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さようなら、虐殺くん
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:さようなら、虐殺くん
投稿者:
 虐殺は虐殺だ。
 過去の肉体関係を清算する為に虐殺は、虐殺すべき女たちに会い、虐殺する。虐殺による虐殺だった。
 
「虐殺くん、なぜ私が貴方に虐殺されなくちゃいけないの? 貴方に虐殺されるほど酷いこと、私、貴方に何かした? 貴方に虐殺される意味がね、私正直言ってわからない。だからせめて理由だけでも教えてくれない?」と、虐殺されるべき女が、虐殺に悲しげに言った。
「君は僕に虐殺されるほど酷いことしたから今こうして君は僕に虐殺される理由で、君が僕に虐殺されるほど酷いことしてなければ、君は僕に虐殺されないんだよ。だから君は僕に虐殺されるだけの酷いことしたんだ」と、虐殺は、虐殺されるべき女に諭すように言った。
 君は結梨と云う。
 勿論君を結梨と呼び捨てたことはないが、君は結梨だから僕は君を結梨と呼び捨てる。
 結梨の小さな両手で隠しても指と指の隙間から溢れ出る膨らみは死と隣り合わせの状況に結梨は興奮しているのか。見え隠れする強ばったその先端から若干黄みがかった粘っこい白液が出、それは当然というか、乳臭かった。
「なぜこんな酷いことするの? 私が貴方に何をしたっていうの? 貴方に虐殺されるほど酷いことなんて、私した憶えはないの。だからお願いだから、私を虐殺するなんて怖ろしいこと言わないで」結梨は、余りの理不尽さに虐殺に涙ながらに訴えた。
「君はね。僕に虐殺される理由があるから今こうして君は横たわり、僕に虐殺されるのを待っているんだよ。君は僕に虐殺される正当な理由を所有しているからこそこうして僕に虐殺されるのを怖がっているんだ。わかるね?」できるだけ丁寧な口調を心掛けて虐殺は、潤んだ瞳が充血して赤みがかって来た結梨に、たずねた。
「わからない」

 結梨は何度か虐殺に訴えたが、虐殺はその度に結梨の頬を叩いて、叩く度に結梨は高い悲鳴を上げたが、それも小さくなり、頬が真っ赤に腫れ上がる頃には結梨は一言も何も喋らなくなった。
 隣の部屋で点いている小型テレビの、阪神巨人戦の大音量の実況が、虐殺にも結梨にも聞こえていた。
 岡田が、原が、どんな表情をして自軍の選手たちを、デーゲームの成り行きを見守っているかわからない。
 虐殺からも結梨からも、ここから余りに離れていた。
「君は。こうされたかったんだ。君は僕に虐殺されたがっていた。だから今こうして僕に君は虐殺されているんだ」
 結梨は僕の知っていた頃の結梨より多少なり老けていた。が、それでも結梨は僕の知っていた頃のように僕の心の柔らかい所を刺激する。
 虐殺は金属バットのグリップを両手で巻き込むように握って、結梨の中に更に押し込んだ。結梨が抜けた歯の隙間から苦しげに、冷ややかなその硬さを中で感じていた。
「こんな太くて硬い物を挿れられたことなんてないだろ? そりゃそうだよな、野球バットだぜ、軟式の。こんなの挿れられたらもしかするとギネスブックに君の、いや違う違う、僕の氏名が載るかもしれない。奴だってこんな太くて硬くないだろ? 当然だろうけど、君はこんな太くて硬い物を挿れられたことなんてないだろうね?」中に押し込みながら虐殺は、苦しげに息を吐く結梨にたずねた。
 結梨は怖さからか。虐殺と目を合わさない。金属バットがどれだけ深く中に入っているか、それすらわからない。困惑顔で結梨は、虐殺の背後の白い無表情な壁を目を細めて眺め、それはできるだけ負の感情が溢れ出ないように押し鎮めているように見えた。
 金属バットの先端はかなり前から結梨の最奥に当たっていた。それは快楽というより暴力だった。金属バットの太さと硬さの分拡がったそこは、麻痺したピンク色のゴム手袋様に伸び切って、そこは、金属バットが収まるべき広さに固定されていた。結梨は一切声を上げない。これ以上阪神巨人戦の実況音声を上げる必要はなかった。
 両手を覆い隠すのを諦めた、白くて柔らかい膨らみは明らかに更に強ばり、黄みがかった白液は更に乳臭く、先端は更に豊かに屹立していた。
 虐殺は、牛の生乳を飲まない。腹を下して以来、飲まなくなった。だからそれが幾ら溢れ出ようとも飲みたい、とは、虐殺は思わなかった。
「虐殺くん?」結梨が静かに口を開いた。
「なんだい?」虐殺も静かに口を開く。
「こんなにもう壊されたから、虐殺くんに虐殺されても全然いいんだけど、例え虐殺されるその理由がわからなくても私全然構わないし、虐殺くんの気が収まるまで私虐殺されてもいいんだけど」続きを言いかけた結梨の言葉を遮り、虐殺は、「だから?」と言った。
「私の身体は別に私が望んでこんな身体になった理由じゃないし、顔だって望んでこんな顔になった理由じゃない。私は別に望んでこんな風に生まれて来た理由じゃないの。きっと虐殺くんに最初に出会っていたなら私はきっと虐殺くんを選んでいたと思うし、虐殺くんが思う私を虐殺する理由なんてきっと、私を虐殺する気なんてなくなったんじゃないかと私は思うんだ。虐殺くんのことは別に嫌いじゃなかったから。きっと最初に出会っていたら、お互いいい関係になったと思うから、だからその」続きを言いかける結梨の言葉をまた遮り、虐殺は、語気を強めて言う。「清算なんだ。僕にとってこれは清算だから、だから君を最初に選んだんだ。君が悪いとか悪くないとか関係ないよ。僕は君を虐殺するだけで、君は僕に虐殺される。君は虐殺される正当な理由を所有しているから僕は君を虐殺しなければならないんだ」
 グリップを両手を巻き込むように更に強く握って、更に奥へ押し込み、軽く掻き混ぜた。掻き混ぜる度に結梨の身体が糊の付いた皺一つない真っ白なシーツの上で跳ねて、数回跳ねてシーツが跳ねに応じてシワが斜めに走って、シーツは、もはやシーツは冷ややかな清潔で張りのあるシーツではなかった。
「虐殺することでしか解決しないんだ。僕は虐殺したがっているんだ。だから僕はとても興奮している。虐殺することでしか君との関係性を清算はできないんだ。わかるよね? 僕は別に君が嫌いな理由じゃなくて、僕は君を虐殺して、君との関係性を清算したいだけなんだ。僕には君の他にも肉体関係を清算したい女たちがいる。君だけじゃない。君も確かにその内の一人だけど僕は虐殺しなければならない女たちを虐殺しに行かなくちゃいけないんだ。君だけじゃないから」
 白くて柔らかい膨らみの強ばった先端からそれは、更に嫌な臭いを放ち、それは虐殺を逆撫でるように虐殺の鼻元に香っていた。
 金属バットで中を掻き乱す。掻き乱す度に結梨の身体はベッドの上で跳ねてベッドの底に沈み、結梨の身体を構成する骨格を折り曲げながら結梨は高い悲鳴を上げ、抜けた歯の隙間からは荒くて不規則な甘い吐息が漏れ出る。虐殺は結梨の苦みを享受せず、逆さに立てた金属バットで結梨の奥底を反時計回しに柄を回して掻き回し、結梨は悦楽に達したか、瞳は潤み切って、両頬は赤みを増し、半開きの腫れた唇の口角から淀みなく粘っこい唾液が顎先へとたっぷり泡と共に垂れて、虐殺は血の混じった鉄臭さに更に掻き回す速度を上げた。
 阪神巨人戦の実況は盛り上がりを見せていたが、どちらが有利どちらが不利か、試合観戦に集中していないからわからない。ともかくだ。阪神にしろ巨人にしろ、どちらかが有利になって実況者と解説者は声高らかにそれを虐殺らに伝えていた。
「僕はね思うんだ。君たちを見ていたらね、ウミガメの出産を思い出すんだ。産卵期を迎えたウミガメの姿を君たちに見るんだ。僕らはそれに付き合わされ、ウミガメを海に還す為に僕らは馬鹿になってそれに付き合わされるんだ。時々僕はそう思うんだ。君だけじゃなくて、君たちが皆んな、僕にはウミガメに見える。僕らはそんな馬鹿げたことに付き合わされているだけなんだ。本当に馬鹿らしい。君たちはウミガメなんだ」
 シーツの窪みには結梨の、いやウミガメの暗くて深い穴から滲み出た温くて薄赤い湯が溜まっており、結梨というか結梨を始め、僕らが海の中から陸上に這い上がって来た哺乳類なんだと改めて思った。僕らは長い時間を生きて来たんだ。結梨に限らず僕らは陸上で繁栄し、時代を作って来たんだ、と。
 虐殺は結梨に。いや違う。結梨は。もう虐殺されたから。
 虐殺は結梨に興奮できず、頭の中では対象は学生時代に肉体関係を持った彩にその虐殺は移っていた。
2024/03/16 18:36:41(YBbcv2E3)
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