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インターネットの女24
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:インターネットの女24
投稿者: 影法師
「がチャン!」
背後でもの凄い音がし、驚いて振り返った。
そこに、蒼ざめた表情で佇む沙織がいた。
私達は暫く何も言えずに向かい合っていた。思いもかけない沙織の出現に戸
惑いを隠せなかった。
だが・・次の瞬間、慌ててパソコンのスイッチを切った。
「あなた・・」
沙織の口から・・小さな声が出た。
そしていきなりその場に座り込むと、床にその顔を押し付ける。
「ごめんなさい・・あなた・・ごめんなさい・・」
その後は涙声で言葉にならない。
沙織の後ろから美咲が姿を見せ、母親のその姿に驚いていた。
「ママ・・ママ・・」
子供ながら、何か異様な事態だと言う事が判るのだろう。
その姿を見て、私はどう対処すべきか迷った。
美咲をこの事には巻き込みたくはない。
夫婦間の事で、子供を傷つける事だけは避けなければ・・。
「美咲・・パパとママね、これから2人だけでお話したいのだけどいいか
な?」
「ママをいじめないで・・パパ・・ママをいじめちゃイヤだよ・・」
「いじめないよ・・大丈夫・・お話するだけだから・・部屋で待っていてく
れるかな?」
「本当だよ、パパ約束だよ。」
私は美咲をその場から遠ざけた。
沙織は手を膝の上に置き、下を向いたままだ。
「どう言う事だ、泣いてないで説明しろ・・」
沙織は首を振った。
「説明できないのか・・俺に言えない事なのか・・?」
「私が悪いのです、貴方に黙っていた事本当に申し訳ありません、貴方を裏
切っていました・・ごめんなさい・・」
「そんな事を聞いてない・・なんでこんなものに出たのか聞いているの
だ。」
そのことになると、沙織は口を塞いだ。
「俺に説明出来ないのか・・金か・・金が欲しかったのか?」
「ごめんなさい・・本当にごめんなさい・・」
再び沙織はすすり泣く様に・・顔を伏せた。
「なんでだ・・なんでそんなにお金がいるのだ、そんな大金一体なににつか
うつもりだった!」
私は感情に任せ、大声で沙織を叱咤した。
(そんな大金、何に使うつもりだった!)
突然自分の口にしたその言葉に、ある事が重なった。
(まさか・・・そんな・・)
「沙織・・お前まさか・・そうなのか・・?」
「美咲か・・?」
私は恐る恐る沙織に尋ねた。
「違います!違います!」
沙織は今までと違い、声を荒げてそれを否定した。
しかし、悲しい否定であった。
2007/09/26 17:46:33(0ZFcrawT)
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