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淫華  2輪の淫ら花
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:淫華  2輪の淫ら花
投稿者: 影法師
朝から母は落ち着きが無かった。
真理子との約束の時間が迫っているせいだ。
10時に宿の方に来る事になっているので、チェックアウトを済ませ、ロビ
ーで真理子が来るのを待つ事にした。
実は、今朝の朝食の時、チョッとした出来事があった。
朝食はメインダイニングでのバイキングだ。
母と二人、取り皿に料理を取る為並んでいると、偶然にも昨夜露天風呂で見
かけたカップルが、俺達の後ろに付いた。
男の顔は何となく記憶に有った。
後ろに従っている女性が、どうやら昨夜の相方の様だ。
思ったとおり20代の若いカップルだ。
女の方は、少し派手目な化粧を施した、ヤンキー風の女だ。
俺は男の方に、大胆にも挨拶をしてみた。
「あっ、お早うございます。私、判ります?」
男は一瞬首をかしげたが、
「昨夜露天風呂で・・。」
そう言うと、男は驚いて
「あっ、どうも・・。」
そう返事を返して来た。
「お連れさんですか?」
後方の女性を指して、男に訊ねると、
「ええ、まあ・・。」
煮え切らない返事が返って来た。
女の方が俺達の会話に興味を見せ、男に何やら話しかけた様だ。
そして、すぐに俺の正体を知った様で、俺を見て、軽く頭を下げた。
俺も同じように頭を下げると、女の顔をしっかり頭の中に刻み込んだ。
しかも、ワザとそのカップルの近くに席を取り、母と並んで座った。
若いカップルからも、俺達が見える位置だ。
若いカップルが、俺達を時折見ている、そして何やら話しているのが判る。
どうやら母の存在に気がついた様で、その意外とも言える組み合わせが多分
彼らを驚かせたのだろう。
食事の後、一人売店で時間を潰していると、カップルの方割れ、ヤンキー風
の女が同じ様に土産物を物色しているのを見かけた。
「やあ・・。」
俺は馴れ馴れしく声をかけた。
女は少し驚いた顔を見せると、軽く頷いた。
「土産物かい?」
「ええ・・まあね。」
「彼氏は?」
「朝風呂に入って来るって・・。」
「風呂ね・・若いのに珍しい・・。」
女が俺の顔を見ると、
「彼方の相手って・・あの小母さん?」
そう投げかけて来た。
「君から見れば小母さんかな・・。イケないかい?」
「別に・・、ちょっと驚いただけ。」
「年増専門ではないつもりだよ、君にも多いに興味はあるよ。」
「ハハハ・・ナンパ? 凄いのね、私結婚しているのよ、彼は夫、ああ見え
てもね。」
女は予防線を張ったつもりのようだが、
「それで・・? そんな事は男女間では関係ないと思うけどね?」
「ふ~ん、そうなの・・? でも私は違うのよ、お生憎様。」
「まあ、気が変わったらメールでも呉れる? 俺はいつでもウェルカムだか
ら・・ね。」
そう言って、いつも所持しているアドレスを書いた簡単な名刺を女に私し
た。
「名前聞いていいかな?」
「ユミ・・。」
「俺は***だよ。」
ユミと名乗ったその女は、俺の名を聞いていたかどうか知らないが、
その言葉を最後に俺とユミはその場から離れた。


次回の更新は20日の予定です。


2009/10/19 09:29:46(MrEDn1fs)
2
投稿者: 影法師
「何かすごく緊張する・・こんな経験初めてだから・・・。」
ロビーで待つ間、すっかりと母親の顔に戻っていた。
息子のお見合いに付き添う母親と言う言葉が、まさにピッタリだ。
約束の10分前に良治と一緒に真理子が姿を現した。
母にはすべて説明を終えてはいるが、やはり驚きは隠せない様だ。
その事は真理子にも言えた。
目の前にいる人物が誰かどうやら判ったようだ。
「初めまして、竹田真理子と申します。息子の良治です。」
真理子は母に挨拶を済ませると、母も同じよう自己紹介を済ませた。
俺達4人は、その足で旅館を出ると、真理子の運転する車で芦ノ湖に向かっ
た。
芦ノ湖にあるホテルで、昼食会を兼ねての両家の顔合わせとなった。
食事までの時間、母と真理子はホテルの庭で散策を兼ね、連れだって出て行
った。
実は、これは母が今朝俺に言った事だった。
「女同士、後の事は私に全て任せてくれる? 彼方の考えは理解したつもり
だから、私に真理子さんを説得させて欲しいの? 女同士でなければ判らな
い事もあるのよ。
彼方の母親として、私に是非やらせて欲しいの・・?」
母の切なる申し出があり、俺は真理子と母の一対一での話し合いに掛ける事
にした。
2人の姿を遠目で眺めながら、俺は良治と一緒に待った。
初めは笑い合って話していた二人だが、次第に真剣な表情で語りあう姿に変
わって行った。
一時間ほどで二人は戻って来た。
真理子が俺をチラッと見てから、
「お母さまといろいろなお話をさせてもらいました。それに、私達の事も聞
いて頂いたわ。」
真理子はそう言って俺に報告した。
「そう、じゃこの話は一先ず終わりにして、食事にしよう。
後は真理子がユックリと考えてくれれば良いから・・。」
真理子は俺の言葉に黙って肯いた。
ホテル自慢の特製チーズフォンデユの支度が出来た様で、係員が俺達を呼び
に来たのだった。

2人がどんな話し合いを行ったのか、俺には皆目見当がつかなかった。
母も真理子もその件については、昼食の間、一言も話さないままで終わっ
た。
だが、僅かの時間の間に、母と真理子の気心が通じたのか、食事の間かなり
親しく話していた様だった。
真理子達は俺達を駅まで送ると、駅で別れた。
別れ際、真理子が俺を手招きすると、
「彼方が言っていた意味がやっと判ったわ。私の事を一番理解出来る人・・
と言った理由が・・。まさか・・お母様が来るとは思わなかった。」
「そう、黙っていて御免、いつか話すつもりではいたのだけど・・、真理子
なら必ず判って貰えると思ったから・・。」
俺の言葉に真理子は頷きながら、
「これからユックリ考えて見る・・・、彼方を愛しているのは今でも変わら
ないわ。
でも、本当にこれで良いのか・・、正直判らないの。ごめんなさい。勿体ぶ
っている様で。」
真理子が悩んでいる事は当然だ。
「俺が決めた事だ、何も遠慮する必要はないからね。母がどう話したか判ら
ないけど、
俺も母も全てを承知で受け入れるつもりだからね。その代り・・真理子
も・・。」
俺は一度言葉を切ると、最後に付けたそうとした。
「私も承知しなければならないのよね・・?」
真理子は俺を見つめると、そう聞いてきた。
「そう言う事になるのかな・・。そうすれば、4人が共に幸せを掴める様に
思えるのだけど。」
そう言うのが精一杯だった。
駅の出発案内が放送され、母が俺を呼んだ。
「そろそろ行かないと・・電車の時間よ。」
真理子と良治が改札口まで見送りに来た。
「真理子さん、急がないでいいから・・ね、ゆっくり考えて頂戴。」
母が最後にそう言って、俺達は真理子に手を振った。
真理子はその場で俺達に頭を下げてから、手を振り返していた。


次回更新は22日の予定です。
09/10/20 06:54 (MZKbyrxb)
3
投稿者: 影法師
「何かすごく緊張する・・こんな経験初めてだから・・・。」
ロビーで待つ間、すっかりと母親の顔に戻っていた。
息子のお見合いに付き添う母親と言う言葉が、まさにピッタリだ。
約束の10分前に良治と一緒に真理子が姿を現した。
母にはすべて説明を終えてはいるが、やはり驚きは隠せない様だ。
その事は真理子にも言えた。
目の前にいる人物が誰かどうやら判ったようだ。
「初めまして、竹田真理子と申します。息子の良治です。」
真理子は母に挨拶を済ませると、母も同じよう自己紹介を済ませた。
俺達4人は、その足で旅館を出ると、真理子の運転する車で芦ノ湖に向かっ
た。
芦ノ湖にあるホテルで、昼食会を兼ねての両家の顔合わせとなった。
食事までの時間、母と真理子はホテルの庭で散策を兼ね、連れだって出て行
った。
実は、これは母が今朝俺に言った事だった。
「女同士、後の事は私に全て任せてくれる? 彼方の考えは理解したつもり
だから、私に真理子さんを説得させて欲しいの? 女同士でなければ判らな
い事もあるのよ。
彼方の母親として、私に是非やらせて欲しいの・・?」
母の切なる申し出があり、俺は真理子と母の一対一での話し合いに掛ける事
にした。
2人の姿を遠目で眺めながら、俺は良治と一緒に待った。
初めは笑い合って話していた二人だが、次第に真剣な表情で語りあう姿に変
わって行った。
一時間ほどで二人は戻って来た。
真理子が俺をチラッと見てから、
「お母さまといろいろなお話をさせてもらいました。それに、私達の事も聞
いて頂いたわ。」
真理子はそう言って俺に報告した。
「そう、じゃこの話は一先ず終わりにして、食事にしよう。
後は真理子がユックリと考えてくれれば良いから・・。」
真理子は俺の言葉に黙って肯いた。
ホテル自慢の特製チーズフォンデユの支度が出来た様で、係員が俺達を呼び
に来たのだった。

2人がどんな話し合いを行ったのか、俺には皆目見当がつかなかった。
母も真理子もその件については、昼食の間、一言も話さないままで終わっ
た。
だが、僅かの時間の間に、母と真理子の気心が通じたのか、食事の間かなり
親しく話していた様だった。
真理子達は俺達を駅まで送ると、駅で別れた。
別れ際、真理子が俺を手招きすると、
「彼方が言っていた意味がやっと判ったわ。私の事を一番理解出来る人・・
と言った理由が・・。まさか・・お母様が来るとは思わなかった。」
「そう、黙っていて御免、いつか話すつもりではいたのだけど・・、真理子
なら必ず判って貰えると思ったから・・。」
俺の言葉に真理子は頷きながら、
「これからユックリ考えて見る・・・、彼方を愛しているのは今でも変わら
ないわ。
でも、本当にこれで良いのか・・、正直判らないの。ごめんなさい。勿体ぶ
っている様で。」
真理子が悩んでいる事は当然だ。
「俺が決めた事だ、何も遠慮する必要はないからね。母がどう話したか判ら
ないけど、
俺も母も全てを承知で受け入れるつもりだからね。その代り・・真理子
も・・。」
俺は一度言葉を切ると、最後に付けたそうとした。
「私も承知しなければならないのよね・・?」
真理子は俺を見つめると、そう聞いてきた。
「そう言う事になるのかな・・。そうすれば、4人が共に幸せを掴める様に
思えるのだけど。」
そう言うのが精一杯だった。
駅の出発案内が放送され、母が俺を呼んだ。
「そろそろ行かないと・・電車の時間よ。」
真理子と良治が改札口まで見送りに来た。
「真理子さん、急がないでいいから・・ね、ゆっくり考えて頂戴。」
母が最後にそう言って、俺達は真理子に手を振った。
真理子はその場で俺達に頭を下げてから、手を振り返していた。


次回更新は23日の予定です。

09/10/22 06:04 (31y.dqSN)
4
投稿者: 読者
20日分と22日分は同じものの二重投稿となっています。
09/10/22 21:27 (HAKS4COZ)
5
投稿者: 影法師
「どんな話したのか聞かないの?」
母が席に着いて暫くしてから俺に訊ねた。
「恵子に任せたからね、俺が話した様な事は全部言ってくれたのでしょ
う?」
「そうね、真理子さんの所の事情も判っていると言ったけど、私達の事は言
えなかった。
真理子さんの彼方を思う気持ちを考えたら、とても言えなかったわ。自分の
愛する人が、その母親と特別な仲と言うの、大きな障害だと私が感じたか
ら。」
やはり・・俺はそう思った。
ただ、本当に真理子はそう思っているのだろうか?
真理子には、母をさして、君の事を一番理解出来る人と紹介している。
それが、何を物語る言葉なのか・・、それを考えると、もしかしたら真理子
は気がついているかもしれないのだ、俺と母の関係を。
「すべては真理子さんの決断ね。待つしかないでしょう?」
「ああ、俺もそう思っているよ。もし仮にダメだとしても、俺と恵子は今ま
でと何も変わらないのだから・・。」
母が俺のその言葉に、黙って頷いた。

夕方前に電車は新宿駅に着いた。
「帰って来ちゃったね・・。でもとても楽しかった。」
「このまま帰るの?」
俺は母に訊ねると、
「どちらでも私は構わないけど・・、少し位ならまだ平気よ。」
母がそう返事をした。
「まだ帰したくないな・・。」
俺が母に本音をぶつけると、
「嬉しい・・そう言ってくれると思った。」
新宿駅を出た所で、俺の視界にNホテルが入った。
「あそこに行く?」
俺がホテルを指さすと、母は黙って肯いた。
部屋はダブルにした。
勿論泊まる訳にはいかない。
1~2時間過ごすだけではあるが、ベッドは広い方が良い。
部屋に入ると、とりあえず旅行用の荷物を置いた後、二人は服を脱いだ。
モスグリーンのスリップに身を包んでいた母だが、そのスリップをストラッ
プ毎床の上に落とした。
「今度の旅行では、これが最後ね・・。」
母がそうひと言言った。
「そうだね、また、当分逢えないかもしれないね。」
母を抱き寄せると、母がその顔を上げた。
2人きりでの最後の時間となった。
「いっぱい愛して・・・。」
母が熱い目を向け、俺に囁いた。
母の裸体をベッドの上に乗せ、その横で裸になった。
母の身体に覆い被さると、再び唇を重ねた。
「ああぁぁ・・すき・・・だいすきよ。」
「けいこ・・、ああ・・けいこ。」
お互いの名を呼び合いながら、くちづけを交わし、そして肉体を求め合っ
た。
ベッドの上で、時間をかけてのシックスナインで、お互いを刺激し合い、双
方共に準備が整ったところで交わった。
重なり合ったまま、母の広げた股下に下半身を挟み込むと、母が俺の背中に
手をまわす。
「ハアハア~、」
母が激しい息使いを見せながらも、俺の前後の動きを受け止めている。
「あぁぁ~いぃ~~、すごくいぃ~~。」
母の唇を吸いながら、下半身を更に激しく動かす。
「もっと・・もっとして・・あぁぁ・・もっと・・。」
少しずつ体位を変えながらも、俺達は交わり続けた。
容易に止めるつもりは双方共に無かった。
母は何度も俺を求めて来る。
「突いて・・もっと突いて・・奥の方まで突いて・・。」
ジュボジュボと音を立てながら、母の蜜壺が溢れだしていた。
当面はこれが最後の交わりだと思うと、俺も母も簡単には終われなかったの
だ。
俺も、出来ればいつまでもペニスを差し込んでいたかった。
「ダメ・・抜いたらダメ・・抜かないで・・。」
「もっと突いて・・いっぱい突いて・・。」
母は何度も卑猥な言葉をその口で繰り返していた。


母がシャワーを浴び終わると、身支度を始めた。
「それじゃ、先に帰るわね。後はお願いね。」
母を送り出すと、俺はひと眠りした後、チックアウトしてホテルを出た。
外に出ると、すでに辺りは暗くなっていた。
もう母も家に着いた頃だろう・・そんな事を考えながら、家路へとついた。


次回の更新は24日の予定です。(影法師)


09/10/23 07:16 (uA30sfUF)
6
投稿者: 影法師
母との旅行から一週間が過ぎ、真理子からの連絡もないままだ。
母も心配なのか、何度かメールを寄こした。
<真理子さんから連絡あった?>
<いや、まだ何も言ってこない。>
<連絡してみたら?>
<いや、待っている。真理子の気持が大事だから・・迷っているのだろ
う・・多分。>
<そうね・・私もそう思う、じゃそうして・・何か言ってきたら直ぐに教え
て。>
<判った、直ぐにメールするよ。逢いたいね?>
<逢ってもいいよ?>
<いや・・我慢する、>
<そう、判ったわ・・愛している。>
<俺も愛している。>
<いい返事来ると良いね・・。じゃあね。>

母とのメールは、俺と母の愛情の確認でもあった。
そして、その真理子から待望の連絡が入ったのは、その翌日の事だった。
「真理子です、連絡遅くなって御免なさい。」
「いや、そんな事はいいよ。急いで答えを出さなければいけない事じゃない
から。」
「ありがとう、そう言ってくれると気が楽になるわ。」
真理子が正直な気持ちを話してくれた。
「それで、気持ちは決まった?」
「逢って話をしたいの、今度の休みに、彼方の処に行きたいと思っている
の・・、いいかしら?」
「日曜日だね、いいよ、良治君も一緒?」
「良治は預けて行きます。今回は私一人で行きますから。」
新宿駅に迎えに出る事を約束して、電話を切った。
母にも直ぐ、メールを打った。
<今度の日曜日ね、私も心がけておくわ。問題はお父さんね。>
<その事も、真理子にはいずれ話すつもりだ、だから今は親父抜きでいく
よ。>
<そういう約束だったわね、判った、お父さんには、この事は一切話さな
い。>
<じゃ、何かあったら又連絡するから・・。>
<判った・・、頑張ってね、これはあくまでも母親として言っているよ。>
<判っているよ、じゃあね>

母との連絡を終えると、俺はいよいよその時が来たかと改めて実感した。
真理子の返事次第では、俺のこれからの人生が大きく変わっていく事にな
る。
今までの生活が続く事になるか、それとも真理子と母を交えた、新たな生活
がはじまるのか・・全ては次の日曜日と言う事になった。
俺は大きく深呼吸をすると、再度俺自身を鼓舞する様に気合いを入れるのだ
った。



<長い間お読みいただき有難うございました。ひとまず、この話はここで終
了させていただきます。この先の話は、またいずれ機会を見て書いてみよう
と思います。俺と恵子、芳江、玲奈・・そして真理子との関係、そして最後
にチョットだけ登場したユミとの係わりは・・? (影法師)>


09/10/24 06:57 (RzqkPwT0)
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