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パラサイト4
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:パラサイト4
投稿者: 紫苑
オペレーターの一人は僅かな嫌悪感を感じていた。
先程まで穏やかな恍惚といっても過言ではなかった真紀の表情が、ふと気づくと眉間にシワができ、眉毛を八の字にさせている。こういうときの真紀は決まって機嫌が悪く、神経を尖らせている。
何か失態をしようものならお小言が待っている。
視線を合わせないように仕事に集中した。

(ジュル…プルプルプルプルプルプルッ…レロレロレロレロレロレロッ)

(んっ…あっあっあっあっ…んっあっんっんっんっんんっ~~あっんっあっあっ…)

真紀は思考が定まらなくなっていた。
ただひたすら脳に伝わる快感に肩を震わせ、声を抑えることに苦労していた。

男は股の間から見上げた真紀の表情に一喜一憂し、唇と舌を動かし続けた。

邪魔くさい恥毛、溢れ出る液体、官能的な匂い、堪らなくいやらしい女性の部分…全てが男を興奮させた。

(あぁ欲しい…こんなのじゃなくて欲しくなっちゃう……いやっ…そんなにしないで…んっ…あっ
あっあっあっあっんんっ~あっあっんっあっあっ…やめて…もう耐えられない…)

ガラス張りの向こう側は声と電話の電子音の喧騒。

こちら側は淫らな音と絶えず脳へと伝わる刺激的な快感に耐え続ける真紀。

(レロレロレロレロレロレロレロレロッ…ジュル…ピチャピチャピチャ)

(もうやめて…あっあっあっんっ…無理んっ…もう…許し…て…)

真紀は顔を下に向けた。
見ようによっては思考の世界に浸る管理職に見える。悶絶する表情を見られるわけにはいかなかった。

(んっあっんっんっんっ…あっあっあっ…)

男は痺れて麻痺しそうな舌を休めない。

(堪んねぇ…入れたい…中に入れたい…)


オペレーターの一人が立ち上った。トラブルなのだ。日に数人は我が儘な客がいる。気は進まないが、とっくに真紀のディスクに乗る画面にはトラブルを示す色が出でいるはずだ。なのに様子見にもこない。

真紀が肩を震わせている。
オペレーターには爆発寸前に見えた。そのまま回れ右をして自分の持ち場に戻る。その場で我が儘な客の対応に骨を折る覚悟を決めていた。


男は流れ出る液体をせき止めように、ゆっくりと指を押し入れる。
絞め付ける部分を潜り抜けると柔らかく複雑に指に絡み付いてきた。滑らかでいてお腹側の壁に細かく無数の凸凹を感じ、ぷっくりとした凸を認めた。

舌を休めずに指の出し入れを始めた。たちまち中がうねるように収縮し始めた。

入口がきつく絞め付けられる。

やめなかった。

だんだん細かな気泡が混ざる白濁した液体が垂れ流れてくる。

真紀は呼吸も荒く、上半身を前に伏せ気味に倒し始めた。

もうすぐだと思った。


真紀は何かが中に入ってきたと悟った。
中で行ったり来たりが始まった。
新たな深い刺激は真紀を陶酔させ、完全に思考能力を奪っていく。

身体を起こしていられない…気持ちいい…やめて…だめ…それ以…上は…耐え…ら…れ…ない…

(ピチャレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロッ…ニュチュニュチュニュチュニュチュニュチュニュチュニュチュニュチュニュチュニュチュッ… レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロッ…レロレロレロレロッ)

(あっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっんっゴホッ…んっあっんっんっんっんっんっ…あっ気持ちっ…あっ あっあっ本当に気持…いっ…あっあっあっイクっだめ…イクっイクんっだっ…んっ…んんんっっっ~~~~っっっ……………ビクンッ!ビクビクンッ!…ビクン!ビクン!……………ビクン!……………………………


男は嬉しかった。

椅子からずり落ちそうな真紀を押さえながら真紀のそこを綺麗に舐め拭った。
座面には自分の唾液と真紀の液体が染みで色を変えている。

ゆっくりと左足からストッキングを履かせる。膝まで上げたがそれ以上は無理だった。

そっと男は立ち上がり、小声でいった。

(誰かがくる前に服装を整えて下さい…)

オペレーターの一人が作業員がガラス扉を開けて出で行く姿を見た。

(あれ?…まだ居たんだ 。あっそうか、あの作業員が原因かぁ…なんだったんだろ?主任、凄く疲れた顔してる…)

でも、さわらぬ神になんとやらと深追いはやめることにした。


真紀は久しぶりの絶頂にまだ酔っていた。
余韻が引くのもう少し時間を必要としていた。

服装を直しながらはやく忘れたいと思っていた。


身体が怠かった。
2012/11/20 11:28:43(rc4GZSgs)
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