淡い思い出に誘われて、風に舞う花びらを見つめ続けていました。
可愛い恋の相手とばったり出会い、二十歳を越えた二人は中学生に戻った様でした。
他愛ない話をして、昔のデートコースを歩きました。
手を繋ぐのが精一杯だった二人が、思い出の場所で再びの恋心と、年頃の欲求で、どちらからともなく唇を交わしていました。
きつく抱き締め合い、貪るキスに気持ちが昂りました。
彼は上着を下に敷き、私を寝かすと唇だけでは止まらず、胸にむしゃぶりつき、慌ただしくベルトを外し、私の下着をずらし、貫いてきました。
既に処女ではなかったけれど、昼間の野外での、まるでレイプの様なされように抵抗をしましたが、それも束の間でした。
彼が愛しく、下から抱きつき、彼を受け入れていました。
無我夢中で彼を感じ、彼の熱い迸りを吹き出され、覆い被さる彼を抱きながらふと目を開けると、満開の桜が風に花びらを散らしていました。