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ピアス
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:ピアス
投稿者: デビルマン
貴女の耳に光るピアス
私の舌がピアスを転がす。
ちょっと邪魔かな・・
貴女の綺麗な耳を愛すには・・。
冷たい耳たぶに指を這わせ、
熱い吐息を吹きかける。
貴女は肩をすぼめながらも・・
溢れる吐息・・こぼれる喘ぎ声。
その声が聞きたくて。
貴女の心につけたいピアス。
何者にも溶かせない。
壊せない。
誓いの愛の金剛石。
そっと付けてあげる。
永遠に付けていてね

貴女のうなじの左に唇を添え・・舌で舐め上げる
・・貴女の耳たぶは紅くそまり、
歓喜の嗚咽を漏らしてる。
かすかに震える貴女を後から抱きしめている。
貴女の耳に舌先をいれて、愛撫する・・・。
息を細く、深く・・吹き込む・・・。
貴女の痙攣はピークに達し、私に倒れこむ・・・。
私は抱き上げて・・瞳をみつめ、声を出さずに囁く・・・
「・・・・・」と
貴女の瞳から溢れる涙は・・ダイヤのように輝いている。
私の瞳からも歓喜の涙があふれてる・・・
これが二人の永遠の証だった。

お互いに惹かれ結ばれたあの夜

ひとつのハンガーに寄り添うように掛かっている
二つのジャケット・・。
ハンガーの横のベットで寄り添う貴女と私。
私の指に絡みつく貴女の指・・・
強く握り合う手と手。
私の胸の中に蹲る貴女の髪をそっと撫でる。
貴女の髪に口付けを・・
貴女の匂いを確認するように。
貴女がここにいる喜びをかみ締める。
自然と頬を伝う雫。
貴女の存在だけが私に安らぎを与えてくれる。
離したくない・・
このままずっと・・・
お願い・・・時よ止まれ・・・

そう願ったあのとき。
でも時は厳しく・・残酷でもある・・

あれから何度、桜が散るのをみたのか
今貴女は何をしているのかな・・
今でも、貴女を思い出す時がある。
2013/05/03 23:13:52(reoIrd9c)
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