ウチの嫁はかなり嫉妬深い。そして他人の行為
を見て（聞いて）羨ましいと思うとすぐに真似し
たがる。一緒にＡＶを観た後も、自分が知らない
テクニックがあるとすぐに試したがる。まあ、そ
れは別に構わないのだけれど。むしろ喜ばしい。
この前も百人近い男優のザーメンを一人の女優が
飲み尽くすＡＶを見た後のこと。嫁は自分もザー
メンを飲んでみたいと言い出した。
「バカだな。あれは演技だよ。ザーメンなんて美
味しいわけないだろ。飲んだら不味くて吐くぞ」
「え～っ！飲んでみなくちゃ分かんないじゃん。
試しにちょっとだけ。口の中に出して、不味かっ
たら吐きだすからさ」
　不味いからやめた方がいいと何度説得しても、
嫁は人の話を聞かない。
「わかったよ。そんなに言うんなら……。不味か
ったらちゃんとティッシュに吐くんだぞ」
「わかったわよ。早くオチンコ出してよ」
　オレはしぶしぶと立ち上がり、ズボンとパンツ
を下ろした。ＡＶを見ていささか興奮したオレの
チンポが顔を出す。
「でかっ！何だかんだ言ってしっかり勃ってんじ
ゃん。本当は飲んで欲しいんじゃない？」
「いいから早くしゃぶれよ」
　オレは嫁の言葉を無視して、早くしゃぶるよう
に促した。嫁はチンポを握ると、舌先でチロチロ
と亀頭を舐め出した。思わずビクンと体が震え
た。
「あんた、そう言えばフェラでイッたことってな
かったわね。あたしのフェラって気持ちよくない
の？」
　嫁は手でしごきながら上目づかいでそう言っ
た。
「気持ちよくないわけないだろ。わざとイカない
ように我慢してるだけだよ。お前だって口に出さ
れたら嫌だと思うからさ」
「あら、気を遣ってくれていたのね。ありがと
う。今度は気を遣わないでいいからね。一杯出し
ちゃっていいよ」
　嫁はジュポジュポチュパチュパと音を立てなが
ら、高速でチンポをしゃぶり出した。正直、嫁の
フェラは気持ちいい。下手なピンサロよりもずっ
といいい。
　オレはただ、遠慮して口内射精はしないだけな
んだ。だって、どう考えても不味いだろ、ザーメ
ンは。オレはボーっと遠くを見ながらそんなこと
を考えていた。
「はあん、はああ……！」
　嫁はいつの間にか来ていたブラウスのボタンを
外して胸を露わにしていた。パンティーも脱い
で、マンコをいじっていた。チンポしゃぶって発
情したか。オレの下半身にも段々と快感が募って
くる。
「あ、あ、出るかも……！」
「出るの？出るの？どうする？」
「ああ、出る！舌出せ、舌！」
「舌？こ、こう？」
　嫁は慌てた様子で口を開けて舌を出した。オレ
は口に照準を定めると、溜まっていた物を一気に
発射させた。勢いよく白濁液が飛び出し、次々と
舌の上に受け止めらていく。射精がなかなか止ま
らない。
「んん～…」
　口の中に溜まったザーメンを維持するのが苦し
いのか、嫁は眉間にしわを寄せて訴えるような目
つきでオレをみていた。チンポを振って最後の一
滴を舌の上に擦りつけた後、オレはティッシュの
箱を嫁に差し出した。
「んん、らいひょうふ（大丈夫）…」
　嫁はそう答えると、口を閉じて上を向いていた
顔をオレに向けた。口をモゴモゴさせていたかと
思うと、次の瞬間、一息に呑み込んだ。ゴクリと
いう呑み込む音がオレにも聞こえた。
「はあ～っ！へっへ～、飲んじゃった！」
　嫁は口を開けて中を見せてきた。口の中には一
滴もザーメンが残ってない。本当に全部呑み込ん
だらしい。口の上に飛び散って残っていたザーメ
ンも、指ですくって口の中に持っていき、それも
飲んだ。
「そんなに美味しくないけど、全然飲めなくはな
いよ。大したことないじゃん。鼻水とか痰を飲ん
じゃうのとあんま変わんない。あのＡＶみたい
に、10発分くらいなら連続で軽く飲めるんじゃな
い？試してみる？」
「……勘弁してくれ」
　ケロッとした表情で微笑みながらそう言う嫁を
尻目に、オレは肩をすくめてウェットティッシュ
でチンポを拭くのだった。