀之達にも振る舞おうと、更に二束、追加した 古民家に盆を掲げながら上がり、卓袱台にうどんを三つ並べた 「ヒデさん?朝飯…」 作業場の前で秀之を呼ぶが、返事が無い…そっと引き戸に手をかけ、覗き込んだ 全裸の裕美子が居た 「貴方、またイク、イク、ああっ」 裕美子の中心部には、あの布袋竹で作られた 漆黒に光る異形の男性器が飲み込まれていた 「貴方、貴方…もっと、もっと頂戴…」 身体中が痙攣し、口の端からは涎が幾筋も流れ出、腰はうねうねと宙に浮いたまま捩れていた 秀之は無言で裕美子を責め続けている 「あ、あ、…おおっ!」 一際大きく、低い呻き声を響かせた後、裕美子は失神した 「タカ、見たろう?これが毎月起こるんだ…」 秀之は振り向きもせず、自分に話しかけた 秀之は裕美子を抱き抱え、引き戸を開けるように自分に目配せした 「風呂、行ってくる」 「あら、タカちゃん、朝御飯の支度してくれたの?」 先程、狂った様に絶頂し続けていた裕美子が、いつもと変わらぬ笑顔で微笑みかけてきた 「あの、大丈夫…ですか?」 「?、なあに?」 続けて現れた秀之が、口を開く 「大丈夫だ、心配ない…」 うどんはすっかり伸びきり、丼はこんもりと盛り上がっていた 「うどん、伸びちゃいました…」 「腹に入れば一緒だ、食え」 「フワフワのおうどんも、結構美味しいのよ?」 何事も無かった様に、いつもの日常のように、二人はうどんを啜っていた
19/11/26 07:45
(X7DKYe3T)
投稿者:
熊髭
◆OQJdZRTLq.
「貴方、私は大丈夫だから、お店開けましょ?タカちゃんも居るし」
一度深く果てると、狂った様に絶頂し続ける癖は治まるのだろう、裕美子は秀之に話しかけた 「いや、今日は止めておこう…さっきな、誰か居たんだ」 「多分、十三さんよ…」 「!、裕美子…お前?」 秀之は裕美子に問い詰めた 裕美子はゆっくりと喋り始めた 以前から偶に十三が行為を覗いていたこと、少女期に自分を襲った暴漢を退け、裕美子を逃がすために十三が沢へわざと突き飛ばしたこと、この事は誰にも言わないと密かに約束していたこと… 「じゃ、暴漢は十三さんじゃ無いのですか?」 秀之に問うと、秀之は唖然とした表情のまま固まっていた 「十三さん、言ってた…私を愛してるって…」 あの粗暴でロクでもない噂しか聞かない男は、裕美子に心底惚れていた 一度は少女の裕美子を犯そうと機会を待っていたが、出来なかったと、こんな自分が裕美子を汚してはいけない、それが自分なりの裕美子への 愛 だと、裕美子に告げていた 「貴方、今まで隠していてごめんなさい…」 思春期を過ぎ、秀之と出会い、夫婦になっても尚、止められない裕美子の特殊な性癖 誰にも知られぬよう、それを十三は今日まで見守り続けていた… 哀しい程の、純愛… 「ちょっと出掛けてくる…」 秀之は裕美子にそう告げると、軽トラに乗り込み、山道を上がって行った
19/11/26 10:32
(SqMKUSfF)
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