こうして仁美ちゃんと奇妙な同棲生活がはじまった。
あっ,そうそう,この娘の名は「友美」だそうです。
「ねぇ仁美ちゃん」の掛け声に「ちがうもん!友美だもん!」。
女ってややこしい。
そうそう,友美ちゃんの料理がすごいんだ。料理本を片手にカレ-に肉じゃがにサラダ。すべてに芋。それも具がデカイ。
友美ちゃん,少女マンガの目になって,こちらを見てる。
恐怖に額から汗が流れ落ちる。
逃げ道は・・・ない。あれ?ウマイ。
そうだった。この娘,弁当にいたんだったっけ。
目ざとくやってきたメタボ猫Mrブ-。
友美ちゃんに,おねだりして今日はご馳走にありついた。
太るぞ,また。
そしてまた「うわぁ~ん」である。
えっ,なっなんだ?
「嬉しいんだも~ん」
女ってややこしい。