雌犬の幸福
　トイプードルのチョコが死んで3か月が経ちました。
海外赴任の夫は旧正月に帰ってくるだけの淋しさから、
チョコ君は去勢をせず、私のマスコット兼玩具、
それも大人のおもちゃだったのです。去勢をしなかったので
、道の向こうの雌犬に向かって一目散。
命がけの愛情で、あえなく、車に轢かれてしまいました。
　毎晩、小さな舌で私のクリトリスをチロチロと
舐めてくれました。それで行ってしまいはしませんでしたが、
これは前戯、太いディルドを跨いで、思いっきり往ってました。
さかりの季節には小さなペニスを私が舐めると、私にのしかかって
きましたが、小型犬の悲しさ、何ともなりませんでした。
　散歩でいつも一緒になる少し離れた処にお住いの、
上品な奥様に、グレートデンの成犬を引き取ってもらえないかと
言われました。血統書付きの賢い、大人しい犬で、何度も
ブリーダーの賞を頂いたそうです。
　お店の前でじっと飼い主の奥様を待っているのを何度も見ました。
散歩で一緒になっていたので、私にも大層なついていました。
　最初の夜から、クリトリスを舐めさせようと試みましたが、
流石に頭のいい犬で、大きな舌でべろんべろん舐められると
、たまらなくなり、ついにジョン、犬の名前はジョンなのですが、
を受けいれようと考えたのです。
　大人しい犬で、散歩でも私の後ろを歩く様な気弱さで、
とても私を襲ってくるようなことは出来ない様子です。
仕方がないので、ブリーディングに必要と言って知人に頼んで
雌犬の匂いを譲ってもらったのです。
同じグレートデンの雌にパンティを、大型犬なので人間の女性の
パンティがぴったりでした、穿かせて過ごさせたのです。
そのパンティでジョンを誘惑しますと、嗅ぎまわった後、
大きな体でのしかかってきました。家の中ではそこまででした。
　夜に散歩に出た時にも、そのパンティを穿いて行ったのですが、
ジョンは公園でその気になってしまい、追い詰められて
、奥の暗がりでのしかかられ、後ろから挿入されてしまったのです。
犬のペニスには骨が入っているとか、楔型になっていて抜けないとか
俗説がありますが、全部本当でした。
四つん這いになった私の上に乗ったまま一時間あまり、ジョンは腰を振り続け
、公園の暗がりのカップルにその姿を見られてしまいました。
　その危険なパンティは捨てましたが、ジョンは私の匂いを嗅ぐだけで
襲い掛かってくるようになりました。
なぜか家ではしません、散歩のときに、人目がなくなると襲ってくるのです。
一度は昼間の人通りのない裏道で襲われました。
今は人通りのない散歩道を探しています。