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セルフォンガール【5】
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:セルフォンガール【5】
投稿者: 遊佐
女の子扱いされないのにはもう慣れてしまった。由佳は自分の体がミシュランのタイヤ男みたいだと思っており、その肢体はもはや中性的ですらあった。

「佐藤さんってMですよね」

由佳は仕事の話を佐藤と続けるなかでそう告げた。どんなに怒られてもへこたれずに笑い返すこの男が不思議でならなかったのだ。

「うーん、どうだろ……少なくとも怒られるのはキライじゃないかなぁ」

ゆっくりとそう答えた佐藤。夜道の灯りで眼鏡が反射する、その奥は見えない。

「だって怒るってスゲーエネルギーつかうでしょ。怒るよりクビにしたほうが楽だし。エネルギーが僕に向くって、申し訳ないことでもあるけど感謝するべきことだと思うよ」
「……本気ですか? 別にあたしチクったりしませんよ?」
「あはは、カッコつけたりなんかしても仕方ないでしょ、守永さんに」

佐藤は笑って押していた自転車にまたがる。由佳はうつむいた。佐藤の言葉が引っ掛かった。

「そうですよね、あたしなんかに……」

自分のダメなところは、この卑屈なところが最たるものだと思う。しかしその自分を曝け出したことは今まであまりなかったのだ。由佳は『自分が本音で』話をしたかったことに気が付いた。

「ばかだなあ、守永さんは。こんな俺がカッコつけたって、キモいだけでしょう」

佐藤は目尻を下げた。眉と平行線をたどる。
しかし街頭が二人の横を通り過ぎるたびその表情は読み取れなくなって、由佳はその眼鏡を外してみたくなった。







「牝豚のまんこに、ご主人様のおちんぽ、ブチこんでぇ」
『ブチこんでください、だろうが! 頭の悪ィ牝豚だなッ』
 
怒号が受話器を通して秘肉を潤わせていく。今日は三番目の男と。電話に出た瞬間セックスは始まった。

『もっと鳴けよ、隣の家に聞こえるくらいによ、あぁ? 嫌がってんじゃねえよ、てめぇに選択肢はねえんだよ』

頭の中まで溶けていく。膣に埋まったスプレー缶だけが冷たい。
何回達しても由佳はおさまりがつかなかった。満足したふりをして、由佳は電話を切った。
次の電話がかからないよう急いで電源を落とし、スプレー缶を抜いて寝静まった街を自転車で駆け抜けた。
頭が朦朧とする。熱くて堅くて、太いもの。それが由佳を支配した。
夜の冷たい空気が熱を冷ましてくれると思った。

道なりにしばらく行った先でたまたま公園を見つけて、由佳は自転車を止めた。公園の時計は一時半を示している。
中に入り込んで由佳はベンチに腰掛けた。ひんやりとした木のベンチ……。
電灯は少なく、奥には鬱蒼とした林が蠢いている。その林から、また動く影が一つ。それは男だった。
大柄なその男は、誰もいないと思ったのだろう、堂々とそこで放尿していた。はっきりと見えなかったが、音と動作でそれと分かる。ファスナーを上げながら振り返った男は、由佳に気付いてこちらに向かってくる。
男はファスナーを再び下げた。そして小さなものを取出し、シゴいてみせた。

「お姉ちゃん、これが欲しいんだ?」

一連の動作を目を逸らさずにいた由佳に男は言った。
男は26、27といったところか。体や性器にみなぎる力が、雄の匂いを発している。


 
2008/04/06 11:38:24(fpe8W/Hy)
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