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もうひとつの夏休み
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ロリータ 官能小説   
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1:もうひとつの夏休み
投稿者: いちむらさおり
つまらないものを書くのが私の趣味のひとつでして。
世間はすっかり秋の装いですけど、よろしければ一読ねがいます。
2012/09/30 22:39:22(FcWZd8Ct)
7
投稿者: とう
凄くドキドキしながら読ませて頂きました。
少年の頃のエロイ妄想が甦ってきます。
12/10/08 16:28 (e6t5iyJw)
8
投稿者: ハル
続き期待しています。
12/10/08 22:08 (SKkJTTZC)
9
投稿者: いちむらさおり
嬉しい反応、ありがとうございます。
まだまだつづいてしまいますので、お付き合いください。
12/10/08 22:49 (P19fY.yl)
10
投稿者: いちむらさおり




 トイレに行って帰ってくるまでに三十分も四十分もかかるのは、どう考えても変だ。みんなにどうやって言い訳しようか悩んでも悩んでも、健太郎の脳ミソは何ひとつ答えを出してくれない。

「どうしよう……」

 そうこうしてるうちにカウンターの前をぼんやりと通り、新聞を囲む仲間の元へと帰還した。いちばん最初に彼に気づいたのは萌恵だ。

「ボッチくん、早かったね」

「え?」

 唖然とする健太郎。俺、早かったの──?

「速いのは走るときだけかと思った」
と博士も付け足す。
 この変てこりんな現象は何だ。みんなして俺をからかっているのか、それとも本当に時間がどうにかなっちゃったのか。訳わかんないよ──。
 とにかく席に着いて輪に加わった。身体はここにあるのに、心だけはあの部屋に置きっぱなしのままで、口は金魚みたいにずっと半開きだし、人の話は上の空。

「おい、ボッチ、ちゃんと聞いてる?」

「うん、聞いてる」

 みんなが新聞デビューしてるうちに、俺はあんなことをデビューしちゃったもんな。やばい。またドキドキしてきた。今日、眠れるかな──。
 そうやって遥香との濃密な記憶が頭から離れないまま、持ち寄った夏休みの宿題をちびちび進めて、正午過ぎには解散となった。



「せっかく誘いに来てくれたのに、ごめんなさいね。夕べ遅くに、急に熱を出しちゃってね」

 夏休みの二日目、榎本家の玄関先で健太郎の母親と話す三人がいた。博士と理人と萌恵だ。

「夏風邪でもひいたんだと思う。だからまた治ってから誘ってあげてね」

 病気で学校を休だことがない健太郎だけに、美人の母親の表情もさすがに曇って見える。
 事情はよくわかった。仕方がないので、健太郎を除いた三人だけで図書館を目指すことにした。

 そこは真夏のオアシス。

「白熊って、こんな気分なのかなあ」

「ペンギンに生まれたかったあ」

「私、熱帯魚のお姫様がいい」

 それぞれの感想を深々と述べたあとで、昨日の勉強会のつづきがはじまった。と言っても新聞の記事はやはり退屈なものばかりで、大威張りで社長になると宣言したものの、テレビ欄を見ているうちは進学だって危うい。

「ボッチのやつ、どうしちゃったのかな」

「いきなり新聞なんて読んだもんだから、おかしな熱が出たんだよ」

「頭の中まで筋肉モリモリだもんな」

 そんな噂話で時間を潰していると、
「トイレに行ってこようかなあ」
と博士が独り言を言い出す。

「漏らす前に行ってこいよ」

「声、でかいって」

 虫を追い払うように手であおぐ理人に背を向けて、博士は駆け足でドアをくぐって行った。
 トイレはすぐに見つかった。洗った手を適当にズボンで拭いながら廊下に出ると、ちょうど女子トイレからも人が出てくるところだった。
 あの人だ──と博士が思うのと同時に、
「こんにちは」
とその女性は笑顔で挨拶をくれた。

「こ……こんにちは」

「きみは確か、ハカセくんだっけ?」

「そうだけど、なんで知ってるの?」

「ボッチくんから聞いたんだよ」

「え?」

 博士少年は普通に驚いた。このお姉さんの言ってることが本当なら、健太郎とはどういう知り合いなのか。遠い親戚、友達の友達、そのあたりが妥当な線だろう。

「お姉さんね、この図書館で働いてるんだ。ほら」
と見せた名札には『今井遥香』とある。
 これがこの人の名前なんだ。遥香……いい名前だなあ。昨日とはまた違う花の匂いがするし、大人だし、きっと物凄くモテるんだろうな──。

「博士くんにお願いがあるんだけど、聞いてくれる?」

「はい!」

 予想していなかった展開に不意打ちを喰らって、博士は軽い金縛りに遭ってしまった。

「ちょっぴり恥ずかしいお願いだから、あっちの部屋でお姉さんと二人きりになろっか?」

 すると博士の返事も待たずにその手を引いて、遥香が向かったその先には、ひっそりと佇む書庫の扉があった。
 部屋に入り、施錠する。他言無用の口約束を交わした二人は、古本の匂いが立ち込める密室の中で、息もできないほどの緊張と期待に胸を詰まらせていた。

「きみぐらいの年頃の男の子って、女の子の身体に興味とかあるのかな?」

 ギクリ、と博士の顔が強張る。

「やっぱりあるんだね」

「べつに……。まだ小学生だし……」

「そっか。それじゃあ、こっちはどうかな」
と、もてあそぶような目を博士に向けてから、遥香は自分の着衣に指をかけて、色っぽく呼吸した。

「うくん……はああ……」

 そこからじゅうぶん過ぎるくらい時間をかけて、一枚、また一枚、身に纏ったものを脱いで肌を晒していく。
 あとに残ったのは、白桃みたいに薄い皮膚を『下着』というおしゃれ着でデコレーションした、今井遥香そのままの姿だった。

「いまだけ特別、博士くんが触りたいところ、どこでも触っていいよ」

 そんなこと急に言われても困る──と言うつもりだったのに、舌がもつれるというよりは、頭脳がもつれて拒否できない博士。
 かろうじて動く目だけを遥香に向けていると、どうしてもブラジャーやショーツが視界に入るし、その生地の向こう側にある大人の領域に踏み込みたくなる。

「男の子でしょ?」

 遥香が諭す。

「私だってすごく恥ずかしいんだから、きみも少しだけ背伸びしてみたらいいじゃん。ね?」

 そう言って顔の角度を右に傾けながら、吐息のかかる距離まで迫って、博士を胸に抱き寄せた。

あ、俺のメガネが──。

 落下物が床に落ちる音がして、博士はしばらくのあいだそのままの姿勢で過ごした。
 自分のほっぺたを両側から押し潰しているものが何なのか、考えただけでズボンの中のものが固くなってくるのがわかる。
 やばい、あそこが痛い──。

「右がいい?それとも左?」
と遥香が囁いた。
 博士は胸から顔を上げて、どういう意味かと首を傾げる。メガネがないので、遥香の表情を読むことも難しい。

「お姉さんのおっぱい、片方だけ見せてあげる」

 確かにそう聞こえた。博士は右のカップを見つめて、なぜだか正座をする。
 瞬きしちゃダメだ。俺は今日一日だけ大人になるんだ──。
 遥香がブラジャーのホックを外して、肩からストラップを抜いていく。胸の前でクロスさせている両手から力が抜けると、色柄ものの下着がはらりと剥けて、片方の乳房が露出した。
 その中心で恥ずかしそうにしている乳首はどこよりも色が濃く、フルーツポンチに乗っかったさくらんぼみたいに丸くて紅い。
 眼が点になるとはまさにこのこと。

「はい、これ」
と遥香はメガネを拾い上げて、博士の耳にかけてあげる。

「おお!」

 思わず声がひっくり返る博士。目の前には可愛いお姉さんのおっぱいがあるわけで、肉感とか色の分布とか、うっすらと浮き出た血管まで見え見えの丸見えだ。
 博士がそこに手をかざすと、遥香はオーケーサインの微笑を返す。
 ママのおっぱいを求める赤ちゃんではないけれど、なにをどうしたらいいのか経験がないので、とりあえず両手で触ってみた。さすって、押して、揉んで、感触を記憶するために夢中で指を動かす。

「あんまり触りすぎると、お姉さん、エッチな気分になっちゃうから」

 うっとりした声で囁く遥香に、もっともっとエッチになって欲しくて、こちらを向いている紅い突起物を指で転がしてみた。

くにゃり。

「やん……」

 せつない快感が遥香をおそう。

「その調子だよ……」

 そう言われた博士本人は、いつものいたずら心に火が着いて、クラスの女子をからかう要領で遥香のショーツを引っ張った。生地が伸びて、お尻の半分がそこからのぞいている。

「そっちはまだダメ」

「こっちも見るの」

「お願いだから待って」

「待てない」

 遥香の抵抗むなしく、ショーツは持ち主の身体から抜き取られてしまった。
 咄嗟にぺたんこ座りをして陰部を隠す。いつの間にか左右のおっぱい二つともが博士の目に映っていた。
 採点するとしたら『百おっぱい』、いや『一万おっぱい』くらいいってるだろう。つきたてのお餅って確かこんなだったような気がする──。

「お姉さんのおっぱいって、中に餡こが入ってるみたいだね」
と冗談を言ってみたら、
「え、いま何て言ったの?」
と逆に聞き返されてしまった。

「だから、中に餡こが……」

「ああ、『アンコ』ね。びっくりした。『オマンコ』って聞こえちゃった」

「オマンコ?」

「まだわかんないか。ええとね、女の子のあそこのことを『オマンコ』って言うんだよ」

「変なの」

 遥香は、ふふっと含み笑いをして、
「ハカセくん可愛いから、私のオマンコ触らせてあげる」
と体育座りの姿勢になるように膝を抱える。



つづく
12/10/08 23:04 (P19fY.yl)
11
投稿者: いちむらさおり




 そこから少しずつ両脚を開いていけば、眉毛とおなじくらい薄く生えた陰毛があらわれて、その下に奇妙な割れ目ができていた。あまりにも異様な形状だったので、博士は少しだけ残念な気分になった。

「なんか、しわくちゃだね。ここだけお婆ちゃんみたい」

 そうは言っても、異性の身体への興味だけはなかなか萎えないのが男子というもの。多少リバウンド気味に戻った好奇心は、さっきよりもまた大きく成長していた。

「ゲーム持ってるの?」
と博士のウエストポーチに視線を移して遥香は尋ねた。

「うん」

「だったら、タッチペンを出してみて?」

 こんなものを何に使うのかと疑問に思いながらも、博士は携帯型ゲーム機に付属されているタッチペンを取り出して、
「これでいいの?」
と彼女に確認する。

「それでいいよ。それじゃあ、お姉さんのあそこをタッチしてみて?」

「え……、うん……。じゃあ……いくよ?」

 タッチペンを構える博士の手が、遥香の身体の中核に触れるタイミングを見計らって、そして優しくタッチした。

「きゃうん……」

 一瞬にして意識が遠のく。まさかファーストタッチがクリトリスに的中するとは思っていなかったから、過剰反応を起こした膣内のあらゆる分泌液が溢れ出して、とろりとろりと床を汚していった。

「何か出てきた」

 博士に指摘されて、しぜんに膣口が収縮する。ぬるめのお湯がお腹の中から出ていくようで気持ちいい。

「ううっふっ……んんん……。とっても……上手くできてるよ……んんん……」

 遥香は指の背中を唇にあてて、声を逃がさないよう必死に耐える。ペン先も濡れて糸を引く。

「おねがい……、入れて……」

 遥香は指で陰唇を開いて、赤ピンク色に染まった地帯の真ん中にある穴を晒すと、そこに硬いペン先がゆっくり侵入してきた。

「ああ……あ……ああ……」

 日常のなにもかもがどうでもよくなる瞬間だった。

「どこまで入るの?」

「うう……奥まで……、いちばん……ふうん……奥に……ちょうだい……」

 息を荒げた遥香に遠慮せず、博士はタッチペンをもっと奥へと通していく。

ぐちゅちゅ……、くちゅ……ぬちゃ……。

 遥香の膣はペンをまるまる飲み込み、博士の指さえも受け入れていく。

「あん凄い……。こんなの……はじめて……いい……いい……」

 出して、入れて、出して、入れて、遥香は一度目の絶頂を迎えた。その変貌ぶりに、博士も少し心配になるほど遥香はぐったりしていた。

「大丈夫?」

「はあ……はあ……ありがと……。うん……んぐ……気持ち良かった……はあ……」

 最後に大きな溜め息をついて、遥香は興奮が冷めないうちにふたたび身体を開いていく。ぐっしょり濡れた女性器から吐き出されたタッチペンもべとべとに汚れ、役目を果たして眠っているようにも見える。

「これはもういいから、今度はきみの手で、お姉さんを慰めて?」

 遥香は立ち上がり、書棚の空きスペースに片足をかけた。割れ目の外側の皮膚が開いて、さっきよりも中身の様子がよく見える。白濁した体液がそこから滴り落ちた。

「最初は指でね?」

「うん」

 博士は遥香の下半身に潜り込んで、割れ目の入り口を見上げる。そこに指を持っていくと撫でる間もなく、指は簡単に穴の中に入ってしまった。

「うん……そう……いいよ……はっあっ!……ぜんぜん大丈夫だから……たくさん触って……ひうん!……もっとお……」

 吹き出す愛液を手首のあたりにまで浴びながら、少年の指はテンションを上げて膣の外と中を行ったり来たりする。
 博士自身はとくに気持ちいいわけでもないけれど、ただ単にこの『遊び』が楽しいし、なにより遥香と一緒にいられることが嬉しかった。彼女と結婚したいという憧れさえも生まれるほど、大人の遥香を好きになりつつあった。
 そんな淡い思いをぶつけるように、博士は二本目の指を膣へ挿入して、それでもまだ余裕のある穴の余った部分から三本目をグッと押し込む。

「ひいっ……いいっ……逝っちゃう……」

 その言葉の意味はわからないが、彼女の逝きたいところに連れて行ってあげようと、小さな指を何度も何度も回転させる。指の隙間から、ぐしゅっ、ぐちゅっ、と泡立つ音が漏れてくる。
 指先にざらざらした感触があった直後、博士の頭上で遥香はくぐもった嬌声をあげて、そのまま力尽きた。石鹸の泡というか、ヨーグルトというか、そんな液体が彼女の股間から流れて博士の腕に纏わりついている。

「気持ち良かった?」

 博士に聞かれ、痙攣がおさまらないまま
「うん……。あそこが痺れちゃった……はあ……」
と笑みをつくる遥香。
 しかし幼い指はまだ彼女の膣内に残されたままで、それが微かに動き始めたと思った瞬間、快感の余韻を引き裂く衝撃が下から突き上げてくるのがわかった。

「きゃふっ!きゅふんっ!」

 遥香は、もうちょっとで舌を噛みそうになるところだった。

「ねえねえ、見て、ほら。手が入っちゃったよ?」

 まだ声変わりも済んでいない純朴な声が、ありえない現実を告げる。
 遥香は自分の下腹部を覗き込んでみて、その言葉の意味を理解した。彼の手首から先は完全にお腹の中に消えてしまって、それが子宮の一部に直接触れている。

「あんだめ……もうだめえ……はふ……はふう……こわれるう……」

 彼女はとうとう立っていられなくなって、産毛を逆立てた身体ごと博士に寄りかかる。眼に涙を浮かべながらも腰を振り、セックスの何倍も悦びを感じ、快楽絶頂へと上りつめていった。

「あう……、しん……じゃ……う……、うう……」

 気を失いかけて、また絶頂する。

「いい……いくう……うん……うん……」

 痙攣する膣で博士の手首を締めながら、天を仰いでふたたび果てる。

「ひゅぐ……んん……またイク……んんん……くあうん……」

 月経とは違う生理が何度も遥香の胎内を通り過ぎて、すべてを出し切るまで逝きつづけた。



つづく
12/10/09 21:23 (NtKiA5Au)
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